スマートホーム機器は思い通りに動作しなくなることも多く、決してシンプルではない 49
複雑 部門より
ライターのAdam Estes氏が、WinkやGE、Lutron、Cree、Levitonといった手頃な価格で入手可能なスマートホーム機器を合計1,000ドル以上購入し、自分でセットアップしてみたそうだ。ほとんどの機器は購入時の状態で問題なく動作し、素晴らしいと思ったのもつかの間、デバイスは応答しなくなり、問題点が明らかになったという。交換品を入手し、再設定を行った後でも、こういったデバイスすべてと格闘する価値があるのかどうか疑問に思ったといい、最終的には昔ながらの壁スイッチの価値を見直す結果になったとのこと。
Estes氏によれば、「設置の手間やバグを別にしても、我が家のスマートホームが便利だとは全く思えない。スマートな電灯を動作させるには、壁のスイッチを常にオンにして触らないようにする必要がある。さらに、明かりを暗くしたいときには必ずスマートフォンやタブレットを取り出すことになる。これではまったく便利とはいえない。職場から自宅の電灯をオンにすることができても、実際に生活が便利になるわけではない。家のあちこちでスマートホーム機能を使い、友人を驚かすこともできるが、ほとんどの場合はうまく動作せずに恥をかくだけだ。」とのこと。多くのスマートホーム製品は使えるものであることは確かだが、すべてのガジェットをシンプルかつ簡単に設定して使えるというセールストークは大きな嘘であると、Estes氏は結論付けている。