米ファイザー、死刑での自社製品使用を拒否 53
色々と騒動の多い米国の死刑 部門より
米ファイザーが自社製品が死刑に使用されないよう、流通に制限をかけることを発表した(朝日新聞)。
米国では死刑での自社製品の使用を拒否する製薬会社が増えており、今回のファイザーの対応で、死刑用では通常の入手ができなくなるそうだ。各州当局は、第三者を通じての購入や、電気椅子や射殺等の方法を検討している模様。
対象となるのは臭化パンクロニウム、塩化カリウム、プロポフォール、ミダゾラム、ヒドロモルフォン、臭化ロクロニウム、臭化べクロニウム。これらの薬物は麻酔・鎮静剤などとしても使われている。ファイザーは昨年、これらの薬物を製造していたホスピラ社を買収しているそうだ(Newsweek)。背景にはブランド価値の保護があるようだが、米国では薬物不足で死刑執行が行えなかったというケースがあるという。