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メキシコ湾原油流出事故、流出箇所を塞ぐ巨大容器完成 26

ストーリー by soara
海底にコルク栓を 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

メキシコ湾沖合で発生した石油掘削施設爆発事故で、流出する原油を抑えるための巨大容器が完成し、近日中に流出箇所にこれを被せる作業が行われる見通しだそうだ(ナショナルジオグラフィックSankeiBiz本家/.)。

巨大容器は鉄とコンクリートとで出来ており、これを使って流出箇所を覆い塞ぐという。容器にはパイプが繋がっており海上の船に原油を取り出す仕組みとなっている。

米海洋大気局によると1日当たりの原油流出量は約5000バレル(およそ79万5000リットル)とのことで、この巨大ドームによってその85%を回収することができると予想され、根本的な解決策が実施されるまでの暫定措置となるそうだ。

なお、前代未聞のこの原油流出事故はGoogle Earthでも確認できるとのことだ。

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  • リリーフウェル (スコア:4, 参考になる)

    by maia (16220) on 2010年05月08日 12時48分 (#1760329) 日記

    特にコメントはないけど、最終処理はリリーフウェルにて。

    ナショナルジオグラフィック [nationalgeographic.co.jp]

    海床の下約4000メートルの地点でディープウォーター・ホライズンの主坑道に対して傾斜坑を掘削し、重質の液剤を注入して流出を止める“リリーフウェル”という方法を用いることにした。BPによるとリリーフウェル掘削の作業は5月2日に開始され、完成までに約1ヶ月を見込んでいるという。

    下記は2009年のキンバレー沖の事故処理の話。

    NICHIGO PRESS [25today.com]

    10月3日から直径22センチのリリーフ・ウェルの掘削を始める。原油、ガス、水の流出を止めるため漏出部分にリリーフ・ウェルから重い泥を注入する。そのため、リリーフ・ウェルは、海底2.3kmの地下で元の汲み上げ井戸穴を横切る

  • 何だか (スコア:4, 興味深い)

    by ncube2 (2864) on 2010年05月09日 16時39分 (#1760886)
    手間取っているみたい。
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100509-00000004-cnn-int [yahoo.co.jp]
    • by Anonymous Coward
      メタンガスが溜まってしまい、ふたをすることができなくなったみたいですね。
      また、別な方法をとるらしいですが、どうなるのでしょう。

      アラスカの流出事故も、まだ原油が海に残っていると、テレビで言っていましたけど、
      今回もどうなるんだろう。
  • ナショジオ本家 [nationalgeographic.com]に全景っぽい写真が。
    およそ半月足らずで、このような設備を作り上げたというのは、流石だと思います。

    // 日本なら、ようやく設計図が仕上がってるかどうか。
    // ひょっとしたら、表面の防錆塗装をどうするかで、モメているところかも。

    • by Anonymous Coward on 2010年05月08日 14時49分 (#1760410)

      >日本なら、ようやく設計図が仕上がってるかどうか。

      首都高池袋線のタンクローリー横転炎上事故に伴う、高架の掛け替え(ケンプラッツ【首都高速火災事故】写真で見る復旧までの軌跡(前編) [nikkeibp.co.jp])や、静岡沖地震での東名崩落部分の復旧工事(response 静岡沖地震…東名高速復旧は8月13日の昼過ぎに [response.jp])等を見ると、日本も凄いと思いますよ。

      復旧工事、とは言ってもどちらも一から作るより難しい工事の方策を立てて物を手配して、と言う一連の作業をこれだけ短期間でやり遂げている訳ですから。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2010年05月08日 14時56分 (#1760415)

      どうかなぁ。。
      日本の掘削業者も世界中で仕事しているし、かなり柔軟に対処するよ。
      社内で検討して、専門業者に作業依頼するのに1日くらい?
      翌日具体策について規制官庁に説明するくらいはできるんじゃないかな。

      防爆対策がしっかり施されている必要があるから、機材などを国内で全部調達できるとは思えない。
      なので、世界中の専門業者に電話して、空いてる掘削船や専門機械(と人)を確保するのが先決。
      クレーン船一つとっても、防爆仕様に改造するよりは外国から引っ張ってきたほうが早い。
      探査船「ちきゅう」がたまたま横浜に来ているから、今ならこれを借りる手もある、のかな。

      とりあえず「これが世界標準ですから」と、国内法とのギャップについて役所を説得する時間はほしいはず。(笑)

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2010年05月08日 16時53分 (#1760479)

      それほど多くの国に駐在したわけではありませんが、この手の復旧作業が日本ほど迅速な国は無いと思いますよ。
      特に幹線道路の補修など、他の先進国の3~10倍の速度で工事しているようにさえ思います。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      こうやって自身が保持する情報を古いまま書き換えない人がいるから
      頑張ってる多くの技術者が報われないんだろうな…。
      # こういうのも情報弱者って言うんですかね?

      • by Anonymous Coward

        単に日本叩きが好きなだけでしょ。
        昔からいる「日本駄目、外国最高!!」と喚いていて現実を直視しない連中です。
        情報があってもみないし、そもそも目をそらします。

      • by Anonymous Coward

        古いまま×
        間違ったまま△
        わざと○

        情報捏造者だね。

  • 俺の電卓は12桁だ (スコア:2, すばらしい洞察)

    by nox_dot (11614) on 2010年05月08日 16時45分 (#1760476) 日記

    この約5000バレルの有効数字は1桁程度でしょうから、記事としては約80万リットルと換算するのが適切ではないでしょうか。
    もちろん、この原油流出量が3桁の有効数字を持っていたら、私の間違いです。

  • 泥縄 (スコア:1, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2010年05月08日 12時38分 (#1760325)
    事故が起こることを想定して準備を予めしておくことはできないんですかねー。
    今回のように管からの流出は事故対策の典型的なパターンに入ると思うのですが。
    国際条約で決めたりできないもんでしょうか。
    何を決めるかわからないなら建設費用の3%は事故対策に当てる、とか。
    • Re:泥縄 (スコア:4, 参考になる)

      by unchikun (14429) on 2010年05月08日 16時11分 (#1760459)

      実際は掘削中に事故が起きる可能性が高く、掘削が完了しても事故対策装置は置きっぱなしにすること多いから、それなりの事故対策はとれているはずなんだけどね。

      で、現状されていたと思われる対策。

      【火災】
       裸火の規制とか、電気設備の防爆化とか。基本です。
       火事が起きたら一巻の終わりなのでかなり徹底されているはずだけど、なぜか起きちゃった。

      【暴噴】
       特に掘削中に多いんだけれども、井戸底の圧力が急激に上昇して、石油などが噴き出しちゃう。
       対策としては圧力と泥水(掘削中のみ)の監視。
       まあ監視だけでは意味ないので、異常が発生したときのために、緊急遮断弁とか暴噴装置というものを取り付けます。

       石油を生産するときは海底下の井戸と生産基地(船)の間にパイプが繋がっていて、そこを通して石油を海上にもってくる。
       このパイプは二重缶でかなり堅い。(長さに比べればすごく細いけどね。)
       潜水艦がぶつかったりしない限り壊れることはないはず、、と思ったら、今回の事故では船の火災であっさり折れたみたい。

       でもパイプが逝ったとしても海底の遮断弁を作動させれば、最小限の油漏れで済んだはず。
       これらの装置は船の管制室にある赤いボタンを押せば、あとは自動的に作動するお手軽装置。
       でもこれ(バルブ本体)が作動しなかった?
       操作するヒマがなかった?
       油圧ラインが切れて、操作はしたけど間に合わなかった?
       これはかなり謎です。
       
      【海洋汚染】
       漏れちゃうことを想定して、処理剤やオイルフェンスを常時備蓄。
       掘削、生産作業をやっている船の回りには、資材運搬と救助をかねる作業船(サプライボート)が控えているので、こちらにも載っているはず。
       というか、実際に薬剤撒いたりフェンスを張るのは作業船がします。

      海底に設置してある遮断弁が作動していればここまでの被害は出ないはず。
      なんで作動しなかったのかはニュースを追いきれてないので分からない。
      これ以上の対策としては、海底面に設置した遮断弁のハンドルをROV使って直接閉止する、とかかな。
      技術的にできないことはないと思う。

      親コメント
      • by Elbereth (17793) on 2010年05月08日 22時59分 (#1760627)
        > でもパイプが逝ったとしても海底の遮断弁を作動させれば、最小限の油漏れで済んだはず。
        > これらの装置は船の管制室にある赤いボタンを押せば、あとは自動的に作動するお手軽装置。
        > でもこれ(バルブ本体)が作動しなかった?
        > 操作するヒマがなかった?
        > 油圧ラインが切れて、操作はしたけど間に合わなかった?
        > これはかなり謎です。

        パイプの途中にある弁は、上が折れた影響かなんかで作動しなくなったみたいな報道を見ましたね。
        親コメント
      • > これはかなり謎です。

        ヒント:韓国製(現代重工)

        • by Anonymous Coward on 2010年05月08日 18時54分 (#1760527)

          >> これはかなり謎です。
          >ヒント:韓国製(現代重工)

          現代重工が作ったのはリグ。最初に火事になった海上部分のことね。
          海底にあるBOP(Blow Out Preventer:暴噴防止装置)はアメリカのCameron社が作ったもんです。

          ここは石油掘削業界ではわりと実績のあるとこで、BOPを最初に開発したのもここです。
          (ちなみに日本の海底調査船『ちきゅう』もこの会社のBOPを積んでます)

          なわけで、そのBOPが働かないってのは謎でいいとおもいますよ。

          親コメント
          • この手の安全装置はパイプの圧力が急に変わったとか、海上からの信号が途切れたといった理由で一定の条件で自動作動しないんですか?

            親コメント
            • by Anonymous Coward on 2010年05月09日 15時45分 (#1760881)

              BOPにはアキュムレータユニットという装置で常に高圧(3,000psi/だいたい21MPa=スキューバダイビングのエアタンクと同じくらい)
              の窒素が充填されています。

              で、なにかあると圧が抜けて自動でバルブが閉まるような仕掛けになっています。
              電車でいうところの自動空気ブレーキのようなものです。

              で、今回はリグが燃えて正常に圧が抜けたにもかかわらず、BOPが正常に動作しなかったのが問題なわけでして。

              親コメント
        • by Anonymous Coward on 2010年05月10日 1時32分 (#1761018)

          現代重工はリグを作っただけなので法的責任はありません。
          もし仮に重大な瑕疵があったとしても、それを納品時にチェックしそこなったブリティッシュ・ペトロリアム社とトランスオーシャン社の責任ですね。
          #しかも納品は8年前。瑕疵に気づかないにしても程があるでしょう?

          で、問題なのはこの油田、三井石油開発がパートナーとして採掘権の10%を所持してるので、事によっては三井が数百億円とも言われる損害賠償の10%を被らなければならないんじゃないでしょうか?

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    • Re:泥縄 (スコア:2, 参考になる)

      by SteppingWind (2654) on 2010年05月08日 17時12分 (#1760490)

      サンダーバードで同じ事故を同じ方法 [tbjapan.com]で対処していました.

      親コメント
    • by Lurch (10536) on 2010年05月08日 12時58分 (#1760336)
      「こんなこともあろうかと......」とか言って準備する技術者を養成する教育が必要ですね
      あんなアニメとか、こんな漫画を見せて英才教育?(違
      --

      ------------
      惑星ケイロンまであと何マイル?
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2010年05月08日 17時52分 (#1760505)
    ってのはどんなんなのかしら?
    それが無くて云々て記事をwsj辺りでみたのだけど
    英語記事なのでよく分からん。
  • by Anonymous Coward on 2010年05月09日 6時44分 (#1760731)

    本件とは無関係にかなりの以前から石油枯渇の危機が叫ばれている訳ですが
    この事故による大量流出が石油埋蔵量の寿命に及ぼす影響はどれほどのものでしょうか。

    • by Anonymous Coward on 2010年05月09日 20時19分 (#1760930)

      このままでいくと、あと30年ぐらいで枯渇する可能性があります。

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    • by Anonymous Coward on 2010年05月09日 23時35分 (#1760982)

      ・近年見つかっている油田は大体がそもそもそれほど大きくない
      (大きいものの方が見つかる可能性が高く先に見つかっているため。近年見つかる「大規模な油田」は一昔前の中規模油田ぐらいの事が多い)
      ・油井の一つが噴いたぐらいではその油田の一部が漏れる程度
      ・そもそも油田の数自体が多いので、ある一つの油田の寄与は高くない
      (過去に見つかった超巨大油田を除く)

      ので、まあたいして影響はないんじゃないかと。
      #今後海底油田の開発全面中止!とかになるなら別ですが。

      親コメント
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