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地球

恐竜の絶滅は、隕石の衝突による酸性雨などが原因だった説 25

ストーリー by hylom
隕石によって生まれ隕石によって死ぬ 部門より
maia 曰く、

メキシコ・ユカタン半島には、約6550万年前のものと思われる、隕石の衝突跡(クレーター)が存在する。この付近には硫酸塩岩が豊富に存在しており、それらが衝突によって蒸発して大量の硫黄酸化物が放出され、それにより生成された硫酸エアロゾルや酸性雨がもたらした環境変化が恐竜絶滅につながったという仮説がある。

このたび、そのメカニズムの実験的研究を千葉工業大などのチームが進めたようだ(プレスリリースMSN産経ニュース)。

実験では、ユカタン半島のクレーターと同じ成分の硫酸塩岩に秒速15~20kmで金属を打ち込んだところ、三酸化硫黄が多く発生したことが確認されたという。これによって非常に強い酸性雨が降って海洋が酸性化、プランクトンが持つ炭酸塩の殻が溶ける状態が数年間続き、海洋生物の大絶滅につながったというシナリオが考えられるそうだ。この「酸性雨による絶滅説」は海洋、陸上、淡水中を含めた白亜紀末の大量絶滅を包括的に説明できるという。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • その説にさんせい (スコア:3, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2014年03月10日 18時48分 (#2560359)

    あー言っちまった

  • 硫酸の海 (スコア:2, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2014年03月10日 20時04分 (#2560415)

    ガミラスが硫酸の海になったのは地殻変動ではなく隕石が原因だったのか

  • デカントラップ形成時の火山ガスでも説明がつくような気がするなあ。

    # オレの本命はあくまでネメシス仮説だけどな!
    • Re:酸化硫黄なら (スコア:5, 参考になる)

      by phason (22006) <mail@molecularscience.jp> on 2014年03月10日 21時49分 (#2560488) 日記

      >火山ガス

      これまでの研究から,浅海域のプランクトンは壊滅的打撃を受けつつも,深海域のプランクトンにはそこまで影響が無いことが判明しています.
      と言うことから,「なんか浅い部分だけが急速に変化して,そこだけ死滅した」というモデルを考える必要がありました.
      で,隕石の衝突に絡めて考えられていたのが,「硫黄分を多く含む陸地に隕石が衝突した衝撃で二酸化硫黄が多量に生じ,それが酸性雨として降り注いで浅海域が急速に酸性化.表層のプランクトンが死滅した」と言うものです.

      ところがここに問題がありました.二酸化硫黄が酸化され硫酸となる速度は非常に遅いので,十分短期間のうちに酸性雨として降り注ぐことができない,という点です.
      これがなぜ問題かというと,海洋の酸性化がゆっくりとしか進まなくなるので,自然の回復速度(中和過程)に勝てなかったりして観測結果に一致しなくなるためです.
      このあたりは火山性ガスでもなかなか難しい部分があって,非常に大量に放出しないと十分な量の硫酸が発生しない,かといって(ゆっくり降ってくる二酸化硫黄を)大量に放出すると,
      長期的には浅海域だけではなく深海にまで酸性化が進む,という事が生じてしまいます.

      今回の仕事で何が良かったかというと,「隕石の衝突のような条件下だと,これまで考えられたような二酸化硫黄では無く,三酸化硫黄が生じるらしい」という点です.
      三酸化硫黄は酸化されて硫酸になるのがかなり速いので,隕石の衝突により多量の三酸化硫黄が生じると迅速に硫酸に変化,それがエアロゾルに付着して世界中にまき散らされると,あっという間に降り注いで浅海域のみの強烈な酸性化を引き起こせるわけです.

      #これが正しいのかどうかは分野が違うんでわかりませんが,論文としてはそういう主張です.

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2014年03月10日 19時08分 (#2560367)

    チクシュルーブクレータの下には硬石膏(CaSO4)の層があり、
    ここに直径10kmの小惑星が衝突すれば300km^3の硬石膏が1500℃以上に加熱されて
    4000億トン、人類が放出している量の4000年分のSO2が吹き上げられ、
    結果酸性雨→プランクトン死滅→そこから上の食物連鎖に大きな影響……
    くらいのことは書いてあるのよな。

  • by Anonymous Coward on 2014年03月10日 19時40分 (#2560396)

    って、地名だとは分かってんだけど、女の子の名前に見えちゃうんだよね。

    • by Anonymous Coward on 2014年03月10日 21時02分 (#2560452)

      有機化学をやってると女の子だらけってことになるのかな。
      メタン、エタン、ブタン、ペンタン、ヘプタン、オクタン、トリアコンタン、テトラコンタン、ヘクタン、...

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2014年03月10日 20時00分 (#2560407)

    硫酸塩は硫酸とアルカリ性物質とが反応してできる物質だから、
    硫酸塩から硫酸が生成されれば、アルカリ性物質が残るんじゃないの?
    で、けっきょくは全体として中性が保たれるんじゃないの?
    って素人的に思ったりした。

    • by Anonymous Coward

      拡散範囲が問題じゃないの?
      硫酸は沸点そんな高くないし、プレスリリースには地球全域に拡散したとしている。
      一方陽イオン側は、他のコメントにあるが元が硬石膏だと酸化カルシウムって事になって、沸点高いし、地球全域とまではいかず、沈降も早かったのでは?
      また、シリカやアルミナの存在下だと揮発性は更に下がりそうだし。ナトリウムやカリウムでも同じく。

  • by Anonymous Coward on 2014年03月11日 10時18分 (#2560716)

    地球の何倍の大きさの隕石がぶち当たったらこの現象は実現するんでしょうか?

     #さすがにこの程度のことは書いておいてくれないと…

  • by Anonymous Coward on 2014年03月11日 11時13分 (#2560750)
    恐竜だけほろんだのはなぜなのか
    • by Anonymous Coward

      いや、恐竜だけでなくもっといろいろ滅んでますが……
      #逆に恐竜だって全種が死滅したわけでもなく、形を変えながら生き残った種もいますし。

  • by Anonymous Coward on 2014年03月11日 13時55分 (#2560877)

    何か新しい説を提唱したわけでもなく、既存の説に何らかの新しい発見をしたわけでもなく、
    そういう説があるから、実験してガスが発生することを確認したってだけだよね。
    確認といってもガスが発生することは既知で何ら新しい発見でもないとか・・・

    例えばこの実験からどの程度のガスが発生して、数値としてこれくらいの影響があって
    確かに絶滅の原因と考えられるとか計算できたとか、そんなこともないんだよね?

    • > 例えばこの実験からどの程度のガスが発生して、数値としてこれくらいの影響があって 確かに絶滅の原因と考えられるとか計算できたとか、そんなこともないんだよね?

      いや、まさにその計算してますね。後はもう一つのコメントにある通り。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2014年03月11日 15時02分 (#2560933)

      >既存の説に何らかの新しい発見をしたわけでもなく

      既存の説:二酸化硫黄が出てきて酸性雨になった。
      既存の説の問題点:二酸化硫黄はゆっくりとしか酸性雨にならねぇよ。
      今回の実験結果:できるのは二酸化硫黄じゃなく三酸化硫黄。これならすぐ酸性雨になるから問題解決。

      親コメント
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