
電気自動車用の航続距離を大幅に伸ばすバッテリー「aluminum-air」を使用したデモ走行がカナダで実施される 57
ストーリー by headless
距離 部門より
距離 部門より
eggy 曰く、
イスラエルのPhinergy社はリチウムイオンバッテリーと組み合わせることで電気自動車の航続距離を1,600キロメートル伸ばすことができるというバッテリー「aluminum-air」を開発している。同社は先日アルミニウムメーカーAlcoa Canadaと共同で、aluminum-airを搭載した電気自動車のデモ走行をカナダ・モントリオールで行ったそうだ(CBC Newsの記事、 本家/.)。
aluminum-airの大半はアルミニウムでできており、空気中の酸素とユーザーが補給する水により酸化してアルミナになる際のエネルギーを取り出すのだそうだ。ただし、アルミニウムの表面にアルミナの層ができると化学反応が止まってしまうため、電解液で溶かすことで連続的に電力を取り出している。aluminum-airを簡単に充電することはできないが、リチウムイオンバッテリーの補助バッテリーとして使用する場合は1年に1回程度の交換で済むという。また、化学反応に必要な水は水道水を使い、1~2か月に1回程度補給すればよいとのこと。
電気自動車の普及を妨げている要因に、航続距離の問題がある。現在、1回の充電で走行可能な距離は日産リーフで135キロメートル、Tesla Model Sは480キロメートルとなっている。Tesla Model Sに搭載されているバッテリーは計500キログラムを超えるとみられるが、aluminum-airなら100キログラムで3,000キロメートルの航続距離が実現できる。aluminum-airを併用することで航続距離の問題を解決することができるため、電気自動車の普及に大いに役立つのではないかとのことだ。
燃料は水(ただし・・・) (スコア:5, 参考になる)
見飽きた
水とアルミニウムで高効率の燃料電池 [srad.jp]
水だけで永遠にエネルギーが取り出せる、超画期的なシステムが登場-? [srad.jp]
「水を入れると発電開始」という超小型燃料電池、実用化へ [srad.jp]
これも (スコア:1)
燃料は水(ただし・・・)
人間の尿で携帯電話のバッテリーを充電 [srad.jp]
尿から動力を得るロボット「EcoBot」 [srad.jp]
Re:燃料は水(ただし・・・) (スコア:1)
こいつは一応電池交換も想定した一次電池として宣伝してるようだから勘弁してあげて…
動作環境の制約が多い (スコア:2, 参考になる)
空気電池と総称されるもので、補聴器などのボタン電池として使われてますね.リチウムイオン電池の10倍近い電力密度があるのでEVへの応用は話題になりますが、基本的に充電が出来ないうえに、動作温度の制約が厳しいので大容量の実用化にはほど遠いのが現実.でも、応急タイヤのようにリチウムイオンの補助というか緊急用として搭載しておいて、注水だけで動作するのであれば是非実用化してほしい.
Re:動作環境の制約が多い (スコア:1)
おお!空気電池か!やっと理解できた。
wikipediaの「空気電池」「空気アルミニウム電池」のページに、
実用化への課題も書いてあった。
課題を全部解決したわけではなさそう。
日本はリチウム空気電池を押しているのかな?
Re: (スコア:0)
なのをある程度実用化に目処を付けたというニュースでは。
簡単に充電することはできない (スコア:0)
というのは、電気自動車の充電インフラでは充電はできないという意味でいいのだろうか。
電気が切れたら交換するバッテリーと言うのは、全然問題無いと思う。2個乗っけて片方ずつ交換すればいいんだから。
バッテリー1個で3000km走れるなら、せいぜい月1回交換すればいい。充電不可でも十分に思える。
リチウムイオン電池外してこれ2個載せればいいのにと思った。
そういう使い方ができない理由があるのだろうか?
充電には電解精錬が必要では? (スコア:2)
取り出している電力は溶融塩電解精錬の時に投入された電力でしょう?他の方も指摘しているように「電気の缶詰」なんだから。
富山あたりにアルミサッシメーカーがあるのは、黒部川に代表される水力発電の電力を使えたから。水力発電で電解精錬したら再生可能エネルギーかもねー(棒)
私の知る限り、そういう「バッテリー」を「一次電池」と呼びます。代表格は乾電池ですね。
さらに蛇足ですが、充電できない一次電池しか積まないと電力回生ブレーキが使えないので、エネルギー効率が極端に悪くなります。ル・マンにも出るTS-040 [toyota.co.jp]ではキャパシターを使いますが、民生用には体積エネルギー密度が十分ではなかったはず。
Jubilee
Re:充電には電解精錬が必要では? (スコア:1)
たとえ一次電池でも、アルミ自体が十分軽くて安定なら、有望に思えるが。電気自動車の主な問題点は距離とバッテリーの重量自体によるエネルギーロスに依るのだから。今まではパラジウムに水素を吸わせるとかいう話をしてたわけで。
Re:充電には電解精錬が必要では? (スコア:1)
ゼンマイを組み込めばいいんじゃないか?
減速時にゼンマイを巻いて、加速時に利用すればいい。
Re: (スコア:0)
機械式エネルギ回生装置ってのがあります。ゼンマイではなくフライホイールに貯めるんですが。
F1用に開発されていましたが実車に搭載されたのはなかったと思います。
Re: (スコア:0)
もっと都合の良いキャパシタって物が有りますよ。
Re: (スコア:0)
切れたら交換するってことは、でっかい電池を積んでるだけでは
充電というより、電解液に溶けたアルミナを再製錬してアルミに戻すだけなのでしょう。
そんな電力は一般家庭にはきっとないよ。もちろん装置も。
ふつうにリチウムに充電するよりコストがかかるんだと思う。
Re: (スコア:0)
すぐに思いつくのは
・長距離走行を予定していても満タンにできない
・補助動力としての使い方を想定していても1ヶ月に1回水道水を補給する必要があるのならば、長距離走行時にはより頻繁な補給が必要である
・コスト (http://www.japanmetaldaily.com/market/list/ 見て換算すると8円/kmが最低でも必要でハイブリッドのガソリン車には負ける)
あたりですかねぇ。コストは特に燃油税の安い国では大きな問題になると思います。量産しても原料より下げるのは難しいし。
Re: (スコア:0)
電気自動車は時間かけて充電するよりも、
ガシャコンと交換する方がよいと思います。
Re: (スコア:0)
で、何ぞの時に25%消費したら安全の為に交換しますか?まだまだ使えますよね、では40%(残60%)で交換しますか。
固体一次電池モジュールって、そこが難しいのですよね。
序でに今日本でアルミの精錬ってやってましたっけ?
Re:簡単に充電することはできない (スコア:2)
1箇所だけ、安価な水力発電の電力を使えるところが国内のアルミ精錬を細々と続けていたじゃん、と思って念のため確認したら、この3月で閉鎖してたんですね。知らんかった。
日軽金、アルミ製錬撤退 国内唯一の拠点を3月末で閉鎖 [nikkei.com]
Re: (スコア:0)
回生ブレーキで回収した分のエネルギーを加速に使う、といった用途には充電できるバッテリーが必要ですね。
これで航続距離が違ってくるように思えます。
空気アルミニウム電池
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%BA%E6%B0%97%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%8... [wikipedia.org]
要するにこれは乾電池とみた。
Re: (スコア:0)
一次電池といいたい?
#液体の電解液がジャブジャブいってるので当然ながら「乾電池」ではない。
Re: (スコア:0)
おそらくalu.-air電池の発電コストは結構高いんじゃないかな。だから補助。
あと酸化反応で発生する熱による発電ってことは、発電能力の負荷追従性が
かなり低くてバッテリーの補充電ならともかく主電力として使おうとすると
大型化してかつかなりロスが出るんじゃないかと予想。
Re: (スコア:0)
> あと酸化反応で発生する熱による発電ってことは
ハァ?
何でそんなまどろっこしいことせにゃならんのだ。
Re: (スコア:0)
aluminum-air。十年前、イスラエルの片田舎の粗末な研究室で、五人の科学者がある発明をした。それは完全リサイクル、絶対無公害の画期的エネルギーシステムであった。陸に、空に、海に、平和に、そして戦争に、工場に、オフィスに、個人に、おおよそ考えられる限りのエネルギーは、瞬く間に置き換わり、石油資源の浪費は終わり、全ての原子炉は解体の道を歩んだ、今や空気や水と同じように、この地上に存在するそのシステムは主要素材の名をとって、aluminum-airと名付けられた、しかし・・・
アルミニウム (スコア:0)
そのアルミニウムを作るのに大量の電気を使うわけですね・・・・
まあ、電気自動車という概念そのものが、個別に化石燃料を使うのではなく、効率よく作られた電気を使用する(あわよくば化石燃料を使わずに)ってことだから、外れてはいないんだろうけど
Re:アルミニウム (スコア:1)
“電気の缶詰”アルミニウムを簡単に開けられる缶切りができたってだけでも十分進歩では?
Re:アルミニウム (スコア:2)
果物(クエン酸)で電気を起こすデモンストレーションでは、今どき陰極にスズとか亜鉛使うのもアレなので、アルマイト処理されてない無垢のアルミ板使うのはよくある事。
Re:アルミニウム (スコア:2)
違うんじゃないですか。アルミニウムの酸化反応で電力を取り出すなら燃料電池の一種のように思いますが。
Re: (スコア:0)
空気電池らしいです
Re:アルミニウム (スコア:2)
Re:アルミニウム (スコア:3)
でもって毎度の事だがガルバニ電池とイオン化傾向って高校の文理共通の理科の範囲だろうがっっっ!!!
勘弁してよホントに。
Re: (スコア:0)
燃料電池はガルバニ電池、銅と亜鉛の代わりに、燃料と酸素を使うだけ、
Re:アルミニウム(オフトピック失礼) (スコア:2)
「普通のガルバニ電池」と言われて燃料電池を含みますか? または燃料電池が「普通のガルバニ電池」なら「普通じゃないガルバニ電池」って何ですか? もちろん「普通」「普通じゃない」とか「典型的な」「非典型的な」などの区別は曖昧なので、私が間違っていたらすみません。
個人的には「進歩も何も、」とか言う方が「勘弁してよ」という感じなんですが、完全な主観ですしね。
Re: (スコア:0)
燃料電池(空気電池)
っていってるあたりで既に大馬鹿さらしてる
Re: (スコア:0)
ガルバニ?
ガールズ&バニなんとかってあったっけ?
と考える人しかいません
Re: (スコア:0)
ひょっとしてこいつ、アルミと水から水素発生させてそこから発電してると思ってる?
バカ丸出し。
Re: (スコア:0)
太陽電池などを除外すれば、ほとんどの電池が電極材(燃料電池は水素)の酸化還元反応を利用しているので、アルミニウムの還元に電気などのエネルギーが要るのは当然ということで。
現在の二次電池電気自動車の充電には結構な時間と充電設備が必要なのに対して、ガソリンスタンドならぬ電気スタンドに立ち寄って、電極材(アルミニウム)を交換しながら延々と長距離を走る、ということが将来は可能になるかもしれない。
ただ、電気自動車(モーター)の効率は内燃機関に比べてとても良いものの、現状のアルミ精錬プロセスでは、総合的なエネルギー効率はあまりよくない気はします。そのあたりがクリアできれば結構良いニュースかもしれません。
Re:アルミニウム (スコア:1)
エネルギー効率はともかくとして、砂漠のような広大で不毛なところで太陽電池敷き詰めて、お天気任せで発電して、アルミを精錬。そのアルミを出荷、というプロセスは、ありうるのかな。少なくとも、太陽光発電の不安定さはあまり問題にならなさそう。
この場合、アルミでなくて水素つくるってのもありですが、どちらが効率いいんだろう。
Re:アルミニウム (スコア:2)
これがダメ。それなりの規模の金属溶解設備ってのは予熱と除熱に結構な時間を食うし、操業中に停電して湯を中で固めたりしたら大惨事だ。
大問題だね。
Re:アルミニウム (スコア:1)
まあ、工場操業用のキャパシタと緊急時燃料(発電)を備蓄して、ですかね。
夜間はそれこそ、一旦つくったアルミでアイドリングさせるとかかなー。(ここまでただ想像でしかないです。)
生産に使う電力より、太陽光発電の発生する電力が十分に大きければ、部分的には意味あるかな...。
# 安定で定常的に生産、しかも大量、というのはさらにもう1つくらいブレークスルーが必要そうですが、まったく無理ではないかな、くらいですね。
M-FalconSky (暑いか寒い)
Re: (スコア:0)
Re:アルミニウム (スコア:2)
Re: (スコア:0)
電解ならば途中で止めればいいじゃん・・・って思ったら溶融塩電解なのね
Re:アルミニウム (スコア:1)
電極だけ交換なんて面倒なことするくらいなら、電池まるごと交換した方が簡単だと思いますけど。
規格化された電池ユニットを床下またはトランクから取り出して、充電済ユニットと交換する作業と想定すると、フォークリフトと似た仕掛で済むと思う。
# 電池内部に不純物が入る可能性のある作業は危ないし。
# 電池が炎上したり破裂したりするのは避けたい.
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re:アルミニウム (スコア:1)
エネルギー効率は悪いのですが、アルミは輸入できるため海外にある水力発電所の安い電力が使えます。
ただホール・エルー法による精錬は一酸化炭素を発生させるのでCCS [wikipedia.org]でもしないとカーボンフリーにはできないでしょう。
# まあ発生量は気にするほどでもないと思いますけど
Re: (スコア:0)
元々風力発電や太陽電池発電の余り電力の使用法として、アルミニウムやマグネシウムを作って置くってのが有ったけど、その応用みたいなもんとしては使えるかな?
でも車で使うのには向かないね。
昔のプロパンガスみたいな感じで家庭に電気を届けるとかの用途なら、そこそこ行けそうにも思えるが。
なんかえらい言われよう (スコア:0)
みんなが言ってるとおり、
アルミニウムを酸化してエネルギーを取り出す一次電池そのものなわけで、そうでないとはどこにも書いてない。
かつて出た、水で発電するとかの詐欺発明と同じような仕組みだけど、
ここではエネルギー詐欺じゃないんだからそう叩かなくても。
強アルカリ (スコア:0)
ネックは電解液が強アルカリである点かな
Re: (スコア:0)
水電池と言われるものの一種でしょうか。
水を入れないと劣化が遅くなる乾(?)電池ありますよね。
保険としての電池なら、
普段は水を入れずに別にタンクに入れておいて、
リチウムバッテリーが上がったら水(と電解液?)を入れて使うほうが劣化を防げていいように思えます。
まあコスト的に、劣化より分離するコストの方が高ければあまり意味は無いですが。
Re: (スコア:0)
素直に発動発電機載せとけよ。普通みんなそうしてるだろ。
Re: (スコア:0)
まずは、中学に戻って理科の勉強をやり直して来い。用語の使い方がぐちゃぐちゃで、何を言いたいのか分からん。
Re:オフとびだけど太陽励起レーザー+マグネシウムはどうなった。 (スコア:1)
古河電池が出展してた
スマホを30回充電できるマグネシウム電池、太陽炉の実証実験も始まる (1/2)
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1403/04/news032.html [itmedia.co.jp]