「ハネカクシ」の羽を畳む仕組みが明らかに 38
未知の自然 部門より
数センチほどの小型の昆虫「ハネカクシ」の秘密が解明されたそうだ(NHKニュース)。
ハネカクシは羽の畳み方がほかの昆虫と比べ複雑で、どのように畳んでいるのかは謎だったという。東京大学生産技術研究所の斉藤一哉助教らのグループは、ハイスピードカメラを使って畳み方を初めて解明した。それによると、畳み方は左右で異なり、20以上の折り線が必要な複雑な仕組みになっているそうだ。
畳んだ羽は広げたときの面積の5分の1ほどに小さくなり、開くときは0.1秒、畳むときは1秒しかかからない。一瞬で開いたり閉じたりできる畳み方や体の構造はほかにはない方法だという。人工衛星の太陽光パネルの新たな畳み方などの技術開発に応用できるのではないかとしている。