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書籍

電子書籍ストアの利便性向上に向けた「相互接続」の動き 47

ストーリー by hylom
Apple V.S. 他陣営 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

EngadgetITmediaによると、紀伊国屋、ソニー、パナソニック、楽天が「電子書籍の利便性向上に向けて共同で取り組むことに合意」した。また、6月14日には楽天が凸版・KDDI・ソニー・朝日新聞連合ことブックリスタと連携することも発表された(ITmedia)。

そのほか、シャープとカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が出資する「TSUTAYA GALAPAGOS」がシャープ製以外のAndroid端末で電子書籍件ストアを利用できるアプリを公開するなど、電子書籍ストアのオープン化の動きが進んでいるようだ(ITmedia)。

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  • by Anonymous Coward on 2011年06月14日 17時56分 (#1970231)

    T/O

    • by Anonymous Coward

      今のところオライリー・ジャパン [srad.jp]がいちばん進んでいると思うけど品揃えは紙に遠く及ばないんだよね。

    • by Anonymous Coward
      PDFなんて融通の聞かないものよりePubのほうがいいんでない?
      容量も食うし。
    • by Anonymous Coward
      電子書籍に限った話では無いのですが、データ(テキスト)とフォーマットを分離させておくのがネット時代のコンセンサスなのでは?

      でも筆者/編者がフォーマットに拘りたい気持ちもわかります。
      1行の文字数や1ページの文字数、ルビの振り方や文字間・行間の幅など、読み易さや自分の美意識に拘りたいことでしょう。
      対して読者は、自分の好きなようにコントロールしたいハズ。

      結局データとフォーマットを分離させて、筆者/編者は自分の望むフォーマットを別途提供する、というのが落としどころでは。
      • >>1行の文字数や1ページの文字数、ルビの振り方や文字間・行間の幅など、読み易さや自分の美意識に拘りたいことでしょう。

        まあそれ、シャープのDRMがちがちフォーマットを押しつける為の方便でしかないよなあ。
        タテマエはどうあれ、現実は編集が作ったモノを見せられて「はい、これが見本です。これで決定」って流れが普通なわけで。

        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2011年06月15日 0時55分 (#1970490)

          > シャープのDRMがちがちフォーマットを押しつける為
          DRMは権利者の選択だからシャープが押し付けてるわけじゃないでしょ。
          現にDRMフリーのXMDFで売ることも出来るわけだし。

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            たとえDRMフリーのものが混ざって並んでいたとしても、DRM付きが主流だと思われていてはユーザーは寄り付きません。
            最初からDRMの無い規格であることが、利用を検討する為のまず最初の条件。

            • by Anonymous Coward on 2011年06月15日 9時24分 (#1970575)

              それは一部の狂信的ユーザーの話。
              一般的ユーザーは一に品揃いに、二に値段しか見てません。
              三四は無くて、五にも入らないのじゃ?DRMなんてのは。

              だから着うたは売れたんでしょ。

              親コメント
          • by Anonymous Coward

            DRMが不要だと思う権利者はそもそもXMDFなんか選択しないよ。
            「定価で買うこともできるのだから二重価格表示ではありません(ドヤァ」というグルーポン専用商品並みの詭弁。

      • by Anonymous Coward

        美意識はまだしも、何が読者にとって読みやすいのかは俺様が決める、俺様の読みやすいと思ったものだけが読みやすいというのは思い上がり以外の何ものでもないなあ。どこのリボンUIだよ。
        そもそも編集者にテキスト原稿渡してるだけのくせに何をのぼせ上がっているのかと。

        • by Anonymous Coward

          いわゆる縦読みができるようにするには、行ごとの文字数とか、いろんなフォーマットが固定じゃないと難しいと思います。
          円周上に書くとか、
          そういうフォーマットも含めてが、文学芸術だと思います。

  • by akiraani (24305) on 2011年06月14日 18時03分 (#1970234) 日記

     各ストアを見てみるとわかるけど、どこもラインナップの大半はパピレスなんかの古くからある電子書籍販売サイトのコンテンツに、いわゆるケータイ小説レーベルがメイン。
     相互接続しても、ばらばらのサイトで同じラインナップが並ぶだけで消費者にとってのメリットって実はあんまりない。
     ポータルの使い勝手が悪く、あらたにす [srad.jp]みたいにGoogleで検索した方がましという状況で落ち着くのがせいぜいじゃないかなぁ、というのが個人的予想。

     仮に相互接続がうまく行ったとしても、将来的にはビューア側の機能依存の専用コンテンツなんかで囲い込みが入るだろうし、今リアル書店でやってるような店舗特典コンテンツをつけたりしてストアごとに差別化が行われるのは確実。一元管理できるけど、実際読むときにはそれぞれ違うビューア立ち上げないといけません、では話にならない。ストアの相互接続で止まってたらジリ貧でしょう。
     そもそもコンテンツが確保できないことに最大の問題があるので、電子書籍販売ポータルではなく音楽やら動画やらゲームやら、ぜんぜん違うジャンルのコンテンツまで統合するくらいの覚悟が必要なんじゃないかと思います。

    --
    しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
    • by Anonymous Coward on 2011年06月14日 18時12分 (#1970240)
      > 消費者にとってのメリットって実はあんまりない。

      えっ

      日本の電子書籍で、消費者側にメリットがあるものとか
      そんなのあったら逆にびっくりしちゃう訳なんですが...
      親コメント
    • リアル書籍だとどの本屋で買おうが、同じ本棚に並べられます。
      電子書籍だと書店ごとに別々の電子本棚に並べる必要があったけど、相互接続の取り組み後は同じ電子本棚に並べられます、ということだと理解しました。

      >ばらばらのサイトで同じラインナップが並ぶだけで消費者にとってのメリットって実はあんまりない。

      品揃えが似たり寄ったりなら、余計に「どこで買ったかを意識せずに一元管理できる」ことの利便性が増しませんか?
      あるシリーズの1巻をA書店で買って、2巻はB書店で買いました。一元管理できたらうれしいですよね。
      (そもそもできない現状がおかしいので「うれしい」かは微妙?)

      >将来的にはビューア側の機能依存の専用コンテンツなんかで囲い込みが入るだろうし

      >一元管理できるけど、実際読むときにはそれぞれ違うビューア立ち上げないといけません

      ITmediaの記事によると「端末・ストアの垣根を越えた利用環境の実現を目指していく」と言ってるんですし、そりゃちょっと違うんじゃないでしょうか。
      ポーズだけでやる気なし、と今から決め付ける材料ってあります?

      >今リアル書店でやってるような店舗特典コンテンツをつけたりしてストアごとに差別化が行われるのは確実。

      リアル店舗と違って立地などからくる利便性で差別化できない分、そうなりそうですね。でも、それって忌避する理由ありますか?
      どの端末でも利用できる前提が崩れなければ、利用者が得をすることはあっても損はしないでしょう。

      >そもそもコンテンツが確保できないことに最大の問題がある

      ここはまったくそのとおりだと思います。
      出版社の本気が見えない状況で、電子書籍が普及するわけないですよねえ・・・。
      親コメント
      • >>そもそもコンテンツが確保できないことに最大の問題がある

        >ここはまったくそのとおりだと思います。

        まあ、最後はここですねぇ。

        当座はともかく、次の段階として、どの店舗からでも確実&フォーマット選択自由とかにならないと、当てにならないかなぁ

        # DRMは再取得できる&機種依存しないなら、ある程度までは受け入れてもいいんだけど
        # それも永年権利(というか実物買ったのと同等)じゃないとなぁ

        --
        M-FalconSky (暑いか寒い)
        親コメント
  • ビックブラザー万歳 (スコア:2, すばらしい洞察)

    by shesee (27226) on 2011年06月14日 19時05分 (#1970272) 日記
    なんちゃって自由主義カルテルより、寛大な独裁者のほうが消費者視点なのは何故
    • by Anonymous Coward on 2011年06月14日 19時49分 (#1970310)

      コンテンツプロバイダに対する交渉力の強さの差でしょ。
      流通業者が独占的な立場にあれば、コンテンツプロバイダに不利=消費者に便利な条件を押し付けられる。
      流通業者がどんぐりの背比べの弱小ばかりなら、コンテンツプロバイダは少しでも有利な条件の業者を選ぶので、どの業者も消費者に不便を強いることになり、全体のパイを増やせないままウダウダしているうちに黒船がやってきて壊滅。
      ソニーがiTunesが敗れたのと同じことが繰り返されているだけです。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        同感ですね。
        今から国内勢が状況を理解して反転攻勢の戦略を構築し、
        勇猛果敢に打って出る・・・可能性が見えない。
        日本ってこういうのホント苦手ですね。
        ゲーム慣れしてないというか・・・

        #ゲーム脳世代ならあるいは

    • by Anonymous Coward

      >なんちゃって自由主義カルテルより、寛大な独裁者のほうが消費者視点なのは何故

      寛大な独裁者は消費者視点と見せかけたところとは別のところで搾取するからです。

    • by Anonymous Coward
      独裁者って大概、消費者視点なものですよ。権限を騙し取るまでは。
  • やっぱりそれってユーザーにメリットがあるようなサービスを成立させたからじゃないかな。
    それとも、電子書籍という本質を捉えているからか。

    楽天や紀伊国屋とかで購入できるのは良いけど、そのためにそれぞれのサイトでの契約が必要だったら面倒だし、
    それぞれに対応したプラグインを導入しないとダメとかだったら、たぶん利用したくなくなると思う。

    Amazonは豊富なコンテンツ数だけでなく、煩わしい通信会社との契約ナシに無料で、PCナシでダウンロードできるからこそシェアが伸びたんじゃないのかな。
    それと、なんといっても価格が安いところが。

    心配なのは、日本強者連合ってユーザー本位のようなことを謳いながら、
    平気で使いづらい機能を押しつける点。
    価格面を見てもすでに企業側の都合を押しつけてるようにしか思えないな。
    • コンテンツの豊富さと紙の本と比べてのお得感でしょうな。(それにもしかしたらペーパーバックのデカサ:-P)
      Kindle3まではあんまり売れてなかったし、端末の普及はお値段が支配的な気がします。
      端末さえ持ってればコンテンツの豊富さに(3G無料と関係なく)惹かれる人が多いってのは、iPhone版Kindle出てから売り上げ伸びたってのが示してますし。

      まあ、日本のはユーザー云々よりも、単純に技術や運用がついてきていないだけな気もします。
      日本でも、100冊入って1ヶ月電池が持つ6インチ端末を1万5千円で売って、ラインナップが50万冊、新書の単行本を500円、文庫になったら200円、全国五大紙が毎月1500円で読めれば爆発的に広がると思う。
       # そう言う意味で、SONY Readerは惜しいところまで行ってると思う……コンテンツが高いんだよなあ……

      親コメント
      • >日本でも、100冊入って1ヶ月電池が持つ6インチ端末を1万5千円で売って、ラインナップが50万冊、新書の単行本を500円、文庫になったら200円、全国五大紙が毎月1500円で読めれば爆発的に広がると思う。

        イイ案ですねぇ。
        コンテンツがこのくらいのお値段なら、少々端末が高くても買おうと思っちゃう。

        いきなりこの案でバンと登場させればインパクトもあるし、迷ってる人も再度考え直しそうなんですが、
        「先例がない」「紙のが売れなくなる」「本屋に迷惑がかかる」とかで企業側は躊躇しそう。。。
        親コメント
        • by Anonymous Coward

          > コンテンツがこのくらいのお値段なら、少々端末が高くても買おうと思っちゃう。

          ▼爆発的な普及をしている海外の例
          Kindle 3(3G/WiFi) $189/16,000円ぐらい ※3G通信費無料、回線契約不要
          Kindle 3(WiFi) $139/11、800円ぐらい
          Kindle 3(WiFi) $114/9,600円ぐらい ※スクリーンセーバ、書籍一覧の一部に広告を表示
          Nook(WiFi) $139/11、800円ぐらい
          Nook Color(WiFi) $249/21,100円ぐらい

          ▼国内
          SONY Reader Pocket Edition 19,800円 ※ソニーストア価格
          SONY Reader Touch Edition 24,800円 ※ソニーストア価格
          GALAPAGOS 5.5型 39,800円 ※シャープ直販価格

    • アメリカじゃ本の品質も悪いし、流通も問題あるしで電子書籍の方が普通に消費者にとって
      良いものだったと聞いた

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      他社のタブレットとかが高機能になっていく中で
      「Kindleは本を読むもの、他の機能はいらない」
      と割り切った点が評価されたのだと思います。
      (この点はB&NのNook colorも同様)

      http://jp.techcrunch.com/archives/20100729jeff-bezos-kindle-charlie-rose/ [techcrunch.com]

  • オープン? (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2011年06月15日 1時05分 (#1970498)

    これは何も、誰でも参入し、どのデバイスでも認証できるDRM方式を開発したとか言う話じゃなく、一部の企業が提携したというだけの話ですよね?

    これじゃ特にユーザーにとっての利便性が上がるわけでもなく、弱弱連合の品揃えが単一の大手メーカーの提供する品揃えに負けるなら意味無いんだけど...

  • amazon、Apple、Googleと協定を結んだなら本気を認めてもいい。絶対にあり得ないと分かりきってるのが悲しいけど。
    # 競争相手はこれらの会社ではなく「自炊」
    # DL音楽がCDと競わなければならなかったようなものだ

  • by Anonymous Coward on 2011年06月14日 17時26分 (#1970217)

    シグマブックから何年だ?

  • by Anonymous Coward on 2011年06月14日 18時20分 (#1970248)
    相互接続の前にやる事があるだろう
  • by Anonymous Coward on 2011年06月14日 19時08分 (#1970276)

    孫子とか戦国策とか今まさに(解説・現代語訳つきで)DRMフリーで世に放って
    献策を問うべきなのではw

    ##つうか、そのへんの中国古典フリーで読み直したいのでヨロ

    • by shinshimashima (9763) on 2011年06月14日 22時30分 (#1970419) 日記

      zhなwikisource [wikisource.org]はどうですか?
      孫子 [wikisource.org]に戦国策 [wikisource.org]
      上の方の▼ボタンで繁體に切り替えると幸せになれます。

      解説・現代語訳?んなもん知るか。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      歴史上弱者連合がうまくいったことはない。
      秦に対抗したけど負けただろ?
      自転車業界ではシマノに対抗したサンツアー連合はマウンテンバイクブームに乗り遅れて空中分解、ブランドは台湾に売り飛ばされて消滅したし。

  • by Anonymous Coward on 2011年06月14日 21時19分 (#1970369)

    ソニーはともかく、本屋とか松下とか楽天とかは

    「第5次(?)電子書籍元年の乗り遅れ組」

    でしかないからなあ。そこが後から出てきてなんか言ってても

    「ちょっと分け前よこせよ、名前貸してやるからさ」

    とか言ってるようにしか思えない。

    電子書籍が遅々として進まない=コンテンツ整備が遅々として進まない
    最大の理由は明々白々です。

    「電子書籍化すると多数の著者・ライターが生活できなくなる」

    作り手の明確な収入減という、致命的な問題点が回避されない限り何をやっても無駄でしょう。

    端末売って儲けるよ!とか、電子書籍で客集めて別のモノ売って儲けるよ!
    って態度の人たちばっかり集まって騒いでるだけなんですよね、現状は。

    • by Anonymous Coward

      つシグマブック

      • by Anonymous Coward

        Σ・リブリエ・ワーズギアは「第4次(?)電子書籍元年」扱いですね。

        人によって数え方が違うので(?)なのですがw

  • by Anonymous Coward on 2011年06月15日 0時35分 (#1970478)

    ユーザの皮をかぶった悪魔。
    ファイル共有&もろもろ共有サイトでコンテンツ提供側はユーザに対して不信感を持った。
    本当はただ、それだけのこと。
    携帯電話ではその悪魔の影響を下げられたから、コンテンツ提供側を説得できてたわけだ。
    海外マンセー組や赤い人たちには理解不能かもしれないけどさ。

    • by Anonymous Coward
      > ファイル共有&もろもろ共有サイトでコンテンツ提供側はユーザに対して不信感を持った。

      まあそれはわからんでもないが、
      それに対抗する手段が、このウンコどうしの相互接続性向上なの?
      わけわからん。

      > ユーザの皮をかぶった悪魔

      BSDユーザーのことか?
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海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs

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