40年以上販売されていた消炎薬「ダーゼン」、有効性を証明できず回収に 104
ストーリー by hylom
40年の歴史 部門より
40年の歴史 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
MSN産経ニュースによると、武田薬品工業が40年以上にわたって販売していた消炎酵素薬「セラペプターゼ」(ダーゼン)を自主回収すると発表した。2009年までに実施した試験で、有効性を証明できなかったためとのこと。
セラペプターゼはタンパク質を分解する作用のある酵素で、炎症の沈静やたんの排出に有用だとされていた。40年以上の前に承認されたとはいえ、なぜ承認が下されてしまったのかが気になるところである。
感心しました (スコア:5, 興味深い)
日頃、健康だと病気のことなんて頭から消えがちなんですが、病気すると健康第一
だと実感しますねぇ。
ダーゼンですが、田辺のジェネリック(ゾロ)も回収になってますね。日本ジェネリック
製薬協会加盟会社のゾロは回収するらしいです。こういう意味では、究極のプロダクト
ライフサイクルマネジメントといえます。
新薬は創生して、特許を取って、治験をして承認・販売になるのですが、特許は著作権より
保護期間が大幅に短いために、特許期間が終了するとゾロ薬が他社から安く販売されます。
ここを阻止するのは難しかったのですが、今回新しいアイディアが提示されました。
特許期間が終了して、製造コストが割に合わないほど薬価が下がった薬について、プラセボ対照で
「有意差が出ないように」臨床試験を実施します。この結果を報告して、薬剤販売を中止して、
回収すればおk!臨床試験デザインは統計的に有意差をいかに出すかが勝負なのですが、
武田くらいなら優位差を出さないように試験するのくらい楽勝でしょう。こうして、ゾロメーカーが
大打撃をうけると。他社を蹴落とすためなら、何でもやりますよね?
・・・と、ここまでは半分冗談です。
実際には企業倫理的にも、何年も売り続けた薬が「効き目なかったよ、てへっ」とはできませんから。
この手の経口の酵素製剤は怪しいとはいわれ続けてきました。分子量5万とかの酵素(たんぱく質)を服用
しても胃腸で消化されてアミノ酸になっちまうっての。実際に、メーカーの資料でも、人間では血液中には服用
しても検出できなかったって書いてありますから。下記インタビューフォームの15ページ。
http://di.towayakuhin.co.jp/towa5/files/if/BAZ_TAB_none_if_017729.pdf
>酵素免疫測定法を用いて臨床常用量におけるヒト
>でのセラペプターゼ血中濃度測定を行ったが、検出感度以下であった。
>従って、健康人を対象とすることは適当ではないと判断し、動物を対象とし、イヌを用いて
>試験を実施した。
同様の製剤について、
>再評価部会では、今回ダーゼンが議題に上ったことを踏まえ、類薬の
>▽塩化リゾチーム▽セミアルカリプロティナーゼ▽プロナーゼ▽ブロメライン
>▽ブロメラインと結晶トリプシンの配合剤-についても検討する必要性が示された。
てなこともあり、塩化リゾチーム配合のOTC風邪薬なんて山のようにありますので、すごいことになりますね。
他だと個人的にはノイロトロピンが怪しい気がします。特に経口剤。有効成分不明ってイヤすぎる。
Re:感心しました (スコア:2)
偽薬効果??
確かに、製造方法は引いちゃうね
Re:感心しました (スコア:1)
>とは書かれていますが、要約すると「ホントは、臨床試験も再試験も製薬メーカの意のままなんだよ。」ですよね。
>枝葉末節の脚色はともかく、その核心部分が正しいなら半分冗談どころか全く看過できない発言だと思いますが。
#冗談としてのデキや”不謹慎”感覚はともかく
件の箇所は「有意差を出さないような試験をデザインする」という話ですが、ここだけ取り上げるなら”統計屋”ならお茶の子さいさいです。
有意差を出すのはそれなりに難しいですが、出さない方法ってのはいくらでもやり方があります。
(野球で「全力でバットを振れ、ただしホームランだけは打つな」と言われてるようなもんです)
しかし、大金をかけ、関係者全員がプライドや職業倫理を捨てた上で、成功しても株主評価が落ちるわけでですから、非現実的にも程があります。
だから「正しいなら」もなにも正しくありません。結果的に儲けがでない上に関係者がうっかり「効きました!」って言ったら台無しになるんですから。
そんなゾロつぶしなんて仕掛けてるヒマと技術があるなら、別の新しい「ホントは効かないけど効いたことにする薬」をひねり出すほうがマシですね:P
このメソッドは倫理観のない金の亡者ですら切り捨てるプランです。(だから冗談になる、という話なのでしょうけど)
Re:厚労省でしょう (スコア:1)
「効果はまず間違いなくあるけど、”病気が治る”ってほどの効果ではない化合物」(強い弱いではなく質として異なる)ってのがあるとします。
そういうものを「医薬品」として成立させるために、効果があるかどうか微妙な病気を「対象疾患」としてデザインせざるを得ない治験というのは実際よくあります。
例えば今回のを例にとれば。
「初期のたんを切ることができる化合物」があったとします。でも「初期のたん」という病気はありません。
「なんとか炎」とか「かんとか症候群」とかを対象としないと「○○治療薬」にならないわけですね。(まあ色々例外はあるのですが本題ではないので省略)
そこで、「慢性○○炎」を対象に試験を組んでみましょう。
……(ある程度被験者を選別するとは言え)症状が軽い人/重い人、発病初期の人/後期の人など様々集まってきました。
試験が終わりデータを解析したところ、「初期の人のたんの切れくらいは、まあ効果があるような傾向が見られたな」となっても、
総合的にみて「慢性○○炎」に対する治療効果として認められなければ医薬品としては認可が得られません(*1)。
今回の件も、”圧倒的にタケダ側に好意的に立ってみれば”そういうケースだったのかもしれませんね。
(*1) ここは解析者の腕の見せ所で、最初のデザインの立て方や最後の解析の仕方によっては「初期の人のたんの切れ」だけでも認可が得られる可能性はあります……が、これも本題とは違う話。
4年以上使用されていた消炎剤「サーセン」、有効性を証明できず回収に (スコア:4, おもしろおかしい)
謝意を表明して炎上を鎮めるとされていたが、かえって炎上を煽る作用があったという。
開発者のvipperは臨床試験中に副作用を発見できなかったことに関して「サーセンwww」とコメントしている。
無効性が確認されたとはいえ (スコア:3, 興味深い)
博士「理論上、こういう物質の組み合わせでは炎症に効くはずなんじゃッ!」
治験者「いゃ、あの、べ…べつに…」
博士「どうじゃ、きいておるじゃろう? ドウジャッ!!」
#それともエンショウトレールの葉っぱから抽出した成分だったのだろうか
#薬ってどうやって発見されていくのだろう...
Re:無効性が確認されたとはいえ (スコア:1, 興味深い)
Re:無効性が確認されたとはいえ (スコア:1, 興味深い)
> 自分が処方した薬の効果を確認する立場だったはず
入院中の治療ならともかく、町医者と患者の関係って
概ねこんな感じ↓で確認もへったくれもないんじゃ…
- 診察にかかって処置や治療薬処方を受ける
- それで直ったらそれっきり(効果の報告もへったくれもない)
(もう一度訪れても医療費が無駄なだけ)
- 回復が芳しくない・効果なしなら再訪
(もしくは「あの医者じゃダメだから別の医者」となって
やっぱりその後は医者には分からない)
Re:無効性が確認されたとはいえ (スコア:1)
何のために治験で二重盲験法をとるのかと
あなたの言う「やっぱり効果はあったのか…」にはプラセボ効果が含まれています
臨床では立派に役立つ薬だったんだと思いますよ。粉砂糖と同じくらいに。
タイミング間違ったなー。 (スコア:2, 興味深い)
いやね。2週間前からずーっと微熱続いてたんですよ。先週末治ったけど。 たまにちょっとクラっとくる程度で
咳もくしゃみも炎症も何もないんだけど病院言ったらダーゼン処方されたんですよ。
しかも昼夜服用したら、ものすごい喉腫れたのね。偶然なんだろうけどさ。
時期がピンポイントすぎて、腹痛い……。
もう1週間違ってたら。ターゼンまだ飲んでたろうから「これどーすんの?」とか
薬局持ち込んで魔女さんとネタ話咲かせられたんだが。残念だ。
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投稿処理前プレビュー確認後書込処理検証処理前反映可否確認処理後……
あれ?そういえば (スコア:1)
例えば変えてもらうにして……何があるんだろう。
セラペプターゼを元にしているものは、全部信用ならんってことだよね?
ぱっと持ち込まれて別のってすぐに提供できるんだろうか。
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投稿処理前プレビュー確認後書込処理検証処理前反映可否確認処理後……
Re:あれ?そういえば (スコア:1)
> 薬局に行っても変えてくれるわけないじゃないですか。
ある持病の禁忌薬を、別の科で処方されてしまったことがあるのですが、
薬剤師さんがそのことに気づき、病院に電話連絡を取ってその場で問題ない薬に替えてくれた、という経験があります。
#そこでもう一度病院に行って処方取り直してもらう必要があるなんて言われたら、ちょっと病院に切れてたかもしれません…
院外処方での薬局での出来事だったのですが、行きつけの薬局を作るというのはこういう時便利だと思いましたね。
#持病のことは診察時にちゃんと伝えていたのですが…
#それ以来「お薬出しますね」のタイミングで再度確認するようにしています。
Re:あれ?そういえば (スコア:1)
医者が別の処方するのは、簡単なんだよ。
問題は処方薬局が「近隣の病院は、よくダーゼンを出すから」とダーゼン抱え込んでる場合です。
その場合「急いで別の薬入れなきゃ」という話になって、下手すりゃ入荷待ちです。だから対応できるのか?という話です。
(大きな薬局を利用している人はいいでしょうが。地域密着してる病院・小さな処方薬局・その利用客は、困ります)
その他にも
一部使った分の返品処理を、どうするか。 別の処方を受けるための費用は、どうするか。
ぱっと思い浮かぶだけですが。これだって面倒くさい処理なわけです。
もっと大きく問題にされても良いような気がしますが
一番簡単な処理は、あまり騒がれずスルーして、手渡された全ての薬が胃の中に放り込まれることという……。
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投稿処理前プレビュー確認後書込処理検証処理前反映可否確認処理後……
Re:タイミング間違ったなー。 (スコア:1)
>魔女さんとネタ話
見た目小学生で巨乳の妹さんがいて薬剤師免許を持ってる魔女さんですか?
らじゃったのだ
他にも怪しい薬はある。 (スコア:2)
# たとえばこれ [geocities.jp]とか読むと頭に?が浮かぶのよ。
処方していた医者の面目 (スコア:1)
いろいろな選択肢のなかでそれを選んで処方していたお医者さんは今頃
「だって効いてるみたいだったし……」とオロオロしているんでしょうか。
生死に関わるクスリじゃないのに、
「あそこの病院はダーゼン出してたようなところだからな」
と言われ続けるんでしょうかね。お気の毒に。
Re:処方していた医者の面目 (スコア:4, 興味深い)
私としては武田薬品工業が、薬効について改めて検証することになったきっかけが興味深いですね。40年も売り続けていた薬品なら、従前と何かの変更があったり問題が見つかったりしない無い限りは再テストしない、ということが(少なくともコンピュータのプログラムでは)一般的のように思います。
どこかから「効いてないようだ」というような指摘があったのでしょうか。長年の実績(?)のある薬に異を唱えるのは、データが無い限りできなさそうに思うのですが……
人生は七転び八起き、一日は早寝早起き
Re:処方していた医者の面目 (スコア:4, 興味深い)
Re:処方していた医者の面目 (スコア:2, 興味深い)
医薬品回収の概要(クラスII)一般名: セラペプターゼ [pmda.go.jp]
回収理由(*)
Re:処方していた医者の面目 (スコア:1)
平成7年の再評価結果から16年ですか…
再評価に何年かかったかしらないけど、「あのクスリ効かないよね?」という疑念があるものに対して再評価が行われたとすると、その疑念から今回の回収までもしかして20年や25年はかかってるんじゃなかろうか、ていうか最初っから怪しんでたヒトもいるんだろうな、という気までしてきます。
この件でかかった武田のコストも気になりますが、それにしても IT 業界とはいろいろと桁が違いますなぁ…
Re:処方していた医者の面目 (スコア:2, 興味深い)
そもそも風邪ひきに気休めで出されるのが圧倒的で、(別コメントにあるように)作用機序からして誰も効くと思っていなかった薬なので、放置されていただけなのではないでしょうか。で、少しでも医療費を切りつめたい(あるいはそのフリをしたい)厚生労働省の目にとまった、と。
風邪自体を治す薬はありません。
初診料2万円で薬は自分で買って下さい、というような国だと、風邪で受診する患者の目的は「医師に技術料を払ってきちんと診察してもらい、他の心配な病気でないかどうか診断してもらうこと」なので、無処方で(「タイレノールでも買ってのんで下さい」)帰すというのは十分ありえます。
ところが、日本のように「便器以下」な国だと、感冒様症状で受診する患者の目的は「薬局より安く薬を手に入れること」ですから、「薬は出しませんよ」と言われて納得する患者はほとんどいません。
医療機関側も余計な診察時間を使わないのが有利ですから、適当な対症療法薬を思いつかなければ、薬効がないかわりにアレルギー以外大した副作用がなさそうな「薬」を出す動機ができてしまいます。
ついでに言うと厚労省にとっては、処方件数が多く医療費削減効果が大きいわりに、医師から反対意見がでない、というのも狙いやすいポイントになります。
# 同じく武田ですが、アバン・カランってのが昔ありましたね。
ダーゼンの薬価 (スコア:5, 興味深い)
本家
武田 ダーゼン10mg錠 23.90円
ジェネリック
ニプロ ヒシターゼ錠10mg 5.6円
大洋 セラペプターゼ錠10mg「タイヨー」5.6円
田辺 セラペプターゼ錠10mg「タナベ」 5.6円
沢井 ニコラーゼ錠10mg 5.8円
東和 バザロイン錠10mg 5.6円
日医工 イルザイム錠10mg 5.6円
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5mg錠
本家
武田 ダーゼン5mg錠 18.4円
ジェネリック
日医工 イルザイム錠5mg 5.6円
共和 ケジフェン錠5mg 5.6円
ニプロ シマターゼ錠5mg 5.6円
大洋 セラペプターゼ錠5mg「タイヨー」 5.6円
沢井 ニコラーゼ錠5mg 5.6円
東和 バザロイン錠5mg 5.6円
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古い薬なのに高いよ!ダーゼン。
そして、ジェネリックの連中は自分で試験せずにゾロ製品を作って売ってるのか????
Re:ダーゼンの薬価 (スコア:1, 興味深い)
Re:ダーゼンの薬価 (スコア:3, 興味深い)
ジェネリックは有効成分の組成が同じだから試験しない、よって安く提供できるというからくり。
そりゃ全くしていないとはいいませんが、先発品と比べるとごく一部しか試験はしていません。
実際、後発品に有効性の試験を要求していないので、試験はしていないと考えるべきでしょう。
その身内の方は確かに嘘はついていませんが、明らかに誤解をさせる説明をされたのだと思います。
Re:ダーゼンの薬価 (スコア:1, 参考になる)
> 実際、後発品に有効性の試験を要求していないので
上と違うACですが、これ、ちょっと誤解される可能性がある表現なので、補足です。
有効成分自体の薬効(有効性)や毒性の試験は、先発品の承認の段階で既に完了していますので、後発品を発売するにあたって、改めて試験を行う必要はありません。
確かに、後発品と先発品の基剤(=賦形剤 ; 薬効を持たない成分)は違うことが多いです。しかし、後発品を開発する際には、通常、数十人のヒトに先発品と後発品を投与し、有効成分の血中濃度を測定して、両者が統計学的に一致することを確認します。
薬理学では、薬理学の大前提として、有効成分が同一濃度で血中にある場合、その薬理効果は同じと考えています。
従って、両者の効き目は現代科学の目で見て、同じと言えます。
業界の中の人なのでAC
Re:処方していた医者の面目 (スコア:1)
>感冒様症状で受診する患者の目的は「薬局より安く薬を手に入れること」ですから
これが根源のような気がしなくもない
いっそ薬局も保険証があれば一般用医薬品を7割引で買えるようにすれば、(医師の技術料がない分)トータルの国家医療費が削減できる気がする
Re:処方していた医者の面目 (スコア:1)
>風邪だと確信できるならその辺のドラッグストアでCMでやっているような薬を買いますよ。
>わざわざ病院に行くのはインフルエンザの疑いがあるから、が圧倒的では?
別にあなたのお考えの否定はしませんけど、
風邪だって39度出て起き上がるのすらつらい風邪とか何日も寝込む風邪とかあるんで
「インフルエンザじゃなさそうだけど風邪気味なので病院に行く」ってのは不思議ではないです。
>私は「薬は出しませんよ」なんて言われたことがありません。
いやだから言われて納得しないから出されてるって文脈ですよね?話の流れがよく分かりませんが。
#ちなみに私は酷い時期には起き上がれず直りかけに念のために病院に行って、
#薬を出されず「水分と栄養とって寝ててください。つらいなら点滴打ちますけど」って言われて
#点滴打たずに帰ったことならあります。
Re:処方していた医者の面目 (スコア:1)
薬務局長通知でしょうか
http://wwwhourei.mhlw.go.jp/cgi-bin/t_docframe.cgi?MODE=tsuchi&DMODE=CONTENTS&SMODE=NORMAL&KEYWORD=&EFSNO=3382
効いていようがいまいが、医薬品は5年毎の再評価を受けることになっている様です
Re:処方していた医者の面目 (スコア:3, 興味深い)
老人介護施設勤務の母にこのニュース見せたら
「だから効かないってずっと言ってたのに、あのヤブ医者!!」
と嘱託医をさんざんにこき下ろしてました。
「目立った副作用は無さそうだったから、点数稼ぎに良い薬ではあったのかもね」とも。
通常の処方ならともかく、やたらと乱発してた医者には注意が必要かも。
Re:処方していた医者の面目 (スコア:1)
別に医者は悪くないですよ。
効能を立証するのは、処方する医者じゃないですからね。
Re: (スコア:0)
Re:処方していた医者の面目 (スコア:1, 興味深い)
ダーゼンの処方経験のない医者などいるのかなと思いますが。
精神科は知らん。
Re:処方していた医者の面目 (スコア:2, 興味深い)
ダーゼンは、上司に言われるがまま処方していたときには出しまくっていましたが、自分で決めるようになってからは一回も出してません。
ちなみに抗生剤に胃薬もほぼ出しません。患者さんから「胃薬くれ」と言われたら、説明するのがめんどくさいので出しますが。。。下痢するくらいしっかりした内服の抗生剤には整腸剤を出します。
Re:処方していた医者の面目 (スコア:1)
そもそも、あの胃薬のセット販売何なんですかね?
処方された以上、薬局で受け取らないわけにはいかないから抱き合わせで購入してるけど、一度も飲んだこと無いです。
おかげで、胃薬の在庫が山のようです。
#胃腸が荒れて食欲が減退するなら大歓迎だ。
Re:処方していた医者の面目 (スコア:1, 参考になる)
出したことないよ。病院に薬の指定までされてるもん。
薬価で決められたらどうしようもないもんな。
院外処方?関係ないね。入院患者の話しをしてるんだし
どうせ薬局も経営者同じだし
Re: (スコア:0)
精神科医ですけど、普通に処方してましたわ。
まあ随分まえの薬だから、最近はあえて処方することはなかったけれども。
それより向精神薬の(ry
Re: (スコア:0)
Re:処方していた医者の面目 (スコア:1)
とは言え、一般には面が見えませんからね。
そもそも評判も何もない。
Re:処方していた医者の面目 (スコア:1)
統計ってのは確率的に正しさを検定するだけですから。
データ収集が(仮に)正しく行われていたならば、
統計屋にとっては「20分の1に引っかかっただけ」であって失点ではありませんね。
(有意差○%ってのは100回に○回間違うってことだし)
……どちらかと言えば、40年も前のことであれば
「先生を接待してお願いすれば都合のよいデータが得られる時代」
であった可能性の方に言及すべきだと思います。
Re:処方していた医者の面目 (スコア:1)
葛根湯医者 [rakugofan.com]ですね.
Re:処方していた医者の面目 (スコア:1, 参考になる)
葛根湯も麻黄もどちらもそうですが、麻黄を含む方剤は、漢方では「実証」の患者にのみ出します。「虚証」の患者には合わないし、特に胃腸が弱ってる人にはキツいです。そういう風に画一的に出すべきものではないです。ツムラのようなエキス漢方 [nifty.com]ですら、添付文書に「本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること」と書かれてるわけで。
#だから、カネボウの葛根湯のCMなんかのセリフ(「風邪には葛根湯ですよ」)も止められたわけで。
とはいえ、普通のお医者さんにまで、「いわゆる西洋医学」的な「疾患」に対してではなく、「証」に対して使う薬を決めるべき…とまではよう言わないけど。せめてヒトによって柴胡桂枝湯にするなどした方が…
ドメスティック医薬品の危機 (スコア:1)
Re:ドメスティック医薬品の危機 (スコア:2)
人生は七転び八起き、一日は早寝早起き
おかげさまで (スコア:1)
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漢方薬なら効果がなくても安心 (スコア:1, すばらしい洞察)
治験省略でスルーの漢方薬だったらこんな屈辱的な目に遭う事もなかったのに(違
体質が変わっていたりして (スコア:1)
栄養状態やその他の化学物質の影響から、わずか数十年で日本人の
体質が根本的に変わっていて効果がなくなったなんていうことはな
いよね。
あったら、それはそれでおもしろいけど。
(不謹慎か・・・)
Re:体質が変わっていたりして (スコア:1)
何が言いたいか分かりませんけど、人種による薬効の差ってのは実際ありますよ?
ダーゼンは何度か処方されてますけど (スコア:0)
平気だよね?
Re:エレキバンはどうなんだろう (スコア:1)
都市鉱山として微量元素を備蓄する国家プロジェクトです
Re:医師が著効と書けば通るんです。 (スコア:1)
「これ微妙じゃないか?」と思っていたので、消炎薬とかその他
領域の「著効」「中等度以上改善」などはてっきり臨床検査値で
算出してたのかと思っていましたが…。
鎮痛剤などの「痛み」は自己申告でしょうけど。
(違ってたらツッコミお願いします)
しかし何故いまさら…二重盲検法の有意水準がp>0.1で通ってたとか
そういうギャグみたいな理由では無いですよねぇ…