米O'Reilly、執筆途中の書籍を電子書籍で販売へ 39
ストーリー by headless
途中 部門より
途中 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
米O'Reilly Mediaは、書籍の完成部分から電子書籍として順次販売開始するという販売モデルを実験的に開始した(ITmediaの記事)。
対象となるのはTodd Sattersten著「Every Book Is a Startup」。電子書籍版最初のリリースは4.99ドル(約384円)で、リリースごとに価格を上げていく。ただし、購入時点以降のリリースは無料で入手できるので、最初のリリース購入者は4.99ドルで完成版が入手可能ということになる。紙に印刷されたバージョンは全体が完成してからの販売となり、価格は24.99ドル(約1,920円)。
完成した部分のerrataを読者から事前に求める、という意味もあったりして。
彼は,時には,やかましくこっこっと鳴って,終わりに全体の出来事が「最もおもしろい」と断言した。 (スコア:4, 興味深い)
一方日本では、翻訳が間に合わないので機械翻訳のままで出版した。
http://gigazine.net/news/20110730_randomhouse/ [gigazine.net]
http://www.amazon.co.jp/dp/4270006501/ [amazon.co.jp]
最初見た時は虚構新聞ネタかと思った。
編集さんは、今まで一度も機械翻訳を使ったことがなかったのかな?
Re:彼は,時には,やかましくこっこっと鳴って,終わりに全体の出来事が「最もおもしろい」と断言した。 (スコア:2, 興味深い)
私が酷いと感じたのはこれ
「第二次世界大戦 あんな話こんな話」
原著:ジェイムズ・F. ダニガン、アルバート・A. ノーフィ
翻訳:大貫 昇
原本はそこそこ面白い本なのに専門知識、専門用語、通例を全く知らない人が訳すとこんな事になるというトンデモ翻訳本。
簡単な代表例:ドイツ軍の兵器では「パンツァーファウスト」⇒「鉄拳」、「1号戦車」⇒「パンツァー1」とするなど探せば切が無い、他のも突っ込みどころ満載です。
amazonの書評にもいろいろ書かれてますので興味のある方はそちらをどうぞ。
大貫昇氏は元産経新聞の特派員でトンデモぶりは誤訳に留まらない、以下この本の後書き
『あまりにも軍事的な専門分野に属し、一般読者に理解しにくい箇所』
『日本人には馴染みが薄い箇所』等を相当部分、削ったり、
要約させていただいた
と【勝手に内容の改悪改変】まで行なってます。
※だれだこんな奴に翻訳依頼したのは!!、編集の更正はなにしてんだ!!
Re:彼は,時には,やかましくこっこっと鳴って,終わりに全体の出来事が「最もおもしろい」と断言した。 (スコア:1, おもしろおかしい)
社長「編集を更生させられたらなぁ・・・」
Re:彼は,時には,やかましくこっこっと鳴って,終わりに全体の出来事が「最もおもしろい」と断言した。 (スコア:1, おもしろおかしい)
「高品質な本をお届けするため出版社は必要です(キリッ」
()
Re:彼は,時には,やかましくこっこっと鳴って,終わりに全体の出来事が「最もおもしろい」と断言した。 (スコア:1, 興味深い)
必要なのは事実ですよ。アホな編集者が一人いたからといっても(あるいは編集者を経由せずに良質なコンテンツを出せるひとが一人いたとしても)、編集者の必要性を失わせるものではないです。
どっちかってと、書籍卸を中心とした利権構造が不要なものでしょうけど、その時代にどうやって良質な編集者を食わせていくかというのは考えなければいけない問題。
Re:彼は,時には,やかましくこっこっと鳴って,終わりに全体の出来事が「最もおもしろい」と断言した。 (スコア:1, すばらしい洞察)
・(カーマゲドンを取り出して)「ゲームはこんな酷いんですよ!」→「ゲームは有害」
・(エログロ成年マンガを取り出して)「マンガはこんなに酷いいんですよ!」→「マンガは有害」
・(ただ白画面を表示する懐中電灯iOSアプリを指さして)「iOSアプリってこんな低レベルなんですよ!」→「iPhoneアプリはゴミ」
・(近所のコンビニで女子店員が手を添えて)「お釣りの989円になります」→「女はみんな俺に惚れてる!」
んなこたぁない。
Re: (スコア:0)
やっぱり使う紙とか装丁の品質ってのは大切だよな。そこんとこ電子書籍は無粋でイカン。
Re: (スコア:0)
万物は見方次第で良くも悪くもなります。当然です。
例えば物を作るときの素材として鉄を見たとき、「重さ」に注目して、重いから使えないという用途もあれば逆に重いから好都合という用途もあるわけです。どちらも同じ重さなのに。
電子書籍は無粋でイカンとの見方もあれば、逆に粋を見出す切り口もあることでしょう。
物事に対する自分の可能性を狭めていませんか?
Re: (スコア:0)
(紙の本でそれやっちゃ)いかんでしょ。
これは翻訳者より編集者のほうが悪いと思うなあ。
目を通せばすぐわかるレベルのおかしさですからね。
仕事を丸投げしてたとしか思えない。
そういうチェックをやらないんなら何のために編集者がいるのかわかりませんね。
Re:彼は,時には,やかましくこっこっと鳴って,終わりに全体の出来事が「最もおもしろい」と断言した。 (スコア:2)
どうやっても間に合わないのに発行を求められた末の
確信的な行動ではないかな、と思いました。
もちろんその状況を生み出したスケジュール管理が、とか訳者の配置が、
という点で編集者の失態であるのは事実でしょうけれど。
その月に出せないと会社が傾く事情も、何をどう頑張っても物理的に無理になってしまう事情もわかるのですけどもね...
Re: (スコア:0)
> その月に出せないと会社が傾く事情も、何をどう頑張っても物理的に無理になってしまう事情もわかるのですけどもね..
なんで読者がそんなものわかる必要があるんだよ。むしろ傾いてそのまま倒れるべきだろ。淘汰されるべきものを無理やり存続させたって誰のためにもならん。
Re:彼は,時には,やかましくこっこっと鳴って,終わりに全体の出来事が「最もおもしろい」と断言した。 (スコア:1)
出版業界はとにかく大量に本を出して回さないといけないという自転車操業みたいだし、ちゃんとした仕事ができる
環境じゃないのかもね
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
実写だと良いエロ本を作るための素材探しが難しいからでは?
#ある意味で海外書籍の翻訳って、ラノベ原作のアニメ化みたいなもんだよなあ。
#自分で一から素材を集めたり作ったりするよりは、他人が作ったものの「丸パクリ」の
#方が楽なのだ。もちろんここでいう「丸パクリ」にも創造的作業は含まれていて、
#そこがひどいと原作がどれほど名作でも駄作になってしまう。
これに比べればマンガにパンチラなんかのエロ要素を入れるのは簡単だし、
最近はそういうのを売りにしてるマンガをチラホラみかける。
昔に比べて増えてるかどうかまでは分からんけどね。
Re:彼は,時には,やかましくこっこっと鳴って,終わりに全体の出来事が「最もおもしろい」と断言した。 (スコア:1, 興味深い)
目は通せた。
だけど直すヒマがなかった。
GIGAZINEの記事を読めば、発売延期を社長にも談判している。
編集部からアラームが上がってきたときに、状況把握を怠った社長が悪い。
# そもそも編集者って、著者や訳者を煽ることは出来ても、実際にスピードアップさせることはできんだろ。
# ホテルに監禁したり、差し入れが出来るくらい。
# 余裕を見てスケジュールを組んでいても、筆者側が踏み倒してきたらどうにもならん。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
筆者は文章を書き殴ることしかしないのだけど。
その後に本を形にする各種作業があるのを知らないの?
Re: (スコア:0)
編集者がいなければこんな本が出ることもなかったわけか。
ますますいないほうがよかったな。ゴミに一見立派な装丁や製本をつけるだけの簡単なお仕事だったら機械か中国人にでもやらせれば。ああ機械にやらせたのか。
他の出版社の先行事例 (スコア:4, 参考になる)
他の出版社で既にやっているところもあります。
ストーリーとは関係ないけれどやっぱり英語圏の人は文献豊富でうらやましいですね。
日本のマンガ雑誌モデルに近いかもね (スコア:4, すばらしい洞察)
コアなファンは連載から随時チェックするけど、そこまでではない人は単行本出てからでいいや、という棲み分けをさせるという意味で、日本のマンガ雑誌モデルに近いかもね。日本のマンガの様にコアなファンからの雑誌と単行本の二重取りができそうにないのが難だけど。
この方式の出版社と著者側から見た最大のメリットは (最初の話題性や広告効果を除けば) キャッシュフローの改善。今までは最低でも数ヶ月単位、ちょっと大きめの本だと年単位の執筆期間を無収入で凌がなければいけなかったのが、ディスカウントされているとはいえ日銭が入ってくるようになるのは大きい。
Re: (スコア:0)
常に新規顧客を見つける必要がある。
話題性で読者を増やせればいいが、分野によっては厳しいんじゃないかな?
例えば、あるSF作品で、途中の版で大部分の固定ファンが買ってしまった場合、
その後はいくら書き足しても新規にほとんど売れない可能性だってある。
# 最初から1冊100KBとか宣言しておき、「2巻に続く」とかやれば大丈夫か?
PragProg (スコア:1, 興味深い)
> 完成した部分のerrataを読者から事前に求める、という意味もあったりして。
Pragmatic Bookstoreでは、β版書籍をPDF販売して、フィードバックを得ていますね。
Re:PragProg (スコア:2, 興味深い)
一部有料プランのみですが、O'reilly safari でも Rough Cuts として執筆中の本を公開してますね。
http://oreilly.com/roughcuts/ [oreilly.com]
最新情報が書籍という形でまとまっているので重宝しています。
電子書籍もアップデートを (スコア:1, 興味深い)
ソフトウェア関係の書籍は陳腐化が激しいので、
電子書籍には物理的在庫が存在しないという利点を生かして
一定期間無償又は有償で解説対象のソフトウェアのバージョンアップに合わせて内容もアップデートしてほしい。
次回作の価格は… (スコア:1)
次回作の価格は約1,200円だったらおもしろいのに。
完成が近づくにつれ値下げの実験もしてよ (スコア:0)
執筆開始時には、その時の最新版リリースを前提にしたhackを拾えるけど
時間が立つ程その価値が減じていくような…
Re:完成が近づくにつれ値下げの実験もしてよ (スコア:3, 参考になる)
既にKindleでは、古い本は新刊に比べて順次値段が下げられているようです。
しかも人気のある本は古くても値段はあまり下がらず、人気のない価値の低い本は
値下げの速度も速いような。
#だから古くても値段が新刊とあまり変わらない本はロングセラーの名著のことが多い。
#その辺はホント良くできてます。
Re: (スコア:0)
>#だから古くても値段が新刊とあまり変わらない本はロングセラーの名著のことが多い。
日本の再販制度との対比が興味深いな
再販制度には一応文化を守る建前があるものの、粗製濫造の自転車操業が現状なわけで。
こうなるくらいなら経済原則に委ねたほうがいいのかね。
やはりあの本 (スコア:0)
電子出版は、電子メールに入らないよね。
完成する (スコア:0)
保証はあるんでしょうかね。
人間なんて、明日起きてこなくても不思議は無いのに。
#…と書いてて、グインサーガを思い出した。
#長編小説と考えれば、おかしくはないのか。
今回 まだ その時と場所の指定まではしていない (スコア:2, おもしろおかしい)
10年後 20年後ということも可能だろう・・・・・・・・・・ということ・・・・!
Re:完成する (スコア:1, すばらしい洞察)
#最初から完成版の価格(24.99ドル)だったら「ふざけるな!」って話だけど
#「投資」みたいな、あるいは「ギャンブル」みたいなお話やね
Re: (スコア:0)
>> その保証がないから、最初は安価で出版して……という話だと思う。
あ,昔そういう本を見たことありますよ.完成版になってないから,最期に「未完」と大きく書いてある本.
Re:完成する (スコア:1, おもしろおかしい)
「Hello! あんくる」
長編でも何でも無いけど、最終話を執筆中に作者死亡。
FSS。たぶん最終話を書き終えるより先に、作者か読者が死ぬと思う。
Re:完成する (スコア:1, おもしろおかしい)
>人間なんて、明日起きてこなくても不思議は無いのに。
生きてるのに続巻がでない佐藤大輔先生をわすれないでください ><
Re:完成する (スコア:1)
大作ゲームのリリースとともに、執筆が滞る
同人誌即売会の開催前になると、執筆が滞る
そういったことも、当然、織り込んで執筆の進捗をみると面白いかもしれない。
需要と供給 (スコア:0)
デアゴスティーニ (スコア:0)
Re: (スコア:0)
電脳筒井線