「vatican.xxx」は誰も申請できない永久除外ドメインだった 14
そんなものがあるのか 部門より
ローマ法王庁の広報を担当するフェデリコ・ロンバルディ神父は12月21日、何者かが「vatican.xxx」ドメインを取得したとバチカンラジオで発言した(Reutersの記事、CBS Newsの記事)。しかし、これはどうも勘違いだったとのこと。
アダルトサイトによる利用を避けるためローマ法王庁が「vatican.xxx」ドメインを購入したという噂が数日前から流れており、神父の発言はこれを受けてのものだった(CNN Belief Blogの記事、CNN.co.jpの記事)。
以前のストーリーでも紹介したように、「.xxx」ドメインの登録は10月28日まで先行申請期間が設けられており、登録商標と一致するドメイン名がアダルトサイトで使われないように保護するための申請も受け付けていた。ただし、「.xxx」ドメインを管理するICM Registryによれば、「vatican.xxx」は永久除外リストに登録されており、初めから申請を受け付けていないのだという。vatican.xxxにアクセスすると「This domain has been reserved from registration.」と表示されるが、これを「ドメイン名が取得済みである」と誤解したのではないかとICM Registryの担当者は述べているとのこと。