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2015年ノーベル平和賞は、チュニジアの国民対話を仲介する「カルテット」が受賞 39

ストーリー by headless
対話 部門より
2015年のノーベル平和賞は、チュニジアでの国民対話仲介のため民間の4団体が構成するカルテットが受賞した。授賞理由は、2011年のジャスミン革命後のチュニジアにおける、多元的民主主義の確立への決定的な貢献(プレスリリース毎日新聞の記事NHKニュースの記事)。

ジャスミン革命後の2013年、政治家の暗殺や広がる社会不安によりチュニジアの民主化プロセスは崩壊の危機に瀕していた。チュニジアの労働組合総連合と事業者連合、人権連盟、弁護士同盟の4団体によって構成されたカルテットは、平和的な政治プロセスを確立。性別や政治的信条、信教にかかわらず、すべての人に基本的人権を保障する政府のシステム構築に貢献した。4団体はチュニジアの社会における異なる領域と価値を代表する仲介者であり、平和な民主的発展を推進する力となっている。そのため、2015年のノーベル平和賞は4団体による共同受賞ではなく、「カルテット」としての単独受賞となる。

アラブの春はチュニジアから北アフリカや中東の諸国に拡大したが、これらの国の多くで民主主義や基本的人権の獲得への戦いは行き詰まりを見せている。ノルウェー・ノーベル委員会では、2015年のノーベル平和賞がチュニジアの人々を励ますだけでなく、平和や民主主義を推進しようとする北アフリカや中東の人々への励みにもなることを望んでいるとのことだ。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
    • by Anonymous Coward on 2015年10月10日 15時49分 (#2897610)

      突っ込むのはむしろローマ教皇をエントリに入れた人では。

      ある人・団体に賞を授けることができるのは、その「受賞する人・団体」よりも格上の機関や人でないと意味がない。
      例: Takahiro_Chou 氏が、「あんたはエライ!で賞」を氏の全財産を賞金にして招聘しても来るのは(ry

      100年以上「平和賞」を栄誉ある人に授与してきた蓄積があるから、
      他の平和関連の賞に比べてノーベル平和賞は権威があるが、

      弐千年にわたって全地球的な戦争と平和の舵取りを司って
      あるときは戦争を欲し、あるときは和解をもたらし、
      今でも数億人の人々の心を動かしえる、
      週末の時には永遠の命を個々人に与えるかどうか決定することの出来る、
      人および神の「代理人」が、

      たかだか人が創設した、ノーベル平和賞(20世紀に再定義された「平和」)受賞に喜ぶか?
      鼻で笑いそうなもんだ(つか、立場的には鼻で失笑しないと)。

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      • by Anonymous Coward on 2015年10月10日 19時04分 (#2897658)

        別に権威ある宗教指導者がノーベル賞貰ってもいいんじゃね
        ダライラマとか貰ってるし

        世俗の賞より宗教指導者の方が上という考え方だってそれはそれで気持ち悪い

        親コメント
        • by Anonymous Coward
          ヒトラーが平和賞候補ってのもそうだけど、基本的に平和賞は「ちょっとお前らノーベル賞にドロ塗るようなことすんなよ」っていう意思の表明だから、紛争の当事者になりそうな人のどっちかに贈られるのはむしろ自然なこと。だからダライラマはあっても、今さら教皇の権威に挑戦しそうな勢力がない以上、バチカンに贈られることはない。
          • by Anonymous Coward

            おっと、小浜さんの悪口はそこまでだ。

        • by Anonymous Coward

          そういう問題じゃない。

          ダライラマはへぼいから、賞をもらうし、やる方もうやろうと思う。
          ローマ教皇は力があるから、賞なんかいらないし、やる方もそんな人にやろうとは思わない。

          近年は宗教に騙される人は減ってきてるようで、ローマ教皇に力があるのもあとどれだけかわからないけどね。

      • by Anonymous Coward

        誰かこれスバドウつけてやってよ。
        ノーベル賞とかくだらないが平和賞とか特にくそくだらねーなと常々思っていたが
        原因のひとつはこれだな。

      • by Anonymous Coward

        「週末の時」も捨てがたいけど、「鼻で失笑」はすごいですね。

    • 存命人物でありさえすれば可能性はゼロではないと世界に希望を与える役割?

      // 『帝都物語』でヒトの生肝…と噂された登場人物みたいな体調なのかな?

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      候補に上がるだけならヒトラーにだってできますよ。

      • by Anonymous Coward on 2015年10月10日 14時20分 (#2897582)

        候補に上がるだけならヒトラーにだってできますよ。

        実際ヒトラーは推薦されているんだが。

        http://www.nobelprize.org/nobel_prizes/facts/peace/ [nobelprize.org]

        Adolf Hitler was nominated once in 1939(アドルフ・ヒトラーは1939年に一度だけノミネートされた). Incredulous though it may seem today, the Nazi dictator Adolf Hitler was nominated for the Nobel Peace Prize in 1939, by a member of the Swedish parliament, an E.G.C. Brandt. Apparently though, Brandt never intended the nomination to be taken seriously. Brandt was to all intents and purposes a dedicated antifascist, and had intended this nomination more as a satiric criticism of the current political debate in Sweden. (At the time, a number of Swedish parliamentarians had nominated then British Prime Minister Neville Chamberlin for the Nobel Peace Prize, a nomination which Brandt viewed with great skepticism. ) However, Brandt's satirical intentions were not well received at all and the nomination was swiftly withdrawn in a letter dated 1 February 1939.

        親コメント
    • by Anonymous Coward

      TIME誌の今年の顔とノリが変わらんな

      #今までの受賞者も:p

  • by Anonymous Coward on 2015年10月10日 12時27分 (#2897535)

    平和と民主主義を両立させるというのは、本当に難しい事なのだなあ、
    と中東やアフリカを見ていると思う。
    いや、日本のすぐそばにも両立できていない国はあったりするのだけれど。

    • by Anonymous Coward on 2015年10月10日 13時35分 (#2897565)

      いや、むしろ日本もそんなに両立できてない気がする。

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    • by Anonymous Coward on 2015年10月10日 13時36分 (#2897566)

      民主主義でも軍国主義でも王権主義でも共産主義でも戦争や内乱は起きうる、政治体制と平和はそんなに関係ない

      そもそも民主主義を既存の政治体制の中では他に比べて良いとするのは西欧の価値観に依っているところもあるので、必ずしも中東やアフリカで民主主義を推し進めれば平和になるかといわれると疑問だな
      これは日本に関しても言えることだけど、民主主義は一部の理想家や活動家が推し進めても定着しないもので、国民の大多数がそれを明確に望んでそのために行動しない限り機能しないものだと思うよ

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2015年10月10日 17時39分 (#2897640)

        傾向としては教育水準が高く民主主義的な国の方が戦争も内乱も少なくなるよ。
        そもそも内乱ってのは内乱が起こせるほどの規模の反対派がいるのに内乱を起こす以外に要求を通す手段がないから起こるものであって、
        真っ当な民主主義体制が存在しているならわざわざコストの高い武力闘争を選ぶ奴は皆無ではないがまあ少ない。
        (この場合の民主主義は過半数取れば何してもいいではなく少数派とも話し合って相応の配慮をすることが前提)

        また戦争についても民主主義体制下では主権者である国民の命を浪費することは即座に政権の転覆に繋がる一大事であるため
        そうでない体制に比べると命を賭けることになる国民がそれなりに納得できる正当性がないと戦争はしづらい。
        なんだかんだで「世界一の民主国家」であるアメリカが戦争しまくっているイメージはあるかもしれないが民主的でない国に比べれば規模の割には戦争してない方だ。
        あの国がもし「国民の世論を気にせずに戦争できる帝国」だったりしたら今頃人類の存続から危ないレベル。

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        • by Anonymous Coward on 2015年10月10日 22時13分 (#2897727)

          まず、内乱って政治的主張以外に、宗教的対立も原因に含まれるから必ずしも民主的だからといって軋轢が生じないとは限らない。

          別に民主主義国家でなくても、真っ当な指導者であれば戦争のメリットとデメリットを天秤にかけるので、そこは同じ。
          というか真に民主主義国家として正しく機能しているなら、結局のところ前述の「真っ当な指導者」の役割を国民が行うだけなので戦争は生じにくくなる。この辺はアメリカ云々の話と同意見だけど。ただそれは必ずしも民主主義の利点というわけではないこと。なぜならアメリカが世界一の民主国家であることは、別に民主主義の利点によってもたらされたわけではないから。

          問題はつまるところ国家の方向性を決める主体が真っ当な判断ができない時に戦争のリスクが上がっていくので、それは結局、暗愚な国王であろうと国民の被害に無頓着な共産党指導部であろうと衆愚政治と化した民主主義であろうと同じで、どれが安心ってことはないと思う。近代民主主義国家なんて誕生は兎も角、滅びた実例があまりないので、他の政治体制に比べてどちらが良いかという結果論や統計としてのデータはあと何百年か経たないと出ないだろうしね。

          他のコメントでも出てるけど、サウジアラビアとか、あるいはアラブ首長国連邦なんかは絶対王政に近い政治体制だけど、さほど問題にはなっていない。
          そうでなくとも歴史を繙けば王政の状態で結構な期間、安定していた政権や国家はそこそこあるわけで、民主主義国家の正しさを歴史も交えて語るのは難しいと思うよ。何せアメリカ独立やフランス革命からまだ250年足らず。オスマン帝国とか何だかんだ言って600年以上続いたし、200年やそこら続いた政体は歴史上いくつもあるからねぇ。

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          • by Anonymous Coward on 2015年10月10日 23時15分 (#2897745)

            結局のところある一定以上の経済的な豊かさを享受できて
            一人の人として尊重される社会であればどのような政体であっても反乱なんて起きない
            ただ、豊かさを維持発展させていける最も効率の良い方法が民主主義と言う形であるだけ
            サウジアラビアのような国は民主主義など導入せずとも石油による恩恵があるので
            独裁政権でありながら安定を維持出来る
            ブルネイとかも同じような事情だね

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            • by Anonymous Coward on 2015年10月11日 2時31分 (#2897781)

              サウジアラビアの安定は厳しい独裁政治によるもので石油の恩恵は関係無いかと。
              「サウジアラビア 貧困」などでググるといろいろ出てくる。
              民主化を求めると他国の思惑が絡んでシリアのようになるし、産油国は厄介だね。

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              • by Anonymous Coward

                だからこそ話がややこしくなる。

                現在は独裁政治により不平分子が鎮圧されているので、一部が貧困で苦しんでいるけれども、内乱は起きていない。
                そこを強権的な独裁政治をやめて民主化すると、貧困で苦しんでた人達を押さえつけるものがなくなるので、ヘタすりゃ内乱になる。
                どう頑張っても(たとえ対話があっても)ない袖は振れないので、どこかに貧困が生じることになるから。そうでなくても「既に金持ってる層」に「貧困者のために金を出せ」っていう対話をするのは非常に難しいしね。

                そうなると、民主化の過程として発生する内乱等で、頭数が減ったり略奪その他に

          • by Anonymous Coward

            内憂と外患のリスクは同じじゃない。内乱の方が大抵ひどいので、その一点において民主主義が低コストで優れている。外国を攻めたり外国から攻められる普通の戦争のリスクはそんなに変わらないよ。むしろ国力がダイレクトに効いてくるから、資本主義だったり自由貿易体制だったりする方が影響が大きいんじゃないかな。

            サウジは、欧米との付き合いがなくなれば一気に革命が進行すると思うけどね。石油で持ってるだけだから。てか、米仏独あたりの左巻きがサウジ向けのプロパガンダをずっと繰り返しているから、遠くない将来に革命か武力的デモ行進があると思うよ。2年以内。

      • by Anonymous Coward

        平和に比べれば他のことはカスみたいなもん。
        サウジアラビアなど非民主的な国でもおとなしく国に従っていれば最低限命は保証されてる。
        制度は国を安定させてからでもいい、ほとんどの民主国家も最初からそうだったわけじゃない。
        誰が権力握ろうが安定している限りシリアのような惨状よりはまし。
        真の敵は陣営を問わず国内外の好戦的な連中。

    • 平和を定義する事は、本当に難しい事なのだなあ、
      と中国やソビエトを見ていると思う。
      いや、日本人でも国内で千万人単位の虐殺でも対外戦争・内戦さえなければ平和と呼ぶ者があったりするのだけれど。

  • 多元的民主主義pluralistic democracyというのは、過去の革命や革命もどきや自称新国家維新体制が常に無視してきたしろもので、
    参政権を人民に形式的に与えればいいというものではなく、例えば以下のようなことが要件になる。
    ・多様なものの考え方を容認する
    ・人権及び人身について実効性の高い保障手段を充実させる(前政権担当者の人権を含む。暗殺などもってのほか)
    ・平和裏に政権が争われ、平和裏に政権を交代する
    ・選挙を政敵潰しのための人民投票手段にしない
    フランス革命もロシア革命も(もちろんワイマール後のナチスも、部分的には大阪やイラン革命も)上のようなことは実行できていなかったことを考えれば
    チュニジア革命政府のこころざしの高さがわかるだろうし、多元主義を国是にしている北欧から見ればノーベル賞にしたくなるのもわかる。

    # 憲法9条では平和賞のライバルにもなれんな

    • by Anonymous Coward

      すまん。受賞は政府じゃないのだね。

    • 安保法案に反対している奴らが刑務所にぶち込まれなかったり、反対派に首相が暗殺されないところを見ると日本もそれが当たり前なんだよな
      何か実現するための条件とかあるんだろうか

      • by Anonymous Coward

        それは「国民国家」って幻想でしょ?

        「国家」→「国=家」→「国民は相互が家族のような関係」、だっけ?
        丸山先生が「国民国家は共同幻想」って著作なしていたんでは?

        この「幻想」が共通理念として、「国民」どうしで共有できれば民主主義はなんらかの形で実現できる。
        アラブ民主主義とかも幻想を理念として「国民」をまとめていられたのだろう(サハド期のエジプトなど)

        幻想が成り立っていないのは、例えば
        民族連合体の幻想としての「帝国」(19世紀墺帝国とか20世紀満州国とか:結局支配民族の利益優先でだめ)
        部族連合体の幻想としての「国」(国益よりも(民族より小さい概念の)出身部族の利益

        • 「国家」→「国=家」→「国民は相互が家族のような関係」、だっけ?

          違う、といってよいかと思います。「国民国家」は “nation state” の訳語です。 “state” に「家」のような含意はありません。

          丸山先生が「国民国家は共同幻想」って著作なしていたんでは?

          丸山眞男のことであれば、彼はそのような論考は残していません。

          近いのはベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』でしょうか。これは、「国民」というまとまりがリアルな感情を呼び起こし、前時代と比べて比較にならないほど強力な政治的統合を生み出したことに着目し、その経緯を論じた本です。

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            近代日本における国民国家形成が家族国家論をモデルにしたという話ではないかと。まぁ、一般論ではないのは確か。

            で、共同幻想論は、吉本隆明(ばななのパパ)。吉本は丸山真男論も書いているので、ゴッチャになったのかもですね。

        • by Anonymous Coward

          > 民主的な選挙で政権を覆すことが出来ることは細川・鳩山政権誕生で照明できているわけだ。

          ついでに、一時のノリで無能なやつを持ち上げるとみんなが酷い目にあうということも証明されたようで。

          • by Anonymous Coward

            しかし、懲りずに安倍なんかを大勝させちゃったから懲りてないな

            • Re: (スコア:0, おもしろおかしい)

              by Anonymous Coward

              まったくだ、政治家として100点満点で10点ぐらいしかつけられない政治家が大勝するなんてとんでもない世の中だ。

              もっとも民主やら共産やらには0点どころかマイナスな輩しか居ないから仕方ないのだが。

    • by Anonymous Coward

      多元主義ってのは言ってみればエリート主義を潰すためだけに考え出されたギミックなんで、そんないいもんじゃないよ。都市の政治を牛耳ってるのは、労組と漁協と農協の仲立ちをする「調停者」みたいな感じの趣旨だから(調停者は見かけ上エリートだが、彼には決断する権利がなく、実際の権力は労組と漁協と農協に源泉として存在する)。

      だから、多様な意見の存続とはほぼ全く関係ない。なぜって意見はどんな統制をしても勝手に割れる。中国が一つの確固とした思想と信条のもと習近平と旧勢力が殴り合いしてるのと一緒。プルーラリズムではその仲立ちをする存在に権力が集まっているように見える。

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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」

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