猛毒リシンを製造した大学生が逮捕される。TVドラマの影響か 29
テレビとインターネットの影響力は絶大である 部門より
今年3月ジョージタウン大学の学生ダニエル・ミルツマンが学生寮で猛毒のリシンを所持していたとして逮捕された(CNN.co.jp)。つい先日FBIが発表したところによれば、この学生に禁錮1年の刑と400時間の社会奉仕の判決が下ったそうだ(アメリカ連邦捜査局、産経ニュース)。
この学生はもリシンを扱うTVドラマに触発されて、密造・所持にいたった可能性があるという。捜査当局によると、2月13日から19日の間にインターネットでリシンに関するキーワードを入力していたことが明らかになった。さらに今年1月から逮捕された3月18日までの間に、人を殺すためのリシンが登場する人気テレビドラマ Breaking Bad の様々なエピソードを視聴していたことが確認されたという。
この学生はホームセンターで材料を買い集めると、4日かけて自室でリシンを抽出。ポリ袋にいれて保管していたが、3月17日夜この袋を見せられた寮監が大学当局に通報したことで御用となった。なお捜査官には「自分で使うつもりだった」と主張したという。いったい何がしたかったのだろう。