
NTTデータ社長曰く、開発自動化と24時間開発で倍速開発 52
ストーリー by kazekiri
私も知りたい 部門より
私も知りたい 部門より
cvmonto 曰く、
以前、 「若い時にプログラムを書こう、必ず人生の豊かさにつながる」と名言を吐いていたNTTデータの山下徹社長だが、ITProの記事によれば、今週開催のITpro EXPO 2010での特別講演において、自社のSaaSへの取り組みを紹介するだけでなく、また楽しい話をしていたようだ。
記事によれば、山下社長はアプリケーションを高速に開発する“倍速開発”について、二つの取り組みを紹介したらしい。NTTデータでは業務に特化した開発の自動化により、設計書や業務ロジック、ソースコードの100%近い自動生成に既に成功しており、また、ドイツのシステム開発会社と組むことで、日本とドイツの8時間の時差を活用した24時間開発を実現し、最大で工期を55%短縮できたらしい。
そのまま受け取れば、さすが売上が1兆円を超えるSI業界の巨人といったところだが、もう少し詳細を知りたいものである。
そこは8年前に通った道だ (スコア:5, 参考になる)
某銀行プロジェクトで, 仕様からのプログラム自動生成, さらに日本+中国, インド, 北米の4拠点による24時間開発という, 今回のお題目と同じようなことにかかわったことがあります. 結果は, まあ当時のニュースをいろいろあさってもらえれば分かりますが, 典型的な泥沼プロジェクトとなりました.
まずプログラム自動生成なんですが, 100%近い自動生成ってのは出来たのですが, 性能問題や例外事象への対応でほとんど全てのプログラムに何らかの修正が必要になりました. すなわちコード量としては確かに100%近く自動生成されているのですが, 対応は人海戦術で行うしかありませんでした. 自動生成と言っても, 実態はコピペに毛が生えたようなものですね.
24時間開発というのも, 仕様が完全に決まってウォータフォールで開発できるならともかく, 仕様変更やらバグ調査・対応となると, 拠点間の時差によるレイテンシの影響は非常に大きく, 拠点間のすり合わせを行うリーダークラスになると, 恒常的に18~20時間労働とならざるをえませんでした.
こういった経験をすると, 数字だけで語られている成功なんてものには意味が無いことがよくわかります.
# これで会社をやめたのでID
Re: (スコア:0)
デスマポエム (スコア:0)
谷底死ん太郎
日本の若者が リリース日の夢を(以下検閲により削除)
禁断のテクニック (スコア:4, 興味深い)
一人三勤制 [bsddiary.net]思い出した。
新しくない? (スコア:3, おもしろおかしい)
あれ? 時差なくたって24時間開発できてたよね?
・・・まあ、ドイツと日本の2箇所で24時間という内訳にも突っ込みどころはあるんじゃないかな、
多分ドイツが8時間で日本が16時間っていうオチだとは思うんだけど。
引き継ぎ時間 (スコア:5, おもしろおかしい)
引き継ぎのためドイツと日本が同時に仕事している時間帯が朝晩で1時間づつ必要なので…
ドイツ8時間、日本18時間となります♪
Re:引き継ぎ時間 (スコア:2, 参考になる)
※風呂と飯の時間を差っ引きましょう
Re:引き継ぎ時間 (スコア:2, おもしろおかしい)
通勤時間は・・・あぁ、ベッドは作業机の下のダンボールでしたか、失礼しました。
# 深夜アニmNO CARRIER
Re:引き継ぎ時間 (スコア:1)
※風呂と飯の時間を差っ引きましょう
を読んで、最初:
生活から風呂の時間を差っ引くのか…ままあることよな。
忙しい時に自分で臭いに耐えられなくなるか痒くなるまで入らないとか…。
…と素で思ったw
#早飯なので自炊するのでなければ食事時間は元々誤差。
##ただ昨年から収入低下で外食削減自炊推奨状態なのに仕事量変わってないので自炊時間の確保が問題に…。
###なので今年の8~9月頃は地方税による金欠でついに食事回数が減ったりしていて、長年不動だった体重が減ったり…。
Re:引き継ぎ時間 (スコア:1, 興味深い)
ドイツはバカンスもとるし、残業とか休日出勤とか法律で厳しく制限されてる
らしいからなあ。サービス残業とか過労死なんて理解できないだろう。
#午後10時まで営業しているスーパーがありえねえレベル。
#24時間営業のコンビニなんて、たぶん違法。
休日出勤はおろか、サービス残業さえも事実上解禁の日本と一緒に仕事すれば、
そうならない方がおかしい。
Re:引き継ぎ時間 (スコア:1, 興味深い)
>#24時間営業のコンビニなんて、たぶん違法。
2006年に一部の州を除き、月~土と一部の日曜については24時間営業禁止が撤廃されました。
法は改正されたけど、24時間営業なんて冗談じゃないという店が大半のようですが。
Re: (スコア:0)
奴ら他人の時間に合わせるって感覚が理解できないからな。
お蔭で黎明期のオンライン会議システムは屍累々。
欧州か米国。どっちかに日本が合わせてでないと使えなかったですから。
#その点、ちゃんと付き合ってくれた豪は偉い。
Re:引き継ぎ時間 (スコア:1)
もともと日本とたいして時差ないっすよね?
# というボケなのか、欧米にあわせてて偉いといいたいのか
Re:新しくない? (スコア:1, 参考になる)
http://www.nttdata.co.jp/innovation_eye/vol_3/ [nttdata.co.jp]
これを見る限り、確かにドイツ8h日本16hみたいですよ。
ドイツ1チーム+日本2チームみたいですが。
Re: (スコア:0)
>ドイツ1チーム+日本2チームみたいですが。
うわあ。最初は「日本も8時間ずつ二交代」という建前だったのに、
「いつのまにか16時間拘束される人が続出!(しかも残業手当は一切なし!)」
という光景が目に浮かぶわ。
最初は「調整は他の人が担当する。あなたはXXXにだけ専念してくれ」と
言っていても、元請けに調整能力なんてぜんぜんなくて、結局現場の担当者が
他の作業と調整役と二足の草鞋をはかされて、稼働率200%みたいなことって
良くあるしね。
人月は変わらないんだよね? (スコア:1, すばらしい洞察)
>日本とドイツの8時間の時差を活用した24時間開発を実現し、最大で工期を55%短縮できたらしい。
工数は同じだよね...
人数倍に増やすのと何が違うの?
Re:人月は変わらないんだよね? (スコア:4, 参考になる)
私もそう思ってちょっとぐぐってみたら非常に判りやすいページを見つけました。
http://www.nttdata.co.jp/innovation_eye/vol_3/ [nttdata.co.jp]
これはネタとして笑い飛ばすにはもったいない、興味深い試みな感じですよ。
肝は
日本で終わった作業をドイツが引き継ぐ → ドイツの作業を日本が引き継ぐ
というパイプライン的な受け渡しにある模様。
つまり、よくある
・Aさんのバグが直らないと私の所がテストできません
=>帰る前にAさんに伝えたら翌朝までに直してました
・BさんとCさんは同じような処理があるからお互い参考にしあってね
=>Bさんが夜間に作ったのをCさんは朝受け取ってほぼコピペでOKでした
という、並行作業的なところで詰まる部分を直列化できるのでその分短縮できた、と理解しました。
だから国内だけでも3交代制にすれば同様なことができるんだろうけど、
深夜は無条件に割増等の法律的な部分や福利厚生的な面から海外としたのかな。
Re:人月は変わらないんだよね? (スコア:1, すばらしい洞察)
>これはネタとして笑い飛ばすにはもったいない、興味深い試みな感じですよ。
いやこれはどう見てもネタでしょ。
「どこを縦読み?」と言いたくなるような典型的な怪文書。
丸投げ屋は知らないかも知れないけど、現実には引き継ぎコストがかなりデカいのよ。
こんな風に引き継ぐなら、最初からモジュール化して作れとかいいたくなる。それに、
そもそもNTTデータみたいな重厚長大なお役所に迅速な開発は組織構成的にムリだから、
速度をウリにするなら大鉈ふるって組織改革するひつようがある。それなら社内
ベンチャーを作った方が早い。他にも根本的なツッコミどころが満載。
>・Aさんのバグが直らないと私の所がテストできません
>=>帰る前にAさんに伝えたら翌朝までに直してました
これ、分かっていて、冗談で書いているんだよね?
>Aさんのバグが直らないと私の所がテストできません
・担当者Aがドイツで、12時間待たないとデバッグ開始できません。続きは明日の朝ということで。
・そこを作ったのはドイツのAさんだけど、連絡が取れないので、今すぐ一から解析作業を始めます。
Re: (スコア:0)
リンク先を読んでから批判されてます?
引き継ぎが大変だって事は百も承知で、そこをどう解決するかがこの試みのポイントなんですけどね。
まあ文句言う前に熟読してみてください。的外れな発言だってわかると思いますよ。
私はたぶん3人目だと思うから (スコア:0)
夜勤組は現地近くのホテル住まいでした
元請け側の人が何人かやられてましたなぁ
Re: (スコア:0)
日本での問題はコミュニケーションコストがアメリカ-インド間より高くつくってことなわけで、
それがちゃんと解決出来たかははっきりしないし、課題にもきっちり書かれている。
そして締めのこの言葉。
> 実際の商用プロジェクトへの適用を進めていきます。
要は金を出してくれる人柱求むってことだよね。
Re: (スコア:0)
私もずいぶん前にシリコンバレーのオフショア開発の話で
「時差があるから24時間体制で作業を進められるんだ~」みたいなことが
長所の一つとして盛んに語られているのを聞いたことがあります。
この開発体制を提案した人もそのあたりのことは知っていたでしょう。
でも今社長さんが得意げに語るにはちょっと新規性が弱いですね。
いろいろ細かい工夫はされてるんでしょうけど。
それとオフショア開発が理屈ほどバラ色じゃないということもご存じのとおりです。
#そろそろ「車輪の再発明」カテゴリーが必要だと思う
Re: (スコア:0)
> =>帰る前にAさんに伝えたら翌朝までに直してました
テスト以外のタスクを片付けましょう。
> ・BさんとCさんは同じような処理があるからお互い参考にしあってね
> =>Bさんが夜間に作ったのをCさんは朝受け取ってほぼコピペでOKでした
先にどちらが元ネタを作るのかを打ち合わせて、元ネタ作らない人は別のタスクを片付けましょう。
Re: (スコア:0)
そんな風に別のタスクをほいほい作れる優秀なチームなんてそうそういないよ。
仕事を早く仕上げすぎても「え、もう出来ちゃったの?困ったな。」って言われたことも多い。
もちろん「ナイス、じゃあこれを手伝って欲しいんだ」と言いつつ手伝うってレベルじゃねえぞ的な仕事を押しつけられることも多いけどね。
Re:人月は変わらないんだよね? (スコア:3, 参考になる)
日本の場合、営業が「難しいことが分かんないから、同席してくれない?」などといわれたり、会議が多かったりするから、日昼の開発時間が減ってしまう。だから、その日の分の開発をドイツに発注するとか。
まあ、本当はNTTデータがドイツのitelligence社に資本参加して子会社化してるから、それを活用できていると株主なんかにアピールしているだけだと思うよ。
Re:人月は変わらないんだよね? (スコア:2)
寝かす時間が無くなったという事では?
実際、パラレルに進められて人数がいればいるほどはかどる仕事ばかりじゃないから、
複数人でシームレスかつノンストップで業務が進められるのは
[限られた工数]ではなく[限られた納期]での開発に効果はあると思う。
もちろん、対象がパラで進められる仕事なら人数を増やしたのと同じかもしれない。
Re:人月は変わらないんだよね? (スコア:1)
Re:人月は変わらないんだよね? (スコア:1)
「おはよう諸君。今から君達は日本時間で8時間働く」
「おはよう諸君。今から君達はドイツ時間で8時間働く」
「お休み諸君。今から8時間君達はプライベートを満喫しつつ頭の中でデバッグする」
と、全部同じ人に言った、と言う話では?
fjの教祖様
Re:人月は変わらないんだよね? (スコア:1)
Re: (スコア:0)
単純に人数増やしただけだと、返事待ちの間に人は余りそうです。
ドイツ云々はよくわかりません。
国内で24時間稼働でもいいんちゃうかと。
Re:人月は変わらないんだよね? (スコア:1)
交通機関の都合でどうしても夜勤組は丸二日間分働く事になりますよね。
それで3交代が理想なんだけど実現まず不可能って事になります。
# でも大して変わらない気もするのは何故だろう…。
Re: (スコア:0)
「規模はどの位だ?」
「ざっと100人月くらいです」
「50人投入するから2ヶ月で終わらせろ!」
みたいな話ですか?判りません。
関わる人増やしても、楽になるとは限らないんだよねぇ…しかも
日本語対応とか期待できないドイツの人でしょ?英語でやるって
言ったって限度があるし。秘策でもあるんですかね?
Re: (スコア:0)
「イタリア抜き [exfa.net]にしました」
要するにこれからは下請けが楽できるということ? (スコア:1)
#普通に考えて使わせてもらえないと思いますが
Re: (スコア:0)
そもそも下請け業者を使わなくなるんじゃないの?
Re:要するにこれからは下請けが楽できるということ? (スコア:2, おもしろおかしい)
アプリに登録したら下請け業者に連絡が行ってコードが上がってくる、と。ほら自動化。
Re: (スコア:0)
NTTデータをはじめとして元請けと呼ばれる自称SIerは、実開発作業はあくまでも下請に出すものです。
まぁ、たまに大型案件が舞い込むにしても、日銭を稼ぐには小型の定型案件を数でこなすわけです。
業種・業界が同じであればどの業者でも似たようなスタイルで業務が流れているので、それぞれの業種・業界向けのアプリケーションの雛型を用意しています。
で、たいていはその雛型をベースに軽微なカスタマイズを加えてシステムを開発するわけですが、その簡単な開発で躓くんですね。
なぜか。
元請けのSI屋は案件を重ねるごとにノウハウの蓄積もできるのですが、残念な
Re:要するにこれからは下請けが楽できるということ? (スコア:4, すばらしい洞察)
さすがは (スコア:1)
我がドイツの医学薬学は世界一ィィィ!
できんことはないイイィーッ!
#お約束ということで。
米国との2拠点開発なら経験はある (スコア:1, 参考になる)
メインの開発(米国)と日本語化(日本)を同時進行で行って結構早く開発できたと思う。
日本側でバグを見つけて就業時にメールしておくと次の朝には直っている。
まあ途中米国に派遣されたときは夜中に日本からの電話が頻繁にかかって寝不足気味にはなったけど。
それなんてInfosys? (スコア:1)
T/O
くれぐれも (スコア:0)
ITゼネコン階層頂点で、TOMOYO Linuxの開発も業務でできる天上の会社の話だということを忘れて奴隷の経験で語らないように。
ちなみに関連ストーリーを見ればわかるが24時間開発と自動化は当時すでに言っていた話で別に新しくない。
Re:くれぐれも (スコア:2, 興味深い)
TOMOYO Linuxといえばblogで
とか書いてたけど問題ないのかな。
Re:くれぐれも (スコア:1, 興味深い)
確かに、この業界では余裕がある方でしょうし、一部の優秀な方々がいつ商売になるか
判らないTOMOYO Linuxを作ったりも出来るいい会社なんでしょう。
ただ、偽装請負っぽい形でそれ以下の下請け、孫受けがバリバリ働いているので、それ
らの人たちは、プロパーの人には無い苦労があると思います。
Re:くれぐれも (スコア:1, 荒らし)
「ITゼネコン階層頂点 = 内部的な開発力0」と何が違うの?
今回のも多国籍丸投げ式泥沼開発の話でしかないし。
Re: (スコア:0)
天上の会社といっても、実際に働いている人の半分以上が契約・派遣と言う名の奴隷じゃないの?
え? (スコア:0)
そもそもNTTデータの社員がコードを書いているの見たことないんだけど。
まあ中にはごくわずかいると思うけど。
Re: (スコア:0)
そういう人たちは泥臭い現場には出てきませんが
Re: (スコア:0)
これが本当の24時間開発体制 (スコア:0)