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書籍

雑誌の電子版を提供するサービス「コルシカ」、終了 42

ストーリー by hylom
みんなで沈めば怖くない 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

書籍をスキャンしてネット経由で閲覧可能にするサービス「コルシカ」が、結局サービスを再開することのないまま終了となる模様(コルシカの「サービス終了のお知らせ」Internet Watchの記事)。

コルシカは昨年10月にサービスを開始したものの、日本雑誌協会から即座に抗議を受けてすぐにサービスを停止、「再開に向けて協議を行う」と当初は説明していたものの、結局のサービス終了となった。

想定の範囲内というか予想通りという感じではあるが、非常に残念ではある。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by akiraani (24305) on 2010年03月16日 14時48分 (#1733651) 日記

     いろいろ誤解する人が多そうなので、コルシカの提供していたサービスの概要をおさらいします。

    コルシカのサービス概要はこんな感じです。

    1. 取次経由で雑誌をまとまった部数購入
    2. 購入した雑誌のうち、一冊をスキャン
    3. Webでの閲覧サービスを、取次ぎより購入した雑誌の数のユーザーに販売

     最大のポイントは、書店同様に取次流通から販売する数だけ雑誌をきちんと購入しているってことですね。事前に雑誌にお金を払っていて、しかも売れなかった場合の在庫リスクまで抱えてる。売れないから返品することもしないだろうから、一部の雑誌にとって見れば一般書店よりもむしろありがたい存在なんじゃないですかね。
     あくまでWebの閲覧サービスでコピー可能なアーカイブを売ってるわけでもないし、書籍版の雑誌販売に絡む金銭的な損害だけをクローズアップすれば、実は雑誌社には何一つ不利益を与えていないことになります。

     ただ、著作権法上は間違いなく黒です。経済的な不利益は与えないからオプトアウトでいいだろう、というのは業界的には許容できるものではなかったということですね。
     雑誌業界としては、ネット上での展開はいろいろ考えているでしょうし、こういう小売店サイドでの独自スキームは出版社が主導権をとってビジネスモデルを構築する上で問題があると判断したのかもしれません。

    • 現物を送ってもらうオプションをつけた人の分は購入しているのでしょうが、
      Webサービスだけの場合、本当にその分の雑誌をきちんと購入していたのでしょうか。
      そして、それを確認できる第三者はいたのでしょうか。

      --
      1を聞いて0を知れ!
      親コメント
    • 騒動になっときに色々検討されましたけど、雑誌の電子版を提供するサービスっていうのはいまのところ著作権者以外は提供できないんですよね。

      音楽にしてもDVDにしてもテレビ録画にしても、個人で用意したものを個人でせっせとエンコードするしかないのが現状で、「あー、まったく無駄だよなあ。十年後の人間が見たら笑うぜ、間違いなく」とか思います。

      雑誌や本のスキャンなんて購入者それぞれが個人でやってるわけだけど、さらに輪をかけてめんどくさい。日本は狭いだから、場所を取らないものにはそれだけで需要があり商機があるんだってことを理解して、コルシカのように行動に移してくださいよ、各関係者のみなさん。

      #だんだん独り言になってしまったけどID。

      --
      LIVE-GON(リベゴン)
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      そこはオプトアウトの大家、Googleがやってくれないかなぁ。
      新聞、雑誌の販売日に全スキャンして只でウェブで閲覧できるようにしてくれ。訴訟対応は任せた。

    • by Anonymous Coward
      結局、コバンザメ商法じゃん。
    • by Anonymous Coward

      結局、ちゃんとまとまった部数を買ってたんでしたっけ?
      ユーザーの閲覧サービス購入が先行してたんじゃないかという疑惑があったように記憶してますが、
      続報をフォローしてなかったのでその点がよく分からないままだったんですよね。

    • by Anonymous Coward
      >取次経由で雑誌をまとまった部数購入

      しっかり出版社と提携していればこんな経費かけずにすむのに・・・

      まあよからぬことを考えていたのはほぼ間違いないでしょうけど
    • by Anonymous Coward

      ちゃんと買った部数ぶんでだけで商売している、と
      保証できる材料は提示しようがないじゃん、みたいなツッコミが
      前のストーリーの時はちゃんと見えたものだが。

      結局今の著作権はあーだのこーだの言いたいだけちゃうか?と言いたくなるコメント
      ばかりになっちゃってるなあ。どこもかしこも。

      • by Anonymous Coward

        販売開始時点での"在庫"を明示すればよかったのでは?
        仕入れは取次からのみ行うということであれば、そこでチェックは可能だったと思います。

        • by Anonymous Coward

          今度は販売総数が正しいかどうか?って問題が出る訳ですが。
          また「在庫を他で裁いたりしていないか?」ってのも。

          ぶっちゃければ「この会社が信用に値するのか?」って処が一番の問題な訳ですよね。
          でもって余りにも誤魔化しが可能なビジネスを事前の交渉もナシでやった時点で「ノー」を付き付けられたと。

          • >販売総数が正しいかどうか
            オンラインで販売する以上、必ず記録に残る形でお金が動く。ごまかすとすれば、広告あてにしてただで配ってないかどうかですね。アングラでやるならともかく、ここまでオープンになってそれが可能かと言われるとちょっと……。

            >「在庫を他で裁いたりしていないか?」
            これやったら出版社との契約以前に脱税行為ですな。商売以前の問題です。

            このレベルで疑われてるというのが本当なら、確かにどうやっても交渉なんて不可能ですなw

            親コメント
            • by Anonymous Coward

              うーん…いろいろ突っ込みどころはありつつも、
              正直「たられば」議論は意味がないと思うのですが。

              悪人は常人の斜め上を行くアイデアで(良くも悪くも)金を稼ぐし、
              常人が「それやらないだろ」と思うこともやるから悪人たりえるですよね。
              あなたの言うレベルでみんなが動くとするのであれば、
              おそらく世の中には犯罪などと言う言葉はないと思うし。

              #鳩ポッポなんて総理なのに脱税してたのをどう説明するか?って話と同レベルかもね。

            • by Anonymous Coward

              著作権侵害を前提とした商売を平気で始めるような企業なんですよ?
              社会のルールを守る気のない企業と取引したいと思いますか?

              • by Anonymous Coward

                著作権侵害にはあたらないという考えを説明していたようなので、
                「著作権侵害を前提」「ルールを守る気のない」というのは撤回。

                ただやはり企業は他人の権利の侵害には慎重になるべきで、
                そこを怠るのはモラルに欠けていたと言わざるを得ないでしょう。

          • by Anonymous Coward
            JASRACの包括契約の話かと・・・
            • by Anonymous Coward

              >JASRACの包括契約の話かと・・・
              その場合権利者はJASRACと納得して契約している訳ですが。
              もし契約に納得していない場合契約の破棄が可能。
              ですがコッチは勝手にやっておいて「信用してくれ」てだけ。

              JASRACは長年の営業をしている。
              しかしコッチはポット出。

              JASRAC登録はそれ自体が信用となり営業に使える。
              コレに使われても特に利点は無い。ヘタすると権利保護に甘い会社だと見られる。

              流石に比べモンにならんと思うよ。

    • by Anonymous Coward

      > 売れないから返品することもしないだろうから
      そういうとこが、再販制度におんぶだっこの出版業界には困るんじゃないかな。
      こういうことは黒船が来るまで絶対動かない。

    • by Anonymous Coward
      なんでそんなに素直に相手の言い分を信じてしまえるのかが不思議です。
  • by Anonymous Coward on 2010年03月16日 14時15分 (#1733629)

    今の電子書籍界隈の盛り上がり(?)は、結局kindleやiPadなどの黒船(ハードウェア込)によるもので、
    コルシカ自身はあだ花にすらならなかった印象。
    実際私自身も一切サービスに触れていないので、潰れたところで「ああ、そうですか」としか言えない。
    また、広告が重要な収入源である雑誌は、デジタルの検索性が高すぎるゆえに
    そのままスキャンして見せるだけでは絶対ダメと思っていた為、
    傍目から見てても最初からコルシカに未来を見出せなかったし。

    #タレコミさんは残念だと書いてあるが、どういう意味・立場で残念か是非書いてほしかった。
    #いやACさんにそこまで…とは思う。でも、なればこそ編集さんの一言が欲しかったかもなぁ…。

    • アイデアは面白いし、雑誌を買っている読者としては歓迎したいサービスだったのに、出版社側との協議がうまく行かなかった点が残念。一部の出版社だけでも賛同してくれて、成功事例を作ればこの先の展開も見えたかもしれないのに。

      出版社側もネット配信サービスの実証実験 [cnet.com]をやっているけど、「利用者が使いやすいか、使いたくなるか」を第一に考えているかは疑問。出版社側ではなく、ユーザーに近い側が運営するサービスとしてコルシカには期待したかったのだが……。

      親コメント
      • > 一部の出版社だけでも賛同してくれて、

        日経テレコン21みたいに
        検索するだけでお金を取りたい [nikkei.co.jp]とか
        突拍子も無いことを考えていますからね。出版業界は。

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        • by Anonymous Coward on 2010年03月16日 22時13分 (#1733942)
           新聞や雑誌記事のデータベースは、使い慣れると癖になります。
           縮刷版をひっくり返す手間を惜しまない人は別ですが…。

           また、アメリカではこの様なデータベースは、図書館に安く提供し、図書館は無料で利用者に提供し、タダで使うなら図書館、気兼ねなく使えるようにするためには個別契約を、というビジネスモデルで成功しているそうです。
          親コメント
        • by Anonymous Coward

          突拍子ないこたないだろ。
          無料のサービスに馴染み過ぎて感覚マヒしてないか?
          DB作るにも動かすにも金は要る。
          それはどこかから回収しなくちゃいけないし、利用者から徴収するという解だって無いわけじゃないだろ。
          それが最適解か、あるいは採算ラインに乗るかどうかはさておいて、突拍子もないとは言えない。

          • うーん、電子編集をしている時代に
            わざわざDBに入力する訳でもありませんし
            DBもサーバーも安くなっていますから
            見出しくらい無料にしましょうよ。

            いまどき、検索して20件出てきたら
            20×10円=200円とか、ありえないです。

            1990年代初頭の感覚で設計されたビジネスを
            漫然とボッタクリで続けているだけに見えますよ。
            電子版にも影響が出ています。

            > 第二に、もう一つ、別のサービスとのカニバリズムを恐れないチャレンジが必要だとの見方もある。
            > もう一つのサービスと言うのは、日経だけでなく、他の日刊紙や経済誌などの過去記事が検索できる
            > 「日経テレコン21」と呼ばれるサービスだ。
            > このテレコン21は、IDひとつに付き月額8000円の基本料が必要なほか、
            > 見出しや記事テキスト、記事PDFファイルを出力するたびに別料金を加算するサービスだ。
            > 公式な確認を求めたことはないが、日経社内では、1 ユーザー当たりの平均売上高が
            > 月額20万円前後の高額に達するという。
            > 日経は、今回、このサービスとのカニバリズムを防ぐため、Web刊のユーザーが無料で使える
            > 記事検索件数を月間25本に制約してしまった。
            有料モデルの逆襲はなるのか?電子版開始に見える日経新聞のジレンマ [diamond.jp]

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            • by Anonymous Coward on 2010年03月16日 19時51分 (#1733861)

              ボッタクリ価格だとあなたが思っても
              それが商売として成り立つなら、妥当だと思って金を払う客がいるってことだ

              価格はコストで決まるわけじゃないよ、重要な要素ではあるかもしれないけれど

              親コメント
            • by Anonymous Coward

              日経テレコンってずいぶん前からあるサービスじゃなかったでしたっけ。
              パソコン通信とかあのあたりの時代の旧弊を引きずっているだけなんじゃないかなあ。
              時代遅れというか、こういう価格設定でもお金を払ってくれるユーザーが未だに相当数居るってことじゃないですか。
              それでやっていけるんだから、あえて変革する必要もないと。
              日経が本気で紙新聞から脱却するんなら変わっていくかもしれないですが。

      • by Anonymous Coward

        >アイデアは面白いし、雑誌を買っている読者としては歓迎したいサービスだったのに、出版社側との協議がうまく行かなかった点が残念。
        そういうのは何より先にやるもので、事後で済ませてどうこうしようって時点で信用的にはもうNGなんじゃ。
        会社の関係者として名前を上げられていた人々がちゃんと見ていれば判る話だったと思うんだけど。

        Google位に影響力と信用度があれば未だしも、新規立ち上げの新会社でそれじゃ無理でしょう。
        そのGoogleBooksですら未だに抵抗は有るのだし。

        >一部の出版社だけでも賛同してくれて、成功事例を作ればこの先の展開も見えたかもしれないのに。
        一部の出版社からの許諾は得たって話だったけど、実はそれすら嘘っ八だったの?

    • by Anonymous Coward

      別ACですが、自宅に山と積まれた鉄道雑誌の壁を見るたびに
      多少コストがかかってもこれが電子化&オンライン化されればなぁ、と
      嘆いています。
      # 資料性が高いので捨てるに捨てられず、床が抜ける恐怖と
      # 日々戦っています。
      # うまくバラせるならScanSnapでも買うかなぁ。

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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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