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163109 story

リコー、レンズと撮像素子を交換できるデジカメを発表 81

ストーリー by hylom
まさかの撮像素子交換型デジカメ 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

リコーが新たなレンズ交換式デジカメ「GXR」を12月上旬に発売するそうだ(ITmediaの記事プレスリリース)。

最近ではオリンパスのE-P1や、パナソニックのGF-1など、コンパクトなレンズ交換式デジカメが人気だが、GXRがほかのデジカメと一線を隠すのが、レンズと同時に撮像素子も交換する点。レンズと撮像素子は一体化された「カメラユニット」としてブロック化され、レンズを交換したい場合はカメラユニットごと交換を行う仕組み。

 本体と同時に、ズーム対応ユニット「RICOH LENS S10 24-72mm F2,5-4,4 VC」とマクロ対応ユニット「GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO」が発表されている。それぞれ撮像素子や画像処理エンジンも異なり、ズーム対応ユニットのほうは1/1.7型 有効1000万画素CCDに「Smooth Imaging Engine IV」を、マクロ用ユニットのほうはAPS-Cサイズ(23.6×15.7ミリ)の有効1230万画素CMOSセンサーに「GR ENGINEIII」を搭載する。

レンズ交換可能なデジタルカメラとしては、世界最小・最軽量とのことだが、正直ここまでやるなら複数台のデジカメを持ち歩くほうが便利なような気がする……。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by knoa (27944) on 2009年11月11日 16時31分 (#1669862) ホームページ

    ×「GXRという名のデジカメ」と「交換可能な素子+レンズユニット」を2つ発表した
    ○「GXRという名のドック」と「ドックを共用できるコンパクトデジカメ」を2つ発表した

    なにが画期的かって、
    「単焦点85mm/F1.4のデジカメ」
    「100mmから始まる望遠ズーム専用のデジカメ」
    「200万画素でHD動画撮影に最適化されたデジカメ」
    などといった、いままで単体では成り立ちにくかったコンパクトデジカメが発売できることだと思います。

    なのでリコーは、消費者に
    「ユニット交換する気もないのにこのユニットだけのためにGXRを買うのもなぁ…」とか、
    「レンズ資産になりにくいユニットを買いそろえるのはどうも…」とか思わせないように、
    あくまで「それぞれが単独のデジカメである」という売り方をしたらいいと思います。

    あくまで「レンズ付きフイルム」だった、写ルンですの売り方と似てるかも。

    • >写ルンですの売り方と似てるかも。

      カメラ以外だと、PCエンジンとか昔の戦隊物の合体ロボとかの
      売り方に似ている感じが。

      #なんか技術者の脳みそが煮詰まりすぎた感じがしないでもない。
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      ドックが無ければ使えないユニットで出すことにどんなメリットがあるのですか?
      ユニット単体で利用可能なカメラとしての完成体で出すことと比較して。

      レンズ・ボディ双方を豊富なバリエーションから組み合わせられるとか、
      ローコストでユニットを交換できるとかなら面白みも味わえますが、
      普通の消費者の視点からはバリエーションを増やせるようには見えないし、
      単体のデジカメと比較して意味のあるコストダウンを望めるとも思えませんね。

      • by Anonymous Coward on 2009年11月11日 18時31分 (#1669947)

        UIに自信があれば、どんなユニットでも操作性は変わらないという言い方もできるね。
        あとはどんなおもしろユニットがでるか。

        たとえばFOVEON+sigmaレンズユニットとか。
        たとえばハニカム+フジノンユニットとか。
        たとえばm4/3マウントユニットとか。

        ・・・どれもありえないかー。m4/3マウントユニット出ればなぁ。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        製品として出している以上、メーカーとしては勝算があるのでしょう。

        プレスリリースでの引き合いがGR-DIGITALですが、そもそもこのシリーズは
        ちょっとした玄人向けな感じがするので、一般人目線で「これ意味あるの?」
        と言う質問は野暮なのかもしれません

  • by Anonymous Coward on 2009年11月11日 16時08分 (#1669846)

    レンズと撮像素子(と画像処理エンジン)だけではなく、
    それに加えて制御回路一式と筐体も含めた一切合切を交換可能です。
    具体的には、メディアとバッテリー以外全部を交換可能です。

  • 主体 (スコア:2, すばらしい洞察)

    by s02222 (20350) on 2009年11月11日 16時19分 (#1669855)
    むしろ、バッテリーとストレージと入力デバイスが交換可能なデジカメに見える。
    • by Ying (4319) on 2009年11月11日 23時29分 (#1670155)

      いっそ、USBかなにかでPCに接続してバッテリもストレージも画像処理も丸投げするアダプタでも出したら、結構需要があるんじゃないでしょうか。

      保持は三脚前提、シャッターは制御ソフトで。

      親コメント
  • どっちが本体? (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Zephyr (17346) on 2009年11月11日 16時20分 (#1669856)

    と思った。

    このレンズを交換して使う人がどれくらいいるんだろうか。
    2タイプのデジカメを一度に出したよ、って事にしか思えない…。

  • by TarZ (28055) on 2009年11月11日 16時58分 (#1669879) 日記

    商業的に成功するかどうかは不明ですが、商品として面白いと思います。もともとリコーは、GR Digitalの頃に「ボディはそのままで撮像素子だけ交換、なんてのができればなあ」的なコメントも出していましたし。

    別に、さまざまなレンズをとっかえひっかえ使うような用途でなくても、例えば数年後に(高性能になった)レンズユニットだけ買い足す、という使い方も便利そうです。撮像素子や画像処理エンジンの変化のスピードに比べると、ボディ部(ほぼサイズが限界に達している背面モニタ、SD/SDHCで32GBに達した記録媒体部など)の変化はそれほど大きくありませんからね。
    3~4万円くらいならデジカメ1台買うより手を出しやすいし、ポイントは「デジカメの新商品を買うんじゃなくて、追加パーツを買うんだ」と言えば嫁承認されやすそうなところ。

    (レンズ以外のユニットの構想もあるようですが、そちらの実用性については微妙な感じ。プリンタやストレージを「わざわざレンズユニットを取り外して」使う意義が見出せない。必要ならUSB経由の外付けで十分)

    # 問題は値段か。ちょっとボディに割高感が…。

    • by Anonymous Coward

      >商業的に成功するかどうかは不明ですが、商品として面白いと思います。もともとリコーは、GR Digitalの頃に「ボディはそのままで撮像素子だけ交換、
      >なんてのができればなあ」的なコメントも出していましたし。
      というか、そう言ったサービスも匂わせていたのにその後は。。。
      と考えるとこの手のは一通りシステムが揃った段階で無いと手を出し辛いです。

      「高価なAPS-Cのコンパクト」とか思って使うならアリだろうが、DSLR廉価機をダブルズームで買ってお釣りが来る値段なんだよな。
      金持ち向けのセカンド機以外の市場はちょっと望み薄っぽい。
      GR系のビジネス的には間違ってないのかも知れないが。

  • Dimage EX 1500 (スコア:2, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2009年11月11日 18時00分 (#1669928)
  • by komusou (34399) on 2009年11月11日 18時27分 (#1669944) ホームページ 日記

    マイクロフォーサーズも含め、是非ともミラーレスの交換式システムの市場は賑わってほしいね。

    GXRのメリットはデジカメwatch [impress.co.jp]の記事にあるように、特殊な用途向けのユニットが揃えばニッチながらその方面ではそれなりのシェアを確保できそう。
    例えば天文撮影、通常のデジカメではローパスフィルタがあるのだが、これは天体撮影には不要なものである。かつてキヤノンは EOD 20Da という天体撮影用のデジタル一眼レフ機を販売していたが、後継機もなく現在では入手困難である。ニーズはまだあると思うけどね。
    他はデジスコによる撮影でフォーカスエイドやユニット側のレンズ構成を最低限にしたり天体望遠鏡使用時の反転モードがあると便利とか。
    フィルム時代はフィルムそのものの高い汎用性のため、レンズ交換の方がシステムとしての効率が良かったのだが、デジタルになった場合はレンズと素子(間のフィルタ含む)を目的に合わせ交換した方がメリットが多いと思う。
    価格そのものは安くないため今の市場で受け入れられるか不安ではあるけれど、個人的には久しぶりにわくわくできるシステムだし、期待している。

    • by TarZ (28055) on 2009年11月11日 19時24分 (#1669983) 日記

      ですよねー。

      レンズと撮像素子を一体化したメリットとしては、例えば天体観測用なら Solid Schmidt F0.35(!) なんつー変態レンズユニットを…うぐぐ。

      # 手持ち撮影はとっても重そうだ。

      親コメント
    • by bunny-wheat (25840) on 2009年11月11日 22時40分 (#1670117) 日記

      ここまでモジュール化されると光学系も撮影素子も自由自在なんですから、(富士フイルムみたいな)立体撮影モジュールとか360度パノラマ撮影モジュールとか、あるいは見えないものが見えるサーモグラフィモジュールとか出てくると面白そうです。

      --
      『月面兎兵器ミーナ』2007年1月13日から放送開始
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  • by suexec (16684) on 2009年11月11日 19時18分 (#1669978) 日記

    それってカセットビジョン方式じゃないの?

    カセット単価が高すぎて全く普及しませんでした。

  • SDXCではなくSDHCなのも微妙ですが、
    値段設定も微妙じゃないですか?

    あと
    > 画像処理エンジンについてはユニットとボディ、ぞれぞれに搭載する。
    この部分に非常に興味があります

    #2パス処理?w
    • レンズの交換可能な機種でも、必要なら逆にボディを買い換えという手もありますし、
      バッテリ+ストレージのためのボディ側はそれはそれで別のが発売されるんじゃないかな(そのうち)

      想像としては、
        大画面用
        レンズボディ?風味(縦の□じゃなくて円筒を持つ風味のやつ)
        電池の可搬性のよいもの(とか大容量バッテリ対応とか
        SDXCやCompactFlashなの
      なんかかな

      いっそ自動追尾の天体撮影用筐体(電源もストレージもケーブル前提とか)なんてのもおもしろいかも、通常レンズユニットでもバードウォッチングや景色の長時間追尾とか用途ないわけじゃないし(無理あるかw)

      --
      M-FalconSky (暑いか寒い)
      親コメント
    • > 画像処理エンジンについてはユニットとボディ、ぞれぞれに搭載する。

      これですが、リコーのニュースリリースにはそんな情報はないし、デジカメWatchの紹介記事 [impress.co.jp]でも「 GXRは撮像素子や画像処理エンジンを持たないため、対応する交換ユニットを取付けて初めてデジタルカメラとして機能する。」となっているので、ITmedaが嘘を書いているんだと思うですよ。

      --
      no signature
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  • by Sparefish (8318) on 2009年11月11日 17時37分 (#1669912)
    「どう考えても変態マシンだ」と言ったら、GX200ユーザとGR DIGITALユーザは「欲しい」とのたまった。
    マイクロフォーサーズを採用した方が現実的だと思うが…

    そういう自分はメモ撮りしかしないので携帯電話(au W61S)で十分。
    PenとかGF-1は少し食指が動いたが、でかいので結局やめた。
    • by ishiwata (38125) on 2009年11月11日 18時43分 (#1669955)
      たぶんこのカメラのアプローチはCCDにレンズを合わせるのではなくて
      レンズにCCDを合わせているんでしょう。

      もしフォーサーズ(マイクロフォーサーズは画素子は同じでミラー無しという規格だったはず)にして24-70mm F2.5-4.4のレンズをつけようとしたら(一眼レフ的には普通だが)けっこーデカいレンズになるんじゃないでしょうか?
      リコー的には「それはスナップ用レンズだから画素子は1/1.7型でいいでしょ、その代わり持ち運びしやすいよう小さく」「でも本気のときは50mm F2.5にAPS-Cサイズでバッチリ」という考え方では?

      考え方はいいと思うんですけれど、小さな1/1.7型にたいしたことが無い24-70mm F2.5-4.4をくっつけて4万円...
      この価格がシステム全体の欠点を物語っているのではないでしょうか。

      明るいレンズで28mm、50mm、80mmと揃えれば...
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2009年11月11日 16時33分 (#1669864)
    レンズの価値を低く見ているんでしょうか。
    CCDや、手振れ補正、画像処理なんかはどんどん良くなっていって高性能になって陳腐化が進みやすい
    と思うのですが...

    レンズの方は味が気に入れば流用は可能だと考えます。
    • by waraji (36531) on 2009年11月11日 16時43分 (#1669870)
      レンズは永久に中古市場をにぎわすから
      むしろ早く捨てていきたいのでは?

      # 最近カメラにはまった
      # 中古レンズ出回りすぎでメーカーがかわいそうだなと思った
      親コメント
    • by albireo (7374) on 2009年11月11日 22時00分 (#1670084) 日記

      その昔、自動露出のためにカメラ側でレンズの絞り値を知る必要が出てきました。
      次にオートフォーカスのためにカメラ側がレンズのフォーカスを操作する仕組みも必要になりました。
      そのたびにレンズマウントの規格を変更して、幅広いレンズに対応させるというめんどくさいことを繰り返しています。
      今では手ぶれ補正機能も当たり前になってきましたが、レンズシフト方式のような仕組みはレンズ交換式カメラでは非常に困難です。

      また撮像素子にしても、斜めから光が入ってくることを考慮しないといけない広角レンズと、ほぼ垂直に入射すると考えていい望遠レンズでは、どのような設計が最適なのか違ってきます。

      レンズの方は味が気に入れば流用は可能だと考えます。

      別の言い方をすれば、古い設計のレンズに対応させようとすることが他の部分の進歩の足を引っ張ることもあるわけです。

      EOSなんかだと銀塩&フルサイズ撮像素子用のレンズは撮像素子の小さい入門機にはオーバースペックでレンズの性能を無駄にしているので、安価軽量な入門機用レンズを別に作るなんてことをしています。
      「そんなことするくらいなら撮像素子と一体化したほうがよくない?」というのも一つの選択肢かと。成功するかどうかはわかりませんが。

      --
      うじゃうじゃ
      親コメント
      • えー、オフトピですが。

        > レンズシフト方式のような仕組みはレンズ交換式カメラでは非常に困難

        ???
        つ Nikon VR
        つ Canon IS
        つ Panasonic MEGA O.I.S

        pana はともかくニコンキャノンはセンサーシフトより先ですよ(SLR として。コンパクトまでは未確認)
        ※ そもそもレンズシフトならレンズが自分で結像するところを安定させればよいだけだけど、センサシフトだとどういうレンズがついているからどのくらいずれるか計算しないとダメだから、レンズシフトの方が簡単。

        親コメント
        • 「もしかしたらもうやってるかも」と頭の片隅では思ったんですが、やっぱりあるんですね。
          レンズに合わせた制御をカメラ側で行うのは大変じゃないかと考えてたんですが、ジャイロや制御用マイコンまでレンズに内蔵しているのか…
          ここまでコストかけちゃったら、「ついでにCCDもつけちゃえ」って発想にもなりそうです(笑)

          --
          うじゃうじゃ
          親コメント
          • レンズシフト手ぶれ補正機能付き交換レンズはフィルムカメラの頃からありまっす

            ただ、どっちが簡単か(※〜)、はなんだか間違ってるかもしれないので取り下げときます。
            ※ 求む、詳しい人

            親コメント
            • by JBD01226 (10061) on 2009年11月12日 10時39分 (#1670294)

              素子シフト式は素子自体が移動するので重量問題で放熱に悩むとか何とか。
              レンズシフト式はシフトするレンズの重量問題でレンズ構成に悩むとか何とか。

              聞いた話なんでホントかどうかは知りません。

              親コメント
            • > ただ、どっちが簡単か(※〜)、はなんだか間違ってるかもしれないので取り下げときます。

              私もどっちが簡単か、という情報は持ち合わせてませんが、

              一眼レフの手ぶれ補正については、元々レンズ側で処理するが主流というか先行していて、
              (ていうか、フィルムカメラ時代は、フィルム側を動かすなんて発想は無かったと思います。
              キヤノンやニコンは、レンズ単体で手ぶれ補正機能が完結してたから、どんなカメラでも手ぶれ補正が使えましたね。
              )

              ボディ側でCCDを動かすようにしたために、どんなレンズでも手ぶれ補正が効くというコニカミノルタ α-7 DIGITAL [itmedia.co.jp]は画期的だったと思います。

              で、元々手ぶれ補正機能なんか存在しなかった頃のレンズでも手ぶれ補正が使えるんですよね。
              そうなると、レンズ側で使える情報は「レンズの焦点距離」と「ピントを合わせてる距離」だけ。
              厳密には、レンズ構成によって手ぶれ補正に必要なパラメータが変わってくるんでしょうけど、
              そういう手ぶれ補正用情報は取得できません。

              それを考えると、「どんなレンズも使えるセンサーシフト」と「レンズシフトなズームレンズ」は、算出に必要なパラメータはたいして変わらないし、難易度に違いはないんじゃないかと思います。

              なお、ボディ内手ぶれ補正に関してはビデオカメラの方が先行してたと思いますが、
              ビデオカメラやコンデジなんかは、レンズ交換できないし、
              「一回り大きめのCCDを使って」「撮像した絵をずらして切り取る」って方式が主流でしたね。
              こっちは画像処理だけで実現できてハードウェア的に動く部分が無いというのはメリットですが、
              1画素未満のブレは対処できないのが欠点。

              そういえば、一眼レフでのオートフォーカスも、
              ニコン(F3AF)やキヤノン(T80)なんかは、レンズ側にモーター内蔵で不格好なものになってたのに対し、
              ミノルタ(α7000)でボディ内に全部詰め込むってのをやって大ヒットし、
              その後、他社が追いかけるって構図でしたね。

              キヤノンのEOSだけはレンズ内モーターにこだわってましたが、
              今では逆に、レンズごとに適した設計ができるってことで、レンズ内モーターの方が見直されてる感じ。

              同じように、今後、レンズ内手ぶれ補正のための光学系が安価に作れるようになったら、
              またレンズ内手ぶれ補正が主流になるかも…

              親コメント
              • by TarZ (28055) on 2009年11月12日 13時55分 (#1670469) 日記

                いわゆる電子式手振れ補正のデメリットは、1画素未満のブレを補正できないというより、シャッタースピード(露光時間)内のブレを補正できないという点になると思います。

                NTSCムービーだと1フレームの露光が1/60~1/1000秒ですが、デジカメだとそれ以上の露光時間も使われます。電子式だと、例えば1/15秒といった時間内のブレは(撮像素子上でブレた光が記録されたあとですから)補正できません。一方で光学式(バリアングルプリズムやレンズ・撮像素子を移動させる手振れ補正)は、手振れ補正機構の時間分解能しだいで露光時間には関係しません。

                もちろん電子式でも、シャッタースピード内で複数回の露光を行い、あとでブレを補正して1枚の画像に合成する方式はこの限りではありません。(それと、ブレた画像データとブレ動きデータから、画像処理を使って強引にブレを消す方式もあったような…)

                親コメント
              • > いわゆる電子式手振れ補正のデメリットは、1画素未満のブレを補正できないというより、シャッタースピード(露光時間)内のブレを補正できないという点になると思います。

                おっと、言われてみればその通りですね。
                ビデオカメラの場合、スローシャッターは無いし、
                手ぶれ補正は「前のコマとの変化が無い」というのが最重要ですから、
                スチルカメラの手ぶれ補正とは名前は一緒でも目的が違う。

                コンデジでも電子式手ぶれ補正があったよなーっと今使ってるカメラの機能を調べたら、「動画撮影時のみ作動」ってシロモノでした
                詐欺くさっ←ちゃんと機能を把握してない自分がマヌケなだけです

                親コメント
    • by t-qt (12190) on 2009年11月12日 12時28分 (#1670362)

      逆ですよ。

      陳腐化の早い本体の方を差し替えられるように作ったんですよ。きっと。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2009年11月11日 17時00分 (#1669882)
      >レンズの方は味が気に入れば流用は可能だと考えます。

      今回の主眼は、レンズに最適化した素子との組み合わせ、らしいですよ。
      実際、発表されたレンズに入ってる素子、別々ですし。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2009年11月11日 17時49分 (#1669918)
    レンズを交換できないカメラを複数持ち歩くよりは、荷物が減らせる。
    (バッテリーや液晶の分だけ軽く小さく)

    レンズが交換できるカメラだとレンズと受光素子との組み合わせで制限がでる。
    (素子基準でレンズを設計しなくていいので光学的無理が少ない…かもしれない)

    そのへんの中間を狙ってみました、といった感じですね。
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