米大統領選出馬を目指すHP元CEOのフィオリーナ氏、Appleのクック氏は偽善者だと批判 43
揚げ足取りか 部門より
先日同性愛者であることを公言したティム・クック氏は、「宗教、性別、所属などに関係なくサービス提供は行われるべきだ」という主張をしている。これに対しHPの元CEOであるカーリー・フィオリーナ氏が、「そうした批判を行うのであれば、彼は(さまざまな人権的な制約のある)中国やサウジアラビアなど90%の市場からAppleは撤退する必要がある。しかし、クック氏からそうした考えは聞いたことがない」と批判したそうだ(WSJ、iPhone Mania、Bloomberg、Slashdot)。
フィオリーナ氏は、2016年の米大統領選に共和党からの出馬を目指しているが、クック氏に対しては先日米インディアナ州で成立した「宗教の自由回復法」を巡って対立しているという。宗教の自由回復法は、第三者機関に訴えられた時に、「宗教上の理由」で同性愛者などに対してサービス提供を拒否できる可能性があるという。
また、フィオリーナ氏は現在シリコンバレーでの女性の権利改善をを訴えてシリコンバレー企業を奔走・資金集めを行っているヒラリー・クリントン前米国務長官氏についても批判しているという。ヒラリー・クリントン氏の夫は元米大統領のビル・クリントン氏だが、氏が運営する「クリントン財団」が女性の権利に冷淡なアルジェリアの政府から2010年に50万ドルの寄付を受け取っていることを指摘。ここから、ヒラリー・クリントン氏も偽善者であると主張している(FOXNEWS、msnbc、Bloomberg)。