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暗号

PGPの32ビット鍵IDが問題に、Linus Torvalds氏などの偽造鍵も確認される 9

ストーリー by hylom
時代の進化 部門より

ソースコードの改ざん防止や本人確認に使われるPGP署名で、鍵の偽造が問題になっているようだ。

問題となっているのは鍵IDが32ビットの鍵だそうで、Linuxの開発者であるLinux Torvalds氏やGrek K-H氏の偽造鍵が発見されているようだ(LKMLへの投稿ZDNet Japan)。

すでに32ビットの鍵IDは脆弱であることが知られており、GPUを使った処理で容易に偽の鍵を生成できる状態になっているようだ。 対策としては鍵IDのビット数をより長いものにすれば良い。また、今回は偽造鍵が見つかっただけで、それ以外のトラブルや問題、これを利用した攻撃などは確認されていないようだ。

ただ、こういった脆弱な鍵が存在する状況で公開鍵サーバーを利用することについて懸念の声も上がっている。

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  • サポート切れの旧バージョンの使用とか、パスワードの使い回しとか
    標的型攻撃も「うちには関係ないと思っていた」みたいなコメント出てくる。人の性だなぁ

  • …ので、 PGP のセキュリティが根底から覆ったわけでは
    ないけれど、鍵サーバに登録されてしまっていたという点が、
    信頼の輪に本来入れるべきではないものが入ってしまった点で
    割と大きい問題…という認識で合ってるかな?

    あと、自分が作った鍵なら失効させることができるけど、
    偽造された鍵だと失効させる方法が無い? ということに気づいた。

    • by Anonymous Coward

      ここで書かれている鍵IDというのはフィンガープリントの下位32bitなので、そこだけ一致する鍵が作れるというのは想像に難くありません。
      リンク先にもありますが、フィンガープリントの一致を確認しろ、に尽きると思います。鍵サーバで複数の鍵がヒットしたら危険信号、とも言えますが、本物の鍵が登録されているとも限らないので過信は禁物です。

      通常信頼の輪に鍵サーバは含めないと思います。自分のkeyringに偽造鍵をインポートしない限り大丈夫、と理解しています。

      ところで、例に挙がっている偽造鍵はpgp.mit.eduでは失効されているようです。どうやったんだろう。

  • by Anonymous Coward on 2016年08月23日 17時55分 (#3068394)

    >こういった脆弱な鍵が存在する状況で公開鍵サーバーを利用することについて
    後悔してるんですね、わかります。

  • by Anonymous Coward on 2016年08月23日 21時19分 (#3068542)

    誤:Linux Torvalds
    正:Linus Torvalds

    • by Anonymous Coward

      ついにTorvaldsは自分が書き始めたカーネル上で動くAIに成り果てたか…

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192.168.0.1は、私が使っている IPアドレスですので勝手に使わないでください --- ある通りすがり

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