EU、飲料メーカーに対し「水は脱水症状を防ぐ効果がある」との記載を禁じる 62
水を飲めば脱水症状にならないというわけではないから却下! 部門より
EFSA(欧州食品安全機関)が、飲料メーカーに対し「水には脱水症状を防ぐ効果がある」と主張することを禁じる裁決を出した。ボトル詰めされた水の製造会社が上記の主張をした場合、2年の禁固刑を免れないとのこと。イギリスでは来月から施行されるという。しかし、同国の公的保険であるNHS(国民保険サービス)のガイドラインには「水を飲むことで脱水症状を防ぐことができ、英国人1人につき1日当たり少なくとも1.2リットル以上の水を摂取するべき」と明記されている。本家/.では「同決議は馬鹿げている」と話題になっている(本家/.)。
事の発端は、食品製造会社のアドバイザーを務めるドイツのAndreas Hahn教授及びMoritz Hagenmeyer教授が欧州委員会に対し、「相当量の水を定期的に摂取することで脱水症状を起こす危険性を軽減できる」と製品ラベルに記載する権利を申請したことに始まった。これを受けて今年の2月にEFSAがイタリア、パルマに21人の専門家を集結させて審議を行ったのだが、その結果「脱水症状とは体内水分量が減少した状態であり、水を飲む事でコントロールできるものではない」との結論に至り、そのためこの新生は却下されたという。そして先週の水曜日、この決議がEU指令として発行されるに至った。
欧州では過去にも、「曲がったバナナやキュウリの流通を禁じる」というこれまた馬鹿げた規制が存在していた(これは世論の批判を浴びて2008年には廃止された)。