40年以上ぶりにLSDの臨床試験が行われる 13
死への恐怖を和らげることは良いことか 部門より
学術誌のJournal of Nervous and Mental Diseaseに掲載された研究論文によれば、死と向き合う末期症状の患者の不安を和らげるのにLSDが効果的であるとのこと。LSDが精神に及ぼす影響を調べる研究は1966年を最後に行われておらず、今回の研究はそれ以来初となる(International Business Times、slashdot)。
臨床試験に参加した12人の末期症状患者が、2回行われた心理カウンセリングの直前で決められた量のLSDを服用したところ、命が絶えることについて「不安が著しく和らいだ」とのこと。被験者のほとんどが末期ガン患者であり、その多くが試験から1年以内に亡くなっているが、LSDを服用した心理カウンセリングの結果、死に対する不安が和らぎ、しかもその効果は1年ほど持続したとのこと。12人中11人は、それまでにLSDを服用したことがなかった。