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ビジネス

米テクノロジー業界の失業率が増加傾向 10

ストーリー by hylom
ハイテクが好調のイメージだったが 部門より
taraiok 曰く、

米テクノロジー業界の失業率が増加傾向にあるという(DICE米国労働統計局Slashdot

米国労働統計局(BLS)の発表によると、2015年の第3四半期のテクノロジー業界の失業率は第2四半期の2.0%から3.0%へと悪化した。これまでテクノロジー業界の失業率は、米国の労働市場全体の失業率である5.2%と比較すると低い水準を維持してきた。多くのテクノロジー・セグメントに失業傾向が目立っている。ウェブ開発者は前年同期の3.70%から5.10%に、コンピュータ・システム・アナリスト、プログラマー、ネットワーク、そして、システム管理者などの失業も増えてきているという。

他の指標を見る限り米国全体の景気は堅調だ。ただし、製造業に関してはアジア企業の成長により、電子部品やハードウェア産業はより厳しい傾向にある。広範なテクノロジー業界の経済状況については、Webプログラミングなどの需要の高いカテゴリーの失業率などを今後も見極めていく必要があるとしている。

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  • by ikotom (20155) on 2015年11月04日 17時23分 (#2911863)

    一見矛盾するけど、景気が本当に良くなってくると失業率は悪化するんですよ。
    なぜなら失業率はキャリアアップという前向きな理由でも上がるものですが、
    転職が当たり前の国であっても、景気が悪いと転職すらできないからです。

    特にアメリカなどは日本みたいに年功序列で上がっていくスタイルじゃないので
    キャリアアップしたければ、そういうキャリアに転職するのが普通です。

    ある技術者が1つの会社で5年(60ヶ月)働いて、その後3ヶ月間の転職期間を経て
    キャリアアップを図れば、それが失業率で表せば5%となります。(3/60==0.05)
    なので転職市場が活発なら、むしろ5%ぐらいに上がって当然という理屈です。

    これが失業率10%近くとかの状況なら話は別ですが、
    2.0% という低水準は「十分に雇用枠があるけど、転職を決断できるほど好条件は
    まだ出てきていない」状況と考えるべきです。
    そこからIT系だけ3%に上がるというのは、むしろ人手不足という意味で
    先行している業種だけに、今後の景気の見通しが明るいことを意味しています。

    > ウェブ開発者は前年同期の3.70%から5.10%に

    ウェブ系は中小クライアントも多く、景気の動向に左右されやすいと思ってますので
    ここが真っ先に5%になったということが尚更、景気の良さを物語っていると
    感じています。

    当然、悪化するときもこのセクタが反応しますが、もしIT技術者のだぶつきなどが原因の
    悪化なら今後、5%以上へずるずると上昇していくでしょう。
    反面、好景気による転職が原因であれば、5%前後を保ったままとなるはずです。
    そうして他の技術セクタが追随する形で5%ラインに揃ってきたら、本当の本物です。
    おそらく次のステップとして賃金上昇が数字に表れること間違いなしです。

    > ハイテクが好調のイメージだったが 部門

    というわけでIT技術者の労働供給過剰を不安に思っている方がいたとしたら……
    それは杞憂だと断言しちゃいましょう。ハイテクは好調です。
    コの業界はまだまだ当分人手不足です。
    # 外れたら笑ってね

    • by Anonymous Coward

      すくなくともマクロ指標的には、OKunの経験則があるので全体的にはGDPと失業率は負の相関があると思います。
      手元でUSのGDPとunemployment rate並べてみても非直観的な動きはせずに綺麗に負の相関があるように見えます。

      ただ、セグメント別に細かく見て行けばおっしゃるような振舞があるのかもしれません。
      このような事はITセクターでは良く知られている事なのですか?

      • by ikotom (20155) on 2015年11月05日 1時02分 (#2912125)

        ええと元コメは、決して「全体的なGDPと失業率における負の相関」を
        否定しているわけではないですよ?

        タイトルが釣りっぽくなっちゃって誤解を与えたなら申し訳ないです。
        あくまで「景気がよいと失業率が下がる」という経験則を常識として受け入れつつ
        その常識と「矛盾した」状態として、景気の回復局面における一時的なギャップの話を
        しているのだとお考え下さい。

        たとえば以下のグラフで言うと2001~2006年までを抜き出せば
        「正の相関」と見えちゃいますよね。
        (もちろん、その後に負の相関関係が強まるのはグラフのとおり)

        http://www.iitrade.ac.in/km/ibank/US%20GDP%20growth%20rate%20vs%20unem... [iitrade.ac.in]

        元コメで言うのはこの正の区間のうちの、さらに2001~2003までの
        「GDPが上昇しているのに、失業率が5~6%まで上昇している」時期の話です。

        ということで、以下のQへの回答ですが

        > このような事はITセクターでは良く知られている事なのですか?

        上記のグラフのとおり、むしろ一般的にどのセクターでも当てはまる事との認識です。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          その常識と「矛盾した」状態として、景気の回復局面における一時的なギャップの話を
          しているのだとお考え下さい。

          あ、単純に私の読解力不足でした。申し訳ありません。
          にしても面白いですね。
          マクロな指標にこうして傾向が表れているとなると、元コメの話も説得力あると思います。

    • by Anonymous Coward

      > なぜなら失業率はキャリアアップという前向きな理由でも上がるものですが、
      > 転職が当たり前の国であっても、景気が悪いと転職すらできないからです。

      んなことはまったくない。
      そもそも前向きな転職とやらでは「次を決めてから現職を退職する」か「起業する」であって
      行くアテもないまま退職するなんて欧米でも馬鹿な行為
      単にリストラされただけだろそれって話で、もちろんそれは不況のときのほうがずっと多い

      • by Anonymous Coward

        同意。

        4回転職したが、退職時に次が決まってなかったのは
        会社の日本撤退で辞めざるを得なかった時だけだ。

      • by Anonymous Coward

        自分は思い立ったらまず辞職派なんだけど、
        あんたにとっては馬鹿な人間なのかね。

        まー慎重派の人間からすりゃ信じられないかもしれないが
        海外を語る前に、この日本においてすら次が決まる前に辞める人間が
        相当数いるっていう現実を理解した方がいいな。

        実際の数字を見てみて驚くな。これとか約4割が離職後となってる。
        http://www.niigata-job.ne.jp/career/contents/results.html [niigata-job.ne.jp]
        まさか全体の4割が馬鹿かリストラ組だとは言わないよな?

        あと一つだけ注意しておきたいのは、

        行くアテもないまま退職するなんて欧米でも馬鹿な行為

        などと他人をすぐ下に見る行為は

        • by Anonymous Coward

          > 自分は思い立ったらまず辞職派なんだけど、
          > あんたにとっては馬鹿な人間なのかね。

          うん、馬鹿。

          • by Anonymous Coward

            既につける薬がなさそうですね。

  • by Anonymous Coward on 2015年11月04日 15時51分 (#2911810)

    http://insights.dice.com/wp-content/uploads/2015/10/2015-Q3_Full_Repor... [dice.com]

    むこうでは、労働単価を下げるためにわざとH1Bビザ等を発行して労働供給過剰にしているのではないか等と話題になっているようですね。
    まぁ、単純にこれまでアメリカの景気が良くて労働需要が高かったのが2015Q3でやや減速して労働市場がだぶついただけに見えますがね。

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