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ビジネス

IBM、半導体事業を15億ドル支払って譲渡へ 21

ストーリー by hylom
譲渡なのか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

IBMが不採算となっていた半導体製造部門を米GLOBALFOUNDRIESに譲渡することを発表した。IBMは今後3年にわたって、15億ドルをGLOBALFOUNDRIESに現金で支払うという。一方GLOBALFOUNDRIESは今後10年間サーバー向け半導体をIBMに供給するという(ZDNet Japan)。

「売却」にも関わらず売る側のIBMがお金を支払う形。ITmediaによると、これは運転資本の調整に充当されるという。

売却されるのはIBMのMicroelectronics事業。売却対象には関連特許や向上などの設備、販売網、従業員なども含まれるという。なお、IBMは今後もセミコンダクタ関連の研究開発を継続するという。

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  • by nayuta1 (5887) on 2014年10月23日 5時12分 (#2698606)

    大ニュースだと思うのですが、/.以外でもあまり話題に成らないのは

    いまいち、契約内容が解らない。
    莫大な投資に見合うブレイクスルーを期待出来る事業じゃ無くなった。
    って事で良いですか?

    • by Anonymous Coward

      HDD事業売却のころから予想されていましたし、そこから大きく外れていないからでしょう。
      売り先がGFなのも意外性が無い。まだPC事業の方がギリギリまで売り先が分からずにニュース性があった。

      • by Anonymous Coward on 2014年10月23日 11時20分 (#2698706)

        「15億ドル支払って」と言うところは、結構意外性が。
        規模こそ小さいが、IBMの半導体部門といえばかつては名門中の名門。
        それなのに、タダでも貰ってくれるところが無かった、と言うレベルまで落ちぶれていたと言うのはショックだわ。

        この記事 [eetimes.jp]を読むと、経営陣から見放されて、近年は設備投資もされず、人材も流出し続けていたようだ。
        確かに、数年間設備投資がされなかった半導体工場や、めぼしい人材が逃げ出してしまった後の事業部など、「粗大ゴミ」扱いで、
        お金を払わないと引き取ってもらえない物なのかもしれない。

        諸行無常じゃのう。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          一昔前(ふた昔前?)はIBMはファンダリー・ビジネスもしっかりやってるように思ってたんだが、もうそうじゃないのか?
          半導体は設備投資競争に負けたら終わりだね

          かつてIBMと言えばPowerPCだったが、今個人的に気になってるのは富士通のSPARC
          負け犬SPARCをスパコン用に新規設計しつづける開発資金はいつまで続くのかね?

    •  前世紀からの必然的な流れですから(走召糸色木亥火暴)

      --
      "castigat ridendo mores" "Saxum volutum non obducitur musco"
  • by Anonymous Coward on 2014年10月22日 18時46分 (#2698352)

    http://www.rbbtoday.com/article/2014/10/20/124620.html [rbbtoday.com]
    GLOBAL社は、IBMの半導体事業について特許などの知的財産を含むグローバルな製造技術を取得することになり、今後10年間はIBMのサーバー向けの独占的半導体サプライヤーとして22nm、14nm、10nm技術によるデバイスを提供する。

    今回の事業部売却は、資産損失や売却コスト、GLOBAL社への支払を含んだ上で、IBMの2014年の第3四半期決算に47億ドルの収入(税引き前)をもたらす。

    IBMが同日発表した第3四半期の決算報告によれば、継続事業部分の総収入は244億ドル(前期比4%減)。継続事業部分の調整後1株あたりの利益は前期比8%減の3.46ドル(GAAP)。継続事業部分の当期純利益は17%減の35億ドル(GAAP)だという。しかし、事業売却にともなう損失を調整した純利益は1800万ドル(1株あたりの利益は0.02ドル)になるという。

    まあ、IBMは錬金術しながら研究開発する会社と言うことで。

    • by Anonymous Coward on 2014年10月22日 19時39分 (#2698395)

      その記事の

      今回の事業部売却は、資産損失や売却コスト、GLOBAL社への支払を含んだ上で、IBMの2014年の第3四半期決算に47億ドルの収入(税引き前)をもたらす。

      というところ、訳おかしくない?金つけて事業を貰ってもらうのに、なんでIBM側に収入が入るんだ、と思ったら

      原文のIBMの発表 [ibm.com]は

      IBM will reflect a pre-tax charge of $4.7 billion in its financial results for the third quarter of 2014,
      which includes an asset impairment, estimated costs to sell the IBM microelectronics business, and cash consideration to GLOBALFOUNDRIES.

      ここは、
      「IBMは、2014年第三四半期決算に、47億ドルの税引き前費用を計上する

      と言う意味だと思うんだけど。利益の出ようがないし、すぐその後で「事業売却にともなう損失を・・・・・・」って書いてるやんね。
      訳した人、書いてて自分でおかしいとか思わなかったんだろうか。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        その通りなんですが、元の英語もおかしいと言うか、ミスリーディングというか。それともUSでは結構あるのですかね。
        「pre-tax(税引前)の収入」ならわかります。例えば100万円儲けて20万円税金なら、100万円が税引前収入で80万円が税引後収入(所得)。
        でも、「税引前の費用(経費)」って何ですか?そんなものは聞いたことありません。あるなら税引後費用ってのもあるのでしょうか。

        もしあえて正確に書くなら、pre-tax charge of - $4.7 billion
        すなわち、マイナス47億USDの 売掛金を反映させる予定、ってことで、pre-taxは言わずもがなであるのに、これを書いたから「収入」と考えたのではないですかね。

        経費にまで税金付けてたら大変でしょう。

        • by Anonymous Coward

          税金は収入じゃなくて、収入と支出の差である利益にかかるのだから、決算が確定して、利益が決まるまで税金はどれだけになるか分からない。
          それでも今回の売却でいくらかかるかは分かるから、その金額を表現するのに税引き前費用と表現するのはありなんじゃない?
          (税引き前収入という言い方があるのなら)

          また、chargeで「費用」や「損失」と言う意味なので、その後に負の数を持ってくると、おかしな意味になるのでは?

  • by Anonymous Coward on 2014年10月22日 19時29分 (#2698388)

    のも撤退の一因ですかねえ
    組み込みではarmが増えてますし。

    • by Anonymous Coward

      もともとIBMは何で生き残っているのか、わからないところがあったので、意外と長生きしているな、と思ってた。
      いままで持ったのはゲーム機のおかげなんだろうか。

      今世代のゲーム機での採用競争に負けたのは、GPUを持っていないからだろうなと。
      製造コストを考えるとワンチップ化したいだろうし、チップ単体でも2社から買うより安いだろうから。
      SONYがIBMを捨てたのは、CELLのPPEがXBox 360のXenonに流用されたのもあるかも。
      NVIDIAがDenverでCPUを得たので、次世代機はAMD、NVIDIA、Intelのどれかでしょうか。

      • by Anonymous Coward on 2014年10月22日 22時29分 (#2698505)

        ゲーム機と言うよりスパコンかと。
        つまりはアメリカの軍需関係の都合。

        単純に解体してファブレスを目指すんで無くて費用負担までするのもたぶんこのあたりが原因

        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2014年10月23日 9時29分 (#2698657)

          スパコンより大きなのがメインフレーム市場。
          50億ドル規模の市場で、今でもIBMがトップシェアを誇ってる。
          CPUは自社製で差別化してるし、一度売ると保守で安定して稼げるので今でも結構セールスに力入れてる。

          スパコン市場でもそこそこの存在感はあるけど、流れとしては安価なCPUのクラスタとかGPGPU系に移ってるからIBMの存在感は薄れてる。

          親コメント
          • 売れば動いている限りハードの保守で稼げるしシステム周りの案件も継続して入ってくるんでしょうからそっちがでかいんでしょうね。

            以前入院した大学病院は丸ごとIBMのサーバーとPCになってました。
            医師や看護師さんが巡回にくるときもThinkpad持ってきてなにやらやってたり、検査の時も検査機にThinkpadがぶら下がってたり。
            夜中にシステムか通信系で不具合が出たらしいときはCEさんらしい一団がやってきて頑張ってたっけ。

            親コメント
          • by Anonymous Coward

            いや、HPCの市場規模、IBMが商売の主戦場にしている大規模なものだけでも75億ドルの市場規模があるんですが、それより大きいと言われても。
            さらに別口で、米国政府は政府全体でHPC関連の予算を毎年20億ドル用意していて、そのかなりの部分をIBMがとってる。

            #一時期100億円のセコイヤが、が総額1100億円の京に勝った
            #と言う言動があったが、100億円は直接装置費だけで、開発費は含んでおらず、
            #開発は固定の予算として支払われ続けている上での話

            CPUやGPUのクラスタで済むところはそもそもIBMが商売にしてる領域と違いますし、そっちは35億ドルほどの市場規模とのこと。

      • by Anonymous Coward

        最近の若い人は知らないんだろうねえw

  • by Anonymous Coward on 2014年10月22日 22時03分 (#2698491)

    サーバーもクライアントも半導体も手放して、マシンが無くなりそうですね。
    コンサルみたいな会社になるんでしょうか。

    #日本だとそっちは訴訟まみれですが。

    • クイズ王やチェス王マシンが残るとか………おおっと、サポート部隊はまだIBMです。あと、メインフレーム(Zシリーズ)も残ります。

      x86サーバーも、会社はレノボに買われていますが「当面IBMロゴは残る」と聞いています(ThinkPadの時のように〇年間の契約があるとは明言していません。ボカしています)。販社関係の契約も引継でしょうから、首がすげ変わっただけという気もします。

      よくわからないのはNECとはパーソナルコンピューターだけの統合にも関わらず、米沢でX86サーバーを作るプロジェクトをやるんですよねぇ。

    • by Anonymous Coward

      90年代のダウンサイジングで世の中がメインフレームからUNIXサーバに移行する中で売上を落し、
      その後ソリューション販売で持ち直したのが今の姿だったハズ。

      # メインフレームはおまけか?

    • by Anonymous Coward

      International Business Management とか?

  • by Anonymous Coward on 2014年10月22日 22時41分 (#2698514)

    秋葉原にならまだあるかもしれない

    # 目印は巫女服のオトコの娘

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