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医療

効果の長期間持続するインフルエンザワクチンの実現は近い? 13

ストーリー by headless
持続 部門より
eggy 曰く、

現在のインフルエンザワクチンは効果が半年程度しか持続しないため、毎年予防接種を受けなおす必要がある。しかし、米国立アレルギー・感染症研究所のGary J. Nabel氏によれば、長期間効果の持続するワクチンが近い将来には開発されるとのこと(The New York Timesの記事本家/.)。

長期持続型のインフルエンザワクチンが完成すれば、若い時に2度接種を受け、その後は補助の注射を数回受けるだけで済むという。Nabel氏は、このようなワクチンが十数年のうちに完成すると予測しているようだ。また、インフルエンザウイルスにはA型やB型といった型の違いや、変異による亜型や株などの違いがあるので、現在は毎年流行を予測してワクチンを接種している。このような違いに対応するため、「万能」インフルエンザワクチンの実現に向けた研究も進められている。

オックスフォード大学では、感染した細胞の表面に現れる比較的変異の少ないタンパク質を利用して、T細胞が攻撃相手を見分けられるようにするワクチンを開発している(/.J記事)。一方、スクリプス研究所では、1993年に日本の研究者がH1N1に感染させたマウスから取り出した抗体に着目。この抗体は細いヒゲ状の突起を持ち、インフルエンザウイルス表面のヘマグルチニンの溝に取り付くことで結合する。溝はウイルスが細胞と結合する際に使用するものであり、あまり大きく変異できないのではないかと考えられるとのことだ。

Nabel氏は、これらの研究成果を利用してワクチンを開発しているが、どのようにして体内で必要な量の抗体を作り出せるようにするかという点が課題だという。

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  • 開発は無駄ではないけど、新しいのには追いつかないみたいな感じになったりして

  • by junnno (19418) on 2012年11月04日 19時01分 (#2265725)

    長期に有効なワクチンなんて、すぐに耐性化しちゃうんでは。

    それか、補助の注射というのが、新規ウィルスに対するアップデートパッチみたいなものなんでしょうか。

    • by Anonymous Coward on 2012年11月04日 21時40分 (#2265786)

      長期に有効なワクチンなんて、すぐに耐性化しちゃうんでは。

      ワクチンが直接ウィルスをやっつけるわけではないので、「耐性化」とはいわないでしょうね。「変異に対応できなくなった」だけで。
      今のインフルエンザワクチンは変異しやすいタンパク質に依存しているので予測が外れると効果が無かったり新しいtypeに対応できなかったりするのを、変異の少ないタンパク質に反応する抗体を作らせるというのがこのワクチン研究。

      それか、補助の注射というのが、新規ウィルスに対するアップデートパッチみたいなものなんでしょうか。

      人体が抗体を作るためには、最初にワクチンを接種して抗原を覚えさせ忘れないように補強する必要があります。昔は一度罹れば二度罹らないといわれたはしかでも、衛生状態がよくなりウィルスに接することが無くなったため大人になってから罹ることがあるようです。 [aichi.jp]のでいまでは二回接種を推奨 [excite.co.jp]のようです。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        すげー分かりやすい。

        • by Anonymous Coward

          ほぼ同じ生活範囲なのに(というか、同居人の自分が罹ってるのに)、何年もインフルエンザに罹っていない家族がいる。両親もほとんど罹らないらしい。何でなんだろう。もし強毒性が出現したら、未来の人類の始祖の一人になるのか。

          • by Anonymous Coward

            特定のウィルスに対して人類の特定のDNAをもつ人は全く感染しないといのが認められています。ウィルスが感染する際に取っ掛かりになる部位が変異しているなど。なんで本当にかかりにくい遺伝特性を持っているかもしれないが、おそらく環境によるもんでは?
            仕事場とか学校とか違うものがあるでしょ。

            • by Anonymous Coward

              相当前でありうろ覚えだが、TVでみた舞台俳優さんが「舞台中は風邪とか罹ったら大変ですよね」の質問に、
              「風邪には罹りません。気合いです!」ときっぱり言い切っていたのが印象に残っています。当然直後には笑いが起こったが、その意味は明確で、
              目,鼻,口の粘膜の保護と不用意に手で触らないこと、頻繁な手洗い,うがい等を徹底することなんだそうです。で、舞台が終わったらそんなことを続けることができなくなって、風邪をひくと。気合いというか気を張った生活なのでしょうね。

  • by Anonymous Coward on 2012年11月04日 23時11分 (#2265825)

     こういう研究に人と金を費やすことに異論はないし、耳目を集めるために発言するのもわかる話だ。

     で、実際のところ「十数年のうちに完成する」って発言がどの程度確からしいことなんだろうか?

  • by Anonymous Coward on 2012年11月04日 20時29分 (#2265761)

    空飛ぶ時間も長くなるんじゃないですかね

  • by Anonymous Coward on 2012年11月05日 9時19分 (#2265888)

    インフルエンザはすぐ忘れて、おたふくはだいたいずっと覚えてる。

    • by Anonymous Coward on 2012年11月05日 10時53分 (#2265934)

      忘れるわけではないよ。インフルは変異が激しいから、知らないのがでいるの。
      ただ全く知らないかというとそうではないんで新型インフルが流行しはじめたとき老人のほうが比較的症状が軽いなんてあったよね。

      親コメント
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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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