TSUTAYAが運営する武雄市の市立図書館、来館者は予想を大幅に上回るもCCC側は赤字 52
ストーリー by hylom
図書館というか大型TSUTAYAというか 部門より
図書館というか大型TSUTAYAというか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
TSUTAYA(カルチュア・コンビニエンス・クラブ、CCC)が運営を行っていることでたびたび話題になっている佐賀県武雄市の市立図書館が、開始一年で92万人の来館者数を達成したという。11年度の3.6倍という数字で、予想の50万人を大幅に上回っているそうだ。いっぽう人件費がかさんだためCCC側の収支は赤字だという(読売新聞)。
佐賀新聞によると、図書カード登録者の内訳は市内35.1%、市外36.7%、県外28.2%とのことで、市外からの利用者が過半数となっている模様。500円かかる宅配返却サービスの利用も好評だそうで、全体の経済効果は約20億円と試算しているという。
この図書館はCCC側が「本のレンタル屋」と称する商業目的の施設であり、その意味では市側にとっては目的を十分達成できる状態ではあるが、CCC側としては赤字をどう解消するかが悩みどころだろう。今後コスト削減のためサービスが低下する可能性もあり、引き続き注目したいところである。
撤退 (スコア:2)
ツタヤが撤退するときは、原状回復してほしいですね。
ついでに市長も下取りしてもらえると、すごくいい。
(いや、よそで迷惑が起きるか)
Re:撤退 (スコア:1)
(いや、よそで迷惑が起きるか)
下取りしてくれると思ってるんだw
# 自分では程度がいいと思っていても買取価格0円だったときは凹んだ
Re: (スコア:0)
「こちらで処分する事もできますが、よろしいでしょうか?」
#ツタヤはそう言うか知らない。
そして、来期に立候補する市長の姿が。
Re: (スコア:0)
より一層磨きがかかってそうですね、小口研磨されて。
Re: (スコア:0)
それだと買い取ってるんじゃ・・・
「こちらで処分する事もできますが、よろしいでしょうか?」
ということなので確実に廃棄されます。
こういった本は廃棄本といわれ、小口などに赤スプレーなどで印をつけられ二度と市場に顔を出すことはありません。
#って本の話じゃなかったんだっけ(汗
Re: (スコア:0)
(#2574664)ですが、最初の二行だけにしようと思ったのですが、
よく言われる「○○は廃棄すると言って引き取った物を商品として売っている」が頭に浮かび、
落ちをつけてしまいました。
#デマではあると思いますよ。仮にやっているとしてもばれる可能性は高いし、ばれるリスクには見合わない。
Re: (スコア:0)
赤字補填 (スコア:2)
何やかやで市が補填してくれるのではないかと。もちろん税金で。
Re:赤字補填 (スコア:1)
TSUTAYAの本丸は都市部の図書館でしょう。
なので武雄市はデモンストレーションなので採算度外視のではないでしょうか。
今回の「成功」報道で「革新」的な自治体の長がTSUTAYAに接近すると思います。
Re: (スコア:0)
何枚カードを作ったのか知りませんが、相当数の個人情報を吸い上げることができているので、
トータルで見れば赤字ではないんでしょう。
Re:赤字補填 (スコア:1)
記事自体が、そのために書かれているように見えますからね。
何故赤字になっているかを、ちゃんと監査してから、今後の予算を決めて欲しいものです。
赤字になった => サービス低下を防ぐために税金を投入します...
っていうバカな話は、いいかげんやめてくれないと困る。
非営利を主張出来るから (スコア:2)
良かったんじゃね?手を抜いたり撤退なんかするわけないでしょ。そうですよね?市長さん、CCCさん。
ビジネスモデルが見えてこない (スコア:1)
市立図書館で赤字って、要するにプロジェクトマネージャーが無能なんでしょ
で、稼動実績が出来たところで今さら図書館サービスを新規で始めるメリットって何?
DVD全盛で、電子書籍もインフラが整ってきてるのに
何をレンタルするサービスで儲けようとしてるの?
#まさかのエロ本レンタルか?誰得?
Re: (スコア:0)
本を借りさせることが本丸なんじゃなくて
TSUTAYAカードを使わせてビッグデータを蓄積して転売するビジネスを拡大したいんだと思ってた。
Re: (スコア:0)
話題になって、後に続けと飛びついてくる新し物好きの地方自治体が増え、
その後ろから、前例があるなら真似して楽をしようという地方自治体がゾロゾロついてくる、
ていう流れを狙ってるだろうから
最初のうちは多少の赤字も見込んでいるんじゃないかね。
見込みからどの程度乖離してるのかは知らんけど。
武雄の失敗から学んで、まともな経営をしようとする後発の会社が出てこないうちに、
民営図書館といえばCCC、というイメージを無理やりにでも確立したいだろう。
Re: (スコア:0)
図書館はもともと利用者から利用料をとれない。
管理委託料をもらってその範囲で運営することが求められてる。
開館日や時間が増えたといっても、その辺は「民間ならではのノウハウでクリア!」と言ってたし、
さらには、直営時代から2割増しの管理委託料をもらってる。
赤字というのは、営利部門の蔦屋とスタバにお金を落とす客がいなかったということなのかもな。
図書館自体は、普通に運営していれば赤字にならないはず。
要するに税金で蔦屋とスタバを運営できると思ってたけど、CCCのもくろみ通りにいかなかったという情けない話。
CCC から見れば,今は赤字のほうがなにかと都合がよいのでは? (スコア:1)
役所と組んで実験的に始めた「オシゴト」でいきなり黒字になると,いろんな方面から叩かれるのは必至.
なによりも,その役所のこれまでの仕事がずさんだったことを意味してしまうので,いきなり黒字は大変にまずい.
ここはひとつ,赤字になっておいて,「いや~,皆様のためと思ってお引き受けしましたがやはり苦しいですな」なんていうスタンスを取るのが大人というものでしょう.
というわけで,今の時点で CCC が赤字だというのはむしろ既定路線であって,な~んにも情報量は増えてないんじゃないかな.
で、肝心の議論の決着はどーなった? (スコア:0)
報道の着目点が収支に移ってるってことは、その辺はもう誰も気にしなくなっちゃったんすかね。
Re:で、肝心の議論の決着はどーなった? (スコア:2)
この規模の図書館で
「図書カード登録者の内訳は市内35.1%、市外36.7%、県外28.2%とのことで、市外からの利用者が過半数となっている模様」
というのはどうなんだろう?
勝負は2年目の気がしますけどね。
あと,図書館は,課題とかの調べ物とかその場でするのも目的の一つであって,
本のレンタルサービスだけではない。そういった空間は確保されているのであろうか?
Re:で、肝心の議論の決着はどーなった? (スコア:1)
>武雄市図書館の姿は公共図書館のありかたとして是か非かといった議論があった気がしましたが、そういった議論は結局どーなっちゃったんですかね。
CCC社長が
「要するに「図書館なんてものはない」と。名前は図書館だが、本のレンタル屋だ。」 [globis.jp]
と言ってるくらいなので、非で決着でしょ?
Re: (スコア:0)
まあ、人がたくさん来てにぎわって経済効果もあるとなりゃ
地元としては大成功としか言いようがないよね。
外からごちゃごちゃ言ってもなんにもならん。
Re: (スコア:0)
非でしょ。開架書架へのアクセスがあれ [srad.jp]じゃあねぇ。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
改善されてるの?
市側の目的ってなに? (スコア:0)
比較する数字もいろいろおかしいだろ
と思ったが、
>>図書貸し出し数は54万5324冊で、11年度同期の1・6倍
ってことだから、まあ成功してるのかな?
Re: (スコア:0)
「市」の目的なら、利用者のサービスを低下させずに経費節減です。
利用者が増えた。ゆえに、不便にはなってないはず。
以前の運営費より、委託費の方が安いのは、元々そういう設計、
目論み通りの大成功でしょう。
設備の改修費を出しているとか、CCCが赤字を出しているとか、
以前なら図書館でお金を使わなかった利用者の出費だとか、
そういう風にお金を注ぎ込むと、ちゃんと結果も返ってきたということです。
お金を注ぎ込んでも、結果が何だかのという案件ばかり見ていると、新鮮ですね。
Re: (スコア:0)
開架書架が危険で使い物にならないから、図書貸し出し数が増えたとも。
閉架書庫化の方が経費節減になっているなら、市の思惑通りでしょう。
Re: (スコア:0)
利用者ってスタバに来ただけの人やTSUTAYAに来ただけの人もカウントしちゃダメでしょ。
#元々そうやって効果を水増しする設計なので、目論見通りなんでしょうがw
Re: (スコア:0)
委託費は以前の運営費より増えてるでしょ?
Re: (スコア:0)
市内の貸し出しは減ってるので、どうなんでしょうね。
CCCは悩まないかもよ? (スコア:0)
プロ野球球団のほとんどが赤字(※)であっても球団を維持しているのと同様に、CCCとしては「名前が売れればいいや」「公的機関への協力をしているという名前だしステータスアップにもなるね」「社会貢献をしているイメージも作れるし」という感じで広告宣伝費的な扱いをするかもしれませんよ。
件の店舗の位置づけや、CCCの株主構成がどうなっているのかは知りませんけど、通らない話ではない気がします。
※ 球団単体で黒字のところは全12球団中2~3球団と言われています。
Re:CCCは悩まないかもよ? (スコア:1)
※ 球団単体で黒字のところは全12球団中2~3球団と言われています。
古すぎないデータでまとめてあるサイトがあったので貼っておきます
http://baseballstats2011.jp/archives/36881229.html [baseballstats2011.jp]
Re: (スコア:0)
(#2574750)ですが、参考になります。ありがとうございます。
逆に球団単体で赤字のところは全12球団中2~3球団ですか。でもよくてトントンなので事業としてはほとんどOUTですね。
ほとんど固定費だから、スケールメリットもなにもないのか。考えてみれば当たり前ですが。
リンク先は採算性を高めて独立性を高めろという論旨っぽいんですが、そういう意見って多いのかな。
#サッカーなんかでも
それって世知辛い現実への対処をスポンサーから球団自体に移すだけのような気がするけど。
オフトピもいいところですが。
Re:CCCは悩まないかもよ? (スコア:1)
むしろ黒字になったら市民の税金も投入された施設で儲けやがってとか言われかねないので、
わざわざ赤字に操作したのかもしれませんよ。
Re: (スコア:0)
>※ 球団単体で黒字のところは全12球団中2~3球団と言われています。
言われています。という話にこれもまた裏付けのない個人の偏見の話で申し訳ないけど、
黒字のところは親会社もそれなりに順調、赤字のところの親会社は青息吐息だったりしたら、ままならんもんだなあと思います。
意外と逆なのかもしれませんが。投資額を小さく事業規模をミニマムにした方が採算が合うとか。
というか、球団事業って本質的に単体で採算が合うものなのだろうか?
Re: (スコア:0)
T-CARDによる貸し出し履歴という個人情報が、大きな成果では?
図書館の利用履歴なんて他じゃ得られないでしょ?
Re: (スコア:0)
本を買わない人の個人の嗜好の情報集めても大して役に立たないような気もします。
Re: (スコア:0)
自前で使うのではなく、そういう情報が欲しいところに売るんじゃないでしょうか。
Re: (スコア:0)
今までの本を買った人のデータと今回の本を借りる人のデータがあると
それを比較する事で需要掘り出しのヒントにはなるかもしれない。
まあなんだ、ビッグデータ舐めんな、って事だ。
で、ビッグデータって何?
Re: (スコア:0)
市長自ら「利用者の目標は100万人」と語っていた [libraryfair.jp]のにそれ未満の利用者数で「客が多すぎて」赤字というのは、意思疎通が上手くいっていないのか、CCCに見積もり能力がないのか、100万人という目標がデマカセだったのかどれなんですかね。
Re: (スコア:0)
施設規模が約30000人/dayに耐えきれるものだったかどうかは甚だ疑問ではあるが…
まずどこから「年間100万人」という数字を算出したのかが疑問。
公立の施設で (スコア:0)
運営委託しているのと何が違うのかと
行政サービスなんてどこも大きく変わらないので
もっと激しく踏み込んでもいいのでは?
それで (スコア:0)
誰か不幸になった?
反対派は目論見が外れてしょんぼりぐらい?
Re:それで (スコア:2)
反対派の目論見ってなんだろう
Re:それで (スコア:1)
来館者が増えたわりにスタッフの人数が足りていないどころか、司書さんがスタバ関連の面倒まで見る羽目になって、図書館本来の業務に手が回っていないという話はありますね。図書の整理が雑とか、レファレンスカウンターがろくに機能してないとか。
Re: (スコア:0)
著作権者
あああ (スコア:0)
普通の図書館運営だったとしても赤字なんだし公共インフラとしてみたら別に仕方が無いんじゃね
Re: (スコア:0)
俺もそう思った。
図書館単体で考えた場合、金を生むサービスでは無いからね。
公共サービス全般だけど、利便性を高めれば高める程、
出費がかさむ。それが、CCCが入る事で抑えられて、且つ
多くのユーザーから見て利便性が上がっていれば成功だと思う。
一部のヘビーユーザーなんかの戯言は無視で良いと思うw
Re: (スコア:0)
CCCが赤字なんだぞ
しかも、どこをどうみたら利便性の話なんか出てくるんだよ
Re:赤字なら潰せ (スコア:1)
公共の福祉の方が個人や企業の権利よりも上なので、議論するなら著作権者や出版社の利益を減らすだけだからというのでは駄目で、
図書館で公開しても公共の福祉に(それほど)寄与しないという方向でないと。