フォルクスワーゲンのリモコンキーは容易に複製できる? 14
前から言われていた話のような 部門より
一部自動車のリモコンキーについて、暗号方式などの情報が盗まれて容易に複製が可能になっているという報告が明らかにされた(時事通信)。
問題が指摘されているのはフォルクスワーゲングループおよび傘下のアウディで採用されているリモコンキーで、複製の恐れのある車は1億台に達するという。
また、ルノーやフォード、三菱、日産などが採用している別の方式のリモコンキーについても暗号解読に成功しているという。
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
一部自動車のリモコンキーについて、暗号方式などの情報が盗まれて容易に複製が可能になっているという報告が明らかにされた(時事通信)。
問題が指摘されているのはフォルクスワーゲングループおよび傘下のアウディで採用されているリモコンキーで、複製の恐れのある車は1億台に達するという。
また、ルノーやフォード、三菱、日産などが採用している別の方式のリモコンキーについても暗号解読に成功しているという。
昨年3月、Linuxカーネルの開発者の1人が、仮想化ソフトウェア「VMware ESX」で不適切にLinuxカーネルのソースコードが使われているとしてVMwareを提訴したのだが(ZDNet Japan)、今月の7日にこの裁判の判決が下された。結果はVMwareの勝訴(iTWire、Register)。
VMwareを訴えたのは、Christoph Hellwig氏。Hellwig氏はLinuxカーネルのSCSIサブシステムのメンテナで、氏がLinuxカーネル向けに書いたコードがVMware ES内で使われており、かつそのライセンス(GPLv2)に従った適切なソースコード開示を行っていないと主張していた。
しかし裁判所側は、Hellwig氏はVMwareが問題のコードを実際に使用してたという証拠を示していないとし、VMware側の勝訴という結果となった。
東京大学らの研究チームが、相対性理論を応用して2つの場所の標高差を精密に測ることに成功したと発表した(NHK、共同発表)。
今回行われた測定手法は、「光格子時計」と呼ばれる原子時計を標高差を測定したい2地点に設置し、それらを比較するというもの。標高が低い方の時計は地球の重力の影響を受け、わずかながらゆっくりと時を刻むという。そのため、両方の時計が計測する時刻の差を測定することで、標高差を測定できるという。
実験では東京都文京区の東京大学に1台、埼玉県和光市の理化学研究所(理研)に2台の光格子時計を設置し振動数を比較したところ、理研に設置された光格子時計の振り子の振動数は1×10-18だったいっぽう、東大の光格子時計は1652.9×10-18だけゆっくり振動したのが確認された。ここから、2地点の標高差1516cmが算出できたとのこと。これは国土地理院による水準測量と5cmの誤差範囲内で一致する値だという。
2016年前半は観測史上最高の暑さだったという話があったが、2016年7月はこれを更新、観測史上最も暑い月になっていたという(気象庁、Weather.com)。
7月はそもそも陸地面積が多い北半球が暑くなる傾向があり、そのため地球全体で温度が高くなる傾向があるそうなのだが、NASAの分析によると、2016年7月の気温は観測史上最高だったという。
Weather.comでは日本の気象庁による、1981年から2010年の7月の平均気温を基準とする温度変化のグラフが示されているが(このグラフは気象庁のWebサイトでも確認できる)、今年7月の平均気温は1981年から2010年の平均よりも0.5℃近く高くなっているという。また、このグラフでは1891年から現在にかけて、気温がほぼ上昇傾向にあることも分かる。
政治的な話をFacebookやTwitterなどのSNSに投稿する人は数多いが、こういった行為をしても周りの友人達の考え方は変えることはできないようだ。WIREDの記事によると、Ranticというソーシャルメディアマーケティング業者が10000人以上のFacebookユーザーを対象に調査したところ、共和党支持者の94%、民主党支持者の82%、無党派層の85%が、Facebookの投稿を見て政治的意見を変えることはなかったと答えたという(Slashdot)。
さらに、多くの人がソーシャルメディアは政治的な心情を披露するのに適した場所ではないと解答したという。ただ、共和党支持者の39%、民主党支持者の34%、無党派層の26%がFacebookに政治的な内容を投稿したことがあるとも答えているそうだ。また、共和党支持者の12%、民主党支持者の18%、無党派層の9%が政治的な投稿が原因で友人設定を解除したことがあるとも答えたという。
やや旧聞になるが、国際天文学連合(USGS)は準惑星ケレスのオッカトルクレーターを含む555kmの広大な平原について、日本語の花見に因む「Hanami Planum」(花見平原)との命名を採択した(USGS地形ページ、日本人委員のツイート)。
ケレスの地名は農耕や豊穣の神などに因んだ名称がつけられており、この命名もドーン探査機チームの提案を受けたものだという。平原内に位置するオッカトルクレーターにはケレスの謎の光点のうち、最も明るい点が位置している。
詳細は不明だが、光点を花に見立てたものなら良いセンスだと思われる。
交差点に近付く自動運転自動車のブレーキが故障した場合、誰を助けるべきかを選ぶゲーム「Moral Machine」をMIT Media Labが公開している(The Next Web、Verge)。
Moral Machineは機械知能の倫理判断に対する人々の見解を集めるために開発されたという。ゲーム自体はトロッコ問題の派生版で、乗客と横断者のどちらを助けるか、または現在の車線の横断者と別の車線の横断者のどちらを助けるかを選ぶものだ。横断者および乗客には男女や乳児・子供・老人・妊婦のほか、職業や体格が設定されており、犬や猫も登場する。横断者については信号を守っているかどうかの設定もある。
ゲームを開始するにはMoral MachineのWebサイトで「Judge」をクリックする。「Design」をクリックすれば自分でシナリオを作成して登録することも可能だ。
ゲームでは上述の条件が設定された2つのシナリオが提示されるので、どちらか一方をクリックして選択していく。シナリオの内容を確認するには「Show Description」をクリックすればいい。なお、プレイヤーは傍観者であり、どちらを選んでも自身への影響はない。1ゲームは13セットで、終了すると「より多くの人が助かることを重視するかどうか」「乗客が助かることを重視するかどうか」といった9つの側面から、選択の集計結果がほかのプレイヤーの平均値とともに表示される。
自分で試してみたところ、助かる人数は重視せず、信号無視をしていないことや車線変更の回避を重視し、太った人よりもやせた人を助けるといった感じで、あとは中間ぐらいという結果になった。ただし、特にやせた人を助けようとしたわけではないので、シナリオによっては変動する可能性もある。スラドの皆さんはいかがだろうか。
「Twitter上でストーカーや脅迫、暴言などが発生しやすい」のは、Twitter社が「言論の自由」を重視する文化を持っているからだという指摘があるようだ(BuzzFeed News、SiliconBeat、FAST COMPANY、Slashdot)。
Twitterは言論の自由を重視するスタンスを持ち、フィルタなどによる言論制約に否定的だった。このことは2009年のアラブの春などの原動力になり称賛されてきた。また、同社は米国政府からWikileaks関連のアカウントに対して情報提出を求められても反抗してきたという。元Twitter社員でニュース担当リーダーのVivian Schiller氏によると、Twitterの企業DNAには深く深く「言論の自由」が埋め込まれており、その言論の自由を優先するあまり、有名人などに対するストーカーや脅迫、暴言などが発生しやすい状況も生まれていたという。
こうした意見に対しTwitter側は、こうした発言は不正確だとしながらも、我々はTwitterをより安全な場所とするために努力しているとしている。
皆さんはTexinfoをご存じだろうか。GNUをはじめとするフリーソフトウェアのドキュメントなどによく使われている文章フォーマット・ツールで、単一のソースファイルからhtmlやPDFをはじめとするさまざまな形式のドキュメントを生成することができる。
このTexinfoは、現在次期ver. 6.2のリリースに向けたpretestが行われている(bug-texinfoメーリングリストへの投稿)。様々な機能追加があるが、その中に、日本語PDF生成が含まれている。TexinfoはPDF生成のバックエンドにTeXエンジンを利用する。現行ver. 6.1までは、TeXエンジンとして日本語の利用が困難なpdfTeXでしかまともに使えなかった。そのため、日本語PDFを生成したければ、TeXエンジンとしてpdfTeXではなく、日本語が扱えるpTeXを使うようにしたパッチ等が必要だった。
それに対してver. 6.2は、Unicodeが扱えるTeXエンジンであるXeTeXやLuaTeXに対応し、さらに、日本語ドキュメントのサンプルソースまで同梱される。これによって、pTeXパッチ不要で、いきなり日本語PDF生成ができるようなる、というわけだ。
このように日本語化パッチが不要となり、本家だけで日本語が使えるようになったツールもある一方で、未だ日本語化パッチが必要なツールや、日本語化パッチすらないツールも、まだまだ多いと思う。こうした日本語化はどのように進めるのがよいだろうか。どうやって本家にマージしていくのがよいだろうか。
北海道・道立総合研究機構(道総研)が16日、同組織内のPCがウイルスに感染し外部と不正通信を行っていたことを発表した(発表資料、北海道新聞)。
ウイルスに感染したPCは音響用データ分析に用いられていたもので、種類や感染経路は調査中とのこと。北海道新聞によると、このPCはOSとしてWindows XPを使用しており、またインターネットへの接続も行っていたという。PC内には騒音等の音響データや当該パソコンを使用している職員の出張計画などの情報が保存されていたが、当該職員以外の個人情報や機密情報に該当する情報は保存されていたかったとのこと。
同機構は再発防止策として「今後は、ウィルスに感染する恐れのあるサイトの閲覧や標的型メールに対する注意喚起など情報セキュリティ意識の向上に関し、職員に対して、改めて通知するとともに、研修等を通じて情報セキュリティの向上を図りながら、再発防止に努めてまいります。」と発表した。セキュリティサポートが終了したWindows XPを更新せず研修で再発を防止するという内容に、疑問の声が上がっている。
『「Japan is cheap」日本人の給料が破格に安いという認識が企業にはない』という記事が議論を呼んでいる(はてなブックマーク)。
記事によると、日本の経営者の報酬は米国と比べて少なく、また「一流大学卒」のサラリーマンの給料も海外に比べて少ないとし、『日本の人材は、とても「安く」雇える』と述べられている。とはいえ、海外の「一流大学」は色々な意味で格が違う(たとえば米国の名門大学と言われる「アイビーリーグ」の大学は世界中から人が集まるトップ校であり合格率は5~14%、学費も高額である)点や、日本企業における福利厚生や慣習などが考慮されていないようにも感じる。
皆様は「日本人の給料」についてどう思われるだろうか?
192.168.0.1は、私が使っている IPアドレスですので勝手に使わないでください --- ある通りすがり