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テクノロジー

IBM、シナプスのように働くコンピュータチップを発表 27

ストーリー by hylom
電子脳は実現できるか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

8月7日、IBMが「神経細胞のシナプス」のように働くコンピュータチップ「SyNAPSE」を発表した(CNET@IT)。

このチップは郵便切手サイズで、プログラム可能な100万本のニューロンと2億5600万のシナプスを備え、1Wの電力で1秒間に460億回のシナプス動作を行うという。現在広く普及しているノイマン型コンピュータとはまったく異なるアーキテクチャを採用しており、スケーラビリティにおいては実質的に無限の拡張性を持つという。一方でアーキテクチャが異なることから、その利用にはプログラミングモデルそのものから学習する必要があるとしている。

@ITの記事によると量産化の目処も立ったとのことで、今後これを搭載した製品が登場する可能性がある。

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  • 昔、sparsEngineの拡張ガードが出たみたいに、これも拡張カードが出るのでしょうか。
    数万円ぐらいで、開発ツールが使いやすくて、テキスト処理用の機械学習に使えれば、OA分野でちょっとした革命が起きるかも。

    • by Anonymous Coward

      エクセルに便利そうなチップですね

    • by Anonymous Coward

      IBMは将来的にノイマン型との統合を進めて人工知能にアプローチするとのことです。
      人工知能できたら「ちょっとした革命」どころじゃない。
      移行期間として拡張カードみたいなのはあるかもしれませんが。

  • by Anonymous Coward on 2014年08月12日 16時50分 (#2655419)

    鬱病チップや糖質チップの対応に追われる日も近いかも?

    • by nemui4 (20313) on 2014年08月12日 17時55分 (#2655454) 日記

      そこでカウンセリングチップが活躍しそう。
      #まずは人に

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      酩酊プログラムとか幻覚プログラムとか覚醒プログラムの作成キットが出回り、
      計算結果を見て「こいつラリっているんじゃねーの?」と言う日が来るのか

      • by Anonymous Coward

        いや、両親回路でしょう。

        • by Technobose (6861) on 2014年08月12日 18時38分 (#2655489) 日記

          >両親回路

          「ばっかもーん、吐くほど飲むやつがおるかっ」と叱ってくれる回路でしょうか。

          親コメント
        • by w1allen (21025) on 2014年08月12日 21時03分 (#2655583)

          無粋だけれど、わからない人のために解説します。
          「良心回路」ね。
          石ノ森章太郎のキカイダーっていう漫画があって、その主人公キカイダーにはめられた、一種のリミッターみたいなものです。
          テレビのヒーローものを観ていた世代だけれど、その後原作のラストを読んで、ショックを受けました。素晴らしいラストだと思います。

          親コメント
  • by jizou (5538) on 2014年08月12日 19時13分 (#2655509) 日記

    無限の拡張性のところでひっかかったんですけど、複数チップを使った場合のインターコネクトはどうなってるんでしょうね。
    ニューロンが発火する情報をやり取りすると、とたんに消費電力が上がりそうな。
    人間の脳のが140億個のニューロンらしいので、14000個をつないだ評価ボードをぜひ作ってください。 (^_^;

    USBでつながる評価キット、配布してほしいな....

    • by Anonymous Coward

      ニューロンだと、インプットに対してあんまり言うこと聞かなそうですよね。
      ヘソ曲げると始めっから全部Null返しそう。

  • インモスのトランスピュータ [wikipedia.org]かな。エミュレータ [google.com]もあるのね。
    こいつで信号処理LSIのプロトタイピングが試みられた時期もあったけど、ノード間のデータ転送速度とリンク数が足りなくて、うまく行かなかった。今度のIBMのSyNAPSEはきっとそのあたりはうまくやってるのかな。http://www-06.ibm.com/jp/press/2014/08/0801.html [ibm.com] http://www.ibm.com/press/us/en/pressrelease/44529.wss [ibm.com]
    #Occam復活?

    • by Anonymous Coward

      トラピはノイマン型ですよ

  • by Seth (1176) on 2014年08月13日 14時34分 (#2655934) 日記

     脳がone chip!まで何マイル?(走召糸色木亥火暴)

    --
    "castigat ridendo mores" "Saxum volutum non obducitur musco"
  • by Anonymous Coward on 2014年08月12日 16時40分 (#2655412)

    これからはプログラマにより一層のコミュ力が求められる。

    • by Anonymous Coward

      今も昔もこれからも、計算機とコミュニケーションを取るのがプログラマーの仕事でしょ?

      • by Anonymous Coward

        というか、人間がいちいち機械にあわせた言語を使う必要がなくなるもんなんですよね。これ

    • by Anonymous Coward

      人工知能にその作業をさせれば、OK!

      問題点は、報酬系を持った時や失敗に対して罰則が適応できるかどうか。

      # 鶏がさきか、卵が先か?

  • by Anonymous Coward on 2014年08月12日 16時45分 (#2655415)

    今後は動かなくても良いだけじゃなく、考えなくても良い時代になっていくかな?

         真っ白な世界だ。

  • by Anonymous Coward on 2014年08月12日 19時37分 (#2655530)

    一環の中表紙を思い出したのは私だけ?

  • by Anonymous Coward on 2014年08月12日 19時37分 (#2655532)

    主人公をサポートする高性能AI、ストーリーが進むと実は中身が人間の脳だった

    ……みたいなSFに夢中だった俺の青春を返せ!!!
    いや、返してください。今度こそ真面目に勉強するです。はい。

    • by Anonymous Coward

      人間の脳は人体の制御に特化したシステム。
      人体から切り離して利用することはかなり非効率じゃないか?
      人体から取り出したものより。
      幹細胞培養して細胞誘導で都合のいい構造に組み直したほうが効率がいいと思う。
      パッケージに入ってると今のCPUと見た目変わらなくなると思うよ。
      細胞自体も人工的に組み上げることができるようになれば完全に世界が変わる。
      そうなってくるとソフトハードの区別がつきにくいけど、ソフト部分の重要性が増すと思う。
      特に感情をどう再現するかがミソになるんじゃないか?
      http://merutosan.blogspot.com/ [blogspot.com]

    • by Anonymous Coward

      フロントミッション懐かしい…。
      間違えて買ったガンハザード…。

    • by Anonymous Coward

      コブラっすか

  • by Anonymous Coward on 2014年08月13日 4時56分 (#2655724)

    時系列的な入力を受け取って、時系列的な出力を続ける脳。
    覚えるべき、好ましいと思われる反応パターンかどうかをどのように弁別しているのだろうか?

    基本的に成功したときの反応パターンを強化し、失敗したときの反応パターンを弱化し、
    睡眠で、発振する結合を刈り取っているのだろう。

    1.脳内は常に乱数的に神経細胞が発火したり、入力情報による神経細胞の発火が起こったりしている。
    偶然に同時発火した神経細胞間を、仮に接続したり、すでに接続されていればヘッブ強化したりする。
     (相関関係から因果関係(反応パターン)を仮定する工程)
     化学的な修飾により一時的な仮設接続や仮設強化の目印が付いているのだろう。
    2.報酬があったかどうかにより、仮設接続を永続的な接続に格上げするか、接続を解消するかを決める。
    (永続的な接続化の極端な例:軸索化)
    (より幸せになった状況の反応パターンは記憶・強化し 
      (成功した状況のときと同じような反応パターンは再現する確率を上げる)、
    より不幸になった状況の反応パターンは忘却・弱化する
    (失敗した状況のときと同じような反応パターンは再現する確率を下げる))。
    報酬(より幸せになった(成功)か、より不幸になった(失敗)かどうか)の基準例:
    食欲や性欲や危機からの脱出成功など本能要求を充足できた。
               より少ない発火で楽に問題を解決できた。(判断労力の節約)
               親や成功者などのまねができた。(社会情報の効率的継承)
    新しく仮定した反応パターンを強化するべきか弱化するべきかどうかという報酬情報は、
    液性情報を介してかグリア細胞経由で、ぼやかして柔らかく伝えられるのだろう。
    成功(幸福化)と失敗(不幸化)の判定水準は、おおむね一定の速度で学習が進むように、
    成功(幸福化)と失敗(不幸化)の比率がほぼ一定割合になるように調整される。
    (感動の鈍化、欲望の肥大)。※2
    3.入力を遮断(睡眠)しても出力がある回路(発振)は低減させる。※3
      入力を遮断して、乱数的に自由に神経細胞を発火させたとき、
      過剰に発火が集中する(特に新しい)回路は異常なので弱化させる。
      できれば、発火が集中し過ぎる部分は、負担を分散させる。
      レム睡眠:自然発火頻度の測定工程。
      ノンレム睡眠:過剰に発火が集中する回路の弱化・低減工程。

    ※2の反応パターンの強化・弱化のバランスが弱化に偏り過ぎると鬱病。
    ※2の反応パターンが強化に偏り過ぎ、かつ、※3の発振回路の低減が失敗すると、全脳発振で癲癇。
    ※3の発振回路の低減が部分的に失敗すると、部分脳発振で幻覚や妄想など統合失調症。

    老化に伴い、学習はされにくくなる。
    見方を変えれば、老化で古い反応パターンが目先の経験で書き換えられにくくなったり
    消えにくくなったりする利点もある。

    学習過程に確率が介在するため、学習の再現性や確実性はない。
    低い確率だが、学習に失敗することもあるため、
    ある程度、多数の学習者が存在することを前提とした仕組みだ。

    神経細胞の乱数的発火に「霊界(量子もつれ場)」など未知の存在が介入する可能性は否定できない。

    • by Anonymous Coward

      ペンローズさんちーっす

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海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs

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