リコー、レンズと撮像素子を交換できるデジカメを発表 81
ストーリー by hylom
まさかの撮像素子交換型デジカメ 部門より
まさかの撮像素子交換型デジカメ 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
リコーが新たなレンズ交換式デジカメ「GXR」を12月上旬に発売するそうだ(ITmediaの記事、プレスリリース)。
最近ではオリンパスのE-P1や、パナソニックのGF-1など、コンパクトなレンズ交換式デジカメが人気だが、GXRがほかのデジカメと一線を隠すのが、レンズと同時に撮像素子も交換する点。レンズと撮像素子は一体化された「カメラユニット」としてブロック化され、レンズを交換したい場合はカメラユニットごと交換を行う仕組み。
本体と同時に、ズーム対応ユニット「RICOH LENS S10 24-72mm F2,5-4,4 VC」とマクロ対応ユニット「GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO」が発表されている。それぞれ撮像素子や画像処理エンジンも異なり、ズーム対応ユニットのほうは1/1.7型 有効1000万画素CCDに「Smooth Imaging Engine IV」を、マクロ用ユニットのほうはAPS-Cサイズ(23.6×15.7ミリ)の有効1230万画素CMOSセンサーに「GR ENGINEIII」を搭載する。
レンズ交換可能なデジタルカメラとしては、世界最小・最軽量とのことだが、正直ここまでやるなら複数台のデジカメを持ち歩くほうが便利なような気がする……。
デジタルカメラという単位の考え方 (スコア:4, すばらしい洞察)
×「GXRという名のデジカメ」と「交換可能な素子+レンズユニット」を2つ発表した
○「GXRという名のドック」と「ドックを共用できるコンパクトデジカメ」を2つ発表した
なにが画期的かって、
「単焦点85mm/F1.4のデジカメ」
「100mmから始まる望遠ズーム専用のデジカメ」
「200万画素でHD動画撮影に最適化されたデジカメ」
などといった、いままで単体では成り立ちにくかったコンパクトデジカメが発売できることだと思います。
なのでリコーは、消費者に
「ユニット交換する気もないのにこのユニットだけのためにGXRを買うのもなぁ…」とか、
「レンズ資産になりにくいユニットを買いそろえるのはどうも…」とか思わせないように、
あくまで「それぞれが単独のデジカメである」という売り方をしたらいいと思います。
あくまで「レンズ付きフイルム」だった、写ルンですの売り方と似てるかも。
Re:デジタルカメラという単位の考え方 (スコア:1)
カメラ以外だと、PCエンジンとか昔の戦隊物の合体ロボとかの
売り方に似ている感じが。
#なんか技術者の脳みそが煮詰まりすぎた感じがしないでもない。
で、メリットは? (スコア:0)
ドックが無ければ使えないユニットで出すことにどんなメリットがあるのですか?
ユニット単体で利用可能なカメラとしての完成体で出すことと比較して。
レンズ・ボディ双方を豊富なバリエーションから組み合わせられるとか、
ローコストでユニットを交換できるとかなら面白みも味わえますが、
普通の消費者の視点からはバリエーションを増やせるようには見えないし、
単体のデジカメと比較して意味のあるコストダウンを望めるとも思えませんね。
Re:で、メリットは? (スコア:1, 興味深い)
UIに自信があれば、どんなユニットでも操作性は変わらないという言い方もできるね。
あとはどんなおもしろユニットがでるか。
たとえばFOVEON+sigmaレンズユニットとか。
たとえばハニカム+フジノンユニットとか。
たとえばm4/3マウントユニットとか。
・・・どれもありえないかー。m4/3マウントユニット出ればなぁ。
Re: (スコア:0)
製品として出している以上、メーカーとしては勝算があるのでしょう。
プレスリリースでの引き合いがGR-DIGITALですが、そもそもこのシリーズは
ちょっとした玄人向けな感じがするので、一般人目線で「これ意味あるの?」
と言う質問は野暮なのかもしれません
Re:で、メリットは? (スコア:1)
GR-DIGITALってのがどういうものなのか知りませんが、
コンパクトカメラで「玄人」云々ってのはどうなんでしょ。
Re:で、メリットは? (スコア:1, 参考になる)
カメラにはそういうジャンルがあるのですよ。
俺のデジカメの方がすごいぞ (スコア:2, おもしろおかしい)
レンズと撮像素子(と画像処理エンジン)だけではなく、
それに加えて制御回路一式と筐体も含めた一切合切を交換可能です。
具体的には、メディアとバッテリー以外全部を交換可能です。
Re:俺のデジカメの方がすごいぞ (スコア:1, おもしろおかしい)
うちの QV-10A はバッテリー以外全部交換可能だぞう
#その少し後のリコー機は、液晶モニター(当時は消費電力の大半を占めていた)を分離可能なモデルがあった覚えがある。
Re:俺のデジカメの方がすごいぞ (スコア:2)
分離可能というか、別売りでした…。> リコー DC-1
Re: (スコア:0)
あの当時にあのサイズと外装のフィニッシュと性能は素晴らしかった
ついでに価格も…
Re:俺のデジカメの方がすごいぞ (スコア:1)
QV-10では初期不良に悩まされた覚えが‥電池を入れた週間、ふたがはじける‥
3度店頭交換ですみましたが‥(笑)
設計強度があれなのね‥(苦笑)
現在はGX200を持ち運びカメラにしてます
#別売りの自動開閉式レンズキャップ標準にすればいいのに
##今回は標準装備なので怒り‥
主体 (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:主体 (スコア:1)
いっそ、USBかなにかでPCに接続してバッテリもストレージも画像処理も丸投げするアダプタでも出したら、結構需要があるんじゃないでしょうか。
保持は三脚前提、シャッターは制御ソフトで。
どっちが本体? (スコア:2, すばらしい洞察)
と思った。
このレンズを交換して使う人がどれくらいいるんだろうか。
2タイプのデジカメを一度に出したよ、って事にしか思えない…。
個人的にはありです (スコア:2)
商業的に成功するかどうかは不明ですが、商品として面白いと思います。もともとリコーは、GR Digitalの頃に「ボディはそのままで撮像素子だけ交換、なんてのができればなあ」的なコメントも出していましたし。
別に、さまざまなレンズをとっかえひっかえ使うような用途でなくても、例えば数年後に(高性能になった)レンズユニットだけ買い足す、という使い方も便利そうです。撮像素子や画像処理エンジンの変化のスピードに比べると、ボディ部(ほぼサイズが限界に達している背面モニタ、SD/SDHCで32GBに達した記録媒体部など)の変化はそれほど大きくありませんからね。
3~4万円くらいならデジカメ1台買うより手を出しやすいし、ポイントは「デジカメの新商品を買うんじゃなくて、追加パーツを買うんだ」と言えば嫁承認されやすそうなところ。
(レンズ以外のユニットの構想もあるようですが、そちらの実用性については微妙な感じ。プリンタやストレージを「わざわざレンズユニットを取り外して」使う意義が見出せない。必要ならUSB経由の外付けで十分)
# 問題は値段か。ちょっとボディに割高感が…。
Re: (スコア:0)
>商業的に成功するかどうかは不明ですが、商品として面白いと思います。もともとリコーは、GR Digitalの頃に「ボディはそのままで撮像素子だけ交換、
>なんてのができればなあ」的なコメントも出していましたし。
というか、そう言ったサービスも匂わせていたのにその後は。。。
と考えるとこの手のは一通りシステムが揃った段階で無いと手を出し辛いです。
「高価なAPS-Cのコンパクト」とか思って使うならアリだろうが、DSLR廉価機をダブルズームで買ってお釣りが来る値段なんだよな。
金持ち向けのセカンド機以外の市場はちょっと望み薄っぽい。
GR系のビジネス的には間違ってないのかも知れないが。
Dimage EX 1500 (スコア:2, 参考になる)
Re:Dimage EX 1500 (スコア:1)
どこかで見たような気がすると思いましたがミノルタでしたか。
このとき発表されたユニットは全部出たのでしょうか?
これは面白い (スコア:2, 興味深い)
マイクロフォーサーズも含め、是非ともミラーレスの交換式システムの市場は賑わってほしいね。
GXRのメリットはデジカメwatch [impress.co.jp]の記事にあるように、特殊な用途向けのユニットが揃えばニッチながらその方面ではそれなりのシェアを確保できそう。
例えば天文撮影、通常のデジカメではローパスフィルタがあるのだが、これは天体撮影には不要なものである。かつてキヤノンは EOD 20Da という天体撮影用のデジタル一眼レフ機を販売していたが、後継機もなく現在では入手困難である。ニーズはまだあると思うけどね。
他はデジスコによる撮影でフォーカスエイドやユニット側のレンズ構成を最低限にしたり天体望遠鏡使用時の反転モードがあると便利とか。
フィルム時代はフィルムそのものの高い汎用性のため、レンズ交換の方がシステムとしての効率が良かったのだが、デジタルになった場合はレンズと素子(間のフィルタ含む)を目的に合わせ交換した方がメリットが多いと思う。
価格そのものは安くないため今の市場で受け入れられるか不安ではあるけれど、個人的には久しぶりにわくわくできるシステムだし、期待している。
Re:これは面白い (スコア:2)
ですよねー。
レンズと撮像素子を一体化したメリットとしては、例えば天体観測用なら Solid Schmidt F0.35(!) なんつー変態レンズユニットを…うぐぐ。
# 手持ち撮影はとっても重そうだ。
Re:これは面白い (スコア:1)
ここまでモジュール化されると光学系も撮影素子も自由自在なんですから、(富士フイルムみたいな)立体撮影モジュールとか360度パノラマ撮影モジュールとか、あるいは見えないものが見えるサーモグラフィモジュールとか出てくると面白そうです。
『月面兎兵器ミーナ』2007年1月13日から放送開始
オッサンにだけ分かる例え (スコア:2, すばらしい洞察)
それってカセットビジョン方式じゃないの?
カセット単価が高すぎて全く普及しませんでした。
Re:オッサンにだけ分かる例え (スコア:2)
おっと、NEOGEO(家庭用ROM版)の悪口はそこまでだ。
#カセットビジョンの実物画像をWikimediaに載せてみたIDもち
Re:オッサンにだけ分かる例え (スコア:1)
#コンセプトは一緒なのになんでこっちは売れなくてWii Fitは売れたんだろう?
Re:オッサンにだけ分かる例え (スコア:1)
このタイミングでSDHCですか? (スコア:1)
値段設定も微妙じゃないですか?
あと
> 画像処理エンジンについてはユニットとボディ、ぞれぞれに搭載する。
この部分に非常に興味があります
#2パス処理?w
Re:このタイミングでSDHCですか? (スコア:1)
レンズの交換可能な機種でも、必要なら逆にボディを買い換えという手もありますし、
バッテリ+ストレージのためのボディ側はそれはそれで別のが発売されるんじゃないかな(そのうち)
想像としては、
大画面用
レンズボディ?風味(縦の□じゃなくて円筒を持つ風味のやつ)
電池の可搬性のよいもの(とか大容量バッテリ対応とか
SDXCやCompactFlashなの
なんかかな
いっそ自動追尾の天体撮影用筐体(電源もストレージもケーブル前提とか)なんてのもおもしろいかも、通常レンズユニットでもバードウォッチングや景色の長時間追尾とか用途ないわけじゃないし(無理あるかw)
M-FalconSky (暑いか寒い)
Re:このタイミングでSDHCですか? (スコア:1)
> なんかかな
もっと単純に、
- LCD はちょっと小さめだが EVF を内蔵
- 連動光学ファインダーを内蔵(LCD なしでいいや)
とかも出してぇ、と思ってたんですが、「1年や1年半で新しいボディを出すことは考えにない」(湯浅氏) [impress.co.jp](『■ 「コンパクトでもここまでできる」と湯浅氏 』の段落)とか書いてあって、なんか期待薄な感じ
Re:このタイミングでSDHCですか? (スコア:1)
> 画像処理エンジンについてはユニットとボディ、ぞれぞれに搭載する。
これですが、リコーのニュースリリースにはそんな情報はないし、デジカメWatchの紹介記事 [impress.co.jp]でも「 GXRは撮像素子や画像処理エンジンを持たないため、対応する交換ユニットを取付けて初めてデジタルカメラとして機能する。」となっているので、ITmedaが嘘を書いているんだと思うですよ。
no signature
変態マシン (スコア:1)
マイクロフォーサーズを採用した方が現実的だと思うが…
そういう自分はメモ撮りしかしないので携帯電話(au W61S)で十分。
PenとかGF-1は少し食指が動いたが、でかいので結局やめた。
Re:変態マシン (スコア:2, 興味深い)
レンズにCCDを合わせているんでしょう。
もしフォーサーズ(マイクロフォーサーズは画素子は同じでミラー無しという規格だったはず)にして24-70mm F2.5-4.4のレンズをつけようとしたら(一眼レフ的には普通だが)けっこーデカいレンズになるんじゃないでしょうか?
リコー的には「それはスナップ用レンズだから画素子は1/1.7型でいいでしょ、その代わり持ち運びしやすいよう小さく」「でも本気のときは50mm F2.5にAPS-Cサイズでバッチリ」という考え方では?
考え方はいいと思うんですけれど、小さな1/1.7型にたいしたことが無い24-70mm F2.5-4.4をくっつけて4万円...
この価格がシステム全体の欠点を物語っているのではないでしょうか。
明るいレンズで28mm、50mm、80mmと揃えれば...
リコーさんは... (スコア:0)
CCDや、手振れ補正、画像処理なんかはどんどん良くなっていって高性能になって陳腐化が進みやすい
と思うのですが...
レンズの方は味が気に入れば流用は可能だと考えます。
Re:リコーさんは... (スコア:2, 興味深い)
むしろ早く捨てていきたいのでは?
# 最近カメラにはまった
# 中古レンズ出回りすぎでメーカーがかわいそうだなと思った
Re:リコーさんは... (スコア:2, 参考になる)
撮像素子等は陳腐化する、レンズは永遠という前提において
↓
レンズ一体型にすれば撮像素子陳腐化のおかげでレンズ自体も死ぬ(中古価値が早く下がる)
↓
現行製品が売れる
# こういう図式は確かに健全だと思います。
Re:リコーさんは... (スコア:1)
Re:リコーさんは... (スコア:2, 興味深い)
その昔、自動露出のためにカメラ側でレンズの絞り値を知る必要が出てきました。
次にオートフォーカスのためにカメラ側がレンズのフォーカスを操作する仕組みも必要になりました。
そのたびにレンズマウントの規格を変更して、幅広いレンズに対応させるというめんどくさいことを繰り返しています。
今では手ぶれ補正機能も当たり前になってきましたが、レンズシフト方式のような仕組みはレンズ交換式カメラでは非常に困難です。
また撮像素子にしても、斜めから光が入ってくることを考慮しないといけない広角レンズと、ほぼ垂直に入射すると考えていい望遠レンズでは、どのような設計が最適なのか違ってきます。
レンズの方は味が気に入れば流用は可能だと考えます。
別の言い方をすれば、古い設計のレンズに対応させようとすることが他の部分の進歩の足を引っ張ることもあるわけです。
EOSなんかだと銀塩&フルサイズ撮像素子用のレンズは撮像素子の小さい入門機にはオーバースペックでレンズの性能を無駄にしているので、安価軽量な入門機用レンズを別に作るなんてことをしています。
「そんなことするくらいなら撮像素子と一体化したほうがよくない?」というのも一つの選択肢かと。成功するかどうかはわかりませんが。
うじゃうじゃ
Re:リコーさんは... (スコア:1)
えー、オフトピですが。
> レンズシフト方式のような仕組みはレンズ交換式カメラでは非常に困難
???
つ Nikon VR
つ Canon IS
つ Panasonic MEGA O.I.S
pana はともかくニコンキャノンはセンサーシフトより先ですよ(SLR として。コンパクトまでは未確認)
※ そもそもレンズシフトならレンズが自分で結像するところを安定させればよいだけだけど、センサシフトだとどういうレンズがついているからどのくらいずれるか計算しないとダメだから、レンズシフトの方が簡単。
Re:リコーさんは... (スコア:1)
「もしかしたらもうやってるかも」と頭の片隅では思ったんですが、やっぱりあるんですね。
レンズに合わせた制御をカメラ側で行うのは大変じゃないかと考えてたんですが、ジャイロや制御用マイコンまでレンズに内蔵しているのか…
ここまでコストかけちゃったら、「ついでにCCDもつけちゃえ」って発想にもなりそうです(笑)
うじゃうじゃ
Re:リコーさんは... (スコア:1)
レンズシフト手ぶれ補正機能付き交換レンズはフィルムカメラの頃からありまっす
ただ、どっちが簡単か(※〜)、はなんだか間違ってるかもしれないので取り下げときます。
※ 求む、詳しい人
Re:リコーさんは... (スコア:1)
素子シフト式は素子自体が移動するので重量問題で放熱に悩むとか何とか。
レンズシフト式はシフトするレンズの重量問題でレンズ構成に悩むとか何とか。
聞いた話なんでホントかどうかは知りません。
Re:リコーさんは... (スコア:1)
> ただ、どっちが簡単か(※〜)、はなんだか間違ってるかもしれないので取り下げときます。
私もどっちが簡単か、という情報は持ち合わせてませんが、
一眼レフの手ぶれ補正については、元々レンズ側で処理するが主流というか先行していて、
(ていうか、フィルムカメラ時代は、フィルム側を動かすなんて発想は無かったと思います。
キヤノンやニコンは、レンズ単体で手ぶれ補正機能が完結してたから、どんなカメラでも手ぶれ補正が使えましたね。
)
ボディ側でCCDを動かすようにしたために、どんなレンズでも手ぶれ補正が効くというコニカミノルタ α-7 DIGITAL [itmedia.co.jp]は画期的だったと思います。
で、元々手ぶれ補正機能なんか存在しなかった頃のレンズでも手ぶれ補正が使えるんですよね。
そうなると、レンズ側で使える情報は「レンズの焦点距離」と「ピントを合わせてる距離」だけ。
厳密には、レンズ構成によって手ぶれ補正に必要なパラメータが変わってくるんでしょうけど、
そういう手ぶれ補正用情報は取得できません。
それを考えると、「どんなレンズも使えるセンサーシフト」と「レンズシフトなズームレンズ」は、算出に必要なパラメータはたいして変わらないし、難易度に違いはないんじゃないかと思います。
なお、ボディ内手ぶれ補正に関してはビデオカメラの方が先行してたと思いますが、
ビデオカメラやコンデジなんかは、レンズ交換できないし、
「一回り大きめのCCDを使って」「撮像した絵をずらして切り取る」って方式が主流でしたね。
こっちは画像処理だけで実現できてハードウェア的に動く部分が無いというのはメリットですが、
1画素未満のブレは対処できないのが欠点。
そういえば、一眼レフでのオートフォーカスも、
ニコン(F3AF)やキヤノン(T80)なんかは、レンズ側にモーター内蔵で不格好なものになってたのに対し、
ミノルタ(α7000)でボディ内に全部詰め込むってのをやって大ヒットし、
その後、他社が追いかけるって構図でしたね。
キヤノンのEOSだけはレンズ内モーターにこだわってましたが、
今では逆に、レンズごとに適した設計ができるってことで、レンズ内モーターの方が見直されてる感じ。
同じように、今後、レンズ内手ぶれ補正のための光学系が安価に作れるようになったら、
またレンズ内手ぶれ補正が主流になるかも…
Re:リコーさんは... (スコア:2)
いわゆる電子式手振れ補正のデメリットは、1画素未満のブレを補正できないというより、シャッタースピード(露光時間)内のブレを補正できないという点になると思います。
NTSCムービーだと1フレームの露光が1/60~1/1000秒ですが、デジカメだとそれ以上の露光時間も使われます。電子式だと、例えば1/15秒といった時間内のブレは(撮像素子上でブレた光が記録されたあとですから)補正できません。一方で光学式(バリアングルプリズムやレンズ・撮像素子を移動させる手振れ補正)は、手振れ補正機構の時間分解能しだいで露光時間には関係しません。
もちろん電子式でも、シャッタースピード内で複数回の露光を行い、あとでブレを補正して1枚の画像に合成する方式はこの限りではありません。(それと、ブレた画像データとブレ動きデータから、画像処理を使って強引にブレを消す方式もあったような…)
Re:リコーさんは... (スコア:1)
> いわゆる電子式手振れ補正のデメリットは、1画素未満のブレを補正できないというより、シャッタースピード(露光時間)内のブレを補正できないという点になると思います。
おっと、言われてみればその通りですね。
ビデオカメラの場合、スローシャッターは無いし、
手ぶれ補正は「前のコマとの変化が無い」というのが最重要ですから、
スチルカメラの手ぶれ補正とは名前は一緒でも目的が違う。
コンデジでも電子式手ぶれ補正があったよなーっと今使ってるカメラの機能を調べたら、「動画撮影時のみ作動」ってシロモノでした
詐欺くさっ←ちゃんと機能を把握してない自分がマヌケなだけです
Re:リコーさんは... (スコア:1)
解像よりも投影面の大きさの違いが大きいです。
丸いレンズを通して四角い撮像素子に光を当てるため、フルサイズ撮像素子のカメラでAPS-C用のレンズを使うと四隅が暗くなってしまうんです。
だから撮像素子の大きさを規定することでレンズの互換性を確保しようとした規格がフォーサーズです。
うじゃうじゃ
Re:リコーさんは... (スコア:1)
それはイメージサークルの設計だけの問題の話では?
「だけ」と言ってしまえばそうですが、コストや大きさに影響するし決して些細な要素ではないですよね?
まあ自分に理解と説明ができる範囲に絞ってしまったので、詳しい人から見ればつっこみどころが多いと思いますが嘘にはなっていないかと…
テレセントリック性云々とかは大雑把な理屈ぐらいしか理解できていないのであの程度のことしか書けませんでした。
APS-Cに必要な解像度とフルサイズに必要なイメージサークルを両立させつつ、十分なテレセントリック性も確保しようとするとコストや重量やサイズなどで不利になるので、
・マウントを共用しつつそれぞれに合わせたレンズを作る(キヤノンやニコンなど)
・規格を複数用意(フォーサーズ、マイクロフォーサーズなど)
・レンズごとに一体化した撮像素子を持つ(リコーのやつ)
というアプローチに分かれた、といったまとめでいいですかね?
最近はDSLの小型化競争も進んでいるので、マウントがフルサイズと共通のキヤノンやニコンはきついだろうなぁとか思ったりしてます。
うじゃうじゃ
Re:リコーさんは... (スコア:2)
画像素子作ってないカメラメーカーはみんなちゃんちゃらおかしいわけですかそうですか。
>結局他所のメーカーが他所のレンズのために作ったセンサー買ってくるだけなんだし。
ソースを示してください。
それなりの価格で売ろうという商品に汎用品や他社向けの部品を安易に使ってお茶を濁そうとしていると
書いているわけですよね。
それが事実なら消費者を馬鹿にした話ですよね。
でも、あなたが「どうせそんな物だろう」と決めつけて書いているのならリコーの人に大変失礼ですよね。
それともどうせACだから言いっぱなしですか。
Re:リコーさんは... (スコア:2)
逆ですよ。
陳腐化の早い本体の方を差し替えられるように作ったんですよ。きっと。
Re:リコーさんは... (スコア:1, 興味深い)
今回の主眼は、レンズに最適化した素子との組み合わせ、らしいですよ。
実際、発表されたレンズに入ってる素子、別々ですし。
折衷案 (スコア:0)
(バッテリーや液晶の分だけ軽く小さく)
レンズが交換できるカメラだとレンズと受光素子との組み合わせで制限がでる。
(素子基準でレンズを設計しなくていいので光学的無理が少ない…かもしれない)
そのへんの中間を狙ってみました、といった感じですね。