AMDの動画補完機能「Fluid Motion」、ドライバアップデートで対応ソフト以外からも利用可能に 23
汎用化 部門より
先日AMDはグラフィックスドライバの大規模アップデート「Catalyst Omega」を発表したが、これによってAMDのAPUに搭載されている動画補完機能「Fluid Motion Video」が対応再生ソフト以外でも利用可能になった(AMD、4Gamer)。Fluid Motion Videoは、24pの映像をフレーム補完によって60pに変換する機能(AKIBA PC Hotline!)。
これにあわせ、DirectShowフィルタ(要Windows8以降)とFluid Motionを有効にする手順がDXVA Checkerの作者であるBluesky氏によって公開されている。(Blueskyのホームページ)
4Gamerの記事によると、従来は独自APIだったためにPowerDVDでしか利用できなかったGPU再生支援機能が、DXVAから利用できるようになるとAMDの製品マーケティングマネージャであるAdam Kozak氏が語っていたという。
これを受けてBluesky氏がDXVAのフレームレート変換を内部で実行するDirectShowフィルタを作成。最初は動かなかったそうだが、有効にする手順を確立した結果Fluid Motion Videoの動作を確認した模様。また、公式ではGCN1.1以上のGPUでしか対応していないとされているが、DXVA Checkerを利用して強制的に有効にすることでGCN1.0でも利用できるという。
DXVAによるフレームレート変換自体はIntelのiGPUでも利用できるが、ユーザーの報告によるとこちらはフレームブレンドですらないただのフレームコピーになるようで、Fluid Motion Videoのような動き推定による新規フレーム生成は行われないとのこと。