新潮社の「電子書籍基本宣言」 59
ストーリー by reo
未来が知りたければ自分で作れ 部門より
未来が知りたければ自分で作れ 部門より
hylom 曰く、
先月公開された新潮社の電子書籍ライブラリー「Shincho LIVE!」にて、「新潮社 電子書籍 基本宣言」なるものが公開されている。
この「基本宣言」は 5 項目から成っており、「年月に耐えうる物を目指す」「ネット習熟度の工程や機器の差異がそれを妨げる物であってはならない」「外部の論理に左右されてはならない」など、理解できるものもあるが、「書店とも共存共栄を図らなくてはならない」「紙の書籍とけっして対立したり侵食しあったりするものではない」などは書店向けのリップサービスにも見える。
「マガジン航」の『新潮社の「電子書籍基本宣言」に思うこと』では「紙の本と電子書籍は相同するものとして期待しているが、いっぽうでは対立、侵食してほしくないという矛盾」を指摘しているが、出版社側は「紙と同じように商売をしていきたい」という意識を持っているのではないだろうか ? この宣言からはそのような意識が透けて見えてならない。
書き換えてみた (スコア:4, すばらしい洞察)
いまいち納得がいかないので、こうあって欲しい希望の形に書き換えてみた。
全部が全部こうなれとは思わないが、これくらいの気概が欲しいと思う。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:書き換えてみた (スコア:1)
一切これすなわち空(くう)かもしんなくてイエスキリストもきっと正しい。
読者不在の無意味な宣言 (スコア:2, 興味深い)
内向きで、現状を打破する気概も見られない既得権益企業による、
綺麗事を並べた言葉にしか読めなかった。
こんなのは額縁にでも入れて、社内にでも飾っておけばいい。
わざわざネットに載せて「ぼくちんらはこおんなスゴいことを高らかに宣言するんですよ」ってのは不要。
御託を並べる前に、面白い本を並べて欲しい。
#戦闘の前にいちいち名乗りを上げてたら、スキを突かれて先制攻撃を喰らったでござるの巻?
Re: (スコア:0)
> #戦闘の前にいちいち名乗りを上げてたら、スキを突かれて先制攻撃を喰らったでござるの巻?
そして神風が吹いてAppleやamazonやGoogleを撃退してくれると信じているわけですね。うわぁ…。
部門名 (スコア:2, 興味深い)
まさに 部門名のとおりなんであって
紙書籍より電子書籍でブックライフを送りたい人たちで
作家から企画から流通まで担う「出版社的なもの」を組織すればええのよ。
上から下まで不況で大わらわな書籍流通業界に頼らず。
実際のところ同人誌周辺に「おおっ」と思える書き手も出てきているわけだし。
ところがそういう人たちはなんだかんだで
大手出版社から本を出すことをもってして初めて一般に認知されるし
当事者やその周辺も「過去の異物」であるはずの
大手出版社から作品が出た方が喜んじゃうんだよね。
歌い手で言うと、ニコ動で殿堂入りするよりCDデビューした方が
なんかみんな喜ぶわけだけど、
電子書籍がフォーマットのひとつとして浸透する、というのは、
歌い手やその周辺がCDデビューなんかより殿堂入りの方が嬉しい、
と思うようになる、そういうようなことなんじゃないかと。
ところが出版という世界にニコ動的なものはないわけだ。
ハードは用意されてもそれを自分等の世界として使いこなすシステムがない。
で、大手出版社が用意する「システム?」に、文句ばかりつけている。
既存の書籍を電子化するしないは、
それは完全に金儲けの範疇だし、
動いているのはじり貧の出版社たちなんだから、
それは口出しできないし、したところでどうなるもんでもないだろう。
ただ、それ以前に、電子書籍が当たり前の世界で、
そこに飛び交う作品たちが、これまで読んできた本と同等以上に
面白いものになるのか。
今電子書籍マンセーあんど出版社氏ね氏ねやってる人たちの言葉を聞いている限り、
どうもそこらへんから心許ない。というのが本音。
共存共栄 (スコア:1)
結局テレビが普及しても映画がなくならなかったのと同じように (あるいは肖像写真が普及しても似顔絵が無くならないように) 特質に応じた住み分けがすすむのではないかと思いますよ。それを無理に矯めるような「共存共栄」策は結局どちらのためにもならないでしょう。それぞれの長所が伸ばせるような「共存共栄」を考えているのか、この宣言からだけでは何とも言えませんねえ。
Re: (スコア:0)
映画とテレビの「共存」も十分歪められてると思いますけど。
映画を見習って、電子書籍の新刊は紙の半年遅れでしか手に入らない状態を定着させられてしまうとかマジ勘弁。
むしろ等存等栄 (スコア:0)
共存共栄って同じリソースの要不要がかち合わないときに別方向に繁栄できることをいうよね・・・無理でしょ。
出版系や新聞各社の電子化サービスを見ていても同様ですが、
(ある意味エセ)電子書籍と1:1で対応する『等存等栄』ならなんとかなる!
という相手をなんとか制限して自分に流れることを期待するむなしい発想が透けて見える。
Re: (スコア:0)
共存共栄というか電子書籍も発展させたいのなら、新聞社がやってるように「本を買ってプラス100円で電子書籍版が入手できます。」というのが良いと思います。
# 電子書籍も便利だけれど、実体のある本として持ちたい気もある。
Re:共存共栄 (スコア:3, 興味深い)
>共存共栄というか電子書籍も発展させたいのなら、新聞社がやってるように「本を買ってプラス100円で電子書籍版が入手できます。」というのが良いと思います。
逆が良いね。
コンテンツの「所有権」をまず購入。
オプション料金で装丁を選び印刷製本して手元に保管。
書店ではDPEマシンの親玉みたいなのを設置して、ある程度の製本を短時間でこなして客に渡せるようにするとか。
新聞、雑誌、文庫本くらいはそうやって売るようにしてくれると良いかも。
期間限定(初回とか)でスペシャルコンテンツを印刷できるようにするとか「付録」を付けて売るようにするとか。
客寄せ手段も色々付けて書店(コンビニ)での販路を活用できないかな。
Re: (スコア:0)
微妙に違わね?
確かにTV局と映画会社は共存共栄したかもしれないけど映画館はどうよ?
今回の宣言で紙の書籍と電子書籍の対比だけでなく従来の紙の書籍を売る書店も
共存共栄の対象と言ってるところが逆に問題の深刻さを物語ってるように見える。
はじめのいっぽ (スコア:1)
で、企業がこういう方向に進むんだという意志を示したことと、一歩踏み出したな、というのは
評価できるところではないかと思います。
最初から最高を目指すのではなく、互換性を取りつつ完成を目指す手法も悪くないかと思います。
何事もやらなきゃ進まないですから。
#そして後方互換性確保で泣くんだろうな…
ebook-dec.jpg (スコア:1)
この「宣言」を画像データとして
表示させる所に、不安を感じる。
もし、これが文字コードで表現されていれば、
例えば、lynx のようなテキストブラウザや、
音声読み上げ・点字ブラウザでも読めるし、
翻訳サービスなどを使って、他国語ででも
読めた可能性があったはずだ。
>機器の差異がそれを妨げるもの
というのには、こういうコトも
含まれるべきじゃないだろうか。
Re: (スコア:0)
音声読み上げ・点字ブラウザでも読めるし、翻訳サービスなどを使って、
といった「ネット習熟度の高低や機器の差異」によって得られるものが違うなどという、従来の本以上のデバイドがあってはならないんですよ。
水平分業するなら共存するしかない (スコア:0)
むしろ、作家から販売までを垂直に立ち上げればよいのです。
Re:水平分業するなら共存するしかない (スコア:2, 興味深い)
それって同人誌…
Re:水平分業するなら共存するしかない (スコア:1)
もしくは赤松健 [wikipedia.org]メソッド、ないしは佐藤秀峰 [wikipedia.org]メソッド。
マラソンで二位を抜いたら何位?
Re: (スコア:0)
少女マンガの出版社で、実際に元は同人だった所があるそうです。
嫁が毎月雑誌買ってるけど、名前忘れちゃった。
Re: (スコア:0)
結局それをまとめるエージェントが出来て、そこが書店兼出版社みたいになるんでしょうね。
大沢オフィスとかどうするんだろうか。
住み分け (スコア:0)
新聞みたいに電子書籍の価格が紙の書籍+何円になるかが見ものですねw
この宣言文を画像化してるのは使い勝手も紙の書籍に合わせるってことなんですかねぇ?
Re:住み分け (スコア:1)
某ブックライブで昔の漫画を買おうと思ったら\400
#電子書籍は安いというなんとなく抱いていた幻想を打ち砕かれた瞬間。
Re:住み分け (スコア:2, すばらしい洞察)
>#電子書籍は安いというなんとなく抱いていた幻想を打ち砕かれた瞬間。
そのうちどこかで「価格破壊」とか「DRMフリー」や「端末台と通信費は我が社が負担します」ってなのが出てきて一気に普及しないかなぁ。
という妄想。
本はやはり便利 (スコア:0)
地震を契機に本棚の整理しようと、ブックスキャナ買いました。
あまり読まない本などは、どんどんパソコン内に入れることが出来て嬉しいです。
でも、やはり本は本の便利さに気が付きました。寝っ転がって読める。線引ける。携帯が楽。などね。
まあ、俺がまだ携帯ブックリーダーを持ってないから、こうなのしれないが、それでも、携帯端末も電池の問題、データ移動がメンドイなど、本に勝てない部分はあるのでは。
ブックリーダー派になった人はどうよ。
by 鳩山直人
Re:本はやはり便利 (スコア:2, 参考になる)
@ブックリーダー派はどうよと言われたので
ブックスキャナを買ったはじめの頃は、本棚に収まりきらなくて古本として処分する
予定のモノを、「棄てるための方便」としてスキャンして資源ゴミに出してました。
#また何時か読むかもしれない……と考えてしまい、部屋が片付かない
LIBRIe発売を機に電子ブックリーダーを購入してからは、様相が変わり電車の中で
本を読むなら実体の本よりもブックリーダーのほうが楽になり、完全に立場が入れ
替わってしまいました。(軽い、たくさん持てる、片手で読めるなど)
#漫画のほうは、iPad購入で変化
初めはスキャン済みの本を読んでいたのが、今では買ったらすぐスキャンして、
それから読み始めるという状態に。おかげで本を買う量が増えてしまいました。
最近は本の購入からスキャンまでの時間が取れなくなって、いわゆる積読
(スキャン待ち)がいつも部屋の片隅に積まれている
ここに至って、本は本で便利なところがある事に気が付きました。買ったらすぐ読める、
読みたくなったらすぐ取り出せる(データ移動はやっぱめんどいです)等です。
ブックリーダー中毒からみても、やはり実本のほうが優れているのは
・検索性。みたい場所をすぐ開ける
・購入の容易さ。実際に見て確認して買える事が重要
はかなわないと思います
Re:本はやはり便利 (スコア:1)
Kindleユーザですが、紙媒体の優位性は技術的には克服できると思っています。
見たい場所をすぐ開きたい場合は、「進む」ボタンを押しっぱなしでパラパラとめくれるようにすれば良いかと。
しばらく押していると、ページをめくる速度が加速すると良さげですね。
購入の容易さは、Amazonの「なか見!検索」のような機能を使えば、中身を確認してから購入できると思います。
物理的にも機能的にも、リーダーの扱いやすさががより紙に近くなることで、両者の差は縮まるものと期待しています。
といっても期待し続けて幾年月といったところですが…。
Re: (スコア:0)
それはスキャンする手間を強いられているからであって、端末上で直接購入できるようになったら簡単に逆転する程度の話でしょ。
Re:本はやはり便利 (スコア:1)
>それはスキャンする手間を強いられているからであって、端末上で直接購入できるようになったら簡単に逆転する程度の話でしょ。
おそらく、「購入の容易さ」のことを言ってると思うのですが、
書籍を購入する際には「検索性」が効いてくると思います。
というのは、買おうかどうか検討している段階だと、ざっとした
内容確認が一番重要だと感じました。
#もしかして「買ったらすぐ読める」?それは当然だけど購入後の話なので……
#また通販との比較なら、端末で買うよりもPCで買う方が便利かと思います
#(端末で決済は以外と不便ですよ?紛失した時のことを考えないといけませんし)
Re: (スコア:0)
ブックリーダー中毒からみても、やはり実本のほうが優れているのは
・安価である
・乱暴に扱っても(折ったり投げたり落としたり、場合によっては濡らしたりしても)壊れない
・媒体の規格が変わる心配がない
・手垢の付き具合などの感覚で、どこに何を書いてあったか思い出したりできる
・充電がなくなる心配がない
Re:本はやはり便利 (スコア:1)
最初の二つはなんかチガウかもと思ってしまいました。
>・安価である
ものによりません?
高い本は電子化されにくいと思いますけど。
持ってないからよく知らないけど、セドリさんが狙う稀少本とかはチガウか。
>・乱暴に扱っても(折ったり投げたり落としたり、場合によっては濡らしたりしても)壊れない
子供やペットに破かれたことは無いですか?
燃えた(not 萌えた)とか言う話も聞いたことあるし。
Re:本はやはり便利 (スコア:1)
>地震を契機に本棚の整理しようと、ブックスキャナ買いました。
津波に家ごと1万冊以上の蔵書(オークションでン万円で落札とかしてたらしい)を全部持って行かれた友人は
「もう本は集めない。iPhone買ったからそれで読みたい」とか。
デザスタリカバリーとしてはデータ化して分散してバックアップを取っておくのが良いのかな。
Re:本はやはり便利 (スコア:1)
これでなんの問題もないと思うのだけど、なぜ電子書籍を売りたがる?
ビジネスしたいのなら紙の本。
情報を共有したいのならネット。
もうとっくにこうなってると思いますが。
自炊推奨 (スコア:0)
「年月に耐えうる物を目指す」:紙と電子版の両方あるので長持ち。
「ネット習熟度の工程や機器の差異がそれを妨げる物であってはならない」:ネットは関係ない。
「外部の論理に左右されてはならない」:私的コピーの範囲だよね。
「書店とも共存共栄を図らなくてはならない」:本を買うので今まで通り
「紙の書籍とけっして対立したり侵食しあったりするものではない」:紙版を購入する必要があるので対立しない
ということでOKですか?
Re:自炊推奨 (スコア:2)
それならいっその事、ハードカバーの背表紙辺りにその本のPDFデータを入れた紙製USBメモリを仕込んでしまえば自炊する手間も省け、紙とも共存出来て良いかも知れない。
Re:自炊推奨 (スコア:1)
紙との共存をもっと追求するなら、各ページにバーコードを
印刷して……ページの半分以上がバーコードになりそうだ。
-- う~ん、バッドノウハウ?
Re: (スコア:0)
本文を OCR 用フォントで印刷すればいいんじゃね?
侵食は避けられない (スコア:0)
出版社側としてはそう言わざるえないのはわかるけど、これじゃ電子書籍も紙の書籍にも未来がないと思う。
技術の進歩により、世界が変わってしまったことを認識すべき。
電子書籍になれば流通コストや在庫コストがべらぼうに下がるわけで、こんな旧態以前の考えをしていたら、全力で値段下げてラインナップ揃えて攻勢に出る会社が現れた時点でみんな共倒れしてしまう。
しかも、今後電子書籍がさらに進化することはあっても、紙の本が同様の進化を遂げるとは考えにくい。
たとえ法律や圧力で抑えたとしても、長期的には書店も紙の書籍も状況が悪化していくのは間違いない。
書店も紙の書籍を扱う会社も、まだ体力がある今のうちに、今後の時代にあわせた体制に変えていかなければ手遅れになる。
# 貸本屋の孫なのでAC。俺が物心つく前に時代に着いていけず廃業したらしい。
# とはいえ、書店が生き残るとしたら・・・20年~30年後だとどう頑張っても無理かな(汗
# 高性能な印刷機を用意して、書籍版TAKERUとかなら成立するかなぁ。もはや自販機だけど。
Re:侵食は避けられない (スコア:2, 参考になる)
現在本のコストの内訳は、
原稿料 1割、出版社 3割、印刷費 3割、流通費 3割→10割
と聞きます。
電子化すると、印刷費は確かに 0 になりますが、
オーサリング費用がかかります。仮に 1割とします。
問屋や本屋を経由しないですが、
Apple store は 3割取るので、同じです。
仮に直販するとシステム構築・維持費がかかります。仮に 1割とします。
とすると、
Apple store では
原稿料 1割、出版社 3割、オーサリング 1割、AS 3割→8割
自前で、
原稿料 1割、出版社 3割、オーサリング 1割、シス 1割→6割
となります。
つまり、500円の本が 300円までしか安くなりません。AS だと 400円です。
印刷費とか編集等が 3割・3割と言うのは、数千とか数万部刷った時の話で、
現状数百部しか捌けない電子書籍だと、編集・オーサリング費用は
9割9分9厘とか高まるでしょう。
と言う事で、電子化された所で劇的に安くなるわけではありません。
紙で回収しているならどうにかなるかも知れませんが、電子書籍の新刊は
出せなくなることになります。
本1冊作るのって、数百万円掛るので、それを発行部数で割ると
一体どれだけになるか分かるかなと。
コンピュータソフトだって、パッケージ 10000円が、ダウンロードでせいぜい
8000円。パッケージ製造コストと流通コストが無いから 4000円で、なんてなっ
てない。
でも、流通費無いと言うけど、携帯だと、パケホーダイとかに
入ってなければ、パケ死しそうだ。
TomOne
Re:侵食は避けられない (スコア:1)
> 原稿料 1割、出版社 3割、オーサリング 1割、AS 3割→8割
原稿を書くのとオーサーリングが同じ値段なのが気になるが、それじゃなくて、出版社の3割ってこの場合何の費用なのだろう。
オーサーリングなんかの費用はここに含まれるのじゃないかな?(校正なんかも含めて)
あとは広告的な費用か?
印刷・製本・流通にかかわる作業や知識もいらなくなるので、その辺も安くなりそう。
そう考えると、出版社+オーサリングで2割ぐらいでよさそう。
なので、やっぱり値段的には半額前後ぐらいが妥当な線じゃないかな?
もちろん、スキルのある著者は自分で編集して広告すればいいわけで、そうしたら出版社はいらなくなるね。だからこんなに危機感があるのかもしれないけど。
Re:侵食は避けられない (スコア:1)
本の作業として、
原稿記述:著者
↓----------------
編集:出版社
↓----------------
組版:印刷所
↓
印刷:印刷所
↓
製本:印刷所
↓----------------
配本:問屋
と言う流れですね。
校正・広告、返品リスクなんかは出版社持ち。
> スキルのある著者は自分で編集して広告すればいいわけ
ただ、それは「スキルのある」と言うのがくせ者で、
素人が組んでもダサい本が出来るだけです。
美しい本に仕上げるためにそれ専門のプロがいるので。
奥村先生が「TeX で作ったから綺麗でしょ」とプロに見せたら
「全然汚い」と言われてショックを受けたみたいに。
商業印刷におけるTeX(pdf) [mie-u.ac.jp]
まぁ、それをやってるのが同人誌というか。
色々組版見てるけど、もう出来はピンキリ。
同人でも最近ダウンロード販売ってあるけど、
どこまで売れてるんでしょうね?
広告も、個人の WWW ページで、企業並みの PV があるサイトが
どれだけあるかを考えると、厳しいでしょう。
知名度を上げるために有名サイトに広告を出すと、
数十万とか数百万円とか掛かってもおかしくない。
TomOne
Re:侵食は避けられない (スコア:1)
出版社としては、仮に電子書籍重視を宣言して既存の書店にそっぽを向かれた場合、
まだ電子書籍だけでやっていける状況にはなっていないってことなのかなあ。
でも自ら状況を作り出さないと、また他に主導権を取られることに…
Re: (スコア:0)
売上部数が1桁とかあたりまえですからね。100部も売れたらベストセラーですよ(電子書籍の中では)。
そういう状況である限りビジネス的に本腰を入れて電子書籍に取り組むなんてありえない→ますます売れないというデッドロック状態なわけで、もう詰んでるんじゃないですか。
Re: (スコア:0)
今はリーダーの普及率も性能もまだ紙が圧倒的ですからね。
(PCやスマートフォンも数えるなら普及率は相当なものですが。)
でも、今後10年を考えると、紙と張り合えるぐらい高性能なリーダーがそれなりに普及してくるだろうという予想は難しくありません。
仮に日本では何処も推進しなくとも、海外からkindle後継機なりとして入ってくるでしょう。
そう考えると、むしろ自分達で主導権を握って電子書籍を普及させることこそが生き残る鍵、だと思うのですが・・・。
そうはいっても、自分で書店や紙の書籍に引導を渡して、わざわざ「敵である」電子書籍市場を立ち上げる、なんてことは経営的にも心情的にもできないのでしょうね。
# 本当は「敵」ではないのだけど、行動を見るにどうみても「敵」か「厄介者」と思ってそう。
Re: (スコア:0)
>そういう状況である限りビジネス的に本腰を入れて電子書籍に取り組むなんてありえない
>→ますます売れないというデッドロック状態なわけで、もう詰んでるんじゃないですか。
だからアフタヌーンとグッドアフタヌーンとアフタヌーンツーをセットの定期購読限定でいいから
電子書籍化してくれたら買うってば
#おまけも含めて物理的に邪魔でしょうがねえ
Re:侵食は避けられない (スコア:1)
>だからアフタヌーンとグッドアフタヌーンとアフタヌーンツーをセットの定期購読限定でいいから
>電子書籍化してくれたら買うってば
いいね。
雑誌はバックナンバー閲覧できるようにしてくれたら毎月課金で利用したいです。
#もちろん色んなデバイスで読めるようにして。
Re:侵食は避けられない (スコア:1)
「それに」じゃなくて「おまけも本自体も邪魔だ、中身だけ読ませろよ」ってことでしょ。
おまけは書店にとっても面倒かつ邪魔なんだけど、
出版社にとっては販促になると共に書店での立ち読み防止にも一役買ってるんですよね。
Re: (スコア:0)
>>「書店とも共存共栄を図らなくてはならない」「紙の書籍とけっして対立したり侵食しあったりするものではない」
>出版社側としてはそう言わざるえないのはわかるけど、これじゃ電子書籍も紙の書籍にも未来がないと思う。
>技術の進歩により、世界が変わってしまったことを認識すべき。
…あれ。
「本屋で電子ブックをダウンロードする」とゆー奇妙奇天烈な電子書籍リーダーがあった気がするのだが、それは僕の脳が見た妄想ですよね?そんなヘンな企画な規格、常識的に考えてあったわけありませんよね。
言語明瞭・意味不明瞭 (スコア:0)
T/O
宣言といえば (スコア:0)
学術雑誌とかだと (スコア:0)
凝った装丁の紙の本は手元に置きたいけど、何度も読み返したり持ち歩いたりして擦り切れたらイヤだし、検索機能も使いたい。
保存用と読む用を別に買うとか(あと布教用投機用舐める用etc.)、豪華版と普及版を両方買うとかいうことはこれまでもありましたが、電子書籍の普及によってそういう行為がもっとスマートにできるようになったらいいのにと思います。
Re:工口が足りない (スコア:1, 参考になる)
工口な本は昔から電子書籍は盛んですよ。
フランス書院なんかはすでに、パソコン通信の時代からテキストファイルで電子書籍の配信やってますな。当然DRMなんぞはなし。
昔懐かしのグリーンドア文庫も版権をどっかのコンテンツ屋がハゲタカしてきて「グリーンシリーズ」等と行って売ってるし、今でも刊行される書籍のほとんどを電子書籍で売ってますよ。
ただ紙で買うより高い場合が多いのでアレだが、ちったあ一般書籍も工口、それも官能小説を見習えと思ったもんです。