日本の大学における軍事研究再開はなぜ望まれているのか 137
先立つものがなければ何もできない 部門より
Slashdotにて、日本の軍事研究が話題になっている。ソースとなっているのはTHE STACKの記事。
記事では、中国の軍事的能力の拡大に対抗し、1949年から戦後70年間禁止してきた大学による民生用と軍事用のどちらにも利用できるデュアルユース分野の研究が解禁されつつあることが紹介されている。
日本は政府の緊縮財政による教育機関への資金カットが進んでおり、大学にとってはこうした防衛省による開発資金援助は魅力的だという内容になっている。一方で、こうした大学のデュアルユース分野の学術研究について、一部の研究者や大学が反対運動をオンラインで行うなどの軍事アレルギーもあり、一筋縄ではいかないとも書かれている。全体の論調としては、中国アレだからもうちょっと融通効かせたらという感じ。
国内では昨年から出ていた話ではあるが、コメント欄では中国脅威論と安保問題、日本の経済低下などによる地位低下、さらにウクライナ問題に絡めた内容などを中心に議論されているようだ。