パスワードを忘れた? アカウント作成
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
2015年9月20日の記事一覧(全5件)
12521086 story
お金

AVGの正直な新プライバシーポリシー、収入を得るためにブラウズ履歴などを使用すると明言 32

ストーリー by headless
正直 部門より
AVG Technologiesが14日、新しいプライバシーポリシーを発表した。新しいプライバシーポリシーでは、AVG製品やWebサイトが収集したデータのうち個人を特定しないものに限り、収入を得るために使用することを明記している(プレスリリースAVGのブログ記事Wired UKの記事BetaNewsの記事The Inquirerの記事)。

新しいプライバシーポリシーの「Why do you collect my data?」の項には個人を特定しないデータの使用目的として「to make money from our free offerings so that we can continue to offer them for free」と記載されており、無料のAVG製品から収入を得ることで継続的な無料提供を可能にするためということのようだ。

使用するデータは広告IDやWebブラウズ/検索履歴、プロバイダーやモバイルネットワークの情報、インストールされたアプリケーションと利用状況となっている。ブラウズ/検索履歴に個人を特定可能なデータが含まれるとAVGが判断した場合、その部分は個人情報として扱い、匿名化するとのこと。また、個別には個人情報として扱われる情報でも、集計/匿名化したものについては個人を識別可能な情報とはみなさないとしている。たとえば、ユーザーの位置情報を集計して特定の国で何名が使用しているかといった情報がこれに該当する。

新しいプライバシーポリシーは10月15日から発効する。情報の提供は設定により無効化することも可能とのことだ。OPSWATのデータによると、アンチウイルス製品市場でのAVG Anti-Virus Free Editionのシェアは5.0%。Microsoft Security Essentials(17.8%)、avast! Free Antivirus(17.6%)、Avira Free Antivirus(5.9%)に続く4位となっている。新しいプライバシーポリシーによりAVGがスパイウェアとなってしまう可能性を懸念する意見もあるが、無料製品ではユーザー自体が商品であり、利用目的を正直に説明していることを評価する意見もみられる。皆さんはどう思われるだろうか。
12521088 story
著作権

米控訴裁判所、削除要請の際にはフェアユースを考慮する必要があるとの見解 8

ストーリー by headless
見解 部門より
米国・サンフランシスコの第9巡回区控訴裁判所は14日、権利者はデジタルミレニアム著作権法(DMCA)に基づく削除要請をする際、フェアユースに当たるかどうかを事前に考慮する必要があるとの見解を示した(Re/codeの記事The New York Timesの記事EFFのブログ記事裁判所の意見書)。

この裁判は、家庭で撮影した動画の背後に流れる音楽を理由とするYouTubeへの削除要請を不当として、撮影者がUniversal Musicを訴えているもの。動画は子供たちが遊んだり踊ったりする様子を母親が撮影した29秒間のもので、背後にプリンスの「Let's Go Crazy」が流れている。母親が2007年2月にこの動画をYouTubeで公開したところ、著作権侵害であると主張するUniversal Musicの要請により削除されてしまう。

母親は同年6月、背後に流れる音楽はフェアユースに当たるとして異議申し立てを行い、動画は復元された。さらに同年7月にはEFFのサポートを受け、削除要請が不当であるとしてUniversalを訴えた。この8年にわたって争われている裁判は「Dancing Baby」裁判とも呼ばれ、削除要請の正当性をめぐる数少ない例となっている。

裁判所の意見書ではフェアユースについて、単に法律上許容されている行為ではなく、法律で認められた権利であるとし、抗弁により正当化可能な違法行為であるとするUniversalの主張を否定した。ただし、権利者は削除要請を行う前にフェアユースに当たるかどうかを考慮すべきだと述べる一方で、権利者側には誠実な判断を求めるにとどまる。裁判所では権利者の判断について議論する立場にはないとも述べているが、誠実な判断が行われていなかったとする証拠が出た場合には損害に対する責任を負うことになるとしている。
12521140 story
交通

エアインディア、超過体重の客室乗務員を地上勤務に 40

ストーリー by headless
辻褄 部門より
maia 曰く、

エアインディアはインドの航空関連規制当局である民間航空局(DGCA)の体重ガイドラインに従い、猶予期間内に減量できなかった超過体重の客室乗務員約125名を地上勤務または自主退職にするとみられている(Press Trust of Indiaの記事DWの記事レスポンスの記事)。

体重ガイドラインはBMIが基準で、男性は18-25が標準体重、25-29.9が超過体重、30以上が肥満。女性は18-22が標準体重、22-27が超過体重、27以上が肥満となっている。定期検診で超過体重と診断された乗務員には3ヶ月以内の減量期間が与えられる。超過体重の乗務員は最大19か月間の乗務を認められるが、既に18か月が経過しているとのこと。

DGCAが体重の規制を発布したのは昨年5月。エアインディアでは約3,500人の客室乗務員のうち約600人が超過体重と診断され、6か月以内の減量を求められていた。しかし、エアインディアは今年6月に深刻な乗務員不足に陥り、地上勤務していた超過体重の職員を3か月を期限として乗務させていたという。9月末までに新しい乗務員の教育が終わることから、超過体重の乗務員には地上職員としての勤務継続または自主退職を求めることになったとのこと(Mumbai Mirrorの記事The Telegraph Indiaの記事)。

一方、All India Cabin Crew Associationでは、規制当局が客室乗務員の医療的なガイドラインを出すことについて、法的な裏付けがなく違法だと主張している。また、対象となる客室乗務員の大半は女性であり、能力や経験を無視して一律にBMIで乗務を制限するのは、美的基準を適用しようとしているのではないかと疑う声も出ている。医学界からはBMIと健康やスピードを誤って結び付けているとの意見も出ているとのことだ。

12521170 story
Chrome

URLに含まれるとGoogle Chromeがクラッシュする文字列 43

ストーリー by headless
snap 部門より
Google Chromeで特定の文字列を含むURLを指定するとクラッシュすることが判明した(Andris Atteka's blogの記事VentureBeatの記事The Registerの記事chromium - Issue 533361)。

発見者のAndris Atteka氏が例示しているのは「http://biome3d.com/%%30%30」というURLで、これをChromeのOmnibox(アドレス/検索ボックス)に入力してEnterキーを押すとChromeがクラッシュする。また、このURLが指定されたリンクをポイントすると、表示中のタブのみがクラッシュする。

ポイントはスラッシュ以下の「%%30%30」で、null文字を示す「%00」に変換される。いくつか試してみたところ、「%%300」「%0%30」でも同様の結果となる一方、「%00」そのものではクラッシュしなかった。Ominiboxに入力する場合はドメインとして解釈できる文字列とスラッシュに続いて記述する必要があるが、リンクに指定する場合には「%%300」だけでもクラッシュした。

原因としては、「%00」となった部分が再度処理されてnull文字に変換されてしまうため、URLの有効性チェックに失敗してクラッシュが発生しているようだ。この問題はセキュリティー上のバグではないとみなされ、報奨金の対象にはならなかったとのこと。

なお、VentureBeatでは検証の結果、Chrome for WindowsおよびChrome for Macの両方で再現したが、Chrome for Androidでは再現しなかったとしている。また、The Registerによれば、ChromebookやChromium 45ベースのOpera 32でも再現するとのことだ。ただし、手元のAndroid端末で試したところ、Omniboxへの入力は問題なかったが、リンクをタップするとタブがクラッシュした。
12521473 story
アメリカ合衆国

米テキサス州の高校生、自作デジタル時計を爆弾と誤解されて逮捕される 150

ストーリー by headless
自作 部門より
米国・テキサス州アービングで、MacArthur High Schoolの新入生が自作のデジタル時計を学校に持って行ったところ、爆弾と誤解されて逮捕されてしまったそうだ(Dallas Morning Newsの記事Ars Technicaの記事[1][2]Yahoo! News — Good Morning America)。

この新入生、Ahmed Mohamed君は電子工作が趣味。中学校ではロボットクラブに入っていたが、高校でも同じような活動をしたいと思っていたという。そこで、自作した時計を学校に持って行って技術科の教師に見せたが反応はいまひとつで、「人に見せない方がいい」とアドバイスされただけだったとのこと。

その後、時計をバッグに入れたまま授業を受けていたが、英語の授業中にアラームが鳴ったため取り出したところ、爆弾と誤解した教師が警察に通報してしまう。Ahmed君は時計であると説明し、爆発物などが含まれないことも確認されたが、警察はAhmed君が模造爆弾を持っていたとして逮捕。他の生徒の前で手錠をかけて連行されることになる。いったん少年矯正施設に収容後釈放されたAhmed君は、3日間の停学処分となった。

結局、Ahmed君は何の罪にも問われないことになったが、この件が報じられるとソーシャルメディアでバラク・オバマ大統領やマーク・ザッカーバーグ氏やヒラリー・クリントン氏などの著名人をはじめとして支援の声が多く寄せられる。中でもオバマ大統領はAhmed君の時計をほめ、ホワイトハウスに招待している。

警察では時計が非常に疑わしく思われたとし、偏見による逮捕を否定しているが、Ahmed君はまるでテロリストのように扱われたと話している。イスラム教徒であることを理由に不当な扱いを受けたとの見方も強い。
typodupeerror

にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー

読み込み中...