パスワードを忘れた? アカウント作成
10995387 story
原子力

福井地裁、「危険あれば当然」大飯原発の再稼働認めず 233

ストーリー by hylom
危険の可能性が1%でもあればNGか 部門より
masakun 曰く、

大飯原発3・4号機の再稼働差し止めを求めていた住民訴訟で、福井地裁は「運転してはならない」との判決を下した(ロイターの記事)。

判決によると、「原発の稼動は電気を生み出すための一手段たる経済活動の自由に属するが、憲法上は人格権の中核部分よりも劣位する」と指摘。原発について「存在自体が憲法上容認できないというのは極論だが、具体的危険性があれば、差し止めが認められるのは当然」「大飯原発には1260ガルを超える地震は来ないと確実な科学的根拠に基づく想定は本来的に不可能」とした上で、同原発の安全性について「確たる根拠のない楽観的な見通しのもとに初めて成り立つ脆弱なもの」と結論づけた。

福島の事故を教訓に様々な安全対策が講じられつつあるのに、福井地裁が求めているのは確たる根拠のない安全神話のようだ。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 原告側の弁護士が掲げた垂れ幕 [msn.com]がダサすぎて…
    なぜ創英角ポップ体なのか。判決よりもそっちの方が気になって仕方がありません。

    --
    一人以外は全員敗者
    それでもあきらめるより熱くなれ
  • その憲法に (スコア:5, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2014年05月22日 14時14分 (#2606520)

    確たる根拠のない楽観的な見通しのもとに初めて成り立つ脆弱な条文があったような……

  • by amay12 (45809) on 2014年05月22日 15時24分 (#2606619) 日記

    http://www.cnic.jp/5851 [www.cnic.jp]
    報道による判決の抜粋から再構築した、妄想上の判決に基づく投稿が多いので、貼っておきます。

    • by Anonymous Coward on 2014年05月22日 16時00分 (#2606662)

      "施設の損傷に結びつき得る地震が起きた場合、速やかに運転を停止し、運転停止後も電気を利用して水によって核燃料を冷却し続け、
      万が一に異常が発生したときも放射性物質が発電所敷地外部に漏れ出すことのないようにしなければならず、この止める、冷やす、
      閉じこめるという要請はこの3つがそろって初めて原子力発電所の安全性が保たれることとなる。"

      止める、冷やす、閉じ込めるをしなければ安全性が保たれないとしたところは評価したいな。
      止める→安全という認識になっている方々がいるから。

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2014年05月22日 14時18分 (#2606529)

    原発事故の後で出てきた東電の釈明が「想定外」の単語の
    オンパレードだったから、今回の判決は仕方がない。
    もう原発事故で「想定外でした」とはいわせない、と。

  • …少なくとも、そういう人がそれなりの数いる、と。

    • by Anonymous Coward on 2014年05月22日 14時13分 (#2606519)

      「どんな規模の地震が起きても壊れない!絶対安全だ!」って言い張るのと、
      「1260ガルを超える地震は来ない!絶対安全だ!」と言い張るの、
      どちらがマシなんでしょうね。

      福井地裁的には、「1260ガル」という想定規模に不満があり、この規模の地震の発生は十分想定される、という判断のようだけど。

      ①我が国において記録された既往最大の震度は岩手宮城内陸地震における4022ガルであり、1260ガルという数値はこれをはるかに下回るものであること、
      ②岩手宮城内陸地震は大飯でも発生する可能性があるとされる内陸地殻内地震であること、
      ③この地震が起きた東北地方と大飯原発の位置する北陸地方ないし隣接する近畿地方とでは地震の発生頻度において有意的な違いは認められず、若狭地方の既知の活断層に限っても陸海を問わず多数存在すること、
      ④この既往最大という概念自体が、有史以来世界最大というものではなく近時の我が国において最大というものにすぎないことからすると、1260ガルを超える地震は大飯原発に到来する危険がある。

      親コメント
      • ワットは蒸気機関の高圧化に強く反対していたそうですが、私はガソリンエンジンに対して高圧で動作するから危険だという人は聞いたことがないです。
        で、それは絶対に安全な機関の開発でできた状況じゃないんですよね。

        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2014年05月22日 14時27分 (#2606542)

        あれ、地裁のいうこともっともじゃね?

        親コメント
      • 岩手宮城内陸地震の 4022 ガルを一つの基準と考えて、5000 ガルを想定した物を作ったら、コストはどの位膨らむのかなぁ。

        ただ、素人考えだけど、ガルの値って地盤・地質によって大きく変わりそう。日本のどこかで 5000 ガルの地震が発生する事があるとして、じゃぁ、大飯原発の場所なら最大はいくらになるか、というのが計算できれば、1260 ガルを超える地震が「十分想定されるかどうか」も分かると思うんだけど、「過去の実績がこうです」だと、今は説得力が弱い感じがしちゃうからなぁ。

        親コメント
        • by JULY (38066) on 2014年05月22日 15時33分 (#2606634)

          もうちょっと調べてみた。

          「4022 ガルという記録があるんだから、どんな場所でもこの数値が基準だ」とは言えない気がするなぁ。

          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2014年05月22日 16時41分 (#2606702)

            > 女川原子力発電所2号機基礎版上の3方向の値を単純に合成すると、910 ガル

            これは 地盤良好な場所に建てられてる筈の原発基礎盤で10年単位の短い観測期間で *既にこういう大きさの地震動が観測されている*  という事実ですね。幸いなことに過酷事故には繋がりませんでしたが。

            そもそも 1260ガル というのは、関西電力が本裁判に提出した資料で曰く、

            「耐震裕度が1.80Ss 以上または許容津波高さが 1 1. 4m 以上の領域で、は,炉心にある燃料の重大な損傷を回避する手段がなくなるため,その境界線がクリフエッジとして特定された。」(判決文OCRより引用)

            で Ss=700ガルの1.8倍として出てきた値です。
            超えると 「燃料の重大な損傷を回避する手段がなくなる」と *関西電力自身が認めた* 値なのです。
            それを超えたら 過酷事故不可避な値 な訳です。

            で、910ガルというのは1260ガルの7割超える値ですが、こういう揺れが *実際の原発で観測された実績* がある、原発以外の場所で4022ガルという記録がある、というときに、

            >「4022 ガルという記録があるんだから、どんな場所でもこの数値が基準だ」とは言えない気がするなぁ。

            というのは、まぁ、原発サイトでは(強固な岩盤の上に建てられていることになってますので)多少は割り引けるのかも知れません。10%や20%は割り引いて0.8掛けて3200ガルと計算してもいいのかもしれません。

            しかし、その割引率というのは *確実な値として* 68%を超える、つまり地震動に0.31掛けできる、と主張できるのでしょうか?
            さもなければ GO/NOGO 判断としては NOGO にならざるを得ない、と考えますが。

            親コメント
            • で Ss=700ガルの1.8倍として出てきた値です。

              その 700 ガルは、水平方向の値みたいですね。関西電力㈱大飯発電所3号機及び4号機の安全性に関する総合的評価(一次評価)に関する審査書 [meti.go.jp](PDF)の 18 ページ目(PDF 上は 19 ページ)に、

              Ss-1(最大加速度:水平700 ガル、鉛直468 ガル)については、検討用地震に対する応答スペクトルに基づく地震動評価の結果から、これらを包絡するように策定されている。

              と書かれています。だとすれば、先の女川原子力発電所2号機の記録で水平方向だけで合成値を計算すると、832 ガルになるので、大飯の 700 ガルと比較する値は 832 ガルになると思います。

              で、4022 ガルの記録は全方向合成なので、水平方向だけの合成値は、もう少し小さくなるでしょう。細かい話ですが。

              まぁ、原発サイトでは(強固な岩盤の上に建てられていることになってますので)多少は割り引けるのかも知れません。10%や20%は割り引いて0.8掛けて3200ガルと計算してもいいのかもしれません。

              東日本大震災の時の栗原市の記録が 2933 ガルで、これが全方向合成の値だとして、その時の女川原子力発電所は 910 ガルだったので、単純に考えれば 1/3 以下です。同じ地震で、しかも、女川原子力発電所の方が震源域に近いのに、です。

              という事は、「どこかで 5000 ガル」を想定しても、地盤や地下構造によっては、かなり割り引ける感じはします。大飯の水平方向 1260 ガルが妥当かどうかは分かりませんが(ド素人の個人的な印象としては不十分に感じますが)、4022 ガルという数字を持ちだして不十分、というのは、ちょっと科学的ではない印象を受けました。

              ただ、「じゃぁ、地盤や地下構造調べて、妥当な数字を計算すれば」と言っても、「それが確実に計算できるのなら苦労しない」なのかもしれませんが。

              親コメント
        • 逆?に、1260ガルなら大して壊れないから安全、4022ガルだとさらにこの辺が壊れるけどまだまだ、5000ガルだとここまで逝っちゃうけどまぁなんとか…みたいなシミュレーションは、そんなに難しくないと思うんですけど、どうでしょう
          どの道、最高裁まで行くこと確定な案件ですし、その数年間に安全審査の結論や政権・政策の変化もあるでしょうから、むしろ今後に注目したいと思っています

          親コメント
      • >福井地裁的には、「1260ガル」という想定規模に不満があり、この規模の地震の発生は十分想定される、という判断のようだけど。

        公開されている判決文 [www.cnic.jp]を読んでみると、そんなニュアンスのことも書いてありますけど、いやいや実は関電提出の「1260ガル」という規模ですら耐震性に疑問を呈している有様。

        以下に原文から引用します。

        本件ストレステストによる評価は、机上の趣味レーションにすぎず、シナリオや入力値次第でいくらでも恣意的に導くことが可能である。このようなストレステストは、原発施設の弱点や改善のためのツールとして利用することはできても、絶対的な安全評価をできるものではない。また、シミュレーションに当たってイベントツリーによる事象経緯の詳細なシナリオが用意されているが、設計基準内評価に基づくもので、そこに「想定外」の入り込む余地はない。事故の要因となる「人的ミス」「見えない欠陥」、「不運」は含まれていない。過酷事故の過程には、人間による瞬時の判断に委ねざるを得ない場面が多くあるが、その判断までイベントツリーに組み込むことは困難である。(延々と続くので省略)
        本件原発が700ガル以上1260ガル未満の地震動に遭遇した場合、被告の収束シナリオが失敗し、炉心損傷に至り、放射性物質が環境中に放出される危険性は否定できない。

        こんな判決を下す裁判官では、たとえ800,000ガルに耐えられるデータを示したところで、同じことだと思いますけど(笑)

        --
        カルマ:たっぷり
        親コメント
    • 神話じゃダメなのにねー

      ん十年に致命的な事故を起こすかもしれないけどそうならないように対策も重ねて
      常日頃の技術開発を進めます

      ってのか

      そんな致命的な事故は起きないけど為替や原油価格の影響を受けやすいですし
      シーレーンの確保ももちろん重要でいざとなったら(以下略

      さあ、今夜のご注文はどっち?

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2014年05月23日 11時50分 (#2607278)

        安全神話を望んでいるのは国民の一部でしかない、原発賛成派の中で原発政策を盲信する人や原発関係者だけです。
        ほとんどの国民は、原発賛成派も反対派も含め、最低限でも神話ではない確実な安全を望んでいるわけで、地裁判決もそれに沿った妥当なものです。

        ようわからんけど、原油価格とかシーレーンの安全が心配というくせに、原発の安全はいい加減にしておくというのは矛盾してますよね。
        原発の安全を完璧にしたら、さらに放射性廃棄物の処理私設が完備できたら、実は原油価格とか天然ガスの上下なんか吹っ飛ぶくらいの高コストになるんじゃないかと。

        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2014年05月22日 13時58分 (#2606504)

    裁判官が現行の基準に不満があるのなら、
    どのくらいの天災がきても耐えられれば良いかの基準を示していただかないと無責任・・・

    専門家じゃないからわからない?
    ならばなんでわからないものをわからないまま判決をだすの?

  • by Disca (7279) on 2014年05月22日 23時35分 (#2607018) 日記
    当方の立場は置いておき、
    最高裁事務総局は極めて閉鎖的な官僚組織であり、
    政府の方針に異論を唱えるような判決を嫌いますから、
    報復人事覚悟なんだなと。
  • 1260ガルを超える地震が来たら、すぐ原発は壊れるのか、いや3年前の福島第一ですらそうではなかった。

    東京電力(株)・福島第一原子力発電所事故:専門家インタビュー:奈良林 直 氏(テキスト) [jaero.or.jp]

    具体的にいいますと、1号機、2号機、3号機については地震の後、特に外部電源のいろいろな受電設備が地震でやられた、碍子などが壊れた、といったことがあり、外部電源が喪失しました。ところが、間髪を入れず非常用ディーゼル発電機が起動していました。それで1号機、2号機、3号機は、津波がきて電源が失われるまでは、記録紙にしっかりとした記録が残っています。

    その記録を見ると、原子炉、格納容器の圧力、温度などから見ると、格納容器内の高圧の配管が破断する冷却材喪失事故と呼ばれるような事象は全く起こっていません。

    --
    カルマ:たっぷり
typodupeerror

※ただしPHPを除く -- あるAdmin

読み込み中...