日本てんかん協会、てんかん患者の運転免許取得を差別しないよう要請 214
ストーリー by reo
唯一解などあるわけもなく 部門より
唯一解などあるわけもなく 部門より
ある Anonymous Coward 曰く、
てんかんに対する啓蒙活動を行っている社団法人日本てんかん協会は 9 日、昨年 4 月にてんかん患者が 6 名の犠牲者を出す交通事故を起こしたことに機に、てんかん患者のみを対象とした厳罰化要求が出されていることに対し、「病名による差別」が行われないよう求める要望書を法務大臣に提出した (プレスリリース, 医療人材ニュースの記事より) 。
「てんかん」は発作により突発的に意識を失うといった症状を伴う病気であり、運転免許取得には「発作が再発するおそれがないこと」といった条件が付けられている。しかし、病気であることを隠して免許を取得した人により重大事故が発生したことから、てんかん患者の免許不正取得を厳罰とするよう署名活動が行われていた。同協会では不正取得者が重大事故を引き起こしたことは極めて遺憾であるとしつつも、こうした特定の病気だけを対象とした厳罰化は病名による差別を助長しかねないとの懸念を表明。病名による差別をしないこと、ならびに病気で免許が取得できない人の生活の不便を補填する施策の推進を求めた。
おりしも 12 日には京都でてんかん患者による死者 7 名を出す事故が発生しており (FNNニュースの記事) 、今後いっそう患者への風当たりが強まることが予想される。こうした病気に対して社会はどう接していけばよいのだろうか?
てんかんに限らず (スコア:5, 参考になる)
突然意識を失うこともあるし、脳梗塞などが起こる可能性だってある
だから、意識がしっかりしているかどうかを機械判定できるような装置の開発と搭載の義務化を促進するのが良いと思う。
ちゃんと出来れば、居眠り運転も防止できるしね。
タクシーの社名表示灯のように、緊急事態を示すランプも搭載して、点滅させながら減速停止するような感じで。
もしかして:筒井康隆案の実装 (スコア:3, 参考になる)
てんかんを起こすおそれのある者が運転していると危険だから、脳波測定機で運転者の脳波を検査する。異常波を出している者は、発作を起こす前に病院へ収容されるのである。
「無人警察」筒井康隆著。
高校教科書に採録されたことで、てんかん協会から激しい攻撃を受け、断筆。
Re:もしかして:筒井康隆案の実装 (スコア:2)
てんかん協会っていうのは、政治的な力が強いんですかね。
金持ってんのかな
Re:もしかして:筒井康隆案の実装 (スコア:5, 参考になる)
というわけで、グーグルで「新宿区西早稲田2-2-8」で検索した結果が以下。医療関係の団体が集まってます。(#2136761) は、はやりのステマですかね。怒りを感じます。
全国心身障害児福祉財団 -
東京都自閉症協会(NPO法人) -
全国療育相談センター歯科 -
(社)日本てんかん協会 -
(社)日本筋ジストロフィー協会 -
(社)日本てんかん協会 東京都支部 -
東京コロニー(社会福祉法人)トーコロ情報処理センター -
(社)日本重症児福祉協会 -
(財)聴覚障害者教育福祉協会 -
全国ことばを育む会 -
日本トゥレット協会(特定非営利活動法人) -
日本自律神経学会 -
ともに生きる(NPO法人) -
(社)東京都医療社会事業協会 -
社会福祉士事務所 早稲田すぱいく -
全国盲学校PTA連合会 -
Re:もしかして:筒井康隆案の実装 (スコア:1)
番地が違うよね。
列挙されてる2-3-18はアバコだけど、
てんかん協会の2-2-8は
全国心身障害児福祉財団ビル。
Re:もしかして:筒井康隆案の実装 (スコア:5, 参考になる)
この件は、他にも似たような現象を起こす病気などがあるのに、なんでてんかんだけを名指しするのか。
また、文章を子供が読んで、てんかん=危険な人と短絡的にとらえ、てんかん患者を差別するのではないか。
と、ことを危惧して抗議したと当時は報道されました。
Re:もしかして:筒井康隆案の実装 (スコア:1)
>てんかん患者のみを対象とした厳罰化要求が出されていることに対し
「のみ」が問題なのでしょう。
対象は危険な運転をしうる、考えられる限りのあらゆる病気にせよと。
それが現実的かどうかはともかく、立場的には理解できる抗議ではないかと。
職業別とか出来るよ (スコア:1)
>そんな事が出来るなら、とっくに「公務員と代議士のみ情報漏洩や贈収賄を厳罰化」してるっつーの。
・そもそも収賄罪は公務員にしか存在しない。
・贈賄罪も当然相手が公務員である場合にしか存在しない。
(ついでに、一般に贈賄より収賄の方が罪は重い)
また情報漏洩に関しては、守秘義務違反などは職業ごとに異なる法律により規定があり、それぞれ罪の重さが違ったりする。
Re:職業別とか出来るよ (スコア:1)
収賄贈賄に関してはみなしの規定が公務員に限らず政府系法人、民営化した会社なども多々含まれるので軽々しく決め付けないで議論されることをお勧めします。
瑕疵はその部分だけ乱暴で軽率だと信じるに足る議論主張は少なく、そうでない場合が多数です。
配慮済みだというのでしたら要らぬお世話で失礼しましたとあらかじめお詫びします
Re:もしかして:筒井康隆案の実装 (スコア:1)
差別されたと感じた人は、差別している人より過剰に反応するものです。
Re:てんかんに限らず (スコア:3, 参考になる)
知人の親父さんが、胃がんで胃を切除した後に「ダンピング症候群(血糖のコントロールがうまくいかなくなる)」というものになって、運転中に朦朧として田んぼに突っ込んでしまったという話を聞いたことがあります。幸い怪我人などは無く、田んぼの補償程度で済んだようですが。
胃の切除の後には少なからず出る症状の一つらしく、こういうのも注意が必要ですね。
Re:てんかんに限らず (スコア:1)
全自動は無理だとしても、半自動とかでもいいのではないかと思う。
まずは、警告音を鳴らしたり、振動などの刺激を与えて、それでも、ダメなら自動停止させるとか。
ものにぶつかっていても、アクセル全開にしているとか、
アクセル全開のシーンが続くもハンドルを操作がしばらくないとか。
ハンドルの上に倒れかかっている状態がしばらく続くとか
で、警告になって、
その後も続くと、自動停止とか・・・?
警告->停止までにやや長いタイムラグがあるから、意識失って、即、衝突事故は防げないけども、、、
どうなんだろうね。
by rti.
意識がなくなる症状は他にいくらでもある (スコア:5, 興味深い)
心臓発作、脳梗塞、低血糖による意識混濁、パニック障害と運転に支障が出るであろうものは上げるとキリがない。
病名のみで判定を行うのは無理があると思うが、今の政治は八方美人で支持率が欲しいから思わぬ行動に出るんじゃないかと勘ぐってしまう。
ライ病 の二の舞はごめんです。 (スコア:3, すばらしい洞察)
(恐怖感から、感染しないのに隔離したライ病と同様に)
昨今の「許さない風潮」の元で、
てんかん はいろいろ怖いから、と言って、免許取り消し以上に、
社会に出にくくなる雰囲気が喧伝されなければ良いのですが。
Re:意識がなくなる症状は他にいくらでもある (スコア:4, すばらしい洞察)
すると今度は医者に来なくなると言う問題が発生するのだそうな。
だけど現状これしか方法ないよねぇ。
医師が警察に通報することで免許を停止できる仕組みを作らないと。
運転に限らず、ドクターストップにある程度強制力を持たせる、そう言う職権を作ってもいい気がするんだけど。
複数医師の同意によって初めて発効できるとか、不服ならセカンドオピニオンの結果をもって異議申し立てができるとかそう言う手続きは必要だろうけれど、医者に来なくなるからそれをやらないってのはもう通らない気がする。
もちろん「てんかん」だから駄目とかそう言う画一的な基準ではなく、もっとフラットに医師が駄目だと言ったら駄目という方向に持っていく。
制度設計が難しければ、今の道交法だと、警察官が職権で免許を取り上げる事ができる様になっている(主に高齢者や認知症患者に対する対処のため)んで、それを拡充して対処するしか無いのかな。
Re:意識がなくなる症状は他にいくらでもある (スコア:5, 参考になる)
実際のところ「てんかん」は、馴染みが少ないだけに「色々な状態の患者を広く包括した言い方である」というイメージがわきにくいんですね。
てんかん発作にも、意識を失うもの、失わないもの、意識があっても体の動作がコントロール出来なくなるもの、動作のコントロールは出来ても感覚のコントロールが出来なくなるもの(変な臭いがするとか)など、様々な状態・病態があって、一緒くたに出来ないという事情があり、報道で「てんかん」という「病名」が一人歩きしてしまって一緒くたにされたしまうのは問題だ、そのあたりのところを「学会」は伝えたいのでしょう。
「睡眠障害」のように、非常に広い病態が含まれる状態なわけです。睡眠障害には、夕方ちょっと興奮して寝付けなくなった、というものから、運転中に症状が出れば運転に危険を伴う「ナルコレプシー」まで様々な病態があります。運転中のナルコレプシーの睡眠発作で交通事故が起こった時に「睡眠障害」とだけ報道され、「睡眠障害の診断を受けたら運転禁止にすべき」という風潮が広がるのは、やはり変な感じがします。
「病名」ではなく「病態」で判断してほしい、そういう事ですね。
Re:意識がなくなる症状は他にいくらでもある (スコア:1)
いっこ前のコメントはわざと極端な例を挙げているからそういうツッコミはあまり意味がないかと思いますけど、
それはそれとして
本人が別途睡眠障害やら生活環境の悪化やらがある場合、
「ああ今は眠気ないから大丈夫だな」という状態から眠気を自覚することないまま
(より正確に言えば「眠気が生じたことが記憶から落ちる」)意識を失うレベルでの睡眠に落ちることがままあります。
風邪薬などはそういう発作的な睡眠を誘発する危険性があるのは事実です。
(経験したことが無い人にこれを納得させるのは難しいのですが)
で、一方てんかんの方ですが、他のコメントでもあるようにてんかん発作全てが「自覚症状もない状態から突然意識を失う」というものばかりではありません。
意識はあるまま行動だけが束縛されるようなもの、逆に意識が若干混濁しながらも簡単な行動はとれるケースもあります。
その意味で、「なんでも一緒にすんなよ」ってのは#2136718だけでなく、あなた(#2136735)にも言えてしまうのです。
申告隠しが問題 (スコア:4, 参考になる)
医師が、運転を控えるよう指示した患者が居た場合、医師が免許関連の当局に報告する義務を付けるだけでも申告隠しは防げるのでは。
ここで重要なのは「診断の結果、運転が危険だから控えるよう指示したこと」であって、
その患者の病名が「てんかん」であったか、そのほかの発作や一時的な運動機能障害であったかは、むしろどうでもよい話ではないでしょうか。
というような議論はずっと以前から既にあると思いますが、医師側が反発しているのでしょうか。当局が面倒臭がっているのでしょうか。
Re:申告隠しが問題 (スコア:3)
#2136579 [srad.jp]様の参考サイトでほぼ自己解決しました。すみません。発作を医師に隠す患者が増えるという点で納得しました。
納得しましたが、うーん、です。
厳罰化で臨む以外に、大衆の意思をもっと自然に自己申告に向けさせる方法は無いのかと考え込んでしまう。
医師の診断と、その指示について、その重みを患者本人が理解することが最も大切なのだろうけど、
「てんかん」というキーワードが、それを診断された患者にとって、軽視されがちな社会になっていたのではないか。
#結局は、日本で「善人」をどう教育するかの問題に陥りそうだ
Re:申告隠しが問題 (スコア:1)
発作が起きるのが予見されているんだから、防ぐ努力をしない事に対する責任は問う必要があると思う。
Re:申告隠しが問題 (スコア:1)
> 伝染病患者の保健所への報告義務も外すべきだと思いませんか?
思いません
伝染病感染者が市中に出れば「必ず」被害を広げる事に対して、てんかん患者が市中に出ても「必ず」車を運転するとか、運転したら「必ず」発作を起こすとは限りませんから
少し…頭冷やそうか…
過労運転等の禁止 (スコア:4, 興味深い)
今回の件で、てんかんがクローズアップされてるようですが、発症していたかどうかはさておき
そもそも会社側が、社員に運転を当たり前のようにさせる考え方が、根本として
多くの事故を生んでいるのではないでしょうか?
道路交通法では、第66条で「過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない。」
と定めています。つまり健常者でも、風邪やその他体調が悪いとき、疲れている時は運転してはいけないわけで、
これに違反するのは酒気帯び運転と同じ罪となります。(第117条の2の2)
この点を理解していないドライバー、および、会社が多すぎると感じるのは私だけでしょうか。
とくに業務で運転せざるを得ない人たちは、その上司(会社側)への周知徹底は絶対に必要だと思います。
事故は起こされる方だけでなく、起こす方にとっても悲劇なので、会社も自己防衛として
「運転できて当たり前」という考え方を改め「体調が万全で100%問題ないときに限って運転可能」とし、
それでも回せる業務体制を構築すべきだと思うのです。
昔なら、それじゃあ業務なんて回せない、ということもあったでしょうが、
今は公共交通機関も発達し、宅配、バイク便、または運転代行サービスなど
各種サービスも広がっています。
今すぐ業務のあり方をかえるのは難しいでしょうが、会社が意識を変えてくれれば
そういう代行サービスも一層広がっていくことと思いますので、リスクに敏感な方から
ぜひ取り組んでいって欲しいです。
Re:過労運転等の禁止 (スコア:1)
問題は金ですかね。
万に一つの事故のリスクと、毎日かかる経費のリスクを天秤にかけちゃうわけです企業としては。
ある病気について、事故時のリスク(世間の非難など)が増大した場合は、
その患者を雇用しないという選択肢を取るだけで、他の問題のリスクは軽減できちゃうわけです。
Re:過労運転等の禁止 (スコア:1)
会社に持病に癲癇がある旨を伝えていなかったと報道されていましたけど、
今回の事故の場合はどうなんでしょうね?
今回の場合は癲癇が関係していたのかどうかまだ不明ですが。
(血液中から癲癇の発作を抑える薬の成分は検出されたようですが)
こういう報道で経営者が「癲癇持ちは厄介だ」と判断して、癲癇を患う人の雇用が厳しくなり、
癲癇を患っていることを隠して就業というケースが増えないよう祈るばかりです。
Re:過労運転等の禁止 (スコア:1)
もうちょっとだけ視野を広げて言うと、そういう対策をすることにメリットがあればやるのに、ってとこですね。
障害者雇用枠は罰則があるからというだけでなく金銭的なメリットも生ずるからやる(という会社もある)。
ある程度以上大きな会社(知名度がある会社)になれば、社会的責任を果たすというお題目で
「直接金に繋がらないけど市民の利益になる活動もやってますよ」という「金にならないこと」をやったりしますが、
これもまあ巡り巡って利益になるからやるんですよね。
利益にならないことをやってると、それを切り捨てた会社に仕事を奪われちゃう、って状況をなんとかしない限り、どうにもならない。
企業なんてそんなモノ、企業倫理なんて期待できない、というのはちょっと視点が諦め側に倒れすぎ。
どんなワクをはめれば企業を望ましい方向に持って行けるかな、って考えた方が良いかと。
#罰則罰則で固めると逸脱隠しに走っちゃいますしね
解決不能? (スコア:3)
要望の概要を読んでみる:
病気ではなく症状が問題なのだというのはその通りだが、免許取得が認められたのも、症状を基準にしたからであり、病気にかかっているから駄目という事はない。しかし実際に制度を運用してみると、症状が不適切な人がそれを隠して免許を取得したり、日常的に運転している事例があり、それが大問題になっている。医者が何を言っても聞かないし、家族が止めても聞かないのであれば、どうしたらいいのか。「社会的責任を適切に自覚」は、多くの患者は実行しているだろうが、自覚的できない患者が存在するのは否めない。
#ちゃんと自己申告すれば、運転しない職務に配置転換するというのは望ましいだろうが、運転必須の職務で採用された場合は困ってしまうだろうし、小規模な会社なら尚更。
この問題、今の日本社会が採用している倫理基準に照らすと、解決不能のように思われる。
とりあえず、社会的キャンペーンで自覚を促すくらいしか思いつかない。
車(運転席)に何らかの(運転者の異常を感知する)機能を持たせるとか、車自体に衝突防止装置を付けるといった手段は、ある程度期待できるかもしれないが...。(そのうち義務化されるかもしれないが、)コストを考えると、そもそも、そんなにリスクの高いやつが運転しているんじゃない、という大多数の市民の合唱が聞こえてきそうだ。
差別ではなく区別 (スコア:3, すばらしい洞察)
自動車運転をしても支障が無い患者か、重篤な事故を起こす危険性がある患者かを、医師が診察して診断書を発行することになっています。これは専門家が「区別」を行っていると言えます。
OKな患者とNGな患者を一括りにして同じ病名を付けるから、差別が生じるのです。
全盲の人は運転できません。これは差別ではなく、必然でしょう。そういう人には、免許の代わりに障害者手帳が発行され、公共交通機関の運賃が免除されます。運転に適さないてんかん患者は障害者認定すれば良いと思います。
そこで、てんかん症(仮称)とてんかん障害(仮称)に区別するのです。
あえて意図的に「区別」することによって、「差別」が発生する余地を無くせるのではないでしょうか。
京都の事故は病気とは無関係? (スコア:2)
あったのではないかとの見方も浮上しています。
最後の2行は余分、または意図的な誘導になるのではないでしょうか。
Re:京都の事故は病気とは無関係? (スコア:2)
最初のタクシーへの衝突の際は、衝突後にバックして右に避けて追い越していますから、
少なくともこの時点で意識があることは間違いないでしょうね。
交差点から柱に激突するまでの間も車の脇をすり抜けるように走っていますし、
精神状態はわかりませんが意識喪失状態であった可能性は低そう。
容疑者の体内から抗てんかん薬成分が検出 [mainichi.jp]されたそうですし、
祇園の件はてんかんの発作とは直接的な関係はないように見えますね…
Re:京都の事故は病気とは無関係? (スコア:1)
> なんかもっと別の理由で暴走したんでしょうね。
はっきり目撃されている事実として。
最初は軽めに、普通に追突事故。
タクシーの後部に追突した後、気が動転しているのが目撃されてる。
いったんバックして追突したタクシーから離れ、急加速して逃げ出してる。
そして当て逃げ轢き逃げを繰り返しながら、最終的に路肩の電信柱にぶつかる瞬間に急ブレーキも踏んでる。
免許の取得や更新の時、「てんかん」みたいな症状があるときは申告することになってるので、虚偽申告とかしていたんじゃないかと思う。
それで軽い事故でもパニックになってめちゃくちゃな逃走を図って大勢を死に至らしめて自分も命を落としたって感じか。
また、警察の検死では抗てんかん薬成分が体内から検出されてるので、てんかんの発症とは関係ないらしい。
Re:京都の事故は病気とは無関係? (スコア:5, 参考になる)
もし仮に目撃証言の信憑性に問題があったとしても、あの道を利用したことがある方なら意識の完全喪失はありえないと判ります。
犯人は大和大路(南北の道)を南から北へ暴走したのですが、この道は四条通との交差点で角度が変わっているのです。
四条から南は「/」状に傾いているのですが、四条通から北に傾きはありません。
(なお、四条から北の部分は縄手筋とも呼んでいます。報道で使われている場合もあるので、知らないと混乱するかもしれません)
暴走車が直進状態だったならば、四条大和大路の交差点の北西角付近につっこんでいなければおかしいのです。
ではハンドルが少し左に切られた状態のままだったためにこの交差点を通過出来たとすれば、そこから数百メートルも北上する以前に道路の左側に突っ込んでいるはずです。
つまりハンドル操作が出来る状態であったと言えますので、意識が完全に無くなって全身けいれんをおこすてんかんの大発作ではなかったということです。
小発作のもうろう脱力状態でも、道幅などを考え合わせればあの速度で機敏にハンドルをさばけたとは到底考えられる物ではないので、これも可能性は少ないような印象を受けます。
見たことはありませんが、体の一部がけいれんして意識は清明な発作を起こすタイプの患者もあるとは聞きます。そういうタイプの患者であったかどうかは今の報道では判りませんが、おそらく捜査がされてるんでしょうかね。
参考情報 (スコア:2, 参考になる)
てんかんと京都の事故について 東北大学病院・中里信和教授 - Togetter [togetter.com]
てんかん報道(特に、報道関係者のかたへ)|てんかん(癲癇)と生きる [ameblo.jp]
これって言葉狩りの自主規制要求ですよっと。 (スコア:2)
今回の要望書ではてんかん協会は医者によって「再発しない」とされたてんかん患者以外へ
免許を発効することや不正取得者に対する厳罰化の要求を飲まないことは求めていません。
彼らが求めているのは
1.「てんかんという名称を使って規制をかけないでくれ」
2.「てんかん患者に症状によっては運転できないという社会的責任があることをわかるように周知してくれ」
3.「免許を取れない場合は交通手段とか身分証明書とかの面で不便を補填してくれ」
です。
2あたりはそれっててんかん協会の仕事じゃないの? と思えなくもないですが、
基本的には運転させろとか厳罰化するなとかには言及してません。
再発の恐れのあるてんかん患者が運転することのリスクと
それを社会が受け入れないことは理解していると思います。
彼らが危惧しているのは「てんかん」に対する風評被害です。
実際問題として世間の人がみんな「てんかん」に対して正しい知識を
持っているわけではないので「てんかん」という言葉が一人歩きして
必要以上の不利益を被りかねない、いや既に受けていると言う話は理解できます。
その一方で代表的な名称としてある問題に対して特定名称が使われることも良くある話なので、
名称をごまかすことでうやむやにしようとしているととられるのも理解できます。
「高リスク群」に対する対処を行うのは理解できるけど、それを「てんかんを規制しよう」と
表現されるとちと当事者としては黙ってられないと。
# 基本的には表現の問題なので、筒井康隆の時と同じく本質は言葉狩りだと思うんですよねぇ。
# てんかん協会の広報不足じゃないの? と言う気がしないでもありません。
# ああ言葉って難しい。
スルースキル:Lv2
Keep It Simple, Stupid!
罰則はどうなってるの? (スコア:1)
病名による差別をしないことと書いてあるけど、実際に差別(?)を無くした場合に対等の罰則が与えられるってこと?
よく事件を起こした場合、その時の心理的状況などで判決がかわるのがあたりまえだけど、それと同じことで“てんかんだから”ということで刑罰が軽くなることは考えられる。
でも被害者にとってはてんかんなど関係なく罰してもらいたいのに、加害者側がこのときは“てんかん”を理由に罰を軽減させようとする。
都合がよすぎるのではないだろうか?
そもそも、「病気で免許が取得できない人の生活の不便を補填する施策の推進を求めた。」って、差別にならないの?
#なんか日本てんかん協会がいちばん差別を助長しているきがするのでAC
Re:てんかん患者以外リスク以外の何物でも無い (スコア:1)
免許停止について同感です。
これで二例目ですものね。
だから人を動かす力となって17万人もの署名が集まったのでしょう。
医師に運転を禁じられ、病状を隠して運転し、結果事故になっているのですから厳罰化はやむなしです。
実際に亡くなられた遺族の方の気持ちを思うとやり切れません。
日本は病気?持ちに甘すぎます。
一般世間は精神病やてんかんのリハビリ場ではありません。
Re:てんかん患者以外リスク以外の何物でも無い (スコア:1)
職業としての運転ではなく、生活の足としての運転があるので、難しいところです。地域によっては、運転免許と車を持ってないと通勤できないから雇用しないということもある。募集要項に通勤の為、要普免なんて当たり前のように書いてあったりする。バス路線も赤字で本数が少なくなったりで、通勤に使えない。自転車で毎日通勤するには距離がありすぎる。もっとも、そんな田舎に居住するのをやめれば済む話だが、経済的な事情やしがらみで、無理な場合もある。このような地域では、免許の年齢制限を実施しようとすると、生活できなくなると、反発される地域でもある。
Re:てんかん患者以外リスク以外の何物でも無い (スコア:1)
とはいってもてんかんを発症したなら障碍者年金の対象になりますし、例えば働くにしても障碍者向けの通勤寮(職場まで送迎付き)や施設なんてのもちゃんとあるわけで。
まあしがらみはあれですし発症前と全く同じ生活を送れないということはストレスですが、向き合って生きていくことはできると思いますよ。
ちなみに障碍者雇用促進の関係で雇用先としては補助や税制特例もありますし、雇用先にとっても悪いことではないんですけどね。
Re:てんかん患者以外リスク以外の何物でも無い (スコア:1)
>適切な治療を行えば日常生活に支障が無いのかもしれないけど、ひとたび発作が出れば他人の生命を脅かす可能性が有るのに車を運転したいとか、どこの殺人者様ですか。
逆に言うと(余り好きじゃない言い回しだけど)
多数の人を容易に殺せる車が無数に走り回っているのがおかしい。
めったに無い事件でダブルエッジのダガーナイフが使われていたので、その手のナイフを一般に所持することを禁じたのに。
試験と検査を経て免許証を交付されて資格的には問題が無い人達が運転する車でいったい何人殺されていることやら。
だったら車を禁止しようよ。
てことにはならないよなぁ。
今の世の中車は必要だし、日本を代表する車産業が凹むと税金で援助(エコカー減税)してるくらいだし。
ほんとにそのうち脳波測定機能をつけたり、人を轢きそうになると急停止するとか、自爆するとか(しない)っていう機能を搭載して車で殺人できないようにならないかな。
とか、むかーしむかしに妄想してた。
ITSとか進化したらそっちに近づくのかもと思って求人に応募したけど失敗したし。
#あっちの総務が書類送付先間違えてた・・・ と人のせいにすると気が楽。
Re:てんかん患者以外リスク以外の何物でも無い (スコア:2)
将来の可能性に対しての利益ですからね。
「もし自分がなった時にも自動車が運転できる」という利益を受けていると考えることはできます。
Re:てんかん患者以外リスク以外の何物でも無い (スコア:2)
そして、喫煙者は他の喫煙者のポイ捨てや傷害にも責任を負う必要はない。 もちろん、喫煙者自身が率先して喫煙のイメージ向上を図れば本人たちのためになるだろうが、別に責任が生じているわけじゃない。モラルと責任は別の問題だ。 あなたは『喫煙者』や『てんかん患者』を何らかの責任を共有する集団だと思っているようだけれど、そんなことはない。もちろん『具体的な案』を用意する必要はない。申告しない患者に非があるに決まっている。タバコポイ捨てするやつが悪いに決まっている。
それに、境界のはっきりしないものなんていくらでもある。
(参考: http://www.police.pref.saitama.lg.jp/kenkei/menkyo/kousin/tekisei/teki... [saitama.lg.jp])
視力の境界『0.7』は、それ以上なら視力を原因とする事故がゼロとなる値だとでも思っているのだろうか。この『0.7』は安全な運転が技術的に可能かどうかの境界を示すものではない。0.7以上でも見落としはする可能性はあるし、0.7 というのはあくまで静止状態の深視力だ。視覚にまつわるいろいろな能力のうちの一部に過ぎない。てんかんに限らず、境界のはっきりしたものなんて多くはない。
喫煙にしろてんかんにしろ、お願いだからイメージで物事を判断するのはやめてほしい。そのイメージがまさに偏見と呼ばれているものだ。
Re:てんかん患者以外リスク以外の何物でも無い (スコア:2)
また当然ながら、先のACに向けた自分のこのコメントに、遺族の心情を害する内容は含まれないことを確認した上で投稿している。先の自分のコメントが遺族の目に触れたとしても問題ないはずだし、もし何か問題があるとあなたがお考えなら、理由を併せてその箇所を示して頂きたい。
(ちなみにあなたがどんな考えで「遺族に言ってみたら?」と言い放ったのかという想像はつくが、想像に過ぎないのでそれを述べることはしない)
Re:てんかん患者以外リスク以外の何物でも無い (スコア:2)
自分の考えと違うところは「同じ嗜好を持つ仲間として説得に当たる責任を負うべき」というところでしょうね。たしかに、「非喫煙者たちの陰謀だ!」などとヒステリックに反応する喫煙者に対して、同じ喫煙者が説得に当たれば比較的冷静に説得を聞いてくれるかもしれません。手段としては有効かもしれませんが、手段がそれに限られるのでなければ、原則としてそこに責任まで求めるようなものではないというのが自分の考えです。主張の正しさは、その人の立場に依拠するものではないからです。また、社会のモラルに対する責任は全ての人間が負うように、説得に当たる責任もまた全ての人間が公平に負うと考えるからです。
# 「てんかんをすべて規制の対象にされてもしかたないと思う」という元のコメントを否定したかったはずなのに、だいぶ論点がズレてきている気もします。
Re:車社会が異常 (スコア:1)
車所持とは限らないが車での移動が第一候補の前提としている米合衆国の悪口はそこまでだ。もっと冷静になって下さいな。
Re:車社会が異常 (スコア:1)
米国までいかなくても、日本でも都会を離れると車は必需品となってますね。
電車が始発から終電まで一時間に何本も走っていない地域がそうなるのかな。
そういう地方での就職では、自家用車通勤が条件だったりするし。
Re:車社会が異常 (スコア:1)
良いか悪いかは別にして、社会のコンパクト化というか、各地域ごとに拠点都市への集約化は進めないともたないんじゃないかという気はする。
インフラ維持とか、医療含めた社会保障関連の設置を考えると。
人が集中して住んでいる規模の大きい都市&農地(および放棄地)、みたいな二極化しないと今後は無理なんじゃないかなあ。
Re:車社会が異常 (スコア:1)
タケコプターで移動の自由が大幅に増えるとかだったら楽しそうですね。それはそれで新しい交通体系のために一苦労しそうですけど。
Re:車社会が異常 (スコア:1)
主題とは関係ないけど
道路側からの信号か何かで上限速度を調整するシステムとかできたらマシになるのかもしれませんね。
高速道路あたりはともかく、幅が狭い市街地や住宅街では100km/hオーバー出せる必要性は考えられませんし。(パワー、トルクではなく、あくまで速度制限で)
・・・や、普段が80km/h制限とかになってて、高速道路でだけ信号受信で上限解除できるようになってる方がいいのかな?どうかな?よく分からないや。
Re:どっちが差別? (スコア:1)
ダウト。
規制側の署名活動内容は「無申告の場合の死傷事故の厳罰化」と「不正取得防止の確実化」であって
現状不正も問題もなく免許とれてる場合はそもそも対象になってない。
擁護する気があるならA4 2枚のPDFなんだからてんかん協会の要望書ぐらい読んでみるといいですよ。
スルースキル:Lv2
Keep It Simple, Stupid!
Re:いくらなんでも無茶だ (スコア:2)
# でもつらい時こそユーモア?
Re:風評被害だな (スコア:2)
運転手の急病・発作による事故件数は年間200〜300件 (平成13〜18年) ただし、死亡事故率は急病・発作の伴わない事故の6倍 [itarda.or.jp]
[四輪運転者の発作、急病による交通事故の発生状況の研究 平成23年3月発行]
警察庁によると、平成23年に発生した発作・急病による事故は254件 (てんかんによる事故は73件で、うち5件が死亡事故)。 [mainichi.jp]
[毎日新聞 2012/04/13 00:10 (最終更新 04/13 04:50)]
ちなみに、平成23年の交通事故件数は、69万1937件 (うち死亡事故は4481件)
[交通事故発生状況 (警察庁) [npa.go.jp]より]
さらにちなみに、自然災害による死者数はこんな感じ [bousai.go.jp]で、昭和20年以降の中央値は259人。過去10年の中央値は130.5人。
天災で「死ぬ」確率よりも、てんかん発作による事故で「死傷する」確率の方が低い。
交通事故全体と比べれば、てんかん発作による事故件数は、てんかん患者の運転を排除するほどではないかと。
むしろ、アイサイトの様な緊急時の運転制御技術の開発を推進して、自動車事故件数全体を減らす方が、事故に巻き込まれる確率を下げられるはず。
そして、あなたが自動車事故を起こしてしまう確率も下げられるはず。
てんかん患者の運転手を排除して見せかけの安心を手に入れるよりも、こっちの方が良くないですか?