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バイオテック

人間の脳と120万画素のカメラを組み合わせた軍用監視システム 20

ストーリー by hylom
バイオセンサー 部門より
taraiok 曰く、

米DARPA(国防高等研究計画局)は120万画素のカメラ、脳波スキャナ、視覚処理アルゴリズムと複数のコンピュータを組み合わせた「コグニティブ技術危険通報システム(CT2WS)」のプロトタイプ製造に成功したと発表した。

このシステムは、簡単に言えば戦場の様子を監視するための監視カメラ。特殊な機能としては、監視を行う兵士の脳波をモニターする機能を備えていることだ。人間の意識下では、カメラ上に敵戦闘員の気配があったとしても、本当にそれが敵なのか判断するのに若干の時間がかかる。しかしDARPAによれぱ、人間は違和感の検出に本質的に熟達しており、意識上での認知には時間がかかっても、人間の脳自体はこうした情報を検知することができるという(EXTREMETECHDARPAリリース本家/.)。

そこでCT2WSでは、兵士の脳にある潜在意識のパターンをチェックし、兵士が自覚する前に危険を察知、オペレータに毎秒10枚の画像を表示することで警告、迅速な対処を行うとしている。

これまでハワイやカリフォルニアのロバーツキャンプ、アリゾナ州のユマ試験場でのフィールドテストでは、木の枝が風で揺れたり小鳥の影を見た場合、人間の脳は1時間あたり810回ほどの誤報を出すという。このような誤認識も、コンピューター処理で対象物を画像で強調処理し、視覚的なフィルタリングを行うことで、1時間に5回程度まで誤報を減らすことができるらしい。

なお、現時点でのシステム全体での検出成功精度は91%であるとしている。誤検出を減らすだけでなく、携帯可能なサイズまで小型化することを目的にしている。最大の課題はバッテリーの確保にあるようだ。

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  • by SanPierre (37035) on 2012年09月21日 20時59分 (#2236721) 日記

    木の枝が風で揺れたり小鳥の影を見た場合、人間の脳は1時間あたり810回ほどの誤報を出すという。このような誤認識も、コンピューター処理で対象物を画像で強調処理し、視覚的なフィルタリングを行うことで、1時間に5回程度まで誤報を減らすことができるらしい。

    DARPAのページを見る限り、「カメラと認識アルゴリズムのみでは810回/時の false alarms」「脳波キャップ("electroencephalogram (EEG) cap")を被った人間と組み合わせることで、false alarms が5回/時まで低減」と読めます。
    脳波キャップで事象関連電位 [wikipedia.org]のP300 反応を検出すると書かれていますね。

    • 監視時の記録補正が目的なのか
      それとも近未来映画なんかでよくある、敵の自動認識なのか

      がよくわからないんだけど

      • 敵(DARPAの表現では脅威, "threat")の自動認識が目的ですね。

        “DARPA set out to solve a common challenge for forward troops: how can you reliably detect potential threats and targets of interest without making it a resource drain?” said Gill Pratt, DARPA program manager.

        「DARPAは、前線部隊が常に直面する難問―潜在的脅威や興味ある目標を、限られたリソースで確実に探知するにはどうしたらいいか―の解決に着手している」とDARPAのプログラムマネージャ、Gill Prattは語った。

        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2012年09月21日 21時52分 (#2236745)

    「ば」であるべき箇所が「ぱ」になってるのは、まさに違和感の検出を実感するためなんですね、わかります。

  • by Anonymous Coward on 2012年09月21日 22時29分 (#2236764)

    誤爆の防止じゃなくてバッテリーの確保だよね、そりゃそうだよね。

  • by Anonymous Coward on 2012年09月21日 22時42分 (#2236772)

    さて何から削ろうか。

  • by Anonymous Coward on 2012年09月21日 23時09分 (#2236785)

    EDENって漫画に出てくるケルビム思い出した。

    あれも認識だけは人間のほうが早いから、脳をロボットにつないで
    人間は敵を見続けるだけとかだったはず。

    • by Anonymous Coward

      ロボ搭載のカメラ映像を安全な離れた場所にいる人間に見せて、
      人間の反応をモニタし、危険をすばやく見つける、じゃなかったか。

  • by Anonymous Coward on 2012年09月22日 1時02分 (#2236832)

    軍隊基準の携帯可能質量って何kg?

    10kg [michinokutrade.jp]位だったら、約1kwh確保できるんだが。
    #リンク先は中国製w

    • by Anonymous Coward on 2012年09月22日 1時17分 (#2236837)

      現役の時20kg(うろ覚え、30kgだったかも)くらいの機械を「手に持って」運んでたという話なら聞いた。
      武器は持ってなくても、たぶんそれ以外にも食料とかの基本装備くらいは持ってると思う。

      普通の歩兵でも合計の装備は30kgオーバーの世界だそうだから,
      背中に背負うの前提なら、バッテリーが20~30kgくらいは余裕なレベルなんじゃないかと。
      #登山家でも20kgの荷物もって山登りとかやるよねー。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2012年09月22日 18時19分 (#2237005)

        普通の人でも、担ぎ方を間違えなければ(いわゆる人間工学的にちゃんと設計されたザックを使って腰で担ぐ)歩き始めに違和感はあるかもしれないが、歩いてるうちに担いでいることを忘れられる程度の重さが、たしか15、6kgだったはずです。←実はけっこう担げる。

        場面にもよりますが、本格的に登山をやってる人なら30kgぐらいは担ぐと思いますよ。
        ちなみに、山岳地帯の荷物運びに従事していた強力の人々はたしか80kg(100kgという話を聞いたこともあります)ぐらいを担いでいたはずです。←驚異的

        親コメント
  • つべにあがっているアフガンの戦闘動画見てると、
    昼間は数百メートル先でもどこから撃ってきているかまったく分からない。
    音と光センサー(とレーダーしかし自分の位置を知らせてしまうか・・・)
    をつかえば出来そうな気がするが、そういった装置はないようだ。
    アメリカ軍もとりあえず、機関銃で撃ちまくっているだけ感がある。
    この装置が実用化されれば巻き込まれる一般人も減るだろう。

    • by Anonymous Coward

      >昼間は数百メートル先でもどこから撃ってきているかまったく分からない。
      FIREFIGHT ON HELMET CAM IN AFGHANISTAN
      http://www.youtube.com/watch?v=uZ2SWWDt8Wg [youtube.com]

    • by Anonymous Coward

      対砲兵レーダーとか、対人レーダーとか、何十年も前から実戦投入されてるわけだが

  • ………でも誤検知率も多そうな気がする。

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