室蘭でししゃもの稚魚の飼育に初成功 43
そうだったのか…… 部門より
ししゃもの漁獲量は少なく、国内で流通しているものの多くは「カラフトシシャモ」や「カペリン」などと呼ばれる別の魚。本物のししゃもは北海道・太平洋側沿岸にあるむかわ町の特産品だが、ここ数年、漁獲量が減り続けているそうだ。しかし今回、北海道室蘭市にある道立総合研究機構栽培水産試験場の石田良太郎さんたちの研究グループがししゃもの稚魚の大量飼育に国内で初めて成功したとのこと(NHKニュース)。
# たぶん本物食べたことない。
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ししゃもの漁獲量は少なく、国内で流通しているものの多くは「カラフトシシャモ」や「カペリン」などと呼ばれる別の魚。本物のししゃもは北海道・太平洋側沿岸にあるむかわ町の特産品だが、ここ数年、漁獲量が減り続けているそうだ。しかし今回、北海道室蘭市にある道立総合研究機構栽培水産試験場の石田良太郎さんたちの研究グループがししゃもの稚魚の大量飼育に国内で初めて成功したとのこと(NHKニュース)。
# たぶん本物食べたことない。
先日、@ITのQ&AがStack over flow風にリニューアルされ、個人的にも大幅に「まとも」にステータスアップしたことを実感していたところですが、続いて10月7日にサイト全面もリニューアルしたようです(@IT)。
フォーラム・ベースは踏襲しつつ、コンテンツは特集記事を中心に展開させ、テスト&開発ツール系、システムデザイン系の2フォーラムを追加、さらに新コンテンツ「まとめ@IT」の開始、お約束の会員募集などをアナウンスしています。
新旧サイト比較など、@ITは当方も日頃から知識源として活用させてもらっていましたが、新しくなったサイト、/.Jer諸氏はいかがな感想でしょうか? ここは'Doborn(ドボン)'してるとか、みんなでツッコミを入れてみようではありませんか。
8日、米国で新100ドル紙幣の流通が開始された。新札には青い3Dセキュリティーリボンと、紙幣を傾けると銅色から緑に色が変化するインクが用いられており、偽造がより困難になっているとのこと(本家/.、Fox News記事)。
同インクは紙幣の裏面に大きく印字された「100」、表面の右下に印字された「100」そして「鐘」の絵に使用されている。鐘は紙幣右下の「インク壺」の上に描かれており、紙幣を動かすことで鐘がインク壺に隠れたり浮かび上がったりする。
FRBは当初、新100ドル札を2011年に発行すると発表していた。しかし印刷中に紙幣に皺が寄り印刷斑が生じてしまうという、新たなセキュリティー技術が原因となる印刷上の問題が発生したため新札の発行が延期されていた。2012年には紙幣3000万枚を破棄するに至ったとのこと。
毎度おなじみのKickstarterで、オープンソースなGPUを開発するため資金募集が行われている。発起人はASIC / FPGAデザイナのFrancis Bruno氏。Kickstarterのページによると、今は亡きNumber Nine社のGPU「Ticket to Ride IV」と互換性のあるグラフィックスアクセラレータを提供することを目的としているという。すでにVerilog上ではTicket to Ride IVと同等の2D/3D機能のインプリメンテーションは完了しているとしている(Kickstarter、本家/.)。
複数の目標金額が設定されており、目標額200,000米ドルでPCIインタフェース、DVI / HDMIチップやDACなどを含むCRTコントローラ、2Dアクセラレータサポート、IBM互換VGAコントローラおよびデバック作業を目標額400,000米ドルでOpenGLとDirect 3D (7.0/8.0) をフル実装するなどとなっている。仮に目標額が1,000,000米ドルまでいった場合は、ユニバーサルシェーダを含んだ現代のグラフィックスアクセラレータと同等の機能を持つオープンソースGPUの実装にこぎ着けたいとしている。なおライセンスモデルはLGPL v3であるとのこと。
これとは別にオープンなビデオカードを作成するプロジェクトとしては(Open Graphics Projectがある。Open Graphics Projectではビデオカードの量産まで焦点を当てているのに対し、Francis Bruno氏のプロジェクトはコア設計に焦点を当てており、カードの製造には興味はない点が大きな違いとなっている(本家/.、ITmedia)
赤十字国際委員会(ICRC)は、戦争や紛争を題材したビデオゲームに対し、現実の戦争と同じようなルールに基づいた「賞罰」を課すべきだと提案している。たとえば、民間人や捕虜、救急車などの医療関係者、施設などに対する攻撃や殺害、拷問などのアクションに対しては報酬を与えず、武力紛争法違反と同様に仮想的な罰則を与えるべきだとしている(ICRC、Slashdot Cloud、本家/.)。
ICRCは積極的にビデオゲームにおける暴力をめぐる議論に関与することは望んでいないものの、暴力的なビデオゲームは武力紛争を矮小化していると考えているという。ICRCは、ビデオゲームのプレイヤーが戦争で何が禁止されるかについて、報酬と罰則としてゲームシステムに組み込まれ、そこから学ぶことは有用だとしている。
OECDが成人に行った国際成人力調査PIAAC(ピアック文科省の「ITを活用した問題解決能力」(ICT)がお粗末な結果になっていたそうだ(団藤保晴さんのブログ)
調査の入り口でコンピュータを使った経験を聞かれ、(1)「使った経験がない」(2)コンピュータによる調査を拒否(3)経験があっても導入試験で不合格――の3つの場合は紙による回答に回り、「ITを活用した問題解決力」の設問は受けません。日本の場合は(1)10.2%(2)15.9%(3)10.7%にものぼりました。この合計36.8%はOECD平均値24.4%を大きく上回りました。
ICTについては「指定された条件を満たす商品をインターネットで購入する」「複数の人のスケジュールを調整したうえで、インターネットでイベントのチケットを予約する」「表計算ソフトで作成された名簿を用いて、条件を満たす人のリストを作成したうえで、そのリストをメールで送信する」という設問(統括研究官インタビュー記事)だそうだが、確かに怪しそうだ(尾道市の調査協力へのお願い)。
調査に応じた人の割合ではレベル3以上が7割と、ほかの国々の5割を大きく上回ったが、足切りで回答を回避している人が3分の1なら調査の信用度は薄い(EU press release)。
米国国立点火施設はこの九月に行った実験により、核融合によって投入したエネルギー以上のエネルギーを生み出すことに成功したようだ(BBCの記事)。
この核融合における重要なブレークスルーはもっと注目を集めていてもいいはずだが、なぜかさっぱりニュースになっていない。これは別にノーベル賞の話題に隠れているわけではなく、こちらのCBS NEWSの報道によれば、例の米国政府機関の閉鎖に伴い、プレスリリースが出せていないということらしい。
本当にこの報道の通りであれば、折角の大きな成果につまらないケチがついたものである。なお前段のNIFによる実験については、本家でも既に話題になっていた。
NHKが先日「Hybridcast」という、ネットと連携できるテレビ規格を発表したが(AV Watch)、このHybridCastではテレビ画面全体がHTMLでマークアップされた画面上に表示されるという構造になっているらしい(HTML5 Experts.jp)。
たとえばTV番組上にニュースなどが表示される画面では、TV番組が1920×1080サイズのObject要素としてレンダリングされ、その上にCSSで座標などが指定されたdiv要素が配置される、といった形で実現されているという。また、リモコンの操作はキーボードイベントとして扱われ、非同期のデータ取得にはXMLHttpRequestが使われるなど、ほぼHTML5での実装になっているそうだ。
対応ハードにはWebブラウザを実装する必要があるが、制作側はWebのノウハウを流用できるので作りやすそうだ。これならニコニコ動画のような、TV画面上に投稿テキストが流れていくものも簡単に作れそうである。
南アフリカ基礎教育省が、州立学校のCAT(コンピュータアプリケーション技術)及びITの授業や試験に使用する標準ソフトウェアをMicrosoft Office2010および2013に定めることを関係者に書面で通達したとのこと。これは実質的に、授業でFOSSソフトウェアの使用を禁止することを意味するという(本家/.記事)。
また、ITの授業で使用する標準プログラミング言語をDelphiに定めるとしている。だが現在、Javaで授業が行われている地域があるため、施行を2015年以降とする配慮がなされている。
南アフリカは数学や科学の分野における教育が遅れており、また学校は生徒で溢れ教育予算が追いついていない。今回の決定は、Microsoftの高いライセンス料で学校の低予算に追い打ちをかけることになるとのこと。
2013年のノーベル文学賞は、カナダの小説家 Alice Munro氏が受賞した(プレスリリース、 YOMIURI ONLINEの記事、 ロイターの記事)。
Munro氏は現代短編小説の大家として知られ、数多くの文学賞を受賞。作品は出身地のカナダ・オンタリオ州南西部を主な舞台とし、カナダのチェーホフとも評される。邦訳に短編集「イラクサ」「小説のように」など。
ロイターなど複数の報道によると、NECの傘下で国内4位ISP「BIGLOBE」を運営する「NECビッグローブ」が売却されるとのこと(ロイター、時事通信、日経新聞)。
BIGLOBEは、会員数302万人、売上高841億円の業界4位の大手ISPで、NECが発行済み株式の78%を保有する。報道によれば11月中にも売却先を選ぶ1次入札を行うという。発行済み株式の全てを売却する計画で、売却額は数百億円を予定している。
売却の理由として「同社事業と個人向けインターネット事業の相乗効果が認められなくなったため」とあるが、/.Jでは個人向けよりむしろNEC絡みのシステム開発で法人向けにお世話になった、という人も少なくないかもしれない。
Visual Studioサポートチームblogにあるように、10月8日をもって統合開発環境の「Visual Studio .NET 2003」ならびに「.NET Framework 1.1」の延長サポート期間が終了した(同blogの記事)。
サポート終了は以前より公開されていたMSのサポートライフサイクルに基づくもの。これにより同製品のサポートと、セキュリティ更新プログラムサポートが終了する。
.NET Framework 1.1はWindows 7/8では既にサポートされていないものの、本格的に普及した最初の.NET Frameworkということで、今なお現役というところも残っていると思われる。しかし、2.0以降と比べると差異が大きく開発者泣かせであるため、これを機に移行が進むことを期待したい。
あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall