京と TSUBAME 2.0 、ゴードン・ベル賞を受賞 32
ストーリー by reo
よく頑張った、感動した 部門より
よく頑張った、感動した 部門より
スパコン界のノーベル賞とも称されるゴードン・ベル賞だが、SC11 にて 2011 年の表彰が行われ、「京」を用いた研究が最高性能 (Peak-Performance) 賞、「TSUBAME 2.0」を用いた研究が特別 (Special) 賞の栄誉に輝いた (理化学研究所のプレスリリース、東工大 GSIC のニュース記事より) 。
「京」の受賞対象は、シリコン・ナノワイヤ材料の電子状態について量子力学的計算を行ったもので、実効性能は 3.08 PFLOPS (実行効率約 43.6 %) だった。「TSUBAME 2.0」の受賞対象はデンドライト (樹枝状結晶) をフェーズフィールド法で計算するもので、ピーク性能に対して 44.5 % の実行性能を示した(*1)。
日本勢の最高性能賞受賞は /.J 記事にもなった地球シミュレータでの研究成果以来。その他の賞としては GRAPE-6 や 長崎大学の例があるが、ゴードン・ベル賞の主要な 3 つの賞のうち 2 つを受賞したのはもしかして今回が初めてだろうか。
(*1) 理研のプレスリリースでは「実効性能」、東工大の記事では「実行性能」とあったので、そのまま記載してある。
プログラミングをした人 (スコア:3, 参考になる)
プログラミングをした人のひとりのインタビューが載っているパンフレット [cms-initiative.jp]を置いておくわ
Re:プログラミングをした人 (スコア:1)
おお、thx.
じゃぁ、オレはそのなかで説明してる実空間密度汎関数法のアルゴリズムの概要を貼っておく。
実空間密度汎関数法(RSDFT) [tsukuba.ac.jp]
京の実行効率約 43.6 % (スコア:1)
これは高いの?低いの?
Re:京の実行効率約 43.6 % (スコア:1)
ついでに質問だけど、GPU山ほど買ってきて作ったようなスーパーコンピューターだと何パーセントくらいになるもの?
いや、もちろん「数が増えれば増えるほど効率落ちるから一概には言えない」んだろうとは思うけど。
知っている人がいれば、具体例を幾つかあげて頂けると助かります。
Re:京の実行効率約 43.6 % (スコア:1)
Top500 2位の中国 Tianhe-1A が 55%。
FFT やらせたら 1%未満は確実でしょう。0.1% でも驚かない。
TomOne
Re: (スコア:0)
Tianhe-1Aの値はLINPACK(ベンチマーク)で55%
「京」の43.6%は実アプリでの値。
# 実行効率を書くときは合わせて走らせたアプリを明示しといた方がいいです。
#実アプリで性能をきちんと出せたというのは効率上、大きな意義。
Re:京の実行効率約 43.6 % (スコア:1)
TOP500 がLINPACKってのは自明なんでわざわざ書きませんでした。
実アプリで性能を出せたのは意義ありますが、親コメントが知りたがってたのが
GPUスパコンの効率なんで、ここで京での効率はわざわざ書きませんでした。
ちなみにTOP500(LINPACK)での京は93.2%。
TSUBAME が 52%。
TomOne
Re: (スコア:0)
なるほど。ただし、常々その辺が特にメディアなどでごっちゃになって書かれ、比較されているのに窮していたので念のため指摘までです。:)
Re: (スコア:0)
今より一桁電気代が高くならないかぎりスパコンの世界では効率は重要ではないよね?
Re: (スコア:0)
ここでの効率は電力あたりの話じゃないぞ。
ものすごく単純化して話をすると、パソコンを単純に2台にすると計算量は理屈の上では2倍になるが、実際には1.2倍にしかならない時、実行効率は60%だ、という話だと思われ。この問題があるので、単純にノード数を増やして、電力を湯水のように入れても分野によっては計算が早くならない、可能な計算規模も増えないという話になってしまう。
あと電気代は重要じゃないなんて状況は少なくとも日本にはないわけで…。
Re: (スコア:0)
誰も電力効率なんて話してないと思うけど?
京もTianhe-1AもFFTのために作ったわけではないシステムなのでFFTをやって効率が高かろうが低かろうが問題になるとも思えないが…
電気代は東京電力管内にせよ関西電力管内にせよ大口ではあるけれども全体の0.05%にもならんし、結果を保持するためにストレージだけ有効にしてプライオリティーの低い演算はしないなんて対応も幾らでもできるし重要になんてなりえないね
Re: (スコア:0)
Top500 2位の中国 Tianhe-1A が 55%。
FFT やらせたら 1%未満は確実でしょう。0.1% でも驚かない。
に対して
今より一桁電気代が高くならないかぎりスパコンの世界では効率は重要ではないよね?
などというので
ここでの効率は電力あたりの話じゃないぞ。
と言ったら
誰も電力効率なんて話してないと思うけど?
京もTianhe-1AもFFTのために作ったわけではないシステムなのでFFTをやって効率が高かろうが低かろうが問題になるとも思えないが…
とか。
まさか同一人物じゃないだろうな。
支離滅裂にも程がある。
電気代は東京電力管内にせよ関西電力管内にせよ大口ではあるけれども全体の0.05%に
Re: (スコア:0)
> もしかして電力不足のことを念頭においているなら「原発脳乙」としか言いようがありません。
あなたの論理がおかしいので、結局ヘイトスピーチをせざるを得ないわけですね。
Re: (スコア:0)
せめて何をおかしいと思っているのか書いてからディスりましょう
Re: (スコア:0)
ヘイトスピーチであることは認めるのですね。
Re: (スコア:0, 既出)
スカラー機でFFT(流体計算とか気象シュミレーション)とかの場合下手すれば数パーセントになったりするらしい。
だから地球シュミレータ(2)は今でもFFTは実は世界一。(京と比べてはわからんけど)
Re:京の実行効率約 43.6 % (スコア:3, 参考になる)
SC11 - HPC Challengeで「京」コンピュータが4種目すべてを制覇 [mynavi.jp] によれば、京 34.7TFlops, ES2 11.9TFlops で京の方が上だけど、実行効率では ES2 の方が上じゃないですか。
Re:京の実行効率約 43.6 % (スコア:2)
京の理論ピーク性能は Top500 のサイト見ると、11280TFLOPS みたいですね。
で、計算すると
京:HPL
2118/11280 = 18.8%
京:FFT
34.7/11280 = 0.3%
ES2:FFT
11.9/131 = 9.1%
実行効率で言うなら桁が違います。
絶対性能は上とはいえ、99% 遊んでるなら、もう動かすのがもったいないような。
TomOne
Re:京の実行効率約 43.6 % (スコア:1)
テネシー大学の HPCC のサイト http://icl.cs.utk.edu/hpcc/hpcc_record.cgi?id=459 [utk.edu] を見ると
HPCC 実行時の京は 18432個(全体の22%)しか使ってないですね。
だから、この部分の理論ピーク性能は 2359TFLOPSですね。
これを使って計算しなおすと
京:HPL
2118/2359 = 89.8%
京:FFT
34.7/2359 = 1.5%
かろうじて桁違いはまぬがれてますね。
かつ、京の消費電力はシステム全体で12659.9KWなので、これらの計算のための消費電力は2813KW
かたやES2の消費電力は(震災の影響で稼働停止した時の新聞記事によると)約5000KWですから
もったいないのはES2の方という見方もできますね。
Re: (スコア:0)
どっちも得意分野があるんやからええんとちゃう?
これで利用率が低かったらあかんけど、結構使われとるみたいやし
Re:京の実行効率約 43.6 % (スコア:1)
Re: (スコア:0)
で、ES2も京もコスパ最悪って辺りがひどい
Re: (スコア:0)
コスパが必要ならGRAPEがあるじゃないか
汎用性がないけど(今はあるんだっけ?)
Re: (スコア:0)
キャンセルされた予算2億ドルのIBM Blue Watersも定価で導入すると15億ドル程度かかるから、京がコスパ最悪とは言いがたいんじゃない?
(大口受注ならそれ相応の値引きはあるだろうけど、さすがに定価の1/8はない)
Blue Watersの失敗を見ると、他の安く出来ると主張している10P級スパコンも予算通りできるか眉唾
Re:京の実行効率約 43.6 % (スコア:1)
POWER7を使ったマシンのLINPACKの効率が低すぎる。
top500の55位にいるが,74%ぐらいしかない。
何が原因だろう。
Blue Gene Qでも80%程度あるのに。
Re: (スコア:0)
う~ん、今もES2はFFTではNo.2の地位を保っているのですか. やっぱりバケモノですね.
Re: (スコア:0)
え?え?どうしてこのコメントがマイナスモデになるの?
国産スパコンにつく否定的なコメントっていうのが宗教的な理由だという証明かな?
Re: (スコア:0)
流体計算(含む気象シミュレーション)はFFTが必須なわけではない。
FFTを使わない計算の方が多い。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
相対的には高いの
それでいい?
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)