Appleはオープンソースコミュニティを支援していない? 67
フリーライダー 部門より
Appleは世界でもっとも企業価値の高い会社の1つであり、豊富な資金を持つことでも知られている。こうした富と名声にもかかわらず、AppleはライバルであるGoogleやMicrosoft、Samsungなどと異なり、オープンソースコミュニティへの貢献度は低いようだ。Tim CookがCEOに就任してから今までの3年間、Appleがコミュニティに与えた影響はまばらなものだったという(ITWorld、slashdot)。
たとえばMac OS XにはApache Software Foundation(ASF)傘下にあるソフトウェアが含まれているが、財政面でのASFへのサポートはなかった。いっぽうライバルであるGoogleとMicrosoftは年間10万ドルの貢献を行い、ASFのプラチナスポンサーとして名を連ねている。ASFの広報担当であるSally Khudairi氏によれば、AppleがApacheに財政的援助を提供したという記録は見つけられなかったという。ただ、Appleに勤める従業員個人による支援は頻繁にあるという。
また、AppleはかつてApache関連のイベントであるApacheConのスポンサーに名を連ねていたことがあったが、2004年以降はまったく音沙汰が無いという。