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2016年10月30日の記事一覧(全6件)
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インターネット

Webブラウザーベンチマーク対決、Microsoft Edgeはスコア上昇、Firefoxは下降 36

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対決 部門より
VentureBeatでは昨年9月、8本のブラウザーベンチマークでGoogle Chrome、Microsoft Edge、Mozilla Firefoxのパフォーマンスを比較したが、現状を確認するために同様のテストを再度実施している(VentureBeatの記事)。

テスト環境は昨年と変わらず、75GBのパーティションを作成してWindows 10 Proをインストールし、最新のパッチをすべて適用している。ブラウザーのバージョンはGoogle Chromeが54.0.2840.71、Firefoxが49.0.2、Microsoft Edgeが38.14393.0.0。使用したベンチマークも昨年と同じもので、SunSpiderとOctane、Kraken、JetStreamはバージョンも変わっておらず、Oort OnlineとPeacekeeper、HTML5Testはバージョン表記がない。バージョンが確実に異なるのはWebXPRT(1.998→1.998.2)のみだ。

結果としてはEdgeがSunSpider、Octane、JetStream、WebXPRTの4本で1位となり、ChromeはKrakenとHTML5Test、FirefoxはOort OnlineとPeacekeeperで1位となった。なお、SunSpiderでは3ブラウザーともにスコアを落としている。全体的にみるとEdgeのパフォーマンスが向上し、Firefoxは低下しているが、3ブラウザーの差は小さくなっている。Chromeは昨年1位だったOort Onlineで2位となったが、全体にパフォーマンスは向上している。3位になったのもWebXPRTのみで、弱点は少ないようだ。
12966397 story
iOS

誤って緊急通報システムを攻撃するPoCを公開して逮捕されたアリゾナのハッカー18歳 22

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surprrrrise!!! 部門より
米国・アリゾナ州のマリコパ郡保安官事務所は27日、緊急通報番号(911)に対してサイバー攻撃を実行するコードへのリンクをTwitterに投稿した18歳の男を逮捕したことを発表した。男は調べに対し、間違ったリンクを投稿してしまったと話しているとのこと(プレスリリース: PDFマリコパ郡保安官事務所のFacebook記事Softpediaの記事Arizona Daily Independentの記事)。

このコードはJavaScriptで書かれており、iOSのバグを悪用して911に繰り返し(ワン切り)発信をするものだという。バグの存在を友人から聞いた彼は、ポップアップを表示するバージョンやメールアプリを呼び出すバージョンなど複数のPoCを作成したが、911に発信するバージョンが違法であることは認識しており、公開するつもりはなかったとのこと。そのため、ポップアップを表示するバージョンを公開したつもりだったが、実際には911に発信するバージョンを誤って公開してしまったと主張しているそうだ。

コードへのリンクは1,849回クリックされたとのことで、アリゾナ州フェニックス周辺を中心に、テキサス州やカリフォルニア州の緊急通報システムも影響を受けたという。問題の発生をマリコパ郡保安官事務所に通知したサプライズ警察署の緊急通報システムには、数分の間に100回以上の着信があったとのこと。男はコンピューターへの不正アクセスに関する第2級重罪3件に問われ、マリコパ郡の4th Avenue Jailに収監されたとのことだ。
12966400 story
医療

「O」と「0」の取り違えにより北米でのHIV感染者第1号とされた男性 21

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typo 部門より
北米にHIVを持ち込んだ患者第1号(Patient Zero)は、当時エア・カナダの客室乗務員で1984年にAIDSで死亡したカナダ人男性だと広く信じられていた。しかし、26日付のNatureに掲載された論文によると、この男性が患者第1号とされたのは文字の読み間違いが原因だったそうだ(論文Ars Technicaの記事NPRの記事)。

1980年代初めに米国で感染が拡大したAIDSは同性愛の男性の性交渉と感染の関連が指摘され、米疾病予防管理センター(CDC)がカリフォルニア州から追跡調査を行っていた。患者には連番が振られていたが、この男性はカリフォルニア州外(Outside of California)の患者だったことからPatient 「O」と呼ばれていたとのこと。ところが、感染者集団に発症日順の連番を振った担当者がアルファベットの「O」を数字の「0」と取り違えたことで、この男性が患者第1号と考えられるようになったという。
12966755 story
地震

津波の予見性が争点となった裁判、石巻市大川小の教職員は津波の到達を予測できたとの判決 189

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予測 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

仙台地方裁判所は26日、東日本大震災の津波発生時に学校側が適切な避難を行わなかったとして石巻市大川小学校の児童の遺族らが訴えていた裁判で、学校側の過失を認める判断を示した(NHKニュースの記事ハフィントンポストの記事河北新報の記事)。

大川小学校では、地震発生後に教職員が防災無線やラジオで大津波警報などの情報を得たが、児童を約45分間にわたって校庭に待機させていた。その後、避難先として徒歩2分程度の距離にある裏山ではなく、北上川堤防近くの三角地帯(標高約7メートル)を選択。しかし、移動中に津波が襲い、児童74人と教職員10人が犠牲となった。

裁判では津波の到達を予測できたかどうかが争点となったが、仙台地裁の高宮裁判長は「避難の呼びかけを聞いた時点で津波が到達する危険を予測できた」「裏山への避難には支障はなかった」として、石巻市と宮城県に計14億2,660万円の賠償金支払いを命じた。敗訴した市側は、控訴については県とも話し合って判断するとしている。

石巻市の亀山市長は控訴する方針を28日に表明しており、30日午後開催の臨時市議会で審議が行われる。市では議案が可決されれば控訴の手続きに入るが、市議の間でも控訴の是非について意見が分かれているようだ。そのため、遺族らは議案を否決するよう市議に働きかけている。控訴について、宮城県の村井知事は石巻市と足並みをそろえていくことになるとの考えを示している(河北新報の記事[2][3][4]MBSニュースの記事)。

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Firefox

Mozilla、次世代Webエンジン「Project Quantum」を発表 79

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新型 部門より
Mozillaは27日、次世代Webエンジン「Project Quantum」を発表した(Mediumの記事Phoronixの記事Softpediaの記事Neowinの記事)。

Quantumは並列処理を幅広く使用し、マルチコアプロセッサーやGPUといった現代のハードウェアの能力を余すことなく活用することで、パフォーマンスを「量子飛躍」させるものになるとのこと。これによりページ読み込み速度やコンテンツの反応速度が向上するだけでなく、ユーザーにとって最も重要なコンテンツに処理能力を優先して割り当てるといったことも可能になるという。

GeckoエンジンがQuantumの基礎となり、並列処理やGPUオフロードによる恩恵の大きいコンポーネントを置き換えていく。多くのコンポーネントがRust言語で書かれ、当初はいくつかのコンポーネントをコミュニティーベースで開発されているWebエンジン「Servo」と共有する。Servoプロジェクトも継続して開発が行われ、両プロジェクトの発展に伴って共有するコンポーネントが増えていくとのこと。

Mozillaでは2017年末までに主要な改良を含むQuantumエンジンの提供開始を目指しており、新エンジンを搭載したFirefoxの最初のバージョンはAndroid、Windows、Mac、Linuxの各OSに対応する。また、いずれはiOSでも新エンジンを提供したいとのことだ。Quantumの開発に興味がある方は、Mozilla Wikiを参照するといいだろう。
12966774 story
スラッシュバック

ソイレント、粉末タイプでも固形と同様の症状が報告されて一時出荷停止に 29

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粉末 部門より
先日、食中毒のような症状を訴える購入者からの苦情によりFood Barの販売を中止したSoylentは28日、Soylent Powder 1.6でも同様の症状が購入者のごく一部(0.1%未満)から出ているとして、出荷を一時停止すると発表した(Soylent Blogの記事The Vergeの記事Ars Technicaの記事Consumeristの記事)。

水に溶かして飲む粉末のSoylent PowderはSoylentが最初に発売した製品であり、1袋で1日に必要な栄養素をすべて摂取できる。8月に出荷を開始したSoylent Powder 1.6はバージョン1.5で使われていた玄米タンパクを大豆タンパクに置き換えるなど、大幅なレシピ変更が行われている(リリースノート: PDF)。しかし、1.6に対する苦情は1.5では出ていなかったものであり、変更された原材料の一部が食物不耐性を引き起こしている可能性もある。

一方、Food Barに対するすべての検査では病原体や毒素の混入、外部からの汚染を否定する結果が出ているという。実際にこういった要素が原因であればもっと多くの苦情が出ているはずであり、苦情件数が少ないことからみて原材料の一部による食物不耐性の可能性が高い。液体のSoylent DrinkCoffiestで同様の症状は報告されておらず、Powder 1.6とFood Barだけで使われている原材料の種類は少ないため、Soylentでは絞り込みが容易になったとみているようだ。

Soylentではさらに調査を進めて食物不耐性の原因となる可能性の高い原材料を絞り込み、新レシピのPowder 1.6とFood Barを2017年第1四半期には出荷できるとの見通しを示している。
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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward

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