2020年代後半には中国の宇宙開発がアメリカを追い抜く可能性 50
金を入れた分だけ発展するわけで 部門より
中国は現在、月への有人飛行に向けて強力なロケット開発のための予備研究を行っている。中国アカデミーのLiang Xiaohong氏によれば、開発中の長征9ロケットは最大積載量が130トンになる計画で、2028年には最初の打ち上げが行われる予定だという。この最大積載量は米国が開発中のスペース・ローンチ・システム(SLS)ブロックIIに匹敵し、スケジュール面でも米国を追い抜く可能性が出てきたようだ。なおブロックIIは2030年代まで期待できないとされている(CHINADAILY、Wikipedia、Slashdot)。
中国国家航天局のTian Yulong事務局長によると、中国は火星探査プログラムの予備調査を開始したとのことで、現在中国の宇宙開発計画に火星探査を含めるよう説得しているという。また、中国の長征ロケットは通算200機の打ち上げを達成、打ち上げ成功率も98%となっている。これはEUと同等の数字であり、米国の打ち上げ成功率97%、ロシアの93%の成功率を上回る結果となっている(過去記事、新浪)。