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交通

ロンドン・ニューヨーク間を3時間で飛行できる超音速旅客機 48

ストーリー by hylom
現実化なるか 部門より
taraiok 曰く、

コンコルド以降、経済性や騒音と言ったさまざまな制約から登場してこなかった超音速旅客機。最近になってこの超音速旅客機が復活の兆しを見せている。2013年にSpike Aerospaceがコンセプトとして発表した「Spike S-512」もその一つ。最大18人乗りで最高速度はマッハ1.8。ロンドン・ニューヨーク間を3時間で飛行できるとしている(DiscoveryNewsSpike AerospaceSlashdot)。ちなみに現行機最速の旅客機であるボーイング747の最高速度がマッハ0.92となっている。

このS-512に関して、先日最新のデザインなどを含めた情報のアップデートが行われた。低速飛行と超音速巡航を両立させるため主翼は新しいデザインのデルタ翼になった。水平尾翼を排除し、その部分にエンジンを搭載するデザインとなっている。今後数週間以内にソニックブーム対策などについても説明が行われるという。こうした超音速旅客機については、NASAやJAXAなども研究や開発表明を行っている(FUTURUS過去記事JAXA)。

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  • マッハ0.4と2.5のCd値は一緒 (スコア:2, おもしろおかしい)

    by 90 (35300) on 2015年07月17日 11時10分 (#2848918) 日記

    らしいですよ奥さん [wikimedia.org]。M0.8とM1.3でも同じ。つまり大型旅客機をM1.3までなんとかして加速さえすれば、運用時間あたりの燃費は変わらず速度だけが大幅に改善され、大幅にエコでWin-Winなのです!

    っていう話が何度か出たものの、結局ものにならなかったんですよね。

    • by Anonymous Coward

      そのグラフ見ても、全然一緒には見えないんだが、俺の目がおかしいのか。

    • by Anonymous Coward

      これは知らなかったのですが、ちょっと感覚的に理解できません。簡単に説明して頂けると嬉しいです。
      それとその図はどこにあるのですか。wikiみたいですが、そのwikiを読みたいです。

      あと、速度がマッハ0.85程度までなら圧倒的にCD値が小さいです。速度を落とすとかなり省エネになるんですね。忙しい今の世の中では無理かもしれないですが、近距離なら少し速度下げてもと思いますね。

    • by Anonymous Coward
      Cd値はあくまで係数なので、Cd値が同じでも速度が大きくなれば、空気抵抗は大きくなるのでは?
      確か、空気抵抗はCd値と投影面積と速度の2乗に比例するんじゃなかったかしら。
      • Exactly. あと空気密度にも比例。抗力係数は通常

        C_D = D/( 0.5*rho*V^2*S )

        と定義されるので、抗力は

        D = 0.5*rho*V^2*S*C_D

        where
        D: 抗力(いわゆる空気抵抗)
        rho: 空気密度
        V: 飛行速度
        S: 前面投影面積
        C_D: 抗力係数

        M=0.4と2.5なら、仮にC_Dと空気密度が同じだとしても抗力は36倍くらい違って、必要な推力もそれだけ違う。実際にはM=2.5のときは0.4の時よりも空気密度が小さいところを飛ぶはずなので、ここまでの差ではないだろうけど、一桁くらいの違いはありそう。

        親コメント
    • by Anonymous Coward

      あらやだ,マッハ2.5でCd値が0.4,マッハ1.3でCd値が0.8って意味のグラフかと思っちゃった私ったら恥ずかしい!

    • by Anonymous Coward

      う~ん、この#2848918 [srad.jp]コメントにプラスモデレーションをしている2人は、
      これをそのまま鵜呑みにして信じたんだろうか?

      それとも馬鹿な話と理解したうえで「おもおか」を点けているんだろうか。

  • by Anonymous Coward on 2015年07月17日 8時09分 (#2848855)

    車のない馬車に揺られる時代に戻るの?

  • by Anonymous Coward on 2015年07月17日 9時08分 (#2848874)

    大気中の窒素をヘリウムで置換すれば、亜音速旅客機でも高速移動できるのでは?

    • by Anonymous Coward

      ヘリウムは高いので海水を電気分解しませう。

      • by Anonymous Coward

        電気分解しなくても海中をすすめばいいじゃないか
        水中の音速=1500m/s

    • by Anonymous Coward

      ヘリウムは地球から逃げていくので、そのうち大気はほとんど酸素100%になっちゃうけど。

    • by Anonymous Coward

      窒素固定が出来なくなって、生物の大量絶滅が起こるな。

  • by Anonymous Coward on 2015年07月17日 10時09分 (#2848898)

    戦闘機に客室つけたような感じ?
    今回は18人なのでそんなもんなんでしょうか…

    • by Anonymous Coward

      大きめのプライベートジェットぐらいの感じかな。

      一般大衆がそこそこ頑張ったら乗れる値段帯では成功しなかったけど、
      超富豪専用というニッチなポジションなら可能性はある。

      すごい技術がばんばん出てきて、やがて僕らも幸せに、という未来像は完全に無くなっちゃったな。
      宇宙旅行にせよ何にせよ、人類のほんの一部しか恩恵を受けないテクノロジーがどんどん増えてくんだろね。

      • by Anonymous Coward on 2015年07月17日 10時53分 (#2848912)

        得られた成果のフィードバックで緩やかに技術ベースが更新されていく、ってのは期待できるでしょう。
        F1だって自動車メーカーの先端技術試験場的なところがあると聞きますし。

        (あーでも超音速と亜音速以下って全然飛行特性違うんでしたっけ?)

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          いや、F1の技術がフィードバックされた性能の良い軽に乗れて幸せだなぁ、と言うのはショボいじゃないですか。
          F1そのもの、超音速旅客機そのものに乗ってみたいなぁ、と。

          • by Anonymous Coward

            誰でも乗れるものになったら価値がなくなる。

            貧乏人が富豪を羨ましがる構図は絶対に変わらんよ。

            • by Anonymous Coward

              もちろんそうだけど、庶民でも頑張れば超音速海外旅行できる時代には、富豪らはスペースプレーンで東京-NY間を2時間で行き来してたり、
              スペースプレーンが庶民の手が届くぐらいにこなれてきたら、富豪間では火星旅行がブームになってたりと、
              徐々にスライドしていくもんだと、小さい頃は思ってたんですが。

              もう、富豪らが超光速宇宙船でアルファケンタウリへバカンスに出かける時代になっても、
              庶民は永遠にボーイング改のエコノミークラスのまま、みたいな具合に、
              享受できるテクノロジの差だけが開いていくのが確定しはじめちゃってるじゃないですか。

              • by Anonymous Coward on 2015年07月17日 13時33分 (#2848981)

                超音速旅客機に関しては、貧乏人が乗れないのは、科学技術の限界と言うよりは、自然の法則のせいですよ。

                航空機が音速以下で空を飛んでいるときに大気から受ける抵抗は、
                誘導効力(速度が低いほど大きくなる)と有害効力(速度が増すほど大きくなる) [wikipedia.org]
                と言うものが有ります。(音速を超えるあたりから、これに造波抗力というのが加わって、更に抵抗が増す)

                速度が増すほど減る抗力成分と、増える抗力成分があるということは、それらを合成した総抗力は、
                ある速度で最低値(谷間)を持つ [wikipedia.org]ことは想像つくかと思います。

                一般の旅客機は、この大気から受ける抗力が一番小さくなる(=燃費の一番良い)速度で巡航しているのです。
                商売でやってるんですから、コストを最小にして、利益を最大にするのは当然ですね。

                ですから、将来超音速旅客機の技術がどれだけ進歩しても、一般の旅客機が一番安上がりな速度で飛ぶことは変わりありません。
                金に糸目をつけない人だけが、超音速旅客機に乗れるのです。

                親コメント
              • by Anonymous Coward

                「子供の夢は基本運転手さん」って言は後藤さんでしたっけ。
                今じゃポチれば何でも自宅にお取り寄せ。
                そのうち、世界のどこにいてもお取り寄せとかなっちゃうかもよ。

                ただ、人が動くのが一番高コストで豪華なのは根本だと思うんですよ。
                #だからこそ憧れるのかもしれない。

              • by Anonymous Coward

                差が少しだろうが大きく開いていようが
                貧乏人が富豪を羨ましがる構図は変わらない。

                第一差が開いていくのは悪いことじゃない。
                それを悪いと思うのは貧乏人の僻みだ。

              • 科学技術、と大風呂敷を広げるのであれば、燃費がよくなって運航費中の燃料費の比率が十分に小さくなる可能性もあるかと。
                昔あった未来予想図、みたいなのは原子力で動く飛行機とかを前提にしていた気もしますが。

                親コメント
          • >いや、F1の技術がフィードバックされた性能の良い軽に乗れて幸せだなぁ、と言うのはショボいじゃないですか。

            「ショボい」とは思わなず、普通に便利だなと思う。

            >F1そのもの、超音速旅客機そのものに乗ってみたいなぁ、と。

            は全く思わない。

            という人もココにいます。
            #少数派なんだろうけど、(急)加速フォビア。

    • by Anonymous Coward

      ちょっと戦闘機としては大きすぎるでしょう。
      戦闘機としては最大級の、Su-34フルバックやF-111アードバークやYF-12(SR-71の戦闘機型)規模を超え、B-58ハスラーやTu-22(M)ブラインダー(バックファイヤー)規模だね。
      Tu-22と同じで、大迎え角(離着陸)時にエンジンストールが起きそうな配置だし、あんな雑なエアインテークで超音速巡航が大丈夫なんだろうか。

    • by Anonymous Coward

      いっその事、座席じゃなくて、カプセルホテルのカプセルに寝っ転がってもらって、
      カプセルを積む感じにすれば、機体直径を大幅に小さく出来るんじゃないだろうか?
      まあ席移動はできないからトイレもできないから、搭乗前にしっかり排便した上でオムツ着用。
      緊急脱出用のパラシュートはカプセルごと。

  • by Anonymous Coward on 2015年07月17日 11時12分 (#2848920)

    これに乗れることにして番組を復活させよう。

  • by Anonymous Coward on 2015年07月17日 17時47分 (#2849140)

    3時間なら立席でいいよな。何人積めるだろう。

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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー

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