MIT、人工知能でサイバー攻撃を検出するシステム「AI Squared」を発表 8
人工知能が得意そうな分野ではある 部門より
マサチューセッツ工科大学(MIT)のコンピュータ科学および人工知能研究所(CSAIL)が、人工知能を利用したサイバー攻撃検知システムを開発したそうだ(ZDNet Japan、Slashdot)。
従来のサイバー攻撃検出システムは人間の専門家が診断パターンを作成し、それに基づいてネットワークアクセスを分析してサイバー攻撃を検出するシステムになっている。しかし、このシステムでは診断ルールを作成する専門家が必要になるほか、診断パターンが用意されていないような攻撃は検出できない。いっぽう今回開発された「AI2」(AI Squared)というシステムでは85%の攻撃を自動で検出でき、さらに偽陽性(false positive)の検出も5分の1に減らせるという。
AI2では、2000万のユーザーによって生成された36億行のログを使ってテストおよび学習を行ったとのこと。また、一日辺り数十億行のログを処理できる能力を持つという。