IBM、暖房機能付きスパコンを研究 57
ストーリー by hylom
いつかはお風呂も沸かせるように? 部門より
いつかはお風呂も沸かせるように? 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
IBMが暖房機能付きスパコンシステムを研究しているらしい。液体冷却型システムを利用したもののようだ(CNET Japanの記事)。
たとえばスイスのチューリッヒ工科大学に設置された「Aquasar」と呼ばれるスーパーコンピュータは、流体力学の分析作業とともに、建物への熱供給を行うそうだ。プロセッサを冷却した冷却水から熱を取り出し暖房として使用する仕組みだそうで、「カーボンフットプリントを推計で85%削減する」とのこと。
詳細はタレコミ元記事を見てもらうとして、雪国に住むタレコミ人ACとしては、将来的に家庭用PCにもこの技術が応用できないものかなと妄想してしまいます。ただ、夏場は恐ろしいことになりそうですが……。
一方Intelは (スコア:4, おもしろおかしい)
「Prescott」と呼ばれる暖房を開発済みであった
一応生きてます (スコア:0)
秋葉の地でぇ
牛を育てておったそうなぁ
そこにあったぁ
P5-90 っちゅう奴はぁ
ファンヒーターと言われとったそうなぁ
Re: (スコア:0)
日本橋にも牛飼い用のサイロがありましたねぇ
Re: (スコア:0)
で、何かけて食すかで戦争。
「廃熱利用」では? (スコア:3, すばらしい洞察)
暖房といえば言えなくもないけど、コジェネレーションなんかと同じで、廃熱を
ただ捨てるのではなく他の用途に利用することで熱効率を上げるのが目的かと。
夏場の心配もなし (スコア:3, 参考になる)
エコって意味では (スコア:2)
家庭用暖房器具は熱源をCPUにしてIP化しろよと常々。
エアコンが省エネだとかCOPがいくつと言ったところで結局
家庭用暖房器具として使う限りは
エネルギーを熱として捨てる以外に機能はないわけです。
熱源をCPUにしてグリッドに提供できれば、
今まで単に熱として捨ててたエネルギーを演算能力として利用できるわけで
エネルギー効率って意味では格段に改善される。
冬場限定にはなっちゃうけど暖房で発生した余剰CPU時間を買ってもらって身も懐も暖かく:-)
uxi
るい (スコア:1)
エコキュートの横にラックがあって家庭内からシンクライアントで利用するんですね。
水冷じゃだめでしょ (スコア:1)
油冷にしろよ。蓄熱性がいいんだから。
デロンギ [delonghi.co.jp]が技術提携してくれるよ(w
#冷却性?耐熱性の強いデバイス開発に力入れればいいだろう(をぃ
/* Kachou Utumi
I'm Not Rich... */
Re: (スコア:0)
>油冷にしろよ。蓄熱性がいいんだから。
逆。比熱は水の方が相当大きいよ。
炭化水素系のオイルで比熱は水の半分。シリコンオイルだともうちょっと少なくなる。
Re: (スコア:0)
> 逆。比熱は水の方が相当大きいよ。
> 炭化水素系のオイルで比熱は水の半分。シリコンオイルだともうちょっと少なくなる。
多分言いたいことは一緒かとw
水-> 比熱が大きい-> あったまり易いがさめ易い->経路でさめちゃう
油-> 比熱が相対的に小さい-> あったまり難いがさめ難い->経路でさめない
油がネタ!?なのは、あったまり難いのでCPUなんかの廃熱には向かないw
なので、親スレではデバイスの耐熱性をあげるっていう矛盾した話でオチをつけているw
Re:水冷じゃだめでしょ (スコア:1)
> 水-> 比熱が大きい-> あったまり易いがさめ易い->経路でさめちゃう
> 油-> 比熱が相対的に小さい-> あったまり難いがさめ難い->経路でさめない
それ逆。
比熱とは「温度を上げるのに必要な熱量」の尺度であり、
・比熱が大きい=温度を上げるのに必要な熱量が大きい=温まりにくく冷めにくい
・比熱が小さい=温度を上げるのに必要な熱量が小さい=温まりやすく冷めやすい
ことになります。
Re: (スコア:0)
別コメで挙げられている油冷エンジンが廃れた理由そのものですね。
まあ水は水で、腐食性やたかだか100度で沸騰してしまうという問題を抱えているわけですが。
Re:水冷じゃだめでしょ (スコア:1)
違うよー。油冷って言っても別に水の代わりに油が回ってるわけじゃないよー。
オイルの冷却効果をもっと積極的に使おうっていうのが油冷。
要は空冷に毛を生やしたようなもの。
冷却能力の限界が低くて廃れてるけど、水冷より軽いのがメリットな。
あと、冷却水には圧力かかってるので夏場とか当り前のように100度越すよ?
Re: (スコア:0)
違わないよ。
冷却能力の限界が低いから油冷が廃れたってお前自分でも書いてるだろ。アホか?
内部構造の違いについては最初から誰も言及していない。
加圧についても自動車・バイクは通常10%くらい、確かに沸点は上がるしそれ以上に効率も上昇するけれど、
沸いたらおしまいという問題を少しばかり遠ざけるだけで本質的には解消してないし、
あくまでも水冷という枠内における改良のひとつに過ぎないのだよ。
知ったかぶりをひけらかしたくて仕方のない年頃なのだろうね。いい年していつまでも。
Re:水冷じゃだめでしょ (スコア:1)
油冷のオイルが水程度の比熱だとしても水冷の放熱能力には及ばねーよ。
水冷の冷却能力はシリンダーを冷媒に浸して冷媒をぐーるぐる回してるっつー点に因ってるんだよ。
だから「オイルの比熱が水の半分程度」っつーのは油冷が廃れた理由にはならねーの。
今水使ってんのはLLCと加圧で十分だから。そんだけ。LLCで不十分だったり厄介な程加圧しなきゃならなかったりするなら油を倍回したりしてるだろうし、温度域がもっと高かったら熔融金属使ってたりするだろうよ。
Re: (スコア:0)
Re:水冷じゃだめでしょ (スコア:1)
その回答は前のコメントに書いてあるんだが?
# 相手の発言を反論材料にするとか、自他の区別に機能不全起こしてないかい?
# 病院行った方がいいよ?笑い事ではなくね。
この場合の「油冷」はシリンダー自体は空冷で、水冷の水をオイルに代えたモノは指さないんだよ。
スズキの「油冷」にはそんなモンはないし、LLCと加圧で十分だからそんな事をするメリットもないからな。
# 船とか他のもんの事情は知らね。
Re: (スコア:0)
全く関係ないのでAC
応用範囲がひろそうな・・・ (スコア:1)
応用範囲の広そうな技術ですね。コンピューターの排熱を有効利用するのが難しいのは、熱源の温度が低いからです。熱源の温度が低くても、その熱を有効利用する方法が確立されれば、その他の分野でも広く応用できそうですね。
Re:応用範囲がひろそうな・・・ (スコア:1)
季節は関係ないし、ユーザとの親和性も高そう
Re:応用範囲がひろそうな・・・ (スコア:1)
で、その状況をネットカメラで中継する、と
~パタポン教徒~
まずは (スコア:0)
>将来的に家庭用PCにもこの技術が応用できないものかなと妄想してしまいます。
まずはゲーム機ではないでしょうか?
例:「うちはP○3やX-B○Xがあるから、冬でも暖房が要らないぜ!」
Re:まずは (スコア:1)
> 冬でも暖房が要らないぜ!
でも寒冷地だとグローしないと起動できないんだよね。
Re: (スコア:0)
うちは本当に廃熱で冬でも暖房がいらないです。
# でも夏は冷房代がバカになりませんが・・・
Re: (スコア:0)
週末に冷房が切れると月曜日の朝にひどいことになっているという...
家庭用PC (スコア:0)
部屋の中に置いておけば、その部屋の暖房になると思うんだけど、そういうことじゃなくて?
Re: (スコア:0)
#「玄関・駐車場周りの積雪を溶かせるようにならないかな」と思ったりもしたタレコミ人AC
Re:家庭用PC (スコア:1)
安定して不要な雪が供給される環境なら、雪冷式ってのもおもしろそうですね。
# そして、コンピュータの動作も農業のように天候に左右される時代に。
# 今年は日照りが続いたため、データセンター使用料が値上がりとか……
1を聞いて0を知れ!
Re:家庭用PC (スコア:1)
空気や水のように流れができないので。
雪と接している部分では熱移動が起こるでしょうが、溶けて水として流れてしまったところには、次の雪はやってきません。空気層ができてしまい、熱移動はほとんどなくなってしまいます。そもそも雪自身は大量の空気を含んでいるので、カマクラの例のように断熱性の高い材料です。
以前に別のストーリで書きましたが、大雪の日に車で新雪をラッセルしながら走ると、ラジエータに雪が詰まってオーバーヒートすることもあります。
昔々、ラジエータの電動ファンが壊れて、かつバッテリーが弱ってセルが回らないという状況になったことがあります。
停車してるとアイドリングでもオーバーヒートしてしまうのですが、かといってエンジンを止めれば再始動できないという状況です。 ラジエータに風をあてるために常に走り回ってなければならないのですが、どうしても車を止める必要があり、そのときはボンネットを開けて、エンジンルームにスコップで雪をぶち込みました。 大量の雪を詰め込んだつもりでも、溶けたらわずかの水にしかならないんですね。まさに焼け石に水。雪での冷却は難しいということを実感しました。
Re:家庭用PC (スコア:1)
>>マジレスすると、雪で冷却というのは難しいと思います。
>>空気や水のように流れができないので。
別に直接雪で冷やす必要は無いのでは?
モノを直接冷却する冷媒は空気や水でよくて、
冷媒が循環するパイプを雪の中に通しておいて、
温まった冷媒を雪で再冷却するとか、そんなもんでよいと思います。
雪を使った冷蔵庫ってのも原理的にはそんな感じです。
Re: (スコア:0)
その話は循環してるんじゃないかと…。
>モノを直接冷却する冷媒は空気や水でよくて、
冷媒が循環するパイプを雪の中に通しておいて、
温まった冷媒を雪で再冷却するとか、そんなもんでよいと思います。
この構造は車のラジエータに雪をぶっこむ行為そのものでは…?
暖まった冷媒を雪で再冷却が難しいというお話で、
雪冷蔵庫と比べて非常に熱くなるCPUクーラーや車の冷却に対しては必要な能力が足りないと思います。
Re:家庭用PC (スコア:1)
・空冷式のラジエター(放熱器)の空気の流れが阻害されるとオーバーヒートする。
・雪自体が冷たくても、一度溶けたらおしまいだよね。
・だから冷却のためにラジエター表面に雪を積めても駄目だよ。
と言うことではないかなあと考えます。
で、#1762317のコメントは、
・冷やすなら「雪で空気を冷やす→冷やされた空気で対象物を冷やす→これを循環させる」
という方法で良いんじゃないかな。
と書いてると思われ、
これをラジエターに当てはめると、
「ラジエターを冷却する為の空気を冷却するために雪を使う」
という事でしょう。
話は循環はしてないと思いますが、
車のエンジン廃熱の話と、一般的な雪冷房の話ということで、
ちょっと論点がずれてるだけだと思います。
ちなみに、
>雪冷蔵庫と比べて非常に熱くなるCPUクーラーや車の冷却に対しては必要な能力が足りないと思います。
という点についてですが、氷が水になる場合の潜熱は結構大きいものです。
移動する車の冷熱源として雪を使うことは、継続的な雪の供給という点で困難ですが、
固定されたサーバ冷却目的なら、雪冷蔵庫方式も大きさ次第で可能です。
総合的にコストメリットが有るかどうかは別問題ですが。
# 実現できるかどうか、メリットが有るかどうかを計算するのが生業です。
答えはある。それを見つける能力が無いだけだ。
Re: (スコア:0)
そしえリスクヘッジとコストダウンのために、世界規模でデータセンター網を構築したのであった。
http://www.publickey1.jp/blog/09/post_36.html [publickey1.jp]
「この記事では「でももし気候が変わって気温が上がってきたらどうするのか?」と
突っ込んだ質問をしていますが、それに対するグーグルの回答はまさに非常識なものでした。
データセンターにまたがって負荷を切り替える、というのです。」
Re:家庭用PC (スコア:2, 興味深い)
IIJは基本的に空調を使わずにサーバーを運用する実証実験 [nikkeibp.co.jp]を今年の2月から中部地方のどこかで行っていて、室温35度で運用できないか検討してるそうだし、
日本ラッド株式会社は、空調を完全に自然空冷で行う [saases.jp]ことを謳ったレンタルサーバー事業をもうすでに始めてる。
Re:家庭用PC (スコア:1)
サーバを液冷化し廃熱を外気で行う場合のサーバあたりの必要外気温や風量も決められますから、
その条件に合う土地を探すことで実現できますね。
記事を読めば手順は簡単ですが、スケールが桁外れですよね。
IIJの室温35℃での運用は、室温なら難しくないですね。
夏の外気温が35℃を超えない限りは、外気を大量に導入し続ければ良いだけです。
サーバ内部やCPU温度となると、googleと同じ道のりを辿ることになりそうです。
日本ラッドは、「廃熱空調方式」といっていますが、
おそらく、発生した熱を効率よく排気し、その分の外気を取り入れているという事ではないかと考えます。
厨房に取り付けられたフードの考え方ですね。
熱が広がってから回収するよりも、広がる前に回収した方が効率良いですから。
googleが液冷媒で熱を移動して空気中に放出してる代わりに、
ダイレクトに空気に放出し、その空気を排気してるということになるかと。
全般的に見ると、サーバ内の温度は人が快適と思う温度よりも高くていいから、
空調機を入れなくても外気だけ大量に使えば良いんじゃないか?という流れですかね。
# 外気取り入れに関連した塵埃流入や湿気の流入はどう対策してるかが気になるな。
答えはある。それを見つける能力が無いだけだ。
雪冷却と言えば (スコア:0)
ドクター中松が、原子炉の熱で雪を溶かす融雪車 [wikipedia.org]、ってのを特許申請して拒絶になった、という話が・・・
Re:家庭用PC (スコア:1)
PC×2の常時起動で、6畳の部屋が冬も暖房いらず@東京。
その代わり、冷房が入っている期間が2月~11月。地球に優しくない。
# でもboinc止まるとさすがに寒い。
巧妙に潜伏したバグは心霊現象と区別が付かない。
夏場 (スコア:0)
ヒートポンプを使っているのであれば、逆向きに運転して冷房をかけることもできると思います。
Re:夏場 (スコア:1)
Re:夏場 (スコア:1)
わが家ではサウナの熱源として使っています。
サウナ用の部屋ではありませんが。
# これでメタボともお別れにしたい
Re: (スコア:0)
仮にヒートポンプだとしても、吸収した熱をどこに持って行くですかw
Re:夏場 (スコア:2, 参考になる)
Re: (スコア:0)
実物は東大生研千葉実験場で見れますね。
ここ [u-tokyo.ac.jp]の研究室かな?
Re: (スコア:0)
室外機の振動もなさそうだし安くなったら一気に普及しそうですね。
夏の夜、パソコン部屋の室外機が近所迷惑ではないかと気にしている自分には非常に気になるシステムです。
ところで、元コメはこの「地中熱」が「家庭用パソコン」だって話だと思いますよ。
地中になら熱を逃がせるでしょうけどパソコンに逃がしちゃだめでしょ。
すでに実現済み (スコア:0)
作業するってのは、みんなやってますよね。
定番のネタだが (スコア:0)
Re: (スコア:0)
焼き鳥の再来はいやだな。
我が家のCray (スコア:0)
いろいろな形状のものがありますが、我が家にあるのは、Crayのような形状で、周りに座れるようになっています。暖房能力は正確な数字は知りませんが、薪の消費量から推定して、max10〜20kWレベル。
ちなみにCray-1Aの消費電力は115kWだったらしい。薪が中で燃えているのよりすごいよ。
#とりあえず、我が家のには計算能力がないので、夏場にはPCを突っ込もうかとも思っている。
21世紀のサーバは全て北欧、ロシア、カナダに設置 (スコア:0)
されることになったりして。
サーバ暖房システムでほっかほか。
だがアイスランド、てめーはダメだ。