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アメリカ合衆国

コークとペプシ、発がんリスク表示を回避するために米国でレシピ変更 44

ストーリー by headless
毎日2,900本のコーラを70年間飲み続けると 部門より
カリフォルニア州では、カラメル色素に含まれる4-メチルイミダゾールが発がん性物質のリストに追加されたため、食品に添加する場合は発がんリスクの警告表示が必要となった。これに伴い、コカ・コーラおよびペプシコーラでは、警告表示を回避するためにレシピが変更されたとのこと(The Guardianの記事International Business Timesの記事本家/.)。

コカ・コーラでは、カラメル色素の製造過程で副産物として生成される4-メチルイミダゾールの量を減らすため、カラメル色素の製造会社に製法の変更を指示したとのこと。すでにカリフォルニア州ではレシピの変更されたコカ・コーラおよびペプシコーラが販売されており、順次全米に広げられるという。米国飲料協会では、4-メチルイミダゾールに発がん性があるとする研究結果に反論する声明を発表しつつ、加盟各社はカリフォルニア州の基準を満たすようにレシピを調整するともしている。なお、米国外での製品に適用されるかどうかは不明だ。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2012年03月12日 0時11分 (#2115668)

    昔、アメリカで飲んだダイエットコークは悶絶するほどマズかった
    日本と甘味料の規制が違うとはいえ、あんなのモノ売るってレベルじゃねーよと思った
    一応アメリカにもウマい物あるから完全な味覚音痴じゃないとは思うけど、これはどうなんだろうね?

    • by nim (10479) on 2012年03月12日 9時35分 (#2115751)

      >日本と甘味料の規制が違うとはいえ、あんなのモノ売るってレベルじゃねーよと思った

      日本で規制されていなくて、米国で規制されている一般的な甘味料(あるいはその逆)ってありますかね。
      どちらかと言えば、米国で一般化した後追いで日本で認可されるケースが多いような気がします。
      炭酸飲料に使う甘味料って、アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロースあたりですよね。
      そのあたりは、ペプシNEXやコカコーラZEROに使用されています。

      個人的に味が好きなのはサッカリンですが、これも日本ではほとんど使用されていないけど、
      一応認可されているはずです。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        サッカリンは発がん性が疑われて使用されなくなりましたねー。
        その後、詳細な研究で発癌性が無いことが分かったのだけど、日本では未だに規制があるっぽい。
        アメリカじゃ使われまくってます。輸入物のダイエット系ドリンクとかに使われてることありますが、賞味期限が短いのが玉に瑕。

      • by Anonymous Coward

        チクロ復権キボンヌ。
        合成甘味料の中で一番自然な甘さがよかったのに…

    • by Anonymous Coward
      そもそもダイエットなんかする気はないってことなんだよ
      アメリカ人らしいじゃないか
    • by Anonymous Coward

      人口甘味料といい、こうやってどんどん不味くなっていくんでしょうね
      くたばれ、健康

  • by Anonymous Coward on 2012年03月11日 13時58分 (#2115349)

    自家製で砂糖煮詰めた場合とかどうなるのか気になる。
    アウトかなぁ

    • by hiroppy (23455) on 2012年03月11日 14時36分 (#2115362)

      カラメル色素にはI~IVの4種類がありまして,

      カラメルI・・・糖類を加熱してつくる昔ながらの方法
      カラメルII・・・糖類に亜硫酸を加えて加熱
      カラメルIII・・・糖類にアンモニウム化合物(THI)を加えて加熱
      カラメルIV・・・糖類に亜硫酸とアンモニウム化合物(THI)を加えて加熱

      となっています。

      単に砂糖を煮詰めただけの場合(I)は,発癌性物質はまず生成されないでしょう。
      その一方で製造コストが高く付くため,工業的に用いられているのはIIIあるいはIVです(IIは日本では使用禁止)。

      今回の「製法変更」がどれにあたるのかはよく分かりませんが,
      http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/ans110308.htm [europa.eu]
      によれば,E150cとE150dで今回問題視されている4-メチルイミダゾール(4-MEI)が生成されてしまうようなので,これを回避することになるのではないかと思われます。

      その一方で,
      http://www.food-info.net/uk/e/e150.htm [food-info.net]を見ると,
      E150a Alkaline caramel, Class I caramel
      E150b Alkali-sulphite caramel, Class II caramel
      E150c Ammonia caramel, Class III caramel
      E150d Sulphite-ammonia caramel, Class IV caramel

      ということなので,E150cは日本のカラメルIII,E150dは日本のカラメルIVに相当することになります。
      これを回避するには,カラメルIかIIにするしかなくなりますが,カラメルIはコスト高,カラメルIIは日本では禁止です。

      さて,どうするんでしょうねぇ???

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2012年03月11日 15時21分 (#2115385)

        容易に推定できること

        カリフォルニア州では焼き魚禁止だな<発ガン性があることは分かるけどそのぐらいは自分では食う

        # エビの躍り食い禁止とかいろいろ煩い州だな<動物虐待で日本人寿司職人が逮捕

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        >単に砂糖を煮詰めただけの場合(I)は,発癌性物質はまず生成されないでしょう。

        またまたご冗談を・・
        砂糖を煮詰めただけ・・の場合は4-MIは生成されないでしょうが
        フラン化合物などの発がん性物質は普通に生成されるでしょ

      • by Anonymous Coward

        いちばん旨いのをくれ

      • 24時間起きてたとして30秒に1本の計算か。往年の渡辺正行でなんとか可能って感じだな。

      • by Anonymous Coward

        カラメルIを別売にしてコストを分離する・・・・なわけねーよな

      • by Anonymous Coward

        >IIは日本では使用禁止
        厚労省の既存添加物名簿収載品目リストに載ってるけどダメなん?

      • by Anonymous Coward

        ペプシコは4-MeIを除去する方法の特許を持ってるみたいです。
        http://www.wipo.int/patentscope/search/en/detail.jsf?docId=WO201112675... [wipo.int]
        これをカラメル屋さんと商売敵にライセンスしてひと儲けするのかもしれません。
        なお、日本でカラメルⅡが禁止されているという事実はないと思います。流通・使用の実態はないそうですが。

    • by SanPierre (37035) on 2012年03月11日 15時36分 (#2115390) 日記

      何をもって「アウト」とするかに依りますね。
      「ちょっとでもあったらアウト」とするなら、まぁアウトかもしれません。タレコミにある米国飲料協会のプレスリリースにも、

      4-MEI forms in foods, such as caramel, during the heating, roasting and cooking process and is virtually ubiquitous - found in trace amounts in foods and beverages that have been commonly consumed for decades, including baked goods, coffee, breads, molasses, soy sauce, gravies and some beers.

      「焼いた食品、コーヒー、パン、糖蜜、醤油、グレイビーソース、ビールの一部とかに普通に入っている」と書かれています。

      一方で「健康に影響があったらアウト」とするなら評価は難しいですが、4-メチルイミダゾールの影響が出る前に糖分の摂りすぎとかで影響が出る気がします。

      A person would need to drink more than 2,900 cans of cola every day for 70 years to reach the lowest dose levels mice received in the single study upon which California based its decision.

      「根拠とする研究のマウスへの投与量に匹敵するには、一日2900本の缶コーラを70年間飲み続けにゃならんぞ」と言っていますね。

      親コメント
      • by hiroppy (23455) on 2012年03月12日 10時25分 (#2115772)

        「焼いた食品、コーヒー、パン、糖蜜、醤油、グレイビーソース、ビールの一部とかに普通に入っている」と書かれています。

        醤油ですけど,醤油の中にはカラメルを添加している物がありますので,それらには4-MEIも含まれている可能性はあるかと思います。
        その一方で,カラメルを添加していない醤油では,含まれている可能性は低いのではないかと…。

        「根拠とする研究のマウスへの投与量に匹敵するには、一日2900本の缶コーラを70年間飲み続けにゃならんぞ」と言っていますね。

        これはその通りで,量を考慮しないとリスク評価としてはダメですね。

        親コメント
        • by SanPierre (37035) on 2012年03月12日 15時10分 (#2115976) 日記

          その一方で,カラメルを添加していない醤油では,含まれている可能性は低いのではないかと…。

          米国飲料協会の言い分もどこまで確かなのか判りませんが、“trace amounts”と言っている以上ちょっとでも入っていればウソではない…というところで、実際に“naturally brewed soy sauce”にも0.002~0.023μg/g くらいは入っている [nih.gov]ようです。
          まぁカラメル添加品よりもざっと2桁低い濃度なので、これを問題にする人は少なそうです。
          # こういう研究をやってるということは、キッコーマンも気にしているのか

          リスク評価としては更に、カラメル自体にある種の発がん性物質に対する抗変異原性があるという研究結果(ここ [arkray.co.jp]の図3)があるようで、複雑な化合物である食品の一成分を取り上げて評価するのは有効なのかどうか、という疑問も湧きます。素人的には。

          親コメント
          • by hiroppy (23455) on 2012年03月13日 7時24分 (#2116362)

            論文へのソース,ありがとうございます。
            確かに,本醸造の醤油にも"0.002〜0.023μg/gの範囲で含まれていた"となっていますね。
            この原文を読んでみないと,実際にどのくらいのサンプルがどのくらいの濃度だったのかが解りませんね。

            いずれにしても,この程度の濃度では全く問題にはならないでしょう。ゼロリスクを求める人にとっては大問題なのかも知れませんが,そんなことを言っていたら何にも食べられなくなってしまいますので…。

            カラメル自体に抗変異原性があるという点についても,発癌性と抗変異原性のどちらが優位か,ということで評価していくしかないでしょうね。

            親コメント
          • by hiroppy (23455) on 2012年03月14日 18時49分 (#2117589)

            ちょっと気になったのでこの論文を読んでみました。
            固層抽出後にLC-MS/MSですから,相当苦労して分析されているようです。
            気になる結果ですが,次のように記載されていました。
            (数字は4-メチルイミダゾールの濃度,μg/g)

            caramel color A (sulfite ammonia process): 121
            caramel color B (plain): 0.06
            carbonated soft drink (containing caramel): 0.67
            canned coffee: 0.048
            dark beer: 0.017
            Worcestershire sauce (containing caramel): 0.027
            soy sauce A (naturally brewed, koikuchi): 0.0037
            soy sauce B (naturally brewed, koikuchi): 0.0035
            soy sauce C (naturally brewed, koikuchi): 0.0085
            soy sauce D (naturally brewed, koikuchi): 0.0051
            soy sauce E (naturally brewed, usukuchi): 0.002
            soy sauce F (naturally brewed, tamari): 0.023
            soy sauce G (acid-hydrolyzed, containing caramel): 0.013
            soy sauce H (acid-hydrolyzed, containing caramel): 0.43
            soy sauce I (acid-hydrolyzed, containing caramel): 1.6
            soy sauce J (Chinese dark soy sauce, containing caramel: 4.8

            0.023というのはたまり醤油で,濃口醤油(4種)は0.0035-0.0085の範囲,
            薄口醤油は0.002 という値だったようです。

            上から三番目の炭酸飲料が,今回問題となっているものでしょうかね。

            親コメント
            • by hiroppy (23455) on 2012年03月14日 18時56分 (#2117592)

              済みません,上から2つ目と11番目はそれぞれ

              caramel color B (plain): <0.06
              soy sauce E (naturally brewed, usukuchi): <0.002

              でした。半角の不等号が消えたの気づかずに投稿してしまいました。

              本文の「薄口醤油は0.002 という値だったようです。」も,
              「薄口醤油は<0.002 という値だったようです。」
              と読み替えてください。

              親コメント
      • by Anonymous Coward

        アメリカ人なら飲みかねないので変更されたんじゃね。

        冗談のつもりなんだが・・・冗談になってない気もして仕方がない。

      • by Anonymous Coward

        なんだただちに健康に影響はないのか。

  • by Anonymous Coward on 2012年03月11日 14時27分 (#2115355)

    たぶくりあ

  • by Anonymous Coward on 2012年03月11日 14時40分 (#2115363)

    ………ってやらないのかなぁ。

    「中田氏してもコーラで洗えばオケ」理論が正しいとすれば「コーラは生命を奪う」という(屁)理屈になるな。
    ※自分で書いてて胡散臭いと思うAC

    • by Anonymous Coward

      えっ、骨は溶けないんですか?!

    • by Anonymous Coward

      その次にはラットの腹水に吉田肉腫を作るお仕事が待っているお

    • by Anonymous Coward

      Ω ΩΩ な、なんだってー!!

  • by Anonymous Coward on 2012年03月11日 16時29分 (#2115413)

    青いペプシを……
    #(味が)怖くて飲めないヘタレなのでAC

    • by Anonymous Coward

      PEPSI BLUE
      http://www.colawp.com/database/cola.php?cola_id=528 [colawp.com]
      PEPSI Blue Hawaii
      http://www.colawp.com/database/cola.php?cola_id=679 [colawp.com]
      ですね。

      個人的にはペプシソが気に入っているので再販してくれないかなぁ。
      http://www.colawp.com/database/cola.php?cola_id=681 [colawp.com]
      単体だと癖が強い、素っ気ない部分がありますが、フツー

    • by Anonymous Coward

      ジジイならわかってくれると思うけど、合成色素が問題になったときにでた「ファンタゴールデンアップル」を思い出した(これはカラメル入っていたからアウトだろうけど)。

      ※正月にファンタグレープと偽って親にポートワインを飲まされたことがある

      ということで、クリアコーラとかファンタレモンとかなら問題ナス。

      ※透明飲料って一時期流行ったのに全然だよねぇ

      • by turqoise_sky (38561) on 2012年03月11日 20時17分 (#2115539)

        ちょっと前,スーパーで限定版ファンタのパイン味というのを見かけたんですが,その色が透明だったんですよ。
        パイン味なのに透明。果汁ゼロの証明。
        ミもフタも無いなぁ,と思ったのを覚えています。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          良い子を絶望の淵に追いやる地獄のファンタ。
          その名も「ファンタクラブソーダ
          ※引っかかった経験アリ
          ※セブンイレブンに置くなよ!

          • 甘いな,坊や。
            アレの良さが分かってこそ,大人なのだよ。

            とは言いつつ,僕もアレの他社製品を飲んで噴いた経験があるんですけど。
            アレをラムネと明確に区別できる言い回しは無いモノでしょうか。これ以上犠牲者を出さないためにも。

            親コメント
            • by Anonymous Coward

              元ACです。

              そりゃ、今だとクラブソーダ好きですよ。
              ハイボールウマー

              だけど、お子様的には絶望のファンタでしょ。

              今は終売で、カナダドライクラブソーダに引き継がれたようですね。

        • by Anonymous Coward

          ファンタって元々代替ジュースだから果汁ゼロの方が正しい様にも思えます。

      • by nim (10479) on 2012年03月12日 9時30分 (#2115747)

        >※透明飲料って一時期流行ったのに全然だよねぇ

        透明の炭酸飲料というジャンルに関してみると、
        三ツ矢サイダー、キリンレモンを中心にそんな浮き沈みはしてなさそうに思えます。
        最近は、甘くない(が風味のある)炭酸水も定着しつつあるようですし、
        一時期流行ったっていうのはどのあたりのことでしょうか。
        タブクリアなら、流行ったとは言いがたいような……(好きでしたが)

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        ゴールデングレープでは
        ファンタアップルは最初からあんな色だぞ

  • by Anonymous Coward on 2012年03月11日 21時19分 (#2115582)

    製法をチョロッと変更するだけじゃなくていっそのこと「黒糖手焙煎コーラ」出せばいいのに。
    妙なクセが出そうだけど、人工的に紫蘇や胡瓜の香りつけるよりよっぽど真っ当じゃないか?

    • by Anonymous Coward

      黒糖にはたんぱく質が含まれていて焦がすと発がん性物質ができますので怖い怖い人たちに不買運動されますお

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人生unstable -- あるハッカー

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