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テクノロジー

本の表紙を閉じた状態で中身をスキャンできる技術 64

ストーリー by hylom
これで自炊が簡単になればいいなあ 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

MITの研究者らが、表紙を閉じた状態で本の中身を識別する手法を開発したそうだ(TechCrunchMIT Newse)。

このシステムはテラヘルツ波を本に照射することで本の中身を読み取るというもの。テラヘルツ波は紙とインクで吸収率が異なるため、これを利用してインクの部分を識別できるという。さらに、テラヘルツ波を照射してから反射して帰ってくるまでの時間を測定することで、そのテラヘルツ波がどの深さで反射して戻ってきたかを識別できるそうだ。これを組み合わせることで、本を閉じた状態で特定のページの情報を取得できるという。

この技術は、状態の悪い古い書物の中身を読み取るための技術として注目されている模様。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • SFは実現する (スコア:5, 興味深い)

    by rhodamine (32563) on 2016年09月14日 6時39分 (#3080816)

    J. P. ホーガン「星を継ぐ者」のトライマグニスコープですね.

    月で見つかった謎の遺体が持っていた,風化した「手帳」を読む
    ための道具として登場しました.

    当時は「テラヘルツ」なんてものは無かったのでニュートリノ
    ビームか何かを使った装置,という設定だったと記憶してますが,
    生きているうちにホンモノが登場するとは思いませんでした.

    • by Anonymous Coward

      ニュートリノだと手帳どころか月丸ごとすり抜けてしまいそう。

      • by Anonymous Coward

        しかし、あれ妄想黒歴史ノートとか、腐女子のたしなみBL本とかだったらどうなってたんだろうね。

        • by backyarD (36899) on 2016年09月14日 10時44分 (#3080924) 日記

          もしかしたらモノリスも

          「見つからないと思って辺境の星系に隠しておいた秘密なアレコレのストレージ」

           → 見つけてしまった人類の扱いこまってあれやこれや起きる。

          ってな展開だったのか!

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            紅殻のパンドラ思い出した。

            中枢システムへのアクセスルートだと思って各種攻壁を突破したらお宝太もも画像のフォルダだったというの。

          • by Anonymous Coward

            俺に任せろ [j-cast.com]

        • by ciina (26410) on 2016年09月14日 11時55分 (#3080969) 日記

          見つかったのが単なる流行歌だったりするのがマクロスですね

          親コメント
        • by Anonymous Coward

          内容に触れずに苦笑して終わりか、
          またはエピソード自体が省略されるだけでしょうね。

      • by Anonymous Coward

        うん、埋もれた遺物も発見できる万能ツールだよ!

      • by Anonymous Coward

        ミューオンで火山などの活動を見るのと同様、
        ニュートリノで地球内部を、という研究はありますね。

  • by hakikuma (47737) on 2016年09月14日 10時55分 (#3080929)
    表紙が開けなくても、裏表紙を開けば中身は見られるハズだ。
    • by Anonymous Coward

      それ袋とじだから…むり…

      #というか「表紙が」ではなく「表紙を」じゃないのか?

      • by sitosi (38952) on 2016年09月14日 12時47分 (#3081006)
        それは、英語の文法に汚染され過ぎ。日本語としては「表紙が」で全く問題ない。

        最近は「水を飲みたい」とか、「君を好きだ」なんていう表現も見かけるようになってきた。どちらも「水が飲みたい」、「君が好きだ」が本来の日本語。最近は「君が好きだ」と言わずに「君を愛してる」という言い方が増えてきているようだ…。
        親コメント
        • by acountname (43053) on 2016年09月14日 13時46分 (#3081046) 日記

          昨日twitterのどこかで見たもの

          「ヒト『が』ウィルス『に』感染した」というのは良く見かけるが不可能だバカ者めが。
          「ウィルス『が』ヒト『に』感染した」のだ。

          親コメント
        • by Anonymous Coward

          「表紙が開かなくても~」だと気にならないが
          「表紙が開けなくても~」だと違和感が…。
          「私は表紙が開かなくても~」と「私は扉を開けなくても~」はイケて「私は表紙が開けなくても~」は無理(個人の感想です)。

          • by Anonymous Coward

            あけるとひらく、どっち?
            表紙がひらけなくても、なら違和感ないけど、
            表紙があけなくても、だとちょっと…。

  • by Anonymous Coward on 2016年09月14日 6時33分 (#3080814)

    元記事を読むと中身を読むことができるのはわかったけど、中身をスキャンできるというのは誇大かと

    • むしろスキャンという工程を挟まずに人が読める状態にできるの?

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        「模様をそのまま読み取って再現する」と「模様がいくつかの候補の内、どれに最も似てるかを判別する」は微妙に違う作業だからね。

        この提案方式がどうやってるのかは知らないけど、例えば、
        「指定したページの指定した一点が白っぽいか黒っぽいかを判定できるけど、その1カ所の判定に1秒かかる装置」
        というようなものだったりすると、前者の使い方を目指すとまだ全く実用性はないけど、後者ならちょっと前倒しで実現出来る事がある。

        時間を掛けて、ありそうな所からページ最初の文字を見つけ出す
        →それがアルファベットがA~Zのどれかなのかを、特徴的な点に絞ってスキャ

        • by Anonymous Coward
          でもそれどっちもScanで問題ないですね。
          • by Anonymous Coward

            なるほど、もし、問題が語義についての誤解だけだったならそうだね。

    • by Anonymous Coward on 2016年09月14日 12時38分 (#3080995)

      むしろ、中身をスキャンできるけど、「読める」とは限らない、じゃないかな。

      > このシステムはテラヘルツ波を本に照射することで本の中身を読み取るというもの。
      ここでいう読み取るは、スキャンそのものであって、文字を読むという意味では無いん。

      親コメント
    • by Anonymous Coward
      scanってどういう語義だと思っているの?
      「フラットベッドスキャナで読み取る」とか?
  • 東京都青少年健全育成条例による規制がこれ以上きつくならないことを願う。

  • by Anonymous Coward on 2016年09月14日 7時20分 (#3080826)

    出来るのならば、湿気と虫食いで板状になっちまって開くこともままならない古文書が読めるので、歴史学者大喜びなのだが

  • by Anonymous Coward on 2016年09月14日 8時53分 (#3080853)

    むしろ普通に読めていた古書からも、
    この方法を使うと謎の文言が読み取れてしまい……
    またレオナルドダヴィンチの罪状が増える!

  • by Anonymous Coward on 2016年09月14日 9時04分 (#3080862)

    壁の透けるメガネ早う。

  • by Anonymous Coward on 2016年09月14日 9時39分 (#3080884)

    樹皮で書かれた仏教経典などは重ねられて一体化しているため、一枚一枚丁寧に剥がして読み取るしかないのだという
    この技術なら破壊せずに読み取れるのでは

    • by Anonymous Coward

      ジレンマが一つ解消しますね。今の技術で無理矢理こじ開けると貴重な史料へのダメージは免れないから、非破壊で調査できる技術の出現を待つべきだけど、待っていられないという。

    • by Anonymous Coward

      注目しているページと、数十分の一ミリ下にある次のページとを区別てきるなら、仏教経典などへの利用はすぐにでもできそうですね。文字も活字に比べて大きいでしょうし。

      でも普通の、裏表に印刷されている本では、注目しているページと「前のページ」とはぴったり接しているでしょうから、区別は非常に難しそうに思えます。

      • by Anonymous Coward

        とりあえずページが重なった状態の画像でも出てくれば解読してページ毎に分離できる望みがあるんじゃないですかね。
        何十ページも重なって真っ黒とかじゃなくて2ページだけなら。

  • by Anonymous Coward on 2016年09月14日 10時42分 (#3080923)

    時間がたつと消えるインクの跡もわかるのだろうか?

  • by Anonymous Coward on 2016年09月14日 10時57分 (#3080931)

    タイトルオンリー

  • by Anonymous Coward on 2016年09月14日 11時29分 (#3080946)

    ページが全部水平面(と認識される範囲)に収まっていればよいのですが。

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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー

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