IDCのデータによると、2016年第1四半期のスマートフォン出荷台数は前年同四半期から50万台増(0.2%増)の3億3,490万台となり、記録上最も増加の少ない四半期となった(
プレスリリース、
WinBetaの記事、
The Vergeの記事、
MacRumorsの記事)。
出荷台数の増加が鈍った原因としては、新興国市場でスマートフォンが既にある程度行き渡っている点と、AppleおよびSamsungの出荷台数減少が挙げられている。また、中国でのスマートフォン市場が成熟する中、中国のLenovoとXiaomiがトップ5から落ち、同じく中国のOPPOとvivoが出荷台数を2倍以上に増やしてトップ5入りしている。
ベンダー別にみると、1位のSamsungは出荷台数が前年同四半期から50万台減少(0.6%減)して8,190万台となり、シェアは0.1ポイント減の24.5%となった。2位のAppleは前年同四半期から1,000万台減少(16.3%減)して5,120万台となり、シェアも3ポイント減の15.3%となっている。1年前のSamsungとAppleの差は約2,000万台だったが、今回は約3,000万台にまで広がっている。
3位のHuaweiは1,010万台増(58.4%増)の2,750万台となり、シェアは3ポイント増の8.2%。4位のOPPOは1,120万台増(153.2%増)の1,850万台で、シェアは3.3ポイント増の5.5%、5位のvivoは790万台増(123.8%増)の1,430万台、シェアは2.4ポイント増の4.3%だ。ただし、vivoと6位以下との差はあまり大きくないようだ。その他のベンダーは1,830万台減(11.4%減)の1億4,150万台となっている。