LinuxがメジャーなデスクトップOSになるチャンスはもうない? 391
ストーリー by hylom
一般消費者相手のLinux商売は金にならないしね 部門より
一般消費者相手のLinux商売は金にならないしね 部門より
cheez 曰く、
本家/.「Desktop Linux Is Dead 」より。
非常に残念でならないが、LinuxがメジャーなデスクトップOSになる夢はもう終わっていると言えるだろう。
安定性もセキュリティも群を抜いて優れており、互換性、パフォーマンス、ユーザビリティをとっても素晴らしい進歩をみせるLinuxだが、どう見てもデスクトップOSとしてヒットしているとは言い難い。LinuxがデスクトップOSとして成功するチャンスはあったのかもしれないが、それはとうに昔のことだろう。
結局のところ、Linuxには決定的にコンテンツが不足しており、デスクトップ市場でやっていくには成功の見込みがないのである。コンテンツ不足の原因は「Linuxプラットフォームの細分化」と「オープンソースコミュニティの激しいイデオロギーそのもの」、この2点にあるのではないだろうか。
本家/.には「あれ?『終わってる』のはBSDじゃなかったっけ?」といった皮肉や、「デスクトップユーザの1~2%というLinuxユーザに焦点をあて、5%といった数字を目指したりするのではなく、プロフェッショナル向けのOSという今の位置づけを受け入れるべきなのではないだろうか」といった意見など、1200件を超えるコメントが寄せられている。
ペンギン使いどもめ (スコア:4, おもしろおかしい)
> 「あれ?『終わってる』のはBSDじゃなかったっけ?」
なめるなっ、始まってすらおらんわっ!!
Re:ペンギン使いどもめ (スコア:1)
Re:ペンギン使いどもめ (スコア:2)
Android搭載WIN [kddi.com]の話かと思ったけど違った。
Re:ペンギン使いどもめ (スコア:5, すばらしい洞察)
LinuxもBSDもSolarisもMac OSもAIXもHP-UXも全部クソです。
なぜならそれら全て忌まわしきUnixだからです。
いつから、OSはUnixだけになってしまったのでしょうか?
言語はたくさんありますが、OSはUnixだけです。
自称はっかーな人はUnixに対し無批判です。
Unixの派生だけを比べて日々罵り合いをしているだけです。
Unixは無謬なのでしょうか?
「UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている」 - 1991年ごろ
実装もない、モチベーションもない… (スコア:2)
…業界にそんな動きもないですからね。もう数式の生き残った記法みたいにこの先1000年くらいは使われるんじゃないですか?
どこがじゃ (スコア:4, すばらしい洞察)
Windowsのほうが上のような・・・。
> セキュリティも群を抜いて優れており
Windowsのほうが上のような・・・。
> 互換性
Windowsのほうが上のような・・・。
kernel版数がどうだの、glibcがどうだの、ディストリによる差異だのetc、Linuxは互換性がルーズでしょうが。
自分でmakeしろボケっていう文化を引きずっていて、バイナリ互換に対する配慮が弱すぎると思いますよ。
> パフォーマンス
Windowsのほうが上のような・・・。
> ユーザビリティ
Windowsのほうが上のような・・・
> とっても素晴らしい進歩をみせるLinux
現在形で「みせる」じゃ、まだまだ。
Windowsなんて、「2000で十分、XPイラネ」「XPで十分、Vistaイラネ」などと言われるほど、行き着いた先からの次を模索しているっていうのに、Linuxはまだまだ。
かつてBSD信者でアンチWindows派でしたが、今ではすっかりWindowsNT信者ですよ。
まるで世代の違うOSの比較ではありますが、BSDとNTを使い比べると、後発のNTの良さからは目を背けられない。
LinuxはOSの中身をいじる自由があるし、用途に合わせられる柔軟さは利点だけれども、BSDの焼き直しの感は否めない。
デスクトップ用途という固定化された用途であれば、むしろ互換性のためには中身を弄れないほうがいいわけで、その点はクローズドなWindowsはよくコントロールされていて、アプリを作る側としては安心なんだよね。それでも、かなりのバリエーションがあってテストが大変なのではあるが。
Re:どこがじゃ (スコア:2)
>> パフォーマンス
>Windowsのほうが上のような・・・。
他はともかくパフォーマンスについては「ような・・・」みたいな
表現をする必要はない。
はっきりとそれがわかる性能評価結果を示せば良いです。
# これに関してはタレコミについても同様。
# ちゃんと何に基づいてそういってるのかわかるように
# すべき。
Re:どこがじゃ (スコア:1, 参考になる)
恋は盲目ってやつですか。
Windowsはレビューの無いドライバが多いために安定性が悪いです。まぁ悪いドライバはセキュリティ問題も多いため、Vista以降ではユーザーモードドライバを復活させてドライバがクラッシュしても平気なようにしようとしているようですね。
また、Windowsではバイナリ互換性を維持するためにセキュリティが悲惨なことになっています。例えばDLLの読み込みパスはいつまでも酷く [srad.jp]、ASLR無効やスタックプロテクタの無いバイナリが蔓延っています(AdobeのPDFの件 [srad.jp]など)。
互換性は何とも言えず。Windowsの互換性はバージョン毎に下がっていますが、それでも高いですね。Linuxではカーネルは後方互換であり、POSIXは変わりませんが、それ以外のAPIが変わりやすいですね。互換性の切り上げはAPIの改良がしやすいので、ライブラリ開発者には優しいですが、アプリケーションプログラマーにとっては厳しいかも。
パフォーマンスについてはどっちもどっちです。WindowsはIOが弱い [phoronix.com]ですが、LinuxではGPUドライバが発展途上ですし。
ユーザビリティについては、Windowsの酷いガイドラインよりもGNOME HUI Guidelines [gnome.org]の方が素晴らしいです。しかし、それに従ってないアプリケーションが多いのが難点。
Re:どこがじゃ (スコア:2)
> >Windowsはレビューの無いドライバが多いために安定性が悪いです
> Linuxはそもそもドライバがなかったりするじゃんかよう…
Linux ほど最初からデバイスドライバーが整っているOSはないのだか、
あなたは何のデバイスが足りていないと感じますか?教えてください。
PCにECC Registeredメモリの利用を推奨します。
Re:どこがじゃ (スコア:2)
> あなたは何のデバイスが足りていないと感じますか?教えてください。
ドライバとは言えないかもしれませんが、暗号化対応USBメモリとかは困ります。
Re:どこがじゃ (スコア:2)
> ドライバとは言えないかもしれませんが、暗号化対応USBメモリとかは困ります。
結構前からあるよ。しかもUSBメモリーベンダーが作ったものではなく、OS標準の方法で。
PCにECC Registeredメモリの利用を推奨します。
Re:どこがじゃ (スコア:2)
Windowsをセットアップすると、いつも思うのがネットワークのデバイスドライバーが足りないんだよね。
たとえば、Intel PRO/1000 Desktop Adaptorとか、BroadcomやMarvellの1Gb NICとか、
よく使うNICが別のデバイスドライバーCD-ROMに入っている。
Linuxだと、だいたい /lib/modules に入っているから、だいたい自動認識なんだが。
PCにECC Registeredメモリの利用を推奨します。
Re:どこがじゃ (スコア:2)
>>yumとかaptgetとかしたらいいんじゃないか。
>そのレベルすら分からない人が大半なんだってば。
そのために、「パッケージの追加と削除」というGUIベースのアプリケーションがあるのですが、
あなたは、キーボードやマウス操作、日本語の読解などが行えませんか?
PCにECC Registeredメモリの利用を推奨します。
Re:どこがじゃ (スコア:2)
>X でビデオ再生や 3D 描画にハードウェア支援が受けられる GPU のドライバー類 (ただし X が動作する非 Linux 環境よりは多い) や、
>USB での各種微妙なデバイス (サウンド、GPU、ディスプレイ etc.) とか。3D サラウンド対応のサウンドカードなんてのもどうでしょうか。
Fedora 13以降であれば、Radeon系のほとんどのビデオカードは3Dアクセラレーションがフルに使えます。
その前から、Intel系の内蔵グラフィックスカードは3Dも使えていました。
nVidia系はrpmfusionからバイナリドライバーをダウンロードしてくれば3Dも使えます。
微妙なのはVIAとかのマイナーなグラフィックスカード。あまり絶対数は大きくありませんが。
また、USB VGAもTigerやD-Link系はオープンソースドライバーがあります。
サウンドもMass Audio Deviceに準拠しているものであれば動きます。
USBサウンドデバイスの疑似3DサラウンドはCPUで処理しているので無理ですね。
USB Ethernet、USB無線LANも動かないデバイスを探す方が困難です。
USBワンセグチューナーもLinuxで動く機種もあります。←手元にあります。
USBタブレットもメジャーなWACOMであれば問題なく使えます。
もちろん!USB充電ケーブルも使えます。
>NDIS を使って凌ぐ系統なんかも、「それはドライバーがないと言わないか」と感じます。それ Windows 用のドライバーじゃない。
無線LANに至っては、IntelもBroadcomも前向きに取り組んだおかげで、最近では問題なく使えるし、
Athrosとかは何も設定なしでwlan0として認識する。元々無線LANドライバーが少ないCentOSはともかく、
最新のUbuntuやFedoraユーザーは困らないかと。
PCにECC Registeredメモリの利用を推奨します。
Re:どこがじゃ (スコア:2)
> 激しく同意。
> デスクトップでWindowsがLinux(のどのディストリであろうと)に対して負ける要素が何一つない。
> 元コメのおっしゃるとおり、新バージョンが歓迎されるようでは全然追いつけていないのです。
LinuxにはWindowsに勝るトレーサビリティーがある。
君はソースコードを読みたいと思わないのか?
また、Linuxは永遠に自由だ。WindowsはMicrosoftがWindows Updateを提供をやめると崩壊する。
Linuxが提供するのは自由だ。オープンソースソフトウェアを否定するのは、
人類がコンピューターリソースを使う自由を否定することなのだ。よく理解して欲しい。
PCにECC Registeredメモリの利用を推奨します。
Re:どこがじゃ (スコア:2)
>こういう意見で状況が変わると思ってるなら本当に残念だな。
>>LinuxにはWindowsに勝るトレーサビリティーがある。
>>君はソースコードを読みたいと思わないのか?
>デスクトップとしてどうか、という議論にはほぼ関係ない(X以外)。
デスクトップこそ、ソースコードのトレーサビリティーが問われる分野じゃないのか?
よくわからないメッセージを閉じるボタンと強制クラッシュで済ませるあなたには分からないかもしれないが、
自分のいつも使うデスクトップのソースコードが追えるということは画期的で素晴らしいことだと私は思う。
>>Linuxが提供するのは自由だ。オープンソースソフトウェアを否定するのは、
>>人類がコンピューターリソースを使う自由を否定することなのだ。よく理解して欲しい。
>金を払って使う自由が存在するよ。あなた通信費払ってないんですか。
誰も無料とは言っていない。Freeは自由を追求することなのだ。
いつも私はSIMロックフリーのwifiモバイルルーターを使っている。
よって、キャリアの品質やサービスが変化した場合いつでもキャリアを変更ができる。
お金を払って使う自由には、隠れたベンダーロックインが存在する。
これを排除するのが私の宿命なのだ。
PCにECC Registeredメモリの利用を推奨します。
Re:どこがじゃ (スコア:2)
> > よくわからないメッセージを閉じるボタンと強制クラッシュで済ませるあなたには分からないかもしれないが、
> その、分からない人があまりに多すぎるから、メジャーになれないのでは?
> Linuxデスクトップユーザの中でも、わざわざソース追いかけてる人が何割いるか、疑問です。
僕には、窓の杜やVectorから時間をかけてお気に入りの無料ソフトウェアを探す
Windowsユーザーの気持ちがよく分からないよ。
動きが微妙なら、次の違いソフトウェアを探す、使い勝手が悪いと違うソフトウェアを探す。
そうして、本質を理解しないユーザーが表計算ソフトウェアで
文書を書いたり、ガントチャート書いたりしてしまうんだよ。きっとね。:)
PCにECC Registeredメモリの利用を推奨します。
Re:どこがじゃ (スコア:2)
>>動きが微妙なら、次の違いソフトウェアを探す、使い勝手が悪いと違うソフトウェアを探す。
>そりゃそうだろう。冷蔵庫が使いづらいからって改造するやつなんかいるか?
たぶん、あなたは冷蔵庫を1ヶ月に1度購入しているに違いない!
冷蔵庫の仕様がおかしかったら、リクエストしたらいいじゃないか。
PCにECC Registeredメモリの利用を推奨します。
Re:どこがじゃ (スコア:1)
>デスクトップでWindowsがLinux(のどのディストリであろうと)に対して負ける要素が何一つない。
ずばり値段。
学生の頃はこれが大きかったです。
Windows高すぎると思ってました。
Re:どこがじゃ (スコア:1)
で、学生も数年経てば社会人になるわけで、
金は無いけど暇なら腐るほどあるなんて期間はごく僅かなんですよね
さらに言うと、WindowsだってDSP版なら1万円ちょっとで買えるどころか、
ネットブックなんてハードOS一式揃って3万円とかになってて、
もはや金の無い学生ですらLinuxを選択するメリットが皆無という状況ですね
#まさに「タダより高い物は無い」を地で行く感じかと
Re:どこがじゃ (スコア:2, すばらしい洞察)
その「ユーザー」って単にあなた個人の意見じゃないですか?
Linuxと違ってアプリケーション配布側はある程度のバージョン間互換を取るのが当たり前ですから、
動いてる間はどのWindowsでも構わない、動かなくなったら買い換え(そして新しいOSへ)となるだけです。
大多数のユーザーはWindowsのバージョンなんて気にしてないどころか知らない場合すらありますから。
# OSのバージョンや機能を気にしてPC買う人が大多数を占めてたらどれだけいいか…
Re:どこがじゃ (スコア:2)
一番の難関はレビューを受ける際には英語でコミュニケーションしなければいけないということか。
というか、欲しいなら自分で作るってのが基本でないの。
Re:どこがじゃ (スコア:2, 興味深い)
32bit環境のデスクトップヒープ不足問題ですので、64bit環境を処方しておきますね。
処方後幾つかのアプリが動かない事態になっても関知しませんのであしからず...
#知り合いのVista 32bit環境をリモートアシスタンスでサポートすることがあったけど、
#起動できないから幾つかアプリを終了してから...というのがよくありました。
Firefoxの時思ったこととか (スコア:3, 興味深い)
啓蒙だのアンチMSだの騒ぐ連中のうさんくささが
もともと興味を持っていた人たちまで引かせてしまってた。
Linuxの場合はあれどころじゃないうさんくささが
もうそこらじゅうに立ち込めてた。
普及のためのなんちゃら活動なんかするヒマがあったら
それを便利に使って行けばいいのだが、
連中実際のとこ使ってなかったからね。
もう何年も使えなくなっている機能を「使えない」と明言すると
どっかの本で書いてあったんだろうね、
こういうポリシーで作られているから
こうやればできるのだ。とか堂々と宣言されたことが(ここ/.Jで)あった。
それが使えなくなってるから困ってたのに。
つーか、やってみれば二秒もかからず使えてないことがわかるのに。
どうせWindows上のIEからカキコでもしてたんだろう。
我らがスラッシュドットには、そんなことにツッコめるユーザーすらいなかったよ。
自己フォローで「やってみな?できないから」と書いたらとたんにみんな黙ったっけ。
俺が最終的にLinuxデスクトップを諦めたのは
単純にFlashのバージョンアップごとの対応に疲れたことと
(見れてもフォントがダメとか、動いても音が出ないとか、日本語入力できないとか)
愛用していたデバイスのドライバが完全にobsoleteになったこと。
で、WindowsXPに行ったんだけど、
思ったのは、Windowsユーザーはね、
Linux普及云々で騒いでる連中の言うような「ラク」はしてないよ。
「フリーソフト」のインストール、動くまでいくつものソフトを入れておかなきゃならないものなんて
たくさんあるし、みんな「aptがあれば」なんてグチも言わずにがんばっていれてるし
コーデックの知識とか、あって当然な感じでみな暮らしてるし、
必要とあらばコマンドプロンプトだってちゃんと開いてるじゃないさ。
標準Cの世界にいると意味不明にしか見えないWin32APIのことを、
たかだかフリーソフトのユーザーが一生懸命紐解いてきてたり。
Linuxでよく言われる「込み入ったことしようとすればすぐまったくわからなくなる」のは
Windowsも同じ。それでもみながんばってやってるさ。
じっちゃばっちゃ以外はね。
んで、そうやって苦労したことをみんなブログとかに書く。
Linux普及のために!とか騒いでる人って、実際は使ってないから
これが書けないんだよな。
でも、なんだかんだでデスクトップLinux上で生きてる人が
まだまだいることは知ってるし、楽しそうだな、とも思う。
ただ、そういう人たちは、俺の知る限りまず、
普及だなんだコッパズカシイことは言わないんだよね。
互換 (スコア:2)
代替ソフトはあるんですよ(OpenOfficeとかGIMPとか)
確かに見た目は同じもの作れるんですけど、相手先で見れないとかレイヤーもってこれないとかってなると
さすがに難しいんですよね。
来年 IPv4アドレスが枯渇したら (スコア:2)
みんな、Ubuntu か、MacOS に逃げると思うんだけど・・・・・
IPv6アプリは、すでにそれなりに普及している (スコア:2)
以前、WindowsのIPv6関連のバグフィックスが多かった時期があったけど、最近は見かけないよね。
NTTでフレッツを契約するとIPv6対応アプリ入りCDが送られてくるようになって何年も経っているので、いまさら多発するとは思えないけど。
キャリア/ISP側では、高負荷時の対策が必要になるかも知れないけど、キャリア/ISPでWindowsが使われている例が多いとも思えないし。CISCOやOracle Solaris製品などで発生するかも知れないけど。
比較すべきは市販ソフトとオープンソース (スコア:2)
Linuxに来てからは、OS/2時代に比べると、非常に楽をしています。
周辺機器の選択肢が楽になったのもあるし、日本語対応ソフトも多い。
それ以上に、aptでほとんどのソフトウェアが導入できること
デバイスドライバーの管理がほとんどいらないこと
何台ものPCを気軽に同様の環境にして使えること…
オープンソースだからこそ実現した利便性は、実に素晴らしいと思います。
でも、これって、プロプライエタリーなソフトウェアでは困難だと思っています。
この一文は二つの読み方がありますが…
Windowsでapt環境を実現することが困難ということでもあるし
プロプライエタリーなアプリケーションをLinux上にaptで導入することも困難。
容易に間をとるということもできない、どちらも不幸な現実だと思います。
そこからわかることは、今の構造の延長線上では
LinuxがメジャーなデスクトップOSになるということは
プロプライエタリーソフトウェアが、今よりも売れなくなることを意味して
いろんなベクトルの合力は、それを妨げるだろう…ある意味しかたの無いこと。
ウェブへの投稿を見ると、たとえば、HDDが壊れてからリカバリー手段に悩む人がよくいます。
加えてLavieに新しく調達したOSをクリーンインストールして
デバイスドライバーを探している人もよく見られる風景です。
(NECではホーム向けPCのデバイスドライバーダウンロードサービスを行ないようです)
フリーソフトのアンインストール方法に悩む人もよく見られます。
Windowsにはsynapticのように、目的に適合するフリーソフトウェアを探すヒントは無いし
ダウンロードしたflvファイルを再生するためのヒントもありません。
これらのすべては、Windowsを選んだ人に与えられたありがたい試練で
Linuxでは、ほとんど悩む必要が無いように思えます。
でも、同様にLinuxを選んだ人にも,公平に、DRMの効いた動画が見られないとか
有名な市販ソフトが使えないとか、ありがたい試練が与えられます。
きっと、試練に耐えきれば、どちらも幸せになれると思っています。
ただ、Windowsを選ぶほうがお金はかかるし
でも誰もお金をかけなければ、プログラマーがひどい目に遭うんだと思います。
みんながかけたお金は、Microsoftに一番集まるけど
ぼくは出していないから気に病まないことにします。
(時価総額的には、一番集まるのはAppleなのかもしれないけどね)
#寮ごと焼失したソフトが再入手できなかったときプロプライエタリーソフトに絶望しました
#kuro氏が去ったことにもNEM氏が去ったことにも絶望したし、もちろんIBMにも絶望した。
移行の意向 (スコア:1)
今、Windowsでなければならない理由としては、ゲーム(唯一、EverQuestのみですが)とAdobe製品だけです。
WindowsのUIが今後も使いにくくなっていくようであれば、ubuntuあたりが選択肢になってくるでしょう。
まあ、個人的にはメジャーになる必要はないと思っていますが、メジャーにならなければアプリケーションは増えないですよね。
PhotoshopとIllustratorとDreamweaverがLinux上で動けばなぁとは思います。
今のwindowsは安定してるしね (スコア:1, 興味深い)
Re:今のwindowsは安定してるしね (スコア:2)
それは勘違いでしょう。DOSアプリの全盛時代からいきなりNTカーネルに移っていたら、こんなにスムーズにWindowsへ移行できてない。
DOSとの互換性が高いDOS窓があったり、DOSとのデュアルブートがインストール時のデフォルトだったりするから、自然にWindows環境に移行できた。それを成し遂げたからWindowsは現在のシェアを達成している。
この5年のマイクロソフトは言動に余裕を感じるけど、それ以前はシェアを確保するために、多少、非難されてもなりふり構わないところがあった。やはり、シェアは重要でしょう。
最近、PC UNIX関係の出版が減ってるよね (スコア:1)
やらが出版されていたのに、最近はほとんど新刊を見かけませんね。
去年の九月にJoseph Kong著『FreeBSD Device Drivers』という本をアマゾンで予約し
たけど、発売予定がどんどん未来になっていく。
本当に出版されるのだろうか・・・。
入門者が減れば、本も減るし、本が減れば利用しようかなと思う人も減ると思います。
おそらく、OSのプリインストールが普通になって、OSを入れ替えるという発想すらない
ユーザーが一般的になってきたんじゃないかな。
それにPCが安くなってきているから、プリインストールされたWindowsがおかしくなった
ら本体を買い換えるという人も多いかもしれない。
ユーザーからみてOSの重要度が決定的に小さくなっていることが、Windows以外のOSへの
関心自体も小さくしているように感じますね。
いわゆる個人用パソコンという場面では当面Windowsがガリバーという状況は、しばらく
続くとは思います。ただ、いつまでもMSが覇権を握っていられるとも思えないし、個人用
パソコンというジャンルが無くなることはないでしょうし、いずれWindowsに変わるもの
が出てきそうな気はします。
ただ、今のLinuxがWindowsの代わりになるのは厳しいと思います。企業内のデスクトップ
用途なら可能性はありますが、一般家庭のデスクトップOSになるには、もっと使い勝手を
コンピュータを意識させないように変える有ると思います。
Re:うーん。 (スコア:4, すばらしい洞察)
思うに、「Windowsに対抗するのに十分なレベルに達してる。今すぐ乗り換えよう」キャンペーンを早くからやりすぎだ、と文句を言いたい感じです。 「十分な知識を持ってる人か、多大な労力を費やせる人でないと、とてもまともには使えない」と言う段階なのにそんな事を言ってた気がするので・・・。
Xの設定がなんとGUIで出来るようになった→テキストベースでさくさく設定出来るぐらいの知識が必要だけどね、とか、
Xの設定までインストーラがやってくれる→まずドライバがmakeが通るとこまではがんばってね、とか、
メジャーなビデオカードならボタン一つでXが起動するよ→日本語は後で設定してね、とか、
日本語も簡単に出るようになったよ→綺麗なフォントで表示させたかったらもう一踏ん張りだ、とか。
もう、がんばれませんorz
そういう段階からがんばって使ってる人々が「使える使える」とおっしゃってたので、 もう、「Linuxデスクトップ使えるよ」と言われても、 マッチョマンにさわやかな笑顔で「大丈夫、簡単にできるよ!」と言われたような、微妙な印象を受けます。 いやあなたの簡単はレベルが違うから、と。
ついでに、去年ぐらいに、今度こそ本当に使えるかもしれない、と思い、当時最新のubuntuを入れてみて、 本当に何もせずに普通に使える環境になるのにはびっくりしたんですが、 「ある日突然テキストベースの設定ファイルをごりごり修正しないと元の状態には戻せない類のトラブル」に見舞われるのではないかという無根拠な心配がどうしてもぬぐえず、心安らかには使えませんでしたorz
個人的な話は置いておいて、多分、そういうトラウマが無い人ならそれなりにすんなり受け入れられるんじゃないかと思います。 その意味で、ネットブックがコスト削減のためLinuxに目を付けようとしたのを、大幅値引きまでしてさっさと潰したMSの戦略は慧眼だったんだなぁ、と思います。
結局、マーケティングに金をかけられなかったのがLinuxの敗因じゃないでしょうかね。
Re:うーん。 (スコア:5, すばらしい洞察)
エロゲが無いのが問題なんだよ!(待テ)
Re:うーん。 (スコア:1, すばらしい洞察)
いちおう真面目に分析してみると、コピープロテクトを掛けられない(少なくともエロゲメーカーでも採用できるような安価で日本語の製品はない)のが問題ではないでしょうか。
NScripterや吉里吉里のような汎用エンジンを使っているものは互換エンジンが開発されているみたいですけど、Macにすらはるかに及ばないシェアではメーカーが正式サポート対象にすることは期待できそうにないですね。
Firefoxの「問題」の多くがシェアの増加にともなって勝手に解決したように、chicken and eggな面はありますね。
Re:うーん。 (スコア:1)
ブラウザ上でリンクをクリックして出てくるダイアログで「実行」を選べばOKです。
まあブラウザキャッシュやTEMPディレクトリにダウンロードされてるといえばダウンロードされてますが。
Re:うーん。 (スコア:3, 興味深い)
そうじゃなくて、ブラウザ上でテンポラリディレクトリにダウンロードして
実行するとしても、配布元をいちいち巡らなくちゃいけないわけでしょう?
それぞれインストールしたいものがどこで配布されてるのかを把握してなくちゃ
いけないWindowsデスクトップの文化がLinuxデスクトップ的には失格なわけです。
# aptitude install firefox
これだけで済む。GUIのラッパーを被せても同じです。
リストからインストールしたいソフトウェアを選択して、「インストール」ボタンを押すだけ。
どちらが優れているとはいいませんが、
というのはそういう意味ではないです。
Re:うーん。 (スコア:2)
商用、というか商売っ気のあるところのソフトがそうなると、
関連ソフトとして同時にたくさんインストールされそうだなぁ。
アンチウィルスソフトとかJwordとか。。。
Re:うーん。 (スコア:2)
デスクトップ用途ならばパッケージシステム管理外のソフトウェアをインストールしたい
という状況がそもそも稀ではないですか? Webブラウザも、OpenOfficeも、大抵の
ディストリビューションにはパッケージシステムに用意されています。
すべてのソフトウェアを *.exe や *.msi をダウンロードしてインストールし
アップデートの管理もそれぞれバラバラに行わなければならないWindowsと比較して、
用意されているものを使うだけならインストールも簡単、アップデートもパッケージシステムで
全て一括で行ってくれるのは利点でしょう。
パッケージシステム管理外のソフトウェアを20個も30個もインストールするという状況はさらに
稀ですから、個別にインストールした数個のソフトウェアだけを面倒見ればいいわけです。
# サードパーティのソフトウェアでも重大なセキュリティアップデートくらいはWindowsUpdateに流してくれればいいのに。
Re:うーん。 (スコア:2)
というか私の最初のコメントは1844344 [srad.jp]に対するリプライの、
「ブラウザ上でリンクをクリックして出てくるダイアログで(ry」というのが的を
外していたのでそれを補うようにつけたものなので、そういう突っ込みはずれているのです。
別にfirefoxという言葉を知っている必要はなくて、知らないなら知らないで、
「Webブラウザ」をパッケージシステムからインストールしようとすると、
自動的にFirefoxなりの適当なWebブラウザがインストールされるように
初心者向けのGUIを作ればいいわけで。
「使いたい機能を持つソフトウェアの名前を知らなければならない」のと
「個別のインストーラをダウンロードして実行しなければならない」というのは同値ではないです。
Re:ウィンドウシステム (スコア:1)
> ウィンドウシステムもカーネルの一部だという前提
これには同意、
> エクスプローラーは立派なシェルだ
これにも同意。
なんだけど、そのせいで、Windowsがシェルの改悪を続けた結果、使いにくくなっても、シェルを取り替えるのが困難になってます。それがLinuxに移行する動機付けになりつつあります。
今は、Classic Shell [sourceforge.net]とFileVisor [lightship.co.jp]で凌いでいますが、いつまで続けられることやら。
一社が独占的に音頭を取って、シェルをメンテナンスし続けるメリットは明らかだと思うんですけど、それがあだとなって、OSを移行するきっかけにもなるのかな、と思ったり。
Re:どっちでもいいんじゃね? (スコア:1)
一応、WinとLinuxの両方のデスクトップ環境を使い分けてはいるけど、
Linuxの日本語入力環境は未だ不安定です。
印刷も同様。
あと、ネットバンキング等、一部のサイトに対するwebブラウザの挙動が不安定。
flashもLinux坂の方が落ち易いし動かない場面も多い。
Linuxをデスクトップ環境としてはとても常用する気にはなれないなあ。
Re:どっちでもいいんじゃね? (スコア:2, 参考になる)
ただ、それ以外のアプリやツールとかでも、Windowsの方が圧倒的に種類が多くて、
その中にはかゆい所に手が届く優秀なツールが多い。
そういえば先日ubuntu上でCDをリッピング&エンコードしようとした時
freedb日本語版 [dyndns.org]の使えるソフトが無くて困ったな。
アニソンではfreedb日本語版が無ければ話にならんのだかどうしよ。
自分で作れと言うことか。それとも誰かにお願いして作ってもらうか。(おぃ
何れにしてもWindowsでは当たり前にある便利なソフトも開発者の方に感謝せねばならんね。
Windowsだって初期の頃は必要なツールが無くて誰もが苦労しただろし
その中から自作しようとした方々も出てきたんでしょう。(有償無償問わず)
Linuxは今まさにそんな感じなんでしょうね。まだまだ発展途上。
それにLinuxは広がらなくてもOSSの裾野は関係なく広がるでしょうし。
気づいた時にはOS関係ねぇって事になってたらLinuxの勝ちなのかな。
Re:どっちでもいいんじゃね? (スコア:2)
>そういえば先日ubuntu上でCDをリッピング&エンコードしようとした時
>freedb日本語版の使えるソフトが無くて困ったな。
私の記憶によればgrip [nostatic.org]で使えたと思います。
Re:Androidとして生き残れば良いんじゃね (スコア:2)
Linux上のQtはXなくても動きます。for embedded linux に、qws というウィンドウシステムが実装されていますので、後は linuxfb か DirectFB か OpenGL か OpenVG 辺りのAPIに準拠したグラフィックチップ用ドライバがあれば、GUIの実装は可能です。
Android が Qt を採用していれば、正直 Java 不要だったのに…などと妄想してみるテスト。
ほえほえ
Re:Androidとして生き残れば良いんじゃね (スコア:2, 興味深い)
> Android が Qt を採用していれば、正直 Java 不要だったのに…などと妄想してみるテスト。
Windowsプログラミングは、わりと長く経験してきた方だと思うのですが、最近のQtの出来は結構いいですね。
プログラミング環境 VisualStudio vs Qt Creator の比較なら、まだ前者の方が先を行ってると思うのですが、ツールキット込みでの VisualStudio+{MFC|WTL} vs Qt Creator だと、後者に軍配が上がるしょう。
Qtを使えばWindows、Mac、Linux間の移植もしやすいと思うので、ぜひとも普及して欲しいのですけどね。ドキュメントは良くできていて、プログラミングしやすいし、表現力も上がるので、新規案件で裁量がきく場合にはQtを採用しています。
私はやっぱりC++が好きです。C#は仕事上使うこともありますが、JavaとかJavaScriptとかObjective-Cは、もういいや、っていう感じ。
Re:デスクトップそのものが... (スコア:2)
POSレジがWindows Embeddedだらけなのもその辺が理由ですよね。
Re:OSは関係ない (スコア:2)
ユーザランドはFreeBSDと書いていて、なんでオープンソースのデスクトップがダメという結論になるんだろう。
MacOS XのベースになっているDarwinもオープンソースだし。
オープンソースだからダメというより、知財の関係でオープンだけでは難しい部分があるといったことだと思う。オープンソースを支持している個人/企業であっても、自分の成果物をすべてオープンにできるわけではないし、すべてを自分だけで作れるわけでもない。それだけのことでしょう。
Re:Androidはその夢を実現しそうな勢い (スコア:2)
Linux(の汎用ディストリビュージョン)とAndroidの大きな違いは、AndroidはGoogleがGUIを開発済み(もしくはデフォルトを既定済み)だということと、開発主体として開発を続けているということでしょう。山のようにディストリビュージョンが存在するようなことは発生しにくいし、意味もない。
もちろん、ハードウェアベンダが独自のGUIを作ったり、独自にAndroidを改造して、その成果をクローズドにして自社製品の差別化に使うのも自由だけど、そうすると他社製品と互換性がなくなるし、Androidに合わせてアップデートを続ける必要がある。
既存のPCやAndroid/Windows Mobile端末と同じで、ハードウェアで差別化するしかないでしょう。筐体が大きい/小さい、速い/低消費電力、キーボードの有無などなど。
Re:デスクトップOS自体がメジャーじゃなくなってくる (スコア:2)
それはありえないから。シェアを落とすとは思うけど。
iPadでもAndroidタブレットでも同じだけと、Webとメール、読書になら使えるけど、本気でお絵かきがしたければAdobeやその他のアプリが必要だし、大容量のディスクも必要。長文を書くならキーボードの方が楽。伝票を打ち込んだり、検索することさえタブレットじゃ不便。
結局、何かを受け取ること、読むことが中心ならタブレットでOKだけど、自分で何かを作ることには無理がある。Appleさえ、それが判っているから、Macを止める様子はない。