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LinuxがメジャーなデスクトップOSになるチャンスはもうない? 391

ストーリー by hylom
一般消費者相手のLinux商売は金にならないしね 部門より

cheez 曰く、

本家/.「Desktop Linux Is Dead 」より。

非常に残念でならないが、LinuxがメジャーなデスクトップOSになる夢はもう終わっていると言えるだろう。

安定性もセキュリティも群を抜いて優れており、互換性、パフォーマンス、ユーザビリティをとっても素晴らしい進歩をみせるLinuxだが、どう見てもデスクトップOSとしてヒットしているとは言い難い。LinuxがデスクトップOSとして成功するチャンスはあったのかもしれないが、それはとうに昔のことだろう。

結局のところ、Linuxには決定的にコンテンツが不足しており、デスクトップ市場でやっていくには成功の見込みがないのである。コンテンツ不足の原因は「Linuxプラットフォームの細分化」と「オープンソースコミュニティの激しいイデオロギーそのもの」、この2点にあるのではないだろうか。

本家/.には「あれ?『終わってる』のはBSDじゃなかったっけ?」といった皮肉や、「デスクトップユーザの1~2%というLinuxユーザに焦点をあて、5%といった数字を目指したりするのではなく、プロフェッショナル向けのOSという今の位置づけを受け入れるべきなのではないだろうか」といった意見など、1200件を超えるコメントが寄せられている。

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  • ペンギン使いどもめ (スコア:4, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2010年10月20日 21時07分 (#1844289)

    > 「あれ?『終わってる』のはBSDじゃなかったっけ?」

    なめるなっ、始まってすらおらんわっ!!

  • どこがじゃ (スコア:4, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2010年10月20日 21時27分 (#1844314)
    > 安定性

    Windowsのほうが上のような・・・。

    > セキュリティも群を抜いて優れており

    Windowsのほうが上のような・・・。

    > 互換性

    Windowsのほうが上のような・・・。

    kernel版数がどうだの、glibcがどうだの、ディストリによる差異だのetc、Linuxは互換性がルーズでしょうが。
    自分でmakeしろボケっていう文化を引きずっていて、バイナリ互換に対する配慮が弱すぎると思いますよ。

    > パフォーマンス

    Windowsのほうが上のような・・・。

    > ユーザビリティ

    Windowsのほうが上のような・・・

    > とっても素晴らしい進歩をみせるLinux

    現在形で「みせる」じゃ、まだまだ。
    Windowsなんて、「2000で十分、XPイラネ」「XPで十分、Vistaイラネ」などと言われるほど、行き着いた先からの次を模索しているっていうのに、Linuxはまだまだ。

    かつてBSD信者でアンチWindows派でしたが、今ではすっかりWindowsNT信者ですよ。
    まるで世代の違うOSの比較ではありますが、BSDとNTを使い比べると、後発のNTの良さからは目を背けられない。

    LinuxはOSの中身をいじる自由があるし、用途に合わせられる柔軟さは利点だけれども、BSDの焼き直しの感は否めない。
    デスクトップ用途という固定化された用途であれば、むしろ互換性のためには中身を弄れないほうがいいわけで、その点はクローズドなWindowsはよくコントロールされていて、アプリを作る側としては安心なんだよね。それでも、かなりのバリエーションがあってテストが大変なのではあるが。
    • by CowardDuck (25674) on 2010年10月21日 0時04分 (#1844475)

      >> パフォーマンス
      >Windowsのほうが上のような・・・。

      他はともかくパフォーマンスについては「ような・・・」みたいな
      表現をする必要はない。

      はっきりとそれがわかる性能評価結果を示せば良いです。

      # これに関してはタレコミについても同様。
      # ちゃんと何に基づいてそういってるのかわかるように
      # すべき。

      親コメント
    • Re:どこがじゃ (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2010年10月20日 22時43分 (#1844400)

      恋は盲目ってやつですか。
      Windowsはレビューの無いドライバが多いために安定性が悪いです。まぁ悪いドライバはセキュリティ問題も多いため、Vista以降ではユーザーモードドライバを復活させてドライバがクラッシュしても平気なようにしようとしているようですね。
      また、Windowsではバイナリ互換性を維持するためにセキュリティが悲惨なことになっています。例えばDLLの読み込みパスはいつまでも酷く [srad.jp]、ASLR無効やスタックプロテクタの無いバイナリが蔓延っています(AdobeのPDFの件 [srad.jp]など)。
      互換性は何とも言えず。Windowsの互換性はバージョン毎に下がっていますが、それでも高いですね。Linuxではカーネルは後方互換であり、POSIXは変わりませんが、それ以外のAPIが変わりやすいですね。互換性の切り上げはAPIの改良がしやすいので、ライブラリ開発者には優しいですが、アプリケーションプログラマーにとっては厳しいかも。
      パフォーマンスについてはどっちもどっちです。WindowsはIOが弱い [phoronix.com]ですが、LinuxではGPUドライバが発展途上ですし。
      ユーザビリティについては、Windowsの酷いガイドラインよりもGNOME HUI Guidelines [gnome.org]の方が素晴らしいです。しかし、それに従ってないアプリケーションが多いのが難点。

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2010年10月20日 23時48分 (#1844461)

    啓蒙だのアンチMSだの騒ぐ連中のうさんくささが
    もともと興味を持っていた人たちまで引かせてしまってた。
    Linuxの場合はあれどころじゃないうさんくささが
    もうそこらじゅうに立ち込めてた。

    普及のためのなんちゃら活動なんかするヒマがあったら
    それを便利に使って行けばいいのだが、
    連中実際のとこ使ってなかったからね。
    もう何年も使えなくなっている機能を「使えない」と明言すると
    どっかの本で書いてあったんだろうね、
    こういうポリシーで作られているから
    こうやればできるのだ。とか堂々と宣言されたことが(ここ/.Jで)あった。
    それが使えなくなってるから困ってたのに。
    つーか、やってみれば二秒もかからず使えてないことがわかるのに。
    どうせWindows上のIEからカキコでもしてたんだろう。
    我らがスラッシュドットには、そんなことにツッコめるユーザーすらいなかったよ。
    自己フォローで「やってみな?できないから」と書いたらとたんにみんな黙ったっけ。

    俺が最終的にLinuxデスクトップを諦めたのは
    単純にFlashのバージョンアップごとの対応に疲れたことと
    (見れてもフォントがダメとか、動いても音が出ないとか、日本語入力できないとか)
    愛用していたデバイスのドライバが完全にobsoleteになったこと。
    で、WindowsXPに行ったんだけど、
    思ったのは、Windowsユーザーはね、
    Linux普及云々で騒いでる連中の言うような「ラク」はしてないよ。
    「フリーソフト」のインストール、動くまでいくつものソフトを入れておかなきゃならないものなんて
    たくさんあるし、みんな「aptがあれば」なんてグチも言わずにがんばっていれてるし
    コーデックの知識とか、あって当然な感じでみな暮らしてるし、
    必要とあらばコマンドプロンプトだってちゃんと開いてるじゃないさ。
    標準Cの世界にいると意味不明にしか見えないWin32APIのことを、
    たかだかフリーソフトのユーザーが一生懸命紐解いてきてたり。
    Linuxでよく言われる「込み入ったことしようとすればすぐまったくわからなくなる」のは
    Windowsも同じ。それでもみながんばってやってるさ。
    じっちゃばっちゃ以外はね。
    んで、そうやって苦労したことをみんなブログとかに書く。
    Linux普及のために!とか騒いでる人って、実際は使ってないから
    これが書けないんだよな。

    でも、なんだかんだでデスクトップLinux上で生きてる人が
    まだまだいることは知ってるし、楽しそうだな、とも思う。
    ただ、そういう人たちは、俺の知る限りまず、
    普及だなんだコッパズカシイことは言わないんだよね。

  • by iwakuralain (33086) on 2010年10月20日 22時27分 (#1844377)

    代替ソフトはあるんですよ(OpenOfficeとかGIMPとか)
    確かに見た目は同じもの作れるんですけど、相手先で見れないとかレイヤーもってこれないとかってなると
    さすがに難しいんですよね。

  • IPv6関係の Windows の不具合が多数発覚して
    みんな、Ubuntu か、MacOS に逃げると思うんだけど・・・・・
    • 以前、WindowsのIPv6関連のバグフィックスが多かった時期があったけど、最近は見かけないよね。
      NTTでフレッツを契約するとIPv6対応アプリ入りCDが送られてくるようになって何年も経っているので、いまさら多発するとは思えないけど。
      キャリア/ISP側では、高負荷時の対策が必要になるかも知れないけど、キャリア/ISPでWindowsが使われている例が多いとも思えないし。CISCOやOracle Solaris製品などで発生するかも知れないけど。

      親コメント
  • MS-DOSからOS/2経由でLinuxに来て6年ちょっと経ちます。

    Linuxに来てからは、OS/2時代に比べると、非常に楽をしています。
    周辺機器の選択肢が楽になったのもあるし、日本語対応ソフトも多い。

    それ以上に、aptでほとんどのソフトウェアが導入できること
    デバイスドライバーの管理がほとんどいらないこと
    何台ものPCを気軽に同様の環境にして使えること…
    オープンソースだからこそ実現した利便性は、実に素晴らしいと思います。

    でも、これって、プロプライエタリーなソフトウェアでは困難だと思っています。
    この一文は二つの読み方がありますが…

    Windowsでapt環境を実現することが困難ということでもあるし
    プロプライエタリーなアプリケーションをLinux上にaptで導入することも困難。

    容易に間をとるということもできない、どちらも不幸な現実だと思います。

    そこからわかることは、今の構造の延長線上では
    LinuxがメジャーなデスクトップOSになるということは
    プロプライエタリーソフトウェアが、今よりも売れなくなることを意味して
    いろんなベクトルの合力は、それを妨げるだろう…ある意味しかたの無いこと。

    ウェブへの投稿を見ると、たとえば、HDDが壊れてからリカバリー手段に悩む人がよくいます。
    加えてLavieに新しく調達したOSをクリーンインストールして
    デバイスドライバーを探している人もよく見られる風景です。
    (NECではホーム向けPCのデバイスドライバーダウンロードサービスを行ないようです)

    フリーソフトのアンインストール方法に悩む人もよく見られます。
    Windowsにはsynapticのように、目的に適合するフリーソフトウェアを探すヒントは無いし
    ダウンロードしたflvファイルを再生するためのヒントもありません。

    これらのすべては、Windowsを選んだ人に与えられたありがたい試練で
    Linuxでは、ほとんど悩む必要が無いように思えます。
    でも、同様にLinuxを選んだ人にも,公平に、DRMの効いた動画が見られないとか
    有名な市販ソフトが使えないとか、ありがたい試練が与えられます。

    きっと、試練に耐えきれば、どちらも幸せになれると思っています。
    ただ、Windowsを選ぶほうがお金はかかるし
    でも誰もお金をかけなければ、プログラマーがひどい目に遭うんだと思います。

    みんながかけたお金は、Microsoftに一番集まるけど
    ぼくは出していないから気に病まないことにします。
    (時価総額的には、一番集まるのはAppleなのかもしれないけどね)

    #寮ごと焼失したソフトが再入手できなかったときプロプライエタリーソフトに絶望しました
    #kuro氏が去ったことにもNEM氏が去ったことにも絶望したし、もちろんIBMにも絶望した。
  • by paprika (5024) on 2010年10月20日 21時24分 (#1844308) 日記

    今、Windowsでなければならない理由としては、ゲーム(唯一、EverQuestのみですが)とAdobe製品だけです。

    WindowsのUIが今後も使いにくくなっていくようであれば、ubuntuあたりが選択肢になってくるでしょう。

    まあ、個人的にはメジャーになる必要はないと思っていますが、メジャーにならなければアプリケーションは増えないですよね。

    PhotoshopとIllustratorとDreamweaverがLinux上で動けばなぁとは思います。

  • by Anonymous Coward on 2010年10月20日 22時05分 (#1844358)
    win98の頃に今のubuntuがあればチャンスはあったかもしれないけど。
    • それは勘違いでしょう。DOSアプリの全盛時代からいきなりNTカーネルに移っていたら、こんなにスムーズにWindowsへ移行できてない。
      DOSとの互換性が高いDOS窓があったり、DOSとのデュアルブートがインストール時のデフォルトだったりするから、自然にWindows環境に移行できた。それを成し遂げたからWindowsは現在のシェアを達成している。

      この5年のマイクロソフトは言動に余裕を感じるけど、それ以前はシェアを確保するために、多少、非難されてもなりふり構わないところがあった。やはり、シェアは重要でしょう。

      親コメント
  • 数年前だと、季節ごとにムックが出たり、結構いろいろPC UNIXの入門書やら活用本
    やらが出版されていたのに、最近はほとんど新刊を見かけませんね。
    去年の九月にJoseph Kong著『FreeBSD Device Drivers』という本をアマゾンで予約し
    たけど、発売予定がどんどん未来になっていく。
    本当に出版されるのだろうか・・・。
    入門者が減れば、本も減るし、本が減れば利用しようかなと思う人も減ると思います。
    おそらく、OSのプリインストールが普通になって、OSを入れ替えるという発想すらない
    ユーザーが一般的になってきたんじゃないかな。
    それにPCが安くなってきているから、プリインストールされたWindowsがおかしくなった
    ら本体を買い換えるという人も多いかもしれない。
    ユーザーからみてOSの重要度が決定的に小さくなっていることが、Windows以外のOSへの
    関心自体も小さくしているように感じますね。
    いわゆる個人用パソコンという場面では当面Windowsがガリバーという状況は、しばらく
    続くとは思います。ただ、いつまでもMSが覇権を握っていられるとも思えないし、個人用
    パソコンというジャンルが無くなることはないでしょうし、いずれWindowsに変わるもの
    が出てきそうな気はします。
    ただ、今のLinuxがWindowsの代わりになるのは厳しいと思います。企業内のデスクトップ
    用途なら可能性はありますが、一般家庭のデスクトップOSになるには、もっと使い勝手を
    コンピュータを意識させないように変える有ると思います。
typodupeerror

ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ

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