AVGの正直な新プライバシーポリシー、収入を得るためにブラウズ履歴などを使用すると明言 32
正直 部門より
新しいプライバシーポリシーの「Why do you collect my data?」の項には個人を特定しないデータの使用目的として「to make money from our free offerings so that we can continue to offer them for free」と記載されており、無料のAVG製品から収入を得ることで継続的な無料提供を可能にするためということのようだ。
使用するデータは広告IDやWebブラウズ/検索履歴、プロバイダーやモバイルネットワークの情報、インストールされたアプリケーションと利用状況となっている。ブラウズ/検索履歴に個人を特定可能なデータが含まれるとAVGが判断した場合、その部分は個人情報として扱い、匿名化するとのこと。また、個別には個人情報として扱われる情報でも、集計/匿名化したものについては個人を識別可能な情報とはみなさないとしている。たとえば、ユーザーの位置情報を集計して特定の国で何名が使用しているかといった情報がこれに該当する。
新しいプライバシーポリシーは10月15日から発効する。情報の提供は設定により無効化することも可能とのことだ。OPSWATのデータによると、アンチウイルス製品市場でのAVG Anti-Virus Free Editionのシェアは5.0%。Microsoft Security Essentials(17.8%)、avast! Free Antivirus(17.6%)、Avira Free Antivirus(5.9%)に続く4位となっている。新しいプライバシーポリシーによりAVGがスパイウェアとなってしまう可能性を懸念する意見もあるが、無料製品ではユーザー自体が商品であり、利用目的を正直に説明していることを評価する意見もみられる。皆さんはどう思われるだろうか。