人工ロジウムの開発に成功、3分の1のコストでほぼ同じ性質を実現 47
ストーリー by hylom
水と油を混ぜた 部門より
水と油を混ぜた 部門より
LARTH 曰く、
元素周期表でロジウムの両隣にあるパラジウム(Pd)とルテニウム(Ru)を混ぜることで、ロジウムに近い性質を実現できるという。PdとRuは2000℃以上の液体の状態でも混ざり合わない(相分離)性質を持っていたが、テトラクロロパラジウム酸カリウムと塩化ルテニウムの混合水溶液を200℃で加熱されたトリエチレングリコール溶液に噴霧することで原子レベルで混ぜ合わせることができたそうだ。この合金は黒い粉末で、ロジウムとほぼ同じ性質を持つことを確認したそうだ。
北川教授らは、過去にも元素周期表で両隣の物質を材料に、パラジウムそっくりの合金を作成という成果を出している。
本手法の限界 (スコア:5, おもしろおかしい)
残念ながら、原子番号の両隣を混ぜるという本手法では、水素に似た物質を作ることができません。
Re:本手法の限界 (スコア:1)
ついに錬金術の実用化か?
Re:本手法の限界 (スコア:1)
プラチナのが高いじゃないですかー、やだー!
Re: (スコア:0)
混ぜると危険 (スコア:0)
ソーサリアンみたいに混ぜ合わせて消える組み合わせになったら膨大な熱が発生して爆発するんでしょうか。
Re: (スコア:0)
原子と反原子?
Re: (スコア:0)
世の中、ウマいこと出来てますなぁ…
Re:本手法の限界 (スコア:1)
逆に考えて、金からプラチナと水銀を取り出せばいいんですよ!
Re: (スコア:0)
でも、できるのは金に似た物質であって、言って見れば14金しか作れないサンジェルマン伯爵
ミスリルに応用できないかな? (スコア:1)
Re: (スコア:0)
さすがファンタジー金属、質量保存の法則も軽々と凌駕してるのか
Re:ミスリルに応用できないかな? (スコア:1)
あたぼーよ!
生成過程での核反応なり対消滅なりで
99.95%の質量はなんらかのエネルギーとして放出されちまうんだよ!
伊達に幻の金属じゃありませんぜ
(1000 + 1000 - 1) / (1000 + 1000) * 100 = 99.95
Re: (スコア:0)
工房がクレーターになってそうだ…。
Re: (スコア:0)
ミスリルは副産物で、素直に動力炉になるのでは。
対消滅に近い効率の良さだ。
Re: (スコア:0)
1g のミスリルと、1999g の金でも銀でもミスリルでもない何かが出来るだけでは。
Re:ミスリルに応用できないかな? (スコア:2)
今度の化学のテストにでるすから覚えとけ。
Re: (スコア:0)
左右が駄目でも、上下の水素とナトリウムを混ぜてリチウム擬(もど)きが出来るとか?
Re: (スコア:0)
水素とナトリウムの合金からリチウムを作る方法を考えるよりも、
金属水素の使い道を考えるほうが有意義な気がします。
Re:本手法の限界 (スコア:2)
リチウムもナトリウムも海水から簡単に取れるしね・・・
新人。プログラマレベルをポケモンで言うと、コラッタぐらい
Re: (スコア:0)
ポジトロニウムとかミュオニウムを原子番号ゼロと見なせば!
Re: (スコア:0)
ポジトロニウムやミュオニウムは、むしろ質量数0の水素の同位体といった感じですね。
原子番号0、質量数1だったら、中性子はどうでしょう。
Re: (スコア:0)
ヘリウムをα崩壊させれば、何か水素の材料っぽいものができるかもしれない。
パラジウムのときはロジウムと銀だったけど (スコア:5, 参考になる)
パラジウムよりロジウムの方が高価だから、銀と混ぜてもねえ、という話だったでしょ。
ルテニウムはどうなんだろう? 銀より高いけど、パラジウムとルテニウムを買うよりロジウムの方がずっと高いのかな?
って調べてみたら、ルテニウム価格リアルタイムチャート [sekai-market.com]ての見つけた。
HDD需要で800ドルまで上がったのちフルヤ金属がリサイクル処理能力を増強して1オンスで55ドルまで下がっている。
パラジウムは700ドル、ロジウムは5年前10000ドルでいま1000ドル。
この合金の価格が1/3で済むとか言う以前に、ロジウムの価格不安定すぎ。
Re:パラジウムのときはロジウムと銀だったけど (スコア:5, 興味深い)
ロジウムはとれる鉱山が何ヵ所もない上に、昔は自動車の排ガス浄化触媒くらいにしか使わなかったのですが、
今は液晶パネル向け平面ガラス製造用の金口の需要が単純加算されてます。
価格の乱高下は自動車用は割りと安定した需要なのですが、平面ガラス用の需要の変動が大きいようです。
ロジウムはNOxの浄化特性がよいので、リーンバーンやるには必需品なのですが、値段がばか高い上に供給量が限られているので、現在はガソリン車のリーンバーン自体下火ですけれど、それが覆るくらいの発明です。
なにしろ一時期はいくらお金積んでもロジウムが買えなくて自動車の生産できなくなるんじゃないの、というのが半分冗談半分本気で語られていました。
Re: (スコア:0)
この手のレアメタルなんかは投機対象になってるから。
Re: (スコア:0)
代替の合金が出来たってことは、価格上昇の重しになるかもしれませんね。
白金ロジウム (スコア:2)
合成ロジウムは他の金属との合金は作れるのだろうか。
作ってみましたという段階、あるいはそれだけの話なのか。
やはり (スコア:2, おもしろおかしい)
天然は音が柔らかくなめらか。人工は音が硬くて機械的。
Re: (スコア:0)
PEAVEYのアルミニウムコーンは音がソリッドな立ち上がりってのを思い出した。
#最近のはレトロチックですね
バルクじゃないんですね (スコア:2)
毎度の北川先生ですから触媒活性はこれから発表されると思うのでしょうけど、どうなんでしょうね。
もう出てます (スコア:5, 参考になる)
>触媒活性はこれから発表されると思うのでしょうけど、どうなんでしょうね。
今回の論文 [acs.org]でも検討してます.
対象はまあこのあたりの系でやりがちなCO酸化.
CO酸化の始まる温度が,Ru単体だと150-160 ℃あたり,Pd単体だと180 ℃あたりなのに対し,今回のPdRuだと120 ℃(1:1の混合比の時)と,かなり低温から行ってます.
これはRh(Ru単体と同じで150-160 ℃あたり)に比べると非常に低く,活性はかなり高いと.
PdとRuの混合比を変えながら見てますが,1:1あたりで一番活性が高くなってますね.
お約束の水素吸蔵も見てますが,こちらはPd 50%まではRuとほぼ同じ,それ以上にPdが増える(=Ruが減る)と単調にPd 100%での値に向けて上昇,という感じであまり面白くは無いかも.
Re:もう出てます (スコア:2)
(DOIが無いから、未だか...と思ってしまいました)
Articleを読めない環境に居るので助かりました。
水素吸蔵特性は確かに予想されるような特性ですね。触媒活性が向上したのは、単純にクラスター化によるもの(サイズ効果)じゃないのか?と思えますね。
d軌道の電子がどうなってるのか、これから解析されるんでしょうが(既に出てそう)...。
Re:もう出てます (スコア:2)
>触媒活性が向上したのは、単純にクラスター化によるもの(サイズ効果)じゃないのか?
クラスターっちゅうかナノ粒子の領域ですね.
TEM観察から算出した粒径は,
Ru1Pd0
6.4±1.7 nm
Ru0.9Pd0.1
9.4±1.7 nm
Ru0.7Pd0.3
12.5±2.2 nm
Ru0.5Pd0.5
10.0±1.2 nm
Ru0.3Pd0.7
8.2±1.6 nm
Ru0.1Pd0.9
8.6±1.4 nm
Ru0Pd1
9.8±2.6 nm
です.1:1のが特に細かいって事も無いですし,結構大きい(そこまで極端にサイズ依存性が出るような領域では無い)ので合金化で活性が高いってのは良さそうな雰囲気です.
Re:もう出てます (スコア:1)
Re:バルクじゃないんですね (スコア:3)
ひとえろじうむ (スコア:1)
って読んじゃった人、素直に手を挙げなさい
Re: (スコア:0)
ノシ
Re: (スコア:0)
応用研究段階に進むとケモえろジウムなんかが製造可能になるんですね?
Re: (スコア:0)
ケモ・ケミ姉妹があなたの分解合成をお手伝いするのですね!
単純な疑問として (スコア:0)
この合金を溶かしたら、また分離しちゃう、ってこととかないのかしら?
別米にもあったけどこれでまた合金作るとか、使いやすい形に整形するとかで。
素人考え (スコア:0)
素人考えですが、RuとPdのターゲットを用意してCo-suptterで合金作ってもダメなのかなとか。
混ぜ方 (スコア:0)
1番と3番を混ぜると2番っぽくなるってことは
1番と5番を混ぜると3番ぽくなる?
もしや1番と2番混ぜたら1.5番に?
Re: (スコア:0)
仲間がいた。
Re: (スコア:0)
ナカータ!ナカータ!