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公訴時効廃止、即日施行・15年前の犯罪にも遡及 170

ストーリー by soara
法は法、だけど、 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

asahi.comの記事より、かねてより議論されていた殺人事件などの公訴時効に対して、被害者感情を鑑みて時効による“逃げ得”は許されないとの立場から与野党の多くが賛成し可決・成立・即日施行された。施行時時点で時効が成立していない容疑に対しても遡及してこの法は適用され、4/28の 0時に時効を迎えるはずだった犯罪も永遠に追求されることになるという。捜査体制の維持など、公布と施行の間で行政機関が対応するべきマージンがとられず、また今までの日本の立法ではあまり記憶にない「遡及」が適用されたことにいくつか意見が出されていたようだ(が、タレコミ子はこの報道まで全く知らなかった)。

タレコミ子はこれまで法を犯したことはないと自負しているが、将来の法で今の行為を罰せられる未来が来るかと思うと(以下未来警察による検閲につき削除されました)

内容の確認をしたい方は官報の号外をどうぞ。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by NOBAX (21937) on 2010年04月29日 11時18分 (#1756638)
    「遡及」というのは、実行時に適法であったものを、後付で違法にしてしまうことで、
    時効を廃止することを「遡及」というのは、意味を取り違えていると思います。
    • by Anonymous Coward on 2010年04月29日 14時39分 (#1756750)
      >「遡及」というのは、実行時に適法であったものを、後付で違法にしてしまうことで

      それは最狭義の解釈で、少数説だと思います。通常は、刑罰の量も含めて考えます。
      つまり、《実行時に「5年以下の懲役」だった犯罪を、実行後に「10年以下の懲役」にすること》もNGと考えられています。

      では時効期間はどうなのか?というのが弁護士たちの反対意見の根拠です。
      そんなに簡単に切って捨てられる疑問ではないと思います。
      親コメント
      • これが原則じゃないの?

        >罪刑法定主義(ざいけいほうていしゅぎ)は、ある行為を犯罪として処罰するためには、立法府が制定する法令(議会制定法を中心とする法体系)において、
        >犯罪とされる行為の内容、及びそれに対して科される刑罰を予め、明確に規定しておかなければならないとする原則のことをいう。公権力が恣意的な刑罰を
        >科すことを防止して、国民の権利と自由を保障することを目的とする。事前に法令で罪となる行為と刑罰が規定されていなければ処罰されない、という原則であり、
        >遡及処罰の禁止などの原則が派生的に導かれる。刑罰に限らず行政罰や、損害賠償等の民事罰にも適用されると一般的に解される
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  • なぜ? (スコア:3, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2010年04月29日 14時43分 (#1756756)
    なんで防衛大臣が副署するのかと思ったら、附則第五条で武力攻撃事態における捕虜等の取扱いに関する法律 [shugiin.go.jp]まで影響しているんだな。

    法律ってスパゲティプログラムみたいなもんだな
  • by CowardDuck (25674) on 2010年04月29日 17時19分 (#1756819)
    公訴時効廃止というのは何とも感傷的な。。。

    犯罪が行われた時点で生きていた人間が全て死んだ後まで
    捜査体制を維持することに全く意味はない。

    法律はもっと現実を見据えて作って欲しい。
    • 時効廃止:改正刑事訴訟法が成立 即日施行目指す [mainichi.jp]

      > 捜査当局が、相当の期間が経過し、犯人が死亡していると
      > 推定した時点で不起訴処分とし捜査は終結する

      そんないつまでも捜査はしないです。

      --
      TomOne
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  • by ei (19798) on 2010年04月27日 20時32分 (#1755836) 日記
    公布 [npb.go.jp]されてますね。
  • 遡及と言っても (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2010年04月29日 11時01分 (#1756631)
    すでに時効が完成しているものは復活しないんだから、著作権の延長なんかと同じだと思うけど。
    • by keybordist (3572) on 2010年04月29日 11時12分 (#1756633) 日記

      著作権の場合、延長された後、既に著作権が切れた作品の著作権復活を求める動きもありますし、
      今後、既に時効を迎えた事件について、時効の取り消しを求める訴訟が起きませんかね?

      親コメント
  • by Cellea (37481) on 2010年04月29日 11時22分 (#1756641) 日記

    公訴時効って「犯罪を犯していても一定期間したら起訴できない」だったと思うんだけど。
    別に起訴できないだけで違法行為そのものがナシになるわけじゃないし、逆もまたしかり。

    たとえば侮辱罪なんかだと、そもそも公訴時効が1年だからすぐに時効が来るけど、その後でも不法行為による民事訴訟は起こせるはず。
    それって裏返せば「別に公訴時効を過ぎたからといって犯罪行為がなかったことにされたり、犯罪じゃなかったとされるわけじゃない」って話よね。

    だとすると、今までは「刑事で起訴できなかったケース」の一部が「起訴できるようになる」だけで、犯罪かどうかの判断基準が変わるわけじゃないから、別に遡及でもなければ、過去に違法でなかったことが今は違法になるわけじゃないんじゃないの?

    #別に犯罪者に「一定期間逃げたら刑事で起訴されない」権利が付与されてるわけじゃないもの

  • まともなコメントほど (スコア:2, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2010年04月29日 22時14分 (#1756914)
    スコアが低い、と。
  • 日本国憲法第39条 [e-gov.go.jp]によれば、

    何人も、実行の時に適法であった行為又は既に無罪とされた行為については、刑事上の責任を問われない。

    とある。現行憲法では、法律が施行される前の犯罪は処罰されない。時空を経てやってきた未来警察にはこの条文を提示して突っぱねたらどうだろうか。

    --
    カルマ:たっぷり
    • >何人も、実行の時に適法であった行為又は既に無罪とされた行為については、刑事上の責任を問われない。

      それは刑法の大原則なんだが、今回の法改正は、刑法と刑訴法に規定されている時効の完成するまでの期間を変更するっよて話。
      新たに犯罪を規定して、過去にさかのぼって取り締まると言う話じゃないよ。

      時効を目前にしていた連中にとっては「えぇーーー」って思っているかもしれないけど、そいつら(氏名不詳も含めて)は実行時にすでに不法行為を行って刑事上の責任を問われてるから、憲法違反とはならないと思うよ。

      異例な話ではあるから、こんなに早く成立するとは私も思わなかったけどね。

      親コメント
    • 無意味…とは言わんが、あまり有効とも思えんね。

      時空を越えた未来では、法律施行以前の犯罪を罰することができる、と憲法が改正(?)されてる可能性もある。
      しかも、それがウソだったとしても、現時点ではそれに反論する術はないわけだ。未来を知ることはできんのだから。

      そう言うウソをつかない誠実な未来警察であれば、最初から不当逮捕はしないだろう。

      親コメント
      • >時空を越えた未来では、法律施行以前の犯罪を罰することができる、と憲法が改正(?)されてる可能性もある。

        時空を越えた未来ではそうなっているかもしれないけれど、未来警察が現代にタイムスリップしてタレコミ人を逮捕しようとした場合には現行法で対処可能ではなくて、という話。

        (以下未来警察による検閲につき削除されました)

        そもそもこのタレコミは未来に書かれた記事ではないのだから。

        --
        カルマ:たっぷり
        親コメント
        • 未来警察が現代にタイムスリップしてタレコミ人を逮捕しようとした場合には現行法で対処可能ではなくて

          「そんなもの、未来では何の意味も持たなくなってるんだよ」と再反論された場合、どうします?
          現行法を尊重してくれる未来警察ならいいですが、そんな物解りの良い未来警察なら、そもそも過去に遡って不当逮捕しようなんて考えないと思います。

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  • by the.ACount (31144) on 2010年04月29日 14時24分 (#1756739)

    どっちにしろ捜査はしないんだから、実質の変化はないよね。

    --
    the.ACount
    • by moo,k (4760) on 2010年04月29日 16時47分 (#1756805) 日記

      犯人がどこかで口を滑らせた場合、発生からの時間に関わらず通報されて捕まる可能性が出てきたので、
      今まで以上に犯人が隠れて暮らすことへの心理的圧力は増すかもしれませんよ。
      逃げ隠れることに疲れて出頭というケースはもしかしたら増えるかもしれません。

      ただ、時効の完成後の出頭ということが期待できなくなるため、
      過去にあったような冤罪が真犯人の自首によって明らかになるようなケースは減るでしょう。

      トータルでプラスの影響が大きくなるかマイナスの影響が大きくなるかはともかく、実質的な変化は必ずあると思います。

      親コメント
    • by i_i (22332) on 2010年04月29日 18時35分 (#1756845) 日記

      警察はあの事件を捜査していない!怠慢だ!

      という無責任な誹謗中傷を永遠に続けられるようになった、という意味では大きな変化です。

      親コメント
  • by harupiko (31283) on 2010年04月29日 16時26分 (#1756796)
    この間、国松長官暗殺が時効になっちゃったし、
    警察の面子とかで後押しがあったに違いないと邪推してみる。
  • 例えばこの事件 [wikipedia.org]。犯行から26年たって犯人が自首した時点で,すでに公訴時効が成立していました。そのため,犯人は起訴されませんでした。
        今回の法改正で,今後はこのようなケースでも,容疑者は起訴されることになります。

    #つうか,公訴時効に関係なく,犯罪を犯したら自主的に責任を取れ>犯人

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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell

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