パスワードを忘れた? アカウント作成
1486227 story
著作権

JASRACへの排除措置命令、取り消しへ 80

ストーリー by headless
取消 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

JASRACによる放送分野での使用料徴収方法に関する排除措置命令を取り消すという審決案が、公正取引委員会の審判官からJASRACに送達されたとのこと。JASRACは排除措置命令を不服として取り消しを求めていた(JASRACのプレスリリースINTERNET Watchの記事)。

JASRACは放送事業者に対して使用曲数に関わらず、事業収入の一定金額を受け取るという包括契約を結んでいる。そのため、追加の費用がかかるJASRAC以外の管理楽曲が使いにくくなり、同業他社の参入を制限しているとして、2009年2月27日に独占禁止法違反(私的独占)で排除措置命令が下されていた(/.J記事)。審決案では、この契約が他の管理事業者の事業活動を排除する効果があると認める証拠はなく、独占禁止法第3条に違反する事実を認めることはできないとして、排除命令を取り消す結論になっているという。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by FRAGILE (8034) on 2012年02月05日 15時15分 (#2093554)

    ここで取り上げている放送事業者への徴収方法の包括契約はJASRACが競争者排除のために結んだというより放送事業者からの要望の面が強い。

    本来であれば、テレビ局やラジオ局といった放送事業者はどんな曲をどれだけ放送に使用したかJASRACに報告しなければならない。JASRACはその使用回数に応じて著作権料を著作権者に支払うことがその役割として求められている。
    しかし、放送局は歌番組はともかくニュースやバラエティ番組のBGMもカウントするのが面倒なので、マルッとまとめて著作権料をざっくりした額でJASRACに納めることを提案、JASRACも同意した。

    もちろん、著作権管理団体がJASRAC一択だった時代だから、そうした契約でも良かったわけで、著作権管理団体が自由化された時点で見直すべきだった。
    その場合の努力義務はどちらかといえば放送事業者の報告内容の改善に求められるべきで、この排除命令は筋が悪いと言える。

    • by Anonymous Coward on 2012年02月05日 16時18分 (#2093565)

      >放送事業者からの要望の面が強い。
      ハァ。もう本当にアホかバカかと。
      そりゃ放送事業者に言わせれば「楽曲は無制限で使いたい。だけど金は払いたくない。」というのは当然じゃん。
      言うだけならタダだし。

      だからと言って、その条件をそのまま飲む会社がどこにある。

      放送局「面倒だからお金はらうのいやー」
      JASRAC「使った分はちゃんと金払えよ、ゴルァ!払う金がないなら最初から使うんじゃねーよ。」
      となるのが普通なのに、

      JASRAC「じゃあ丼勘定でいきましょう。クリエータへは金払わなくても俺たちは全然困らないし。」
      と癒着しまくってきたのがとんでもなく問題だし、そして言うまでも無く完璧に独禁法違反で真っ黒。

      http://yro.srad.jp/comments.pl?sid=438333&cid=1508613 [srad.jp]

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        そんなこと言ってももなあ。
        放送局が包括か曲別か契約形態を選べる以上、どんぶり勘定を選んだのは放送局のほうでしょ?

      • by Anonymous Coward

        随分前からJASRACは全数報告するように勧告しているし、実際いくつかの放送局は全数報告しているはずですよ。

        • by Anonymous Coward

          2003年2月19日のJASRAC評議員会のこと、当時評議員だった玉木宏樹 [archi-music.com]氏が“テレビ、ラジオで音楽が浪費されており、ブランケット方式で音楽が使いたい放題なのが原因だ”と問題提起しました。これに対して加藤衛理事(当時)はブランケット方式について次のように答えています。

          > すべての曲の個別報告に対応することは不可能。包括使用は続けざるを得ない。しかし、2011年に地上波が全部デジタル化されれば、原理的にはすべてを明らかにすることができる。

          それからまだ10年も経っていませんが、「随分前」とはどのくらい最近でしょうか?

          • by Anonymous Coward on 2012年02月06日 15時20分 (#2093965)

            http://www.jasrac.or.jp/release/09/10_1.html [jasrac.or.jp]
            > 2 平成18年10月における電子データによる利用報告の状況
             平成18年10月当時、一部でも電子データによる利用曲目報告を実施していた放送事業者は143社であり、これは全体の470社の約30%にすぎませ ん。したがって、今回確認された利用回数は、実際の利用回数を下回っているものと思われます。
             また、報告されていた利用曲目報告データは、FMラジオ放送事業者のうち39社が当時既に全曲報告を実施していたため、FMラジオ局からのものが約 95%を占めています。

            FMとそれ以外で差が大きいのは、放送局側の意識や対応の差かね。

            親コメント
        • by Anonymous Coward

          iTunes Music Storeでの売上数量を正確に報告したら、もっと包括的な数量で報告せよ、との返答があった。

          というのはすでに昔話?それとも都市伝説?

  • いままで包括契約のどんぶり勘定でJASRAC委託じゃ無い外国音楽やゲーム音楽を、無断で使って指摘があれば都度払いという殿様商売していたのが、一回でも無断でJASRAC以外の音楽を使っちゃうとそこが包括契約を迫った場合放送局はそれを断れないことになる。
    • 独占禁止法の立場からすれば、この場合サービス提供側はJASRACで、客がテレビ局ということになる。本来ならテレビ局が公取委に対して「被害者であるわれわれテレビ局はJASRACにぼったくられている」と訴えるのが筋。
      ところが実際にはテレビ局とJASRACがぐるなので話がややこしくなる。
      公取委はJASRACがほかの業者の参入を妨げ、それがテレビ局の不利益となっている、ということであればJASRACを指導する。客の側であるテレビ局に対しては何もしないのではないか?
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2012年02月05日 18時59分 (#2093624)

      もしも断ったとしたら、包括契約が新規参入の阻害要因になっている、と言うことになりますね。

      親コメント
    • その分を個別に支払えばいいんじゃないのかな?
      包括契約以外はありませんよだと、それこそ不公正取引となりそうだし。

      個別に支払う分が増えてきてコスト負担が厳しくなったら包括契約に切り替えればよいかと。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2012年02月05日 22時41分 (#2093674)

        問題は、そこじゃない。包括契約は実質的にJASRAC一社としかできない。「一定金額」ってさらっと書いてあるけど、一定の「割合」って意味だからね。例えば10社と「包括契約」したら、事業収入に占める音楽への支払いが10倍になる。

        例えば24時間音楽しかかけない放送局があったとして、番組利益の10%を音楽事業者に払う契約だった場合、音楽事業者の数が10を超えた時点で赤字になる。使用している曲の数が変わっていないにもかかわらず。すると、放送事業者はJASRACへの一元化を求めるようになり、独占が完成する。だって、JASRAC以外と契約するのは有り得ないでしょ。

        > 個別に支払う分が増えてきてコスト負担が厳しくなったら
        そうなると、当然JASRACに払う分を減らせるような契約じゃないとまずいでしょ。そうでないと、他との契約を阻んでしまう。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          それは契約見直しを求めれば良いだけの話でしょう。
          ただ、そのベースとして結局は利用曲の明細が必要になるので、現状その手間を厭うている放送局は、やりたくないかも知れない。
          そもそもJASRAC側として既に全数報告を求めている上でのお話ですし。

          でも、音楽メインのFM局なんかだと、その辺りはほぼ完ぺきな報告が出ている。
          問題は、バラエティなんかの非音楽番組でBGMなんかに使われている場合のもの。
          制作が外部なんかだと、なかなかに集計も面倒なんでしょう。

  • 著作権管理事業法ってなんのためにあるのかよくわからんのだが……。

    著作物使用に関する契約処理窓口を一つにまとめて権利者と利用者間で行わなければならない様々な事務処理を一括でやってくれることに意味があるのに、わざわざ複数の事業者を参入させる法律を作っても窓口が小分けになって使いにくくなるだけだろう。

    殿様商売が問題だから競争させてって意図だったんだろうけど、現状それが機能している様子もないし、今後も改善は望めない。

    むしろ国営化して独占を認める代わりにしっかりとした外部監査用意して情報開示義務づけるとかの方がましな結果になるんじゃないか?

    • 国鉄や日本電信電話のごとく、分社化のほうがまだ効果があった気がしますね。

      JASRACが持ってる楽曲をジャンルなりでざくっと半分(2社)とか三分の一(3社)に一旦割る。

      で、各社権利の付与や管理の仕方、分配率とかで差別化しながら競争する。

      ほら、これなら天下りポストも増えるから政治家も動きそうじゃん?

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      >わざわざ複数の事業者を参入させる法律を作っても窓口が小分けになって使いにくくなるだけだろう。

      独占企業というのは簡単に堕落するし、役所は利権を求めて肥大化するのです。

  • by Anonymous Coward on 2012年02月06日 10時02分 (#2093767)

    JASRACがちゃんと管理して、楽曲の使用ごとに権利者に報酬を支払っているのですよね?
    権利を管理する最低限の義務だと思っているのですが。それとも、包括契約内の楽曲に
    登録すると一定額の収入が得られるとか、そういう契約なのかな。

    • by Anonymous Coward

       一部の大御所はそんな感じのようです。
      でまぁ、マイナーな曲だと、実際にかかった数より少ない回数分しか来ない例も多いそうで…。

      • by Anonymous Coward
        つてもそれ気にしなきゃならんのは著作権者であって利用者には関係ないことだよね。
        配分に不満ならJASRACなんぞヤメて自分で放送局から使用料徴収すればいいだけ。それじゃ使ってもらえないようなら、それは大御所の権利と抱き合わせじゃないと買ってもらえないカス音楽ってことで、大御所の取り分が多くなるのも当然でしょ。
        • by Anonymous Coward
          実際には周囲から「蔵が建つねえ」とまで言われるくらい使われまくっても「一銭も入らない」とJASRACの評議員までしていた人物が嘆いてすらいるのに「カス音楽」呼ばわりとは恐れ入るね
          • by Anonymous Coward
            JASRACにおいて作詞作曲家への配分が少ないってのは割と知られた問題だけど、そもそも作詞作曲って普通は買い切り契約だから都度の著作権料の支払いは受けられなくね?泳げたいやき君とか有名だよね。
            要は作詞作曲家の力が弱いのが悪いわけ。その理由は、って言うと、だいたい利用者が価値を認めて金払うのはあくまで歌手や演奏家によって再生された「音楽」であって、紙に書いただけの詞や楽譜に金出してるわけじゃないってこと。
            • by Anonymous Coward

              > JASRACにおいて作詞作曲家への配分が少ないってのは割と知られた問題だけど

              いえいえ、JASRACにおいてはそれが全てです。細かいことを言うと訳詩、編曲なども含まれますが。
              作詞も作曲もしていない歌手や演奏家の権利は著作隣接権となり、JASRACでは扱われません。

  • RIAAからご両親へ [fc2.com]
    >RIAAは今日、3歳以下の子供を持つ親に向けて"和解通知書"を送付した。子供たちが読み書きを覚える前に、メジャーレーベルに和解金を支払えば、幼児向けの料金で、オンライン著作権侵害への和解を申し出る、というものである。

    >「我々の目的は、これによって両親をより安心させることです。」とRIAA会長Cary Shermanは言う。「ハードディスクのキャパシティ、新たなデジタルメディア技術の革新が進むこの時代には、アメリカに全ての子供たちが遅かれ早かれ著作権侵害をすることが必然であることは誰しもが知っていることです。我々の『幼児向け和解』レートで、両親はそれらの厄介な訴訟を回避することが出来るのです。あなたの子供の将来に投資しているのだと考えてください。」

    >当然ジョーク記事。エイプリルフールにあわせてEEFが公開したジョークの1つ。

    JASRACも斜め上いくエピソードいっぱいあるんだろうな

    • by Anonymous Coward

      > JASRACも斜め上いくエピソードいっぱいあるんだろうな

      上の話はEFFのジョークであってRIAAは無関係だし、なぜJASRACが?

      EFFも知らないくせに難癖にもほどがある。

    • by Anonymous Coward

      >JASRACも斜め上いくエピソードいっぱいあるんだろうな

      「ジョーク記事」と知ったうえで引用しておいて言いがかりですか。

      • Re: (スコア:0, オフトピック)

        by Anonymous Coward

        「ジョーク記事」と知ったうえで引用しておいて言いがかりですか。

        と書くと「ジョーク記事のようなことは実際には行われておらず、言いがかりなのだ」との印象を与えかねませんが、実際に斜め上いくエピソードに事欠かないのは周知の事実。

        ダンス音楽は自主制作でJASRACを避ける [srad.jp]

        なおこの件についてJASRACは「管理外の曲のCDだけでは顧客のニーズを満たせず,ダンス教室の営業が成り立つとは認識していない」と考えているそうです。

        汎用ハードウェアからも金を取れ [askslashdot.srad.jp]

        なんと日本音楽著作権協会、日本芸能実演家団体協議会、日本レコード協会、日本音楽事業者協会、音楽出版社協会、音楽製作者連盟、音楽作家団体協議会が連名で「HDDプレーヤーなども制度の対象にすべき。PC内蔵のHDDや外付けHDD、データ用CD-R/RWなどこれまで汎用機器とさ

        • by Anonymous Coward

          > 楽曲使用料は5分で1曲也?
          はJASRACの定めですが、それなりの合理性もあるというコメントがついています。
          より現実に即した規約に改めるべきという主張はありですが、いずれにしろ時代背景を考慮せずに非難するのは筋違いだと(#2093719)が言ってますね。

          それ以外はすべては法的な根拠に基づいた行動ですし、請求は認められています。

          翻ってジョーク記事のほうは、ただの任意契約をせまっているだけです。
          これが同じように見えるならやっぱりJASRAC憎しでメクラになっているだけですね。

          • by Anonymous Coward

            それ以外はすべては法的な根拠に基づいた行動ですし、請求は認められています。

            ひいきのひきたおし。私的録音補償についての世迷言がいつ認められました?

            これが同じように見えるならやっぱりJASRAC憎しでメクラになっているだけですね。

            メクラねえ。これらが「法的な根拠に基づいた行動」とか言えちゃうのはJASRAC擁護で何になってるからなのかな。

typodupeerror

アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

読み込み中...