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第2回将棋電王戦、第5局はGPS将棋の勝利。コンピューターがプロ棋士に勝ち越す 163

ストーリー by headless
投了 部門より
第2回将棋電王戦の最終局となる第5局が20日に行われ、102手でGPS将棋が三浦弘行八段を破った(第2回将棋電王戦 対戦結果マイナビニュースの記事日本経済新聞の記事ねとらぼの記事)。

GPS将棋は世界コンピュータ将棋選手権第19回および第22回で優勝した現在最強の将棋ソフト。今回は東京大学駒場キャンパスの600台以上のコンピューターを接続して勝負に挑んだ。1秒間に2億7千万局面を読むことができるという。三浦八段も順位戦でA級にランクされる現役最強棋士の一人で、最強ソフトとの好勝負が期待されていた。対局は先攻した後手のGPS将棋が優勢に進め、102手で三浦八段が投了。消費時間は三浦八段が3時間59分、GPS将棋が2時間7分。団体戦の対戦成績はコンピューター側の3勝1敗1分けで、コンピューターがプロ棋士に勝ち越した。
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  • by Anonymous Coward on 2013年04月21日 12時15分 (#2367769)

    コンピューターが新定跡を作るかもしれないという方がニュースではないだろうか。
    検討によれば今回の戦いが始まった一手は新手らしいので、ソフトが新しい定跡を切り開く時代に入ったと考えれば感慨深い。

    新手の先の検討を人間がやりつつ、GPS将棋同士でこの局面から先を100局とかささせて
    比較、検討すれば評価関数の確からしいさの底上げにも繋がると思うし楽しみではある。

    • by Anonymous Coward on 2013年04月22日 9時08分 (#2368250)

      昔のボナンザがよく使った「ボナンザ囲い」は、当時はコンピュータならではのヘンテコな囲いとしか思われていませんでしたが、角の打ち込みに対する強さが買われて、今ではプロの角交換将棋で普通に現れる囲いになっていますね。

      当のボナンザは今じゃこの囲い使わなくなってるんですけど(笑)

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    • by Emc2 (14960) on 2013年04月22日 20時43分 (#2368642) 日記

      棋譜をたどれば30年くらい前に塚田泰明九段が田中寅彦九段相手に似たような局面で指した記録があるんだとか。
      その時は無理攻めとされたようですが、今回の局面ではつながる筋があったということでしょう。

      #GPSは棋譜をたどったわけじゃなくて自力でつなげたらしいですけどね

      --
      RYZEN始めました
      親コメント
  • 公平なルールで (スコア:4, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2013年04月21日 11時32分 (#2367737)

    >東京大学駒場キャンパスの600台以上のコンピューターを接続して勝負に挑んだ。

    棋士にも、ほかの人に電話で聞く権利を持たせればいいのに。

    • Re:公平なルールで (スコア:4, すばらしい洞察)

      by tamago915 (19926) on 2013年04月21日 11時54分 (#2367757) 日記

      プロ同士のタイトル戦がネット実況されるのを見ていればわかりますが、控え室の検討にない妙手が指されることも多く、単に頭数を増やせばよいというものでもないかと。

      本来の意味で、「船頭多くして、船、山に登る」とも言いますし。
      (人を増やせば不可能も可能になる、という意味に転じかかっているらしいですが。)

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2013年04月21日 12時01分 (#2367763)

      「人間と同じ大きさの筐体に収まる」かつ「人間と同じ消費エネルギー」の計算機というのはいかがでしょう?

      親コメント
      • by miishika (12648) on 2013年04月21日 13時19分 (#2367796) 日記
        1日で2000kcalだと、おおよそ100Wだから何もできないなあ。不エネルギー消費の多そうな(体格の
        良さそうな)棋士を選べば、何とかなるかも。
        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2013年04月21日 12時24分 (#2367776)

      2・3局あたりは、体力・精神力的に負けていた感があるし、
      4局も、入玉後のコンの指し手がアホだったから、体力等余裕あって
      256手ルール無ければ、逆転勝ちの可能性もあった。

      公平にするためにコンにハンディキャップってのも違和感あるし、
      逆に人間側がベストパフォーマンス出せる様なルールにすれば
      いいんじゃないだろうか。

      2日制にして、初日土曜日はあまり進まないだろうから解説なしで
      放送して、2日目日曜日を今回みたいに解説付で放送するとか。

      あとは、人間側もクラスタでって話もある。手がまとまらないなら、
      着手の最終決定者だけ決めて、控室の継ぎ盤で他の棋士の
      意見を聞き放題ってのでも、人間側の英知を結集した事になって
      クラスタ相当なのではないのかな。この場合は、控室もマシンや
      通信等控える必要はありそうだが。

      そもそも論として、人vsマシンは感情的には盛り上がるんだが、
      本当の人の価値はそこじゃないと思う。人+マシンで、マシン単独で
      できない事ができれば、産業的な価値としては十分なんだよね。
      その意味では、第4局が一番参考になって、入玉まではマシン・
      入玉後はマシンに代わってある程度のアマが指していれば、
      塚田さんは手も足も出なかっただろう。(その前に入玉自体
      目指さなかったろうが。)こういう意味で、人の価値を示す対決の場も
      設けて欲しい気がするが、こっちは人vsマシンの決着がついてからかなぁ。

      親コメント
      • Re:公平なルールで (スコア:5, すばらしい洞察)

        by Anonymous Coward on 2013年04月21日 13時58分 (#2367811)

        Puella αの開発者が持ち時間についてインタビューでコメントしたことがあります。
        http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/071/71892/ [ascii.jp]

        よく名人戦とかで、2時間の大長考の末、指した手があまりよくなかったということが、結構あるわけじゃないですか? あれは人間が、持ち時間30秒と5分じゃ違うかもしれませんが、10分が2時間になったところで、それだけ多く読むかというと、おそらく読んでいないのです。どっちがいいか迷ってるとか、あるいは同じところをぐるぐるまわってる。そういうのがあるんで、人間の方は持ち時間10倍になったら、10倍深く読んでるかっていうと、そうではないのです。そういう意味では、持ち時間が延びるのはコンピューターに有利という面もあって、どう働くのか、ちょっとやってみないとわからないですね。

        個人的にも2日制は、悔いを残さず戦った気分を演出する意味はあるかもしれませんが、
        更に消耗が激しくなる割に大して強くなるわけではないため、人間が不利な気がします。

        あとクラスタ並列は「同一のアルゴリズムを並列に走らせること」ですから、ヒトのクラスタ並列は不可能です。
        ヒトに可能なのは「違うアルゴリズムが結果だけ出しあう」という、「合議制」の方。
        合議制はコンピュータ将棋でも「あから2010」や「文殊」で採用例があるのですが、
        基本的には明らかな悪手やミスを防ぐというメリットで理解されています。当然ながら読み自体が急に深まるものではありません。
        今回の5戦で人間側に合議なら防げるような明らかなポカが多かったとは聞いていないので、合議制ならもっと強かったはずというのも疑問です。

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        • by Anonymous Coward on 2013年04月21日 15時33分 (#2367845)

          もちろん、可能性であって確実なことは誰にもわからない。
          最終的にやってみないと分からないと、伊藤さんも言っているわけで。

          ただ、今回時間的な制約が人間側に不利に働いている様に見えたので、
          そこは改善した方が、良い場になる気がするという感想ね。疲れや
          空腹やトイレなどの生理現象のある人間に、昼から夜までずっと真剣
          勝負させ続けて、しかも1分で決め続けろって、どう考えても
          パフォーマンス落ちるでしょ。

          クラスタの話は、合議との厳密な区別をしていない大雑把な話しね。
          そういう厳密な話だと、GPSクラスタも、詰め専用ノード持ってたりするので、
          厳密な意味ではハイブリッドなわけで。1手だけ出し合って、何らかの手法で
          着手決定するなら、厳密な合議(というか投票)システムなんだけど、継ぎ盤の
          検討でも、読み筋中に別の人の意見が入る事もあるわけだから、ハイブリッド
          になると思われる。なので、個人的には厳密な区別は意味が薄いと思う。

          クラスタにせよ、合議制にせよ、ミスが少なくなるという意味は大きくて、
          機械と違って体力有限な人間だと、ミス無し縛りからある程度開放される
          メリットは大きいんじゃないかな。非常に大雑把な例えとして、時速20kmの
          自動車相手に、一人で走り続けるとその内絶対負けるが、駅伝なら
          対抗できるでしょって話。時速60kmなら、そもそも絶対勝てないけど、
          まだそこまでは行ってない様に見える。

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    • by Anonymous Coward on 2013年04月21日 11時57分 (#2367759)

      みの「では会場のみなさん、ボタンをどうぞ」

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  • by w1allen (21025) on 2013年04月21日 12時28分 (#2367780)

    ざっと、第2回電王戦/第5局「三浦八段、相矢倉で完敗」|柔らかい手~個人的将棋ブログ [ameblo.jp]を見ただけですが、少しだけレポートします。
    序盤は、矢倉の一種、脇システムになりました。
    三浦先生の得意戦法でもあります。
    中盤は、後手の角を先手の金でいじめるなど、抑えこみを図りましたが、結果は残念なことになったようです。
    終盤は、一分将棋で苦しかったでしょうね。
    持ち時間のルールも、これからの検討課題だと思います。

    • by Anonymous Coward on 2013年04月21日 13時20分 (#2367797)

      矢倉の先手番、しかも三浦八段の十八番である脇システムでの完敗でしたから、見ていて衝撃的でした。
      終局後の三浦八段の「どこが悪かったのか正直よくわからない」というコメントが印象的で、この一局に関しては、大局観でコンピュータがプロを上回っていたように思います。

      > 終盤は、一分将棋で苦しかったでしょうね。

      一分将棋にはなっていませんよ。
      最後に5分ほど残った時間を使い切って投了しましたが、あれは読んでいたというより、心を落ち着けるための時間でしょう。
      三浦八段は時間の使い方は上手かったと思います。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2013年04月21日 15時17分 (#2367838)

        中継の画面に出ていた、ボンクラーズの評価値は行ったり来たりでしたが、
        GPS将棋自身の評価値は中盤以降は最後までGPS有利と出ていました。
        検討室にいるプロは、互角か三浦八段が有利と評価する中、GPS将棋の評価値はどんどんGPS有利に傾いていきます。

        終盤はプロでもコンピュータに敵わないのはすでに分かっていたことでしたが、
        中盤でもコンピュータの形勢判断の方が正しいとすると、もう人間の手には負えない領域まで来てしまった。
        人間の名人と対戦するなら、出し惜しみせず今年やっておくべきだった。
        1年後なんて言ってると、コンピュータの進化に追いつけないかもしれない。

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  • by tamago915 (19926) on 2013年04月21日 15時59分 (#2367854) 日記

    アレゲなサイトなのに、人間擁護のコメントが意外に多いのですが、総合的に見てもコンピューター将棋はトッププロと互角以上に戦えることがはっきりした、と言えるでしょう。
    今後はコンピューター将棋がプロの実戦の定跡や新手を評価し、結論が数日で出てしまうことになるかと思います。
    ゴキ中超速や藤井システムのような画期的な戦法も、コンピューターに評価させられていれば、ここまで怪物のように取り上げられる前に消えていたかもしれません。

    人間が新手を編み出し、コンピューターが評価して、定跡の進化が今の数倍から数十倍に速まるのでしょう。
    そしてすべての人間が定跡の進化についていけなくなったとき、プロ棋士は、ファンは、将棋界は、どうなるでしょうか。

  • by inoua (33235) on 2013年04月21日 23時26分 (#2368103) 日記

    将棋の手合割 [wikipedia.org]
    も少ししたらハンディキャップを付けて指して欲しい。
    どこまでコンピュータは駒を落とせるかが興味深いですね。
    コンピュータにも実力段位をつけて欲しい。
    GPS将棋は現在十一段位か?

  • by jizou (5538) on 2013年04月21日 11時36分 (#2367740) 日記

    ここ数年で、CPUやGPUの性能も上がり、メモリ容量も格段に増えていると思いますが、
    まだ600台以上使わないと人間には勝てないんですね....
    まだまだ性能アップが必要ということでしょうか。

    • Re:まだまだ… (スコア:2, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2013年04月21日 17時01分 (#2367889)

      三浦弘行「GPS将棋は一台でも強いソフト。今更600台以上置いたからといって、その強さがどのぐらい変わったかというと、1台でも十分強かったので。負けるにしても600台を実感するような将棋にしたかったのですけれど、まださらなる強さを秘めていると思うので、もっと引き出す将棋をしたかった。強さは分かっていた。驚くところはない」(http://blog.shogiwatch.com/blog-entry-2006.html [shogiwatch.com])

      対局後の三浦八段のコメントを聞く限り、600台だから負けた、とは思っていないようです。
      おそらくですが、1台相手の練習将棋でもけっこう負けていたのではないかと。

      たくさん対局すれば、台数の違いは勝率に現れると思いますが、一発対局では1台相手に負けても不思議はないと思います。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2013年04月21日 11時48分 (#2367748)

      > まだ600台以上使わないと人間には勝てないんですね....
      GPS将棋以外にもコンピュータが2勝していて、Ponanzaは10台、ツツカナは1台構成だけど?

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2013年04月21日 11時39分 (#2367742)

    「この対局を戦った“今のバージョンの”システムの保存」したいとのこと。
    この提案には大賛成ですが、GPS将棋はどうするんでしょうかね。

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アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家

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