大阪大学教授による1億5000万円の不正経理が発覚 53
困っているところもあるというのに 部門より
大阪大学大学院・情報科学研究科の教授が、10年以上にわたって不正な経理処理を行っていたことが報じられている(産経新聞、日経新聞、朝日新聞)。
取引業者に架空の物品を発注し、差額をプールさせるという手口。また、この教授は科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業にも関わっていたようで、12月25日にJSTから研究費の不正使用があったことも発表されている(JSTの発表)。
JSTによると、不正使用に関わっていたのはこの教授およびJSTのプロジェクトスタッフ、取引先で、消耗品の架空請求や伝票とは異なる消耗品等の納入が行われていたという。こちらの不正使用額は合計で9316万4,955円。なお発表では私的流用は確認されていないとされているが、報道では私的に流用していた可能性もあるとされている。