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サイエンス

STAP細胞問題で、ScienceとNatureの査読コメントが相次いでリークされる 30

ストーリー by hylom
まだまだ終息せず 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

撤回されたSTAP細胞論文は、Natureに投稿される以前にScienceやCellにも同様の内容で投稿されリジェクトされていたことが明らかになっているが、このたびScienceに2012年に投稿された際の査読者コメントと思われる文章が論文撤回まとめサイトのretraction watchに掲載された。この論文は3人に査読されたが、いずれの査読者も厳しいコメントを出しており、特にReviewer 1は、(1)自家蛍光の見間違い、(2)他の細胞のコンタミ、(3)不適切な図の切り貼り、といった、論文不正の疑念となっている問題点を指摘している。

 このような論文の査読コメントが公になることは通常なく、これだけでも驚くことだが、さらに今度はNatureに2013年に投稿された際の査読コメントが、あろうことかScienceのサイトに掲載された。しかも、リークされたと思われるメール文章のコピー(PDF)がそのまま載せられている。この査読コメントも論文内容に対してあまり良い評価ではないが、この後更なる修正追加を経て結局Natureに受理されることになる。

科学雑誌であるScienceがまるで週刊誌のような(実際週刊だが)「私信暴露記事」を掲載することは極めて異例と言えよう。これに対して、Nature側は今のところ第三者的に事実を伝えるのみである

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  • 日本語の解説 (スコア:5, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2014年09月16日 16時39分 (#2677733)

    2通のリーク文書から明らかになったSTAP論文の査読コメント [shimasho.blog.jp]

    なぜ通したNature、としか言い様がないです。
    真面目に査読したレフェリーが報われない。

    • by clay (41656) on 2014年09月16日 20時46分 (#2677856) 日記

      色々言われてはいますが、今回に限っては査読システムが(一応)機能していた好例とも思われます。
      その辺をねじ曲げたのは、現状ではNatureの編集部と邪推されても仕方ないですね。
      所詮Natureも商業誌ですから、科学的整合性よりもインパクトを重視したのかも。
      権威を保つには、今後編集部に対する検証もちゃんと行う必要があると思う。

      過去にはソーシャルテクストの編集者も受賞したので、Natureの編集部はイグノーベル賞の最有力候補だと思いますよ。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        何回も修正して投稿してくるから、ここまで酷い内容内容なら
        公開して笑い物にしてしまえと考えたのかも。

      • by Anonymous Coward

        Scienceの記事は、暗にNatureに対する非難を含んでいるように感じる。
        一方Natureはさすが腹黒英国紳士というか。

    • by Anonymous Coward on 2014年09月16日 18時27分 (#2677785)

      権威主義というか、笹井・バカンティのような有名人が連名することでバイアスがかかるんじゃないかーと素人的には思える

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      「こんな論文を通した査読者(と、小保方氏に博士号を出した早稲田)が一番悪い」と思っててすいませんでした。

      • by Anonymous Coward

        それは発端なんだから擁護しようがないほど悪いだろだろう
        もちろん小保方が一番悪いが

  • by iwakuralain (33086) on 2014年09月16日 13時57分 (#2677638)

    まぁ結局のところは査読でアレコレ指摘されても、それを使うか使わないかは編集次第ってことなんでしょうか。

    # ここまで言われてるものを載せるてると何か別のことを疑われるんじゃないかと思ったりもする

    • by Anonymous Coward on 2014年09月16日 15時31分 (#2677694)

      査読者は何やってたんだ、どうせ斜め読みしてaccept出しちゃったんだろう、と思ってたら、査読はある程度まともで編集が偏ってたんですね。
      編集と親しい特定グループの論文ばかりCNSに通ることを揶揄して「○○○ネットワーク」とか影で言ってましたが、我々も他人のことを笑えない。
      # 日本の研究者もそんくらい影響力を持てるようになったっていう観点からは、喜ばしいこと…?
      # んでも、日本は正々堂々とやってほしかったなあ。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      こんなん真面目に読まなきゃならないなんて、と
      よっぽど頭にきたんじゃないか?

  • by Anonymous Coward on 2014年09月16日 14時51分 (#2677668)

    > これほど常識破りだったため、昨年春、世界的に権威ある英科学誌ネイチャーに投稿した際は、「過去何百年の生物細胞学の歴史を愚弄していると酷評され、掲載を却下された」。
    http://sankei.jp.msn.com/science/news/140129/scn14012921250003-n1.htm [msn.com]

    どこかに書いてあった?

    それにしても、もう忘れられてるかもしれませんが、論文を掲載する直前、ネイチャーは、事前に内容を報道するな、とマスコミに要請したと伝えられていました。これほど疑義をつきつけられているものを、いわば「鳴り物入り」で掲載したわけですね。

    • by Anonymous Coward

      歴史に残る小保方のフレーズが、もし書いてあるとすれば、今回の公開文ではなく、その前(故 笹井氏が執筆に関わる前)にNatureに出された初回版の査読コメント内にあるのだろう。たぶん、その中にも、そんな趣旨の文章は無いだろうなw

      もう、そろそろ、全ての査読コメントを公開したまえ若山さん。
      あんたは持ってるだろ!
      Cell誌のもな。

      • by Anonymous Coward

        NHK SPをみた限りでは「笹井氏がかかわったことで通らないはずのものが通っちゃった」という風に見えましたな。(そういう方向で作った可能性もあるけど)
        結局、一流の科学誌でも中身より書き方やかかわった人間のステータスが大きく影響するってことなんでしょうな。

        • by Anonymous Coward on 2014年09月16日 19時18分 (#2677809)

          マジレスすると、
          > 一流の科学誌でも中身より書き方やかかわった人間のステータスが
          後者はともかく、「書き方」は大変重要ですよ。
          全体の構成、明確で矛盾のないロジック、表現の適切さ、英文としての出来も、査読における評価の対象です。
          # もちろん中身がいいのは大前提。

          親コメント
      • by Anonymous Coward

        コメントってオーサー全員に届くの?

    • by Anonymous Coward

      >それにしても、もう忘れられてるかもしれませんが、論文を掲載する直前、ネイチャーは、事前に内容を報道するな、
      >とマスコミに要請したと伝えられていました。

      論文雑誌の通常的な申し合わせですよ、それ。
      雑誌が出版されるまでは、研究所や論文著者はプレスリリースだすな、報道させるな、ってのは。

      むしろ、STAPが報道(理研の記者会見が、だったかもしれない)が、雑誌出版(電子版公開)よりも前だった、というフライングが
      通常の約束違反で「鳴り物入り」に当たる。

  • by nayuta1 (5887) on 2014年09月16日 22時11分 (#2677895)

    論文を発表するって言う事は、色々な人に追試なり検証なりをしてもらえる事が利点じゃないの?
    今回みたいな捏造以外でも。間違いや、より有益な方法が見つかったり…

    その可能性が、有名誌の方が高い事が価値になってるんじゃ無いの?

    論文が載っただけで馬鹿騒ぎしたり、よく解らんな〜

    • by Anonymous Coward

      優れたアイディアを共有してより先への発展を目指すことよりも、先陣争いで勝って成果を我が物にすることが優先されているんだね。
      成果主義とかで指標になっているからだろうけど、掲載すること自体が目的化している。
      まあ金が絡むからな。

  • by Anonymous Coward on 2014年09月17日 0時07分 (#2677936)

    故笹井副センター長はリジェクト理由を読んでこれはまずいなと思わなかったんでしょうか?画像に切り張りがあることまで指摘されていたのに?著者に名前が挙がっている人がリジェクト理由を読んでいないってことはないですよね??どうも不可解なことばかり

    • by Anonymous Coward

      「火星人の論文かと思った」という感想が本当なら、自分が加わる前の査読コメントは読まなかった、ということも十分ありうるでしょう。
      体格も技術も圧倒的に足りない若者が、「競輪学校の入試に落ちました」と言ってたら、「当たり前じゃん」としか思わない。競輪学校に受かるためにやるべきことは? 技術&筋肉のトレーニング、としか思わない。まさか学歴詐称(競輪選手は高卒以上必須)で落とされたとは夢にも思わない。

    • by Anonymous Coward

      もちろん、読んだうえで小手先でごまかすことを選択したんですよ。
      iPSをディスりたい一心で。

  • by Anonymous Coward on 2014年09月17日 1時11分 (#2677967)

    Scienceの件に関係するのかどうか解らないが、Vacanti達はSTAP細胞の新しい作り方を公表している。
    REVISED STAP CELL PROTOCOL (PDF) [bwhanesthesia.org]

    > We made a signifcant mistake in our original declaraton that
    > the protocol was “easy” torepeat. This was our belief at the tme,
    > but it turned out to be incorrect.
    だってさ。

  • by Anonymous Coward on 2014年09月17日 15時25分 (#2678288)

    なぜ、このリークの内容が全く日本では報道されないんでしょうかね~。
    こんな簡単な英語も読めないやつばっかりなんでしょうか。。。
    それはそれれ悲しくなるな~。。。

  • by Anonymous Coward on 2014年09月18日 6時16分 (#2678603)

    ■■■ > .......... 特に、「小保方は俺が育てた」と言っていた大和氏は、どのような指導をしたのでしょうか。ぜひ、説明して欲しいです。 (2月上旬以来公には姿を 消しましたが、5月にはtwinsセンター長には着任していました。全く不思議です。)

      ----------- 京大教授の佐々さん。 よくぞ言ってくれました!

    ■■■ > yamanyan 2月2日, 医学部教授としては、ウォーホルの弱者、死に対する関心は理解できます。 さらに複製、セレブリティに対する関心を、現行のインパクトファクタ重視の科学コミュニティへの警鐘だと理解できないなら、アカデミアは撤退して欲しいです。 →某関西方面、高田馬場方面

    > yamanyan 2月2日, 書き忘れました。日本のマスメディアの皆さんもポロック、ウォーホルを理解してから STAPの話ししてください。さようなら。

    ■■■ 大和雅之 @yamanyan 2012年11月20日 -- 森口のSci Repの論文。誰が査読したのか知らんが、そいつらも責任とってほしい。 また、そいつらにレビュー回したEditor-in-chiefも猛省して欲しい。こんなジャーナルは廃刊すべき。

    ----------- ? ? ? [ Sci Rep ] って有名なジャーナル? 「森口の Sci Rep の論文」って捏造論文だったの?

    (((これ?))) ... Moriguchi, H., Zhang, Y., Mihara, M., Sato C. (2012) Sci. Rep. 2: 280. (h ttp://www.nature.com/srep/2012/120221/srep00280/full/srep00280.html) (Free article)

  • by Anonymous Coward on 2014年09月19日 18時00分 (#2679650)

    http://new.immunoreg.jp/modules/pico_boyaki/index.php?content_id=350 [immunoreg.jp]

    9/12 SceinceとNatureに投稿した時のReviewerのコメントが明らかとなる。いったいどこからこんな情報がでてきたのだろうか?それにしてもScienceのReviewerのコメントは的確だった。笹井先生が手をいれる前だったのだろう。だからか不備も随分よくわかったのだろう。この時点で『自家蛍光の可能性』『ESの混入の可能性』『画像の不自然さ』『TCR再構成の問題』などこれまで明らかとなった問題点がすべて指摘されている。これらのいくつかの重要な懐疑点は悟られないようにNatureに送くられていると思われる。もちろん丹羽先生や笹井先生らの名前が入ったことで査読者は実験自体は信用したのだろう。一点だけ私にとって興味深いと思ったのはScience論文のReviwer#2のコメント(2)である。想像でしかないのだが、Science論文には特許の図の2NキメラのTCR再構成の図が入っていたのではないか?それでこのかたはキメラマウスにTCR再構成のバンドがたくさん出るのはおかしいと私と同じ指摘をしているように思える。正確なことは言えないが、もしかしたらこの指摘があったので2NキメラのTCRの図はこれ以降表に出て来なくなったのかもしれない。


    これが何を意味しているかというと、
    Science に投稿した時点で捏造の疑いがガンガン指摘されてたのに、
    「論文の天才」の手によってその懐疑点が巧みに覆い隠され、Nature 採録に至った、
    ってことです。

    まともな研究者なら「STAP細胞由来のマウスのTCRの図、おかしくない?」と指摘されたら
    再検討して実験をやり直すなりなんなりするところ、
    「論文の天才」はその疑わしい実験結果を丸々削除・隠蔽して (論文には単に「確認した」等とだけ記載して)
    ほかのデータを盛りに盛って (それも捏造だったわけですがw NGS解析とかw [srad.jp]) 誤魔化した、
    ということ。
    はっきりいって、真っ当な研究者とはいえない。

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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie

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